「コナン」ピンガの正体をネタバレ!声優は誰?死亡したのかも考察
2023年4月14日に公開した、劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』。本作にはオリジナルキャラクターとして、「ピンガ」という名の黒の組織のメンバーが登場。 本記事ではピンガについての映画でのネタバレと、公開前時点での正体の考察を紹介していきます。 ※この記事は『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『名探偵コナン』「ピンガ(PINGA)」のプロフィール
ピンガは劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』で登場するオリジナルキャラクター。黒の組織のメンバーのひとりであり、映画公開前は「ピンガ」というコードネームとわずかな情報しか解禁されていませんでした。 2023映画「黒鉄の魚影」や、ピンガの登場シーンについても↓の記事で詳しく解説しています。
「コナン」ピンガの原作やアニメでの登場回は?
ピンガは劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』のオリジナルキャラクターなので、原作漫画には登場していません。アニメでも同じく登場した回はないです。
『名探偵コナン』ピンガの正体ネタバレ
ピンガの正体は女性?男性?
予告映像では、54秒時点でピンガと思しき人物の後ろ姿が出てきます。首より上なので背格好はわかりませんが、襟足を刈り上げ、長い茶髪をお団子のようにまとめているので女性だと予想されていました。 その直後、女性らしい口元やラメの入った緑のネイルをしている指先も出てきているので、この一連の映像もピンガだとすれば女性である可能性がかなり高いと言われていたのです。 また、予告動画の25秒時点に出ている女性ゲストキャラクター。彼女とピンガは髪色や重要なオリジナルキャラクターである点、そして声優が未発表であった点から、彼女がピンガの正体なのではないか、という声もありました。
ピンガ=男性だと判明!
蒸留酒の名前がついたキャラ | ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、スコッチ、バーボン、ライ、アイリッシュ、コルン、アクアビット、カルバドス、ピスコ |
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黒の組織は蒸留酒の名前がついたキャラは男性という法則があり、蒸留酒であるピンガは男性ではないかと予想していた人もいるでしょう。 この法則通り、劇場版でピンガ=男性であることが判明しました! 初めて姿をはっきり表したのは灰原を拉致するシーン。蘭との戦闘シーンでも動きや身体付きから男性であることが明らかとなったのです。 では、ここまでピンガの性別が曖昧に描かれていた点には何か意味があったのでしょうか?以下の見出しで詳しく説明します。
ピンガの真の正体はなんと......
ピンガの正体は何と、パシフィック・ブイエンジニアのフランス人・グレースでした!正確には、ピンガがグレースの正体といった方が正しいかもしれません。 ピンガはグレースとしてパシフィックブイに潜入し、内部から黒の組織の活動を手引きしていました。ほとんど粗を見せなかったピンガですが、些細なことからコナンに正体を暴かれてしまいます。 作中最強クラスの毛利蘭ともタイマンで闘えるほどの戦闘能力も持ち、頭も切れ実行能力も高いピンガ。しかしユーロポールの職員に潜入している所を見られたり、レオンハルトになり切れなかったり、細かいところで凡ミスをしてしまう部分もあるようです。 それをコナンに指摘されて激昂したのを見ると、彼も少し自覚があるのかもしれませんね。
ピンガはラムの側近
ピンガは「ヤツはラムの側近だ」とウォッカに紹介されています。キュラソーが死亡した後、ピンガはラムの指示で動くようになったようです。 ラム酒とよく似たピンガというお酒のコードネームから考えても、ピンガがラムと深い関係で結ばれていることは間違いありません。組織内で重要な立場にあるということもありえます。コードネームと側近という情報だけでも、いろいろ想像が広がって楽しいですね。 ラムについては↓の記事で詳しく解説しています。
ラムに協力するのはジンを蹴落とす為
ピンガは他人を蹴落としてでものし上がりたい性格で、ジンに対抗心を燃やしています。 ピンガは、現在ジンの方が立場が上でありながら、その座を奪いジンを蹴落とす為の情報や機会を得ることを目的に、ラムの側近として暗躍していたようです。 コナンとの会話の中でも如何にジンを嫌っているかが強く表現されていましたが、その理由は明らかにはなりませんでした。 ピンガはジンと同じように冷酷非道な性格なので、同族嫌悪があったのかもしれません。同じ組織のなかで、自分に似ている人はいらないと対抗意識を燃やし、蹴落としてジンの立場に成り上がろうとしていたのかもしれませんね。 ジンについては↓の記事で詳しく解説しています。
ピンガは映画で死亡した?それとも生きてる?
本作の重要な新キャラクター・ピンガ。彼は映画内でどのような最後を迎えたのでしょうか?
ピンガは、ジンに欺かれ組織に生きて帰ることはできませんでした。 ピンガは「コナン=工藤新一」であるという決定的な事実に気付いており、その情報を手にパシフィック・ブイから脱出、黒の組織の元に戻ります。 しかしながら、潜水艇に入る為にジンに連絡を取っても返信が来ません。実は、黒の組織は不利益な情報を残さない為に潜水艇を爆破することに決め、既に別の船に脱出済だったのです! その事にピンガは気付きますが、時既に遅し......。船の爆発に近距離で巻き込まれ、死亡するのでした。
ピンガは実は生きてる?
一部では「ピンガが実は生きているのではないか?」という予想が立てられていますが、作者の青山剛昌により生存説ははっきりと否定されています。本作のヒットを記念した舞台あいさつにおいて、青山本人が「亡くなりました」とピンガの死を明言したのです。 これにより彼は潜水艇の爆発に巻き込まれ、そのまま死亡していたと確定。またこの発言を受け、同席していたコナンの声優をつとめる高山みなみは「いろいろと知り過ぎちゃったからね」と補足のような一言を付け足しています。 ピンガは映画内で「コナン=新一」だと気付いていました。そのまま生き残ってしまえば、黒の組織に情報が伝わり本編のシナリオは大きく変化してしまうでしょう。彼の死には「原作に影響を及ぼさないように」という大人の事情も絡んでいたのかもしれません。
最後に笑ったのはなぜ?
ピンガはジンに欺かれて亡くなる直前、笑っていました。なぜ、笑っていたのか気になりますよね。 この時のピンガはどこか悟ったような笑い方でした。おそらく、自分がジンに似ているからこそ、なぜ自分が消されるかまで分かってしまったのでしょう。そのため、悟ったように笑ったのかもしれません。 または、コナンに「アンタは人の死に慣れすぎちまってんだよ」と言われていたので、自分の死を目前にしても恐怖はなかったのかもしれません。そう考えると恐ろしいキャラだったと思うと同時に、少し悲しいですね。
ピンガの明かされなかった正体を考察
ピンガの身長は?
ピンガの身長は現在明らかにされていません。ただ彼は映画オリジナルの組織メンバーとしては異例のグッズ展開をされており、そのなかにはヒントになりそうなアクリルスタンドが存在。これを利用し他キャラと大きさを比べてみると、キールより高く安室より小さい程度の身長だとわかります。 キールは蘭と同じくらいでおそらく160cm台前半、そして安室は等身大タペストリーが180cmほど。このことから「ピンガの身長は170cm台ではないか」と予測する声が多くなっています。
①ピンガはラムと血縁関係?
ピンガというコードネームも、他の黒の組織メンバーと同じくお酒の名前が由来となっています。ピンガはサトウキビを原料とする蒸留酒「カシャッサ」の別名。ほのかに甘い上品な香りが特徴で、こちらもキャラの性格に反映されている可能性が高いです。 ちなみにピンガは同じくサトウキビが原料のラム酒とよく似ており、両者を仲間と解釈することもあります。ラムの側近としてはこれ以上なくぴったりなコードネームですね。 2種類のお酒の関係が深いことから、ひょっとしたらラムとピンガが血縁関係にあるなんてことも考えられるかもしれません。
『名探偵コナン』ピンガの声優は村瀬歩!
どこか聞き覚えのあるピンガの声優は、なんと村瀬歩でした! 村瀬歩は、『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽や、『あんさんぶるスターズ!!』の姫宮桃李など、可愛さが残る少年役で大人気の声優です。 ピンガだけでなく、変装していたグレースも演じていました。男性と女性を同じ人が演じているとはびっくり。村瀬歩の唯一無二の声質がなせる技ですね! その声の使い分けはエンドロールを見るまで気づかない人が続出。見終わった人の中で、「エンドロールの村瀬歩に持ってかれた」と話題になった程です。
ピンガが原作に逆輸入される可能性はあるのか?
結論から言うと、ピンガは映画版で死亡して原作に逆輸入されない可能性が高いです。以下ではその理由について詳しく説明していきます。
劇場版「名探偵コナン」で登場した黒の組織・新メンバー
漆黒の追跡者(2009年) | アイリッシュ |
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純黒の悪夢(2016年) | キュラソー |
これまでの劇場版では、「漆黒の追跡者」にアイリッシュ、「純黒の悪夢(ナイトメア)」にキュラソーという黒の組織のメンバーが登場しています。ただしふたりとも映画内で死亡してしまいました。 この事実を踏まえると、ピンガも映画で死亡してしまい原作に逆輸入されないという可能性が高いです。
劇場版「名探偵コナン」から逆輸入されたキャラクター
ただし黒の組織メンバー以外では、劇場版から原作に逆輸入されたキャラクターもいます。上の表はそのキャラ名と初登場した劇場版の作品名の一覧です。 特に有名なのは白鳥警部ですが、どのキャラクターも逆輸入された後に原作でも活躍を見せています。 黒の組織メンバーのほかにはこういった例もあるため、ピンガに関しても逆輸入が絶対にないとはいえません。 歴代のコナン映画については↓の記事で詳しく解説しています。
劇場版「名探偵コナン」謎に包まれたピンガの正体をその目で確かめよう!
劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』のメインヴィランとなるピンガ。 その魅力的なキャラクターで異例の人気を獲得した彼ですが、すでに死亡したためこの映画でしかその勇姿を見ることができません。これを機に本作をチェックし、ピンガの活躍と正体をその目で確かめてみてください!