漫画『最果てのパラディン』全話ネタバレあらすじ＆感想！懸命に生きようと誓った主人公の冒険譚

漫画『最果てのパラディン』は、「小説家になろう」で連載されていたライトノベルを原作としています。前世の記憶を持ったまま異世界に転生した主人公の活躍を描く作品です。 本記事ではそんな『最果てのパラディン』のあらすじを第1巻から最新巻までネタバレ解説していきます。アニメ2期が放送される前の復習や予習にぜひどうぞ！

前世の記憶を持って異世界に転生したウィルは、スケルトンのブラッド、ミイラのマリー、ゴーストのガスという3人のアンデッドに育てられました。彼は前世では死んだような生き方をしており、だからこそ今回の人生ではちゃんと生き直すことを誓います。 3人から戦闘や魔法、生活にまつわる知恵を学びながらすくすくと成長し、やがて15歳になったウィル。成人の儀を迎えることになった彼の前に、3人を不死の存在にした元凶・不死神スタグネイトが姿を現します。 大切な人たちを守るためスタグネイトに戦いを挑むウィルですが、相手は想像以上に手強く……。

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輪廻を司る神・グレイスフィールという守護神を得て、スタグネイトを打ち破ったウィル。ブラッドとマリーは輪廻に戻り、ガスは期限付きでこの世界に留まることになります。 その後ウィルは街を旅立ち、南辺境大陸(サウスマーク)の獣の森(ビースト・ウッズ)にたどりつきました。彼は道中で出会ったメリルドールの村が荒れ果てているのを知り、復興のため手を貸すことにします。 仲間を増やしつつ、白帆の都(ホワイトセイルズ)という都市にやってきたウィル。そこに突如襲来したワイバーンを倒したことで、彼は英雄として称えられるようになります。

街を治める王国の主から正体を受けたウィルは、村を襲うデーモンを倒したいと訴えかけます。結果的に彼は「最果ての聖騎士(パラディン)」に任命され、多くの村を守るため尽力していくのでした。 順風満帆だったウィルたちの前に、強大な力を持つ魔獣キマイラが立ちはだかります。しかし一度は敗北し挫けかけるも、ウィルは仲間の支えもあって無事にキマイラを撃破することに成功。皆との絆もよりいっそう深まります。 それから2年後、村々を「灯火の河港(トーチポート)」と呼ばれる街にまで発展させたウィルたち。そんな中、“遠くない未来に災いの火がすべてを焼き尽くす”という予言を伝えられて……？

ウィルはトーチポートにやってきたドワーフから、災いの火が起こるとされる「鉄錆の山脈(ラストマウンテン)」で200年前に起きた出来事について聞かされます。 ラストマウンテンには「くろがねの国」と呼ばれるドワーフの王国があったのですが、ヴァラキアカという古の竜に滅ぼされてしまいました。おそらく予言の「災いの火」も、この竜によるものです。 その後スタグネイトの遣いと遭遇したウィルは、ヴァラキアカと戦った結果死ぬという未来を見せられてしまいます。さすがに怖気づいた彼ですが、従者のルゥに後押しされたこともあり戦おうと決意するのでした。果たして勝負の行方は……？

ラストマウンテンに向け出発したウィルたち。その途中でガスはヴァラキアカの討伐に力を貸すため、封じられた武器庫へ彼らを案内します。そこにはかつてブラッドが手入れしていた数々の武具が揃っており、一行はここで大きなパワーアップに成功するのでした。 そして旅の途中にかつてエルフたちが暮らしていた「花の国(ロスドール)」を訪れたウィル。しかしそこはデーモンとの戦いにより全壊。ウィルは無念のなか死んでいったエルフたちの魂を天に帰し、そこに住むモンスターたちを討伐していきます。 様々な冒険を経て、ついにヴァラキアカが巣食う山に辿り着いたウィルたち。ですがその入り口に入った途端とんでもない殺気に襲われ、彼らはこれまでにない強敵と対峙することになってしまいます……。

『最果てのパラディン』は現在11巻まで発売中です！ 11巻では不死者になっても戦い続ける歴戦のドワーフと出会い、ヴァラキアカや悪魔たちとの戦いがさらに激化！物語は大きな盛り上がりを見せています。また2023年9月25日には12巻が発売予定。これを機に既刊コミックスを読み返し、最新巻の予習をしてみてはいかがでしょうか。

本作の主人公であるウィルは、前世では死んだように生きてきた人物です。そんな彼は異世界に転生し、3人の恩人に育てられるうち人生の価値を知ることになります。 ウィルが多くの仲間と出会い、彼らとともに立派な生き方を貫いていく姿には、胸がアツくなること間違いなしです。壮大な世界観も相まって、深い感動を味わえることでしょう。ウィルはもちろん、どのキャラも懸命に生きているので、思わず応援したくなってしまいます！

『最果てのパラディン』は2021年から2022年にかけてテレビアニメが放送されていました。ウィル役を演じるのは千葉翔也、メネル役を演じるのは村瀬歩です。 また2023年秋からは2期である『最果てのパラディン 鉄錆の山の王』も放送されます。1期では原作小説でいうと2巻まで、漫画でいうと6巻の27話までの内容が放送されたので、その続きからとなる可能性が高いでしょう。

『最果てのパラディン』にはWeb連載されていた原作小説と、それをベースにした小説・漫画・アニメが存在します。実は原作小説とその他の作品では若干内容に違いがあり、原作にはなかったストーリーが追加されている部分も存在。 そのなかでも特に印象的なのはウィルがグレイスフィールに告白をするシーンでしょう。小説版4巻に登場する場面となっており、これは原作版にはないオリジナル展開。こちらはまだ漫画化されていないエピソードですが、今後間違いなく登場し作中でも重要なシーンになってくるはずです。

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この記事では漫画『最果てのパラディン』のあらすじを全巻ネタバレ解説してきました。ひたむきに生きる主人公を思わず応援したくなってしまう本作。原作小説や漫画はもちろん、アニメもあわせて楽しんでみてはいかがでしょうか。