漫画『Helck』(ヘルク)最終話までネタバレあらすじ＆感想！最強勇者の王道ファンタジー

新しい魔王を決める大会に人間の勇者が参加する『Helck』。最初はコメディ色が強い本作ですが、次第にストーリーに圧倒され、最終話では号泣してしまう感動作品です。2023年7月からはアニメも放送されます。 本記事では、そんな『Helck』を最終話まで全話ネタバレ込みであらすじを紹介！王道のファンタジー作品が好きな方にはおすすめなので、ぜひチェックしてください。 ※本記事では、ヴァミリオがアンと偽名を名乗ってからは、最終話までアンと紹介しています。

魔王が倒された魔界では、新しい魔王を決める大会が開かれていました。そんな大会に人間の勇者・ヘルクがいます。まさかの人物に大会の責任者・ヴァミリオも驚きでした。ヘルクは決勝戦のウルム城奪還に向かい、ヴァミリオもアンと偽名を使い付いて行きます。 ウルム城では翼の兵士と戦闘になりました。しかし、戦闘の途中で空間移動のゲートが現れ、アンとヘルクは吸い込まれてしまいます。目を覚ますと謎の孤島にいました。 ウルム城では他のメンバーが残っていましたが、翼の兵士の大群が襲ってきます。しかし、魔界の帝国四天王であるアズドラによって敵を追い払いました。しかし、戦いで亡くなった翼の兵士はなぜか人間の国で復活しています。 一方、アンとヘルクは島を脱出するために魔女に会い、島で出会ったピウイとともに出航しました。

ヘルクは旅の途中でアンに自身の過去について語り始めました。 ヘルクの弟・クレスは兵士団に入り小隊長を務めるようになります。ヘルクも徴兵され、仲間と絆を深め、傭兵団の女リーダーであるアリシアと懇意になりました。そんななか、満身創痍になりながらもクレスが魔王を討ちます。 魔王討伐後、ヘルクは王国が貴族以外の人間にクレスの血を使い、戦士として覚醒させる計画を立てていることを知りました。ヘルクたちはその計画を阻止しに行きますが、アリシアたちもその計画によって姿を変えられてしまうのです。 ヘルクは力があっても守れなかったと語りました。一方、ヘルクが過去を語り終わった後、シン魔王城を攻めるものの姿があります。人間軍と帝国の火蓋が切って落とされるのです。

アンとヘルクは帝国軍との合流を目指すなかで、人間の王の討伐と変異してしまった人間の対処を話し合います。ヘルクは全部倒すと言いますが、アンの心は晴れません。 いよいよアンもヘルクも人間と戦闘になりますが、そこにいたのは姿を変えられたアリシアでした。かつての仲間と対峙するヘルクを見て、アンは「人間を救おう」と提案するのです。新たな目標を掲げ、人間との最終決戦が始まります。 アンとヘルクは最終決戦で人間の城に侵入し、文明が発達した遺跡に到着しました。そこで待ち受けていたのは、人間の王。王は古代人たちが「新世界」によって滅んだと伝えます。そして、この新世界こそが翼の兵士たちに影響を与えていた真の敵なのです。 アンとヘルクは謁見の間に行き、新世界化を進めるミカロスとラファエドと戦います。

ヘルクのかつての仲間も出てきて苦戦する2人。しかし、突如人間の王が兵士を操りミカロスを討ちました。実は王は古代人の末裔で、新世界化を止めたいのです。王は、新世界に対抗するため、ヘルクの体を強引の乗っ取ろうとしますが失敗。逆に暴走してしまいます。 王を倒すも今度はミカロスが復活。ミカロスは新世界化の鍵を握るヘルクを暴走させようと、翼の兵士を強化して襲わせます。暴走していくヘルク。ヘルクは勇者殺しの剣をアンに託し、最後に殺してくれと頼みます。アンはヘルクを殺したくありません。 そんななか、アズドラやクレスが駆けつけ、ミカロスを倒し新世界化を止めました。翼の兵士はアズドラの秘術でかつての姿を取り戻します。ヘルクはアリシアと再会を果たしました。そして、再び新世界化をしないためにもアンと再会を誓い、ヘルクはアリシアと共に旅に出るのです。

本作の見どころは、「ヘルクとアンの絆」です。物語の冒頭では、アンはヘルクを全く信用していません。いつ牙を向けるのかと疑っています。しかし、共に旅をするに連れ、次第にヘルクのことを信頼していきます。 そして、2人の絆が最も描かれているのが最終話。ヘルクはアンに絶望から救い出してくれたことのお礼を言い、「また会おう、友よ」と再会を約束して旅に出ます。 今までヘルクとアンの旅を見守ってきた読者からすると、このシーンは必ず号泣してしまうくらいの感動シーンです。全話通して深まるヘルクとアンの絆には、誰もが感動するでしょう。

ヘルクは本作の主人公で、戦闘レベル99の人間の勇者。彼はなぜか新魔王を決める大会に参加したのちに決勝戦まで勝ち上がりますが、突如現れた謎のゲートにヴァミリオとともに吸い込まれてしまいます。 かなりの強さを誇る彼は、元いた国では「弟殺し」として多額の賞金をかけられている犯罪者。大会に参加した理由は分かっておらず、謎が多い人物でもあります。

アズドラは、戦闘レベル73の帝国四天王の一人。「青のアズドラ」と呼ばれている彼はヴァミリオのことを溺愛していますが、彼女からは鬱陶しがられています。 異常なまでのしぶとさを持っている彼には、通常なら確実に死ぬであろう強力な攻撃を受けてもなぜか生存しており、何度も姿を現すという恐ろしい一面も。

ヴァミリオもアズドラと同じく帝国四天王の1人で、戦闘レベルは78。炎を操ることから「赤のヴァミリオ」と呼ばれる彼女は、ヘルクが参加する新魔王を決める大会の責任者代理も務めています。 突如大会に姿を現したヘルクの素性を探るために「運営のアン」に変装するものの、ヘルクと一緒に謎のゲートへと吸い込まれてしまうのでした。

人間の言葉を話す、薄緑色の鳥のような姿をした不思議な生き物・ピウイ。本人は鳥であることを否定し続けていましたがなんとその正体は苔で、さらに世界樹から生まれた精霊だったのです。 ピウイの唄は禁呪と相反する強力な力を持っており、長い旅で成長したピウイの唄の効果はより強くなっていきます。

誰もが感動してしまう本作ですが、2023年7月より日本テレビにてアニメが放送します！ アニメ制作会社は『マクロスF』を手がけたサテライトが務め、監督は『機動戦艦ナデシコ』を手がけた佐藤竜雄です。 ヘルク役は『鬼滅の刃』で宇髄天元役を務めた小西克幸が、アン(ヴァミリオ)役は『スター☆トゥインクルプリキュア』で香久矢まどかを務めた小松未可子が演じます。 制作会社・監督・声優、全て豪華メンバーなので期待が高まりますね！今から放送が待ち遠しいです。

調査の結果、2023年11月現在、漫画『Helck』を今すぐ全巻無料で読む方法はありませんでした。 電子書籍サービスでは、コミックシーモアのほか複数のサイトで配信されています。 コミックシーモアでは、新規会員登録時にどの作品にも使える70％オフクーポンが配布されており、このクーポンを利用することで『Helck』もお得に読むことができます。

本記事では、『Helck』を最終話まで全話ネタバレ込みであらすじを紹介しました！ 最初はコメディ色が強く笑ってしまう本作ですが、次第に手に汗握る展開にハラハラし、最後は感動して涙を流してしまうでしょう。読み終わった後に圧倒的な読了感を得られる作品です。