2023年5月24日更新

【死亡説】『地獄楽』杠(ゆずりは)が生きてた理由が泣ける!復活後や佐切との意外な最後までを解説

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地獄楽
©賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA

『地獄楽』に登場するくノ一・杠は、飄々とした態度が印象的なキャラ。自分が生き抜くことを第一としていますが、その裏には切ない過去が隠されています。 本記事ではそんな杠について詳しく紹介!最後どうなったかについても解説していくので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

※本記事は『地獄楽』最終回までのネタバレを含みます。読み進める際は十分に注意して下さい。

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エロかわいい!『地獄楽』杠(ゆずりは)のプロフィール

異名 傾主の杠
タオ
声優 高橋李依
能力 粘⽷を用いた忍法

杠は秘境の島・神仙郷に上陸させられた死罪人のひとりです。スタイル抜群のくノ一で、かなり露出度が高い衣装を身に着けています。自身の見た目の良さを自覚しているのか、色仕掛けを試みることもしばしば……。 誰に対しても飄々とした態度で、つかみどころのない性格です。奔放な性格かと思いきや、彼女は同じ罪人の茂籠牧耶(もろまきや)を騙し討ちにして、人体実験として使い潰していました。無表情で実験する様子から、生き残るためには手段を選ばない彼女の狡猾さや冷酷さが窺えます。 また、彼女は特殊な薬を飲むことで皮膚から粘液を出して戦います。この粘液は自身の身体にある傷跡を隠すためにも使われていました。特殊な能力を使える「朱印の者」の1人とあって、杠は死罪人の中でも強いキャラです。

【死亡説】杠は蘭との死闘後も生きてた!?

杠は作中で1度死亡したかに思われました。以下の見出しでは彼女がどんな戦いを繰り広げ、その結果どうなったかについて詳しく解説していきます。

①画眉丸と共闘して蘭に立ち向かう

「導引宮」への侵入後、杠は画眉丸とともに天仙のひとり・蘭と戦うことになります。火属性の画眉丸は水属性の蘭と相性が悪い関係にありましたが、土属性の杠は蘭に対抗しうるタオを持っていました。だからこそふたりは共闘を決めたのです。 しかし蘭はかなりの強敵で、体操法「導引」によって鍛え上げた身体能力でふたりを追い詰めます。相性だけでいえば有利なはずの杠も、相手に決定的なダメージを負わせることができませんでした。

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②なんとか勝利するも重傷を負ってしまう

それでも杠と画眉丸は諦めずに戦いつづけ、ありったけの力をぶつけました。これにはさすがの蘭も次第に弱っていき、陰陽循環によって体力を回復しようとし始めます。 画眉丸はその隙を狙って丹田を破壊するよう言いました。とはいえ杠のタオもすでに限界が近く、蘭はそれがわかっていたからこそ隙をみせていたのです。 しかし杠は残されたタオをすべて使い切ることで、蘭の丹田を破壊してみせました。こうして戦いに勝利をおさめますが、杠は画眉丸を先に行かせた後で血を吐いて崩れ落ちてしまいます。 画眉丸の前では懸命に隠していたものの、杠は深手を負っており危ない状態だったのです。その後彼女は、「ここまでかな~」と言って意識を失ってしまいます。

③タオの力によって復活!【生存判明!】

死んでしまったと思われた杠でしたが、その後なんと復活して佐切メイのピンチに駆け付けました。詳しくは描かれていませんが、彼女はタオを会得しつつあったために、傷を自然回復させることができたのだと思われます。 忍術はタオを使ったものだと示唆されており、杠も忍術の修行の中で無意識にタオを身につけていたようです。もともとタオの扱いを忍術の一環として会得していたことに加えて、彼女には後述する生きる理由がありました。その2点が奇跡的に重なり、彼女の復活が可能となったのでしょう。

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【考察】杠が死亡せず復活できた理由とは?

亡き妹への想いが彼女をこの世につなぎとめた?

すでに説明した通り、杠はかなり危うい状態からタオによって回復したと考えられます。彼女はもともとタオを使いこなせていたわけではありませんが、致命傷を負いギリギリの状態だったからこそ、新たな力に目覚めたのかもしれません。 さらにもうひとつ、杠がなんとか踏ん張って復活したのにはやはり妹・小夜の存在が大きいといえそうです。彼女は死を覚悟したとき、今は亡き妹の姿を思い浮かべています。 そこで「アンタの分も精一杯生きてみたけど…ここまでかな~」と諦めかけたものの、やはり杠は死んでも死にきれなかったのでしょう。そう考えると彼女が最後まで生き残れたのは、妹への強い想いがあったからこそかもしれません。 ↓妹の詳しい解説はこちら↓

【最後】最終決戦の結末は?杠は生き残れたのか

戦いの終盤、瀕死の朱槿(ヂュジン)が神獣・盤古(ばんこ)と合体します。それを倒すには5つの丹田を同時破壊する必要がありました。 杠の役割はメイと残って、メイを守りながら同時攻撃の合図の法螺貝を吹くこと。杠は作戦が成功するまで、血反吐を吐きながら法螺貝を吹き続け、ようやく盤古が倒れます。 杠は桂花(グイファ)から蓮(リエン)の正体と本当の目的を聞き、佐切たちと合流して海へ。船上での蓮との総力戦では、杠は生死不明となりますが、後に船に引き上げられ無事が判明。最終決戦後、生存者たちと共に船で神仙郷を脱しました。

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【その後】杠はなぜ佐切と画眉丸に会いに行った?

杠は神仙郷からの脱出後、佐切とともに行動しています。佐切は試刀術を勉強するため諸国を旅しているのですが、杠はその護衛としてついていっているのです。 杠と佐切は同性でおそらく同じくらいの年ということもあり、島で行動をともにするうちに仲良くなっていきました。はじめは杠が一方的に「さぎりん」呼びでグイグイ行っているだけでしたが、次第に佐切も打ち解けていくようになったのです。 そんなふたりは最終回で画眉丸とその妻・結に会いに行きました。杠は表向き佐切の付き添いという形だったものの、なんだかんだでその後の彼のことは気になっていたのでしょう。家を訪ねたところ画眉丸は爆睡していましたが、女性3人で仲良くおしゃべりしているのがまた可愛らしかったです。

【過去】杠の行動理由が分かるエピソード

妹・小夜が杠の生きる意味

小夜は杠の最愛の妹で、生きる意味でもありました。しかし彼女は不治の病にかかって、幼くして命を落としてしまいます。 本編では詳しい事情は描かれませんでしたが、スピンオフ小説「暗闇に咲く花」では、杠が妹の薬代のために忍になったことなどが明かされました。姉妹の仲睦まじい姿も書かれており、読んでいて切なくなってしまいます。 小夜が亡くなってから、杠は彼女のぶんも生きるという決意をして、誰よりも生に執着するように。彼女は今も昔もずっと最愛の妹のために生きてきたのです。

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「傾主の杠」と呼ばれるまでのくノ一に

「傾主」という言葉については詳しく説明されていませんが、字面から考えるに“主を傾ける(=衰えさせる)”という意味合いがあると思われます。 彼女は鷺羽城に侵入して家臣を全員蹴散らした過去を持ち、島に来てからは他者を実験台にするといった行動をとりました。つまり単なる戦闘能力の高さにくわえ、自分のためなら平気で他者を利用する強かさも持っているのです。 そんな彼女には、もしかしたら「主」を使い捨てた過去もあるのかもしれませんね。

【声優】杠を演じるのは高橋李依

高橋李依

アニメ『地獄楽』で杠役を演じるのは、81プロデュース所属の高橋李依です。愛らしくクセの少ない声質の持ち主で演技力も非常に高く、直近の作品でいうと『【推しの子】』のアイ役で圧倒的な存在感を放っていました。 さまざまな表情を演じ分けるのを得意としているため、つかみどころのない杠役にもぴったり。作品ファンのあいだでも期待の声があがっています。

『地獄楽』杠が死亡しなかったのは妹への思いがあったから!

この記事では『地獄楽』杠のプロフィールや活躍シーンなどについて紹介してきました。何度か危うい目に遭いながらも、妹への想いを糧にして最後まで生き延びた杠。一筋縄ではいかない彼女の魅力から目が離せません!