2023年5月17日更新

「セーラームーン」最終回がトラウマすぎて社会現象に?セーラー戦士はラストで死亡したのかネタバレ解説

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美少女戦士セーラームーン

世界中で愛される『美少女戦士セーラームーン』のアニメ1期(通称無印)は1992年から1993年にかけて放送されました。アニメオリジナルで描かれたその最終回は、トラウマものの鬱展開だとして当時大きな話題に。 今なお伝説のエピソードとして語り継がれる「セーラームーン」無印最終回について、その結末や背景などをネタバレありで解説します。

アニメとどう違う?
原作最終巻を

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「セーラームーン」最終回はセーラー戦士が全員死亡?

アニメ1作目のラスト2話は、のちに「セーラームーン無印ラストショック」として語られるほど、当時大きなインパクトを残す内容でした。 それまでのコミカルな雰囲気は封じられ、ラスト2話でセーラー戦士たちが1人ずつ戦死していったのです。仲間の絆を感じ取れるエピソードではありましたが、メインキャラが全滅するという展開は、純粋にセーラー戦士を応援していた視聴者たちに大きなトラウマを植え付けました。 放送後は関係各所に抗議の声が殺到。また後の少女向けバトルヒロイン作品のあり方についても影響を与えています。

セーラームーンラストショックを
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「セーラームーン」最終回結末までのネタバレ

闇の王国ダーク・キングダムの支配者クイン・メタリアの復活を阻止するため、セーラームーンと四守護神の5人は敵の本拠地でDDガールズと対峙します。四守護神は順に自らの命を賭けて、ムーンを先へ進ませるのでした。 46話では前世からの恋人・地場衛がムーンを庇って死亡。その想いも背負ってムーンがクイン・ベリルとの最終決戦に挑みます。 *メタリアと同化したスーパー・ベリルとプリンセス・セレニティに変身したムーンが衝突。うさぎは亡き4人の魂とともにベリルを倒しますが、エナジーを使い果たしたことで消滅します。 その際の彼女の願いを受け、銀水晶は世界を再構築。過去1年間の戦いがなかったことになっている世界になり、うさぎたちが普通の女の子として転生して物語は終わります。

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原作と違うラストになった理由

原作の連載開始わずか2ヶ月後からアニメが放送スタートとなり、当然原作が完結しないままアニメは進んでいきました。当初はシリーズ化予定もなかったそうですが、予想外に玩具が大ヒット。 急遽2期の制作が決定、原作も未完という中で、翌週から始まる続編へのインパクトある最終回をということで生まれたのが、この涙腺崩壊の伝説のエピソードだったのです。 原作では先に失意のムーンが死亡、その復活のために四戦士が犠牲となり、戦いが終わった後にうさぎがクイーン・セレニティから得た力で死んだ仲間たちを生き返らせる展開となっています。

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最終回でセーラームーンの声を務めたのは三石琴乃じゃなかった

三石琴乃

アニメでセーラームーン役を演じていた三石琴乃(みついしことの)は無印44話から「R」の4話まで急病のため入院。そのため1期の最終回は、オーディションで最後まで残っていた荒木香衣(あらきかえ)が急遽代役を務めています。 三石の無念を背負った声優陣は、全力の演技を誓い合ったそう。その結果、あまりに悲痛でリアルなセーラー戦士の悲鳴と断末魔が最終回の臨場感をさらに後押しし、視聴者にとってはトラウマ級の映像ができあがったのです。 ちなみに荒木はその後、オーディションなしでちびうさ役に抜擢されています。

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「セーラームーン」の最終回を見た人の感想は?

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最後の戦いの『ムーンライト伝説』の歌詞と映像のシンクロに大号泣。大人になって見返して「何度も巡り合う」「ミラクル・ロマンス」の歌詞と5人のラストシーンが刺さりました。

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全滅リセットEDは賛否両論あるけど、セル画でのこの作画クオリティといま観ても引き込まれる演出はさすが!普通に続きが気になるいい最終話だったと思います。

鬱展開ではありますが、そうと分かって観れば大人にとっては楽しめるという感想が多いようです。やられ方もわりと容赦のない描写なので、子供向けアニメだと思って子供に視聴させるのには、配慮が必要でしょう。

「セーラームーン」最終回はアニメ史における伝説!

アニメ「セーラームーン」シリーズでも屈指の泣けるエピソードとして有名な無印最終回について紹介しました。今なお伝説として語られるその内容は令和の時代に観るとまた新鮮に感じられるかもしれませんね。アニメ好きならぜひ押さえておきたいエピソードの1つです。

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