90年代生まれの女の子のバイブル!今なお愛される『おジャ魔女どれみ』シリーズを徹底解説!

2018年6月14日更新

人気作品『おジャ魔女どれみ』シリーズ。2017年現在日曜朝に放送されている『プリキュア』シリーズの前にヒットしていた作品ですが、アニメの放送終了後も小説等、様々な形で展開される程の人気でした。今回はシリーズを振り返ると共に、大人の方に見て頂きたい、『おジャ魔女どれみ』の見どころをご紹介します!

「おジャ魔女どれみ」シリーズ、小学生魔女たちの青春ストーリー

1999年から2002年まで放送されていたTVアニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズは、主人公の女の子がふとした拍子に現実の世界のすぐ近くに存在している魔法の世界と出会い、魔女として活動していくという、王道ストーリーの少女向け作品です。 そんな作品が一体何故4年も続き、その後もスピンオフ作品が展開され続ける大人気作品となったのか?本記事では各シリーズやキャラクター・作品の魅力を徹底的に紹介!その秘密に迫ります。

テーマは「友情」!シリーズ1作目は王道展開

1999年〜2000年 『おジャ魔女どれみ』

不器用な小学3年生の主人公、春風どれみは、魔女に憧れており、魔法で告白する勇気が欲しいと願っていました。そんなどれみが、ふとした拍子に出会った魔女・マジョリカの正体を見破ってしまったことから物語は動き始めます。 正体を見破られたマジョリカにかかってしまった魔女ガエルになる呪いを解くため、どれみ・はづき・あいこの同級生3人組は、魔女見習いとしての修業を始めることになるのでした。 魔女の修業のかたわら、持ち主に不幸をもたらすバッドカードを回収する3人は4人目の魔女見習い、おんぷと出会います。4人は切磋琢磨して見習い試験に合格するのですが、クラスメイトに魔女であることを見破られてしまいます。紆余曲折を経て、魔女資格のはく奪だけで事なきを得た4人は、親友としての絆を得たのでした。

魔女見習いの小学生がスーパー赤ちゃんの子育て!?

2000年〜2001年 『おジャ魔女どれみ♯(しゃーぷっ)』

魔女の世界で生まれたとんでもない魔力の持ち主ハナちゃん。小学4年生に進級したどれみ達は、1年間ハナちゃんの面倒を見ることと引き換えに、魔女見習いに戻ることを許されました。 愛情をテーマとするこのシリーズでは、どれみ達が小学生ながらに、なるべく魔法を使うことなくハナちゃん達を育てようとします。ハナちゃんを攫って利用しようとする悪の魔法使い達からハナちゃんを守ったり、育児に専念したり、どれみたちの頑張りは実を結んで、無事魔女になる資格を得たのでした。 その後、先々代魔女界女王の呪いによって眠らされてしまうどれみ達でしたが、ハナちゃんとの絆の力で目覚めることが出来ました。

シリーズ3作目は新しい仲間とスイーツ作り!

2001年〜2002年『も〜っと! おジャ魔女どれみ』

第2シリーズで魔女になる資格を得たどれみ達ですが、ハナちゃんを助けるためにその証である水晶玉を割ってしまい、またもや普通の人間に戻ってしまっていました。それを見かねた魔女界女王は、小学5年生に成長したどれみ達にもう1度魔女見習いとなる資格を与えます。 新しい仲間の飛鳥ももこと一緒に、魔女界の重鎮に認めてもらえるスイーツを作る5人。魔女界の幼稚園に預けられているハナちゃんと定期的に会ったり、消滅していなかった先々代魔女界女王の邪魔を切り抜けたり、新しいクラスメイトの悩みを解決したり、と様々な試練を乗り越えてシリーズ3作目のテーマである「成長」を遂げ、魔女界の重鎮全員に、スイーツ作りの腕を認めさせることに成功しました。 先々代魔女界女王は人間界に哀しい思い出があるようで、完全に救うことは出来ませんでした。

涙なしでは語れない!テーマは「卒業」

2002年〜2003年『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』

ママとして接してきたどれみ達の近くにいたいハナちゃんは、その魔力を全て使い切って小学6年生になるどれみ達と同じぐらいまで急成長を遂げました。見習いとなってしまったハナちゃんを助け、魔女まで導くことが出来ればどれみ達も魔女になることが出来るようになり、皆で頑張ることになります。 魔女界先々代女王は辛い思い出から育った悲しみの茨に覆われ眠り続けていました。その茨はやがて人間界・魔女界を侵食し、深い悲しみを広げていったのですが、どれみ達の奮闘により、茨は消え、先々代の女王さまは目覚めることが出来たのです。 魔女として魔女界に残ることを提示されたどれみ達でしたが、家族や友人の待つ人間界に戻り、日々を生きていくことを決意するのでした。魔女界の皆との別れと、小学校の卒業式がリンクして、最終回は涙なしには語れない名作となっています。

知らない人もいるかも?人間ドラマを濃く描いたシリーズ

2004年〜2004年『おジャ魔女どれみナ・イ・ショ』

2004年に、スカイパーフェクTVの有料チャンネルで放送された作品で、どれみ達が小学5年生だった頃のどれみ達やその家族、クラスメイトの「ささやかな秘密」をテーマにした全13話の作品です。2005年には地上波でも放送されています。 おジャ魔女どれみの魅力の1つである、人間ドラマが詰め込まれており、大人が見ると特に楽しめるよううに感じます。DVD化もされており、ファンであれば是非見ておきたい作品です!

あのどれみ達が高校生に!シリーズの正当な続編小説

2011年〜「おジャ魔女どれみ16」シリーズ

涙とともに小学校を卒業した『おジャ魔女どれみドッカ~ン!』から3年後、高校生活を送るどれみ達を描く小説です。 アニメでシリーズ構成・脚本を担当した山田隆司が小説を執筆し、公式に続編として扱われているこの作品は、高校生になったどれみ達が魔女界の隠し続けてきた秘密を掴んだハナちゃんと共に、魔女界を守るため迫っていく物語です。 小学生の時とは違ったことで悩んで、迷って成長していくどれみ達はアニメの時とはまた違った魅力を放っており、読者は目が離せません。

「おジャ魔女どれみ」シリーズのキュートな登場人物たち

主人公、春風どれみ(cv:千葉千恵巳)

自称「世界一不幸な美少女」という印象深い言葉を連発していたどれみ。不器用ながら心優しいどれみは数々の試練と向き合い、解決していきます。 妹であり、途中から魔女見習いになるぽっぷとは凸凹コンビな様子もありますが、姉として大切に思っているようで、どれみの成長に合わせて認め合っていくようになりました。TVシリーズを通して精神的に1番成長したのがどれみであることは、疑いようがありません。 どれみを演じている千葉千恵巳は1998年にデビューした声優で、シリーズ開始当初は新人も同然でしたが、素人っぽさを感じさせない演技でどれみをどれみらしく演じ続けました。

天然お嬢様、藤原はづき(cv:秋谷智子)

どれみの幼馴染の藤原はづきは、おっとりとした天然系のお嬢様。引っ込み思案な性格を何とかしたい、と考えていて、魔女になってそれを直したいと考えていました。 引っ込み事案であるが故の問題にも直面しましたが、仲間の力も借りて一生懸命取り組み、成長していたように感じます。 はづきを演じている秋谷智子は、優しい独特の声の持ち主で、もともとCMの仕事などを行っていましたが、はづき役で声優としてデビューしました。以降、声優としての仕事をあまり行っていないのが残念なぐらいにキャラクターに合った声であり、復活を望む声も少なくないのではないでしょうか。

THE関西な女の子、妹尾あいこ(cv:松岡由貴)

大阪から引っ越してきた転校生の妹尾あいこ。両親は離婚して、父と2人で暮らしており、父を助けるために家事を行うなど、とてもしっかりした女の子です。 父に幸せになってほしい、と魔女を目指すとても父親思いなあいこですが、小学生なりに無理をしており、父とぶつかることも。そういったエピソードも多いことから、親子の絆は1番強いように思います。 あいこを演じる松岡由貴は大阪出身の声優であり、『カードキャプターさくら』のケルベロスや、『あずまんが大王』の春日歩といった関西弁のキャラクターを演じることが少なくありません。

天才型ジュニアアイドル、瀬川おんぷ(cv:宍戸留美)

どれみ達3人組とは別に、魔女のマジョルカが魔女であることを見破ってしまい、マジョルカを元に戻そうとしていたのがおんぷです。 小学3年生でありながら、ジュニアアイドルとして活躍しており魔法も優秀。天才型のおんぷですが、母の夢を自分が背負っており、それが原因で悩んだこともありました。 演じている宍戸留美はアイドルとして活動しながら声優業を行っており、おんぷの役作り上、活かされたことが多数あるかもしれません。わがままなおんぷを声で上手に表現しています。

詳細に作り込まれたファンタジックな世界観

この世界では、人間界とは別に魔女界・魔法使い界という世界が存在し、それぞれの王が住人を統治しています。 女王が統治する魔女界では、魔法の仕組みが行き届いており、毎年テーマに合った魔法の道具が登場します。ロッドや小道具は可愛く、それでいて魔法という言葉が持たせるファンタジーな雰囲気を失わないようデザインされており、見ているだけで楽しい、という方もおられるのではないでしょうか。 女児向け玩具の売り上げもこのシリーズ通して高かったようです。

心に残る魅力的な音楽や挿入歌の数々

『おジャ魔女どれみ』シリーズの魅力のひとつとして、音楽や挿入歌が挙げられます。 各シリーズのキャッチーなオープニング曲や、しっとりとしたエンディング曲はもちろんのこと、BGM・挿入歌・キャラクターソングについても、各シリーズでそれぞれCDが発売されるほどに力を入れられています。 シリーズが長く続いたのはこういった魅力が積み重なっているのが理由なのかもしれませんね。

父子家庭、親の夢を負う娘などの人間ドラマも魅力の一つ

子どもの視点から見ていると、どれみ達の魔女としての活躍に目が行ってしまいがちですが、『おジャ魔女どれみ』の魅力の本質は、描き出される人間ドラマにあります。 あいこと父の父子家庭や、母の夢を背負ってしまったおんぷ。どれみとぽっぷの姉妹喧嘩など、よく見てみれば身近にあるようなテーマが散りばめられており、登場人物達は問題にぶち当たっているのです。 時には怒り、時には涙しながら問題に挑んでいく登場人物達に、当時の大人たちは涙していたのではないでしょうか。そして、当時は子供だった今の大人に、是非そういう視点で見てもらいたい作品です。

「おジャ魔女どれみ」シリーズが見たくなったあなたへ

2016年、TVシリーズ第1作の『おジャ魔女どれみ』がBlu-rayBOXとして順次発売されている他、2017年現在、製作元である東映の動画配信サイト、「東映アニメBBプレミアム」で各シリーズを視聴することが可能です。 今回の記事で気になったポイントがある方は、是非上記手段かレンタルビデオショップにて、「おジャ魔女どれみ」シリーズを視聴してみてくださいね!