『メイちゃんの執事』のキャストの現在を調査！子役時代の吉川愛や向井理など人気俳優が共演

2009年1月期に、フジテレビの火曜夜9時から放送されていたドラマ『メイちゃんの執事』。主演は水嶋ヒロと榮倉奈々で、イケメンが勢ぞろいしたドラマとして大きな話題となりましたね。 この記事では、『メイちゃんの執事』に出演していたキャストの現在を詳しく紹介していきます！

東雲メイ(榮倉奈々)は、ごく普通の女子高生。ある日両親が亡くなり、自分が大企業・本郷グループの血を引いていることが分かりました。メイはスーパーお嬢様学校である聖ルチア女学園に入り、お嬢様になるための教育を受けることになったのです。 メイの執事は、執事一家の名門・柴田家に生まれた柴田理人(水嶋ヒロ)。理人の弟の柴田剣人(佐藤健)はメイの幼馴染で、メイに思いを寄せています。果たしてメイは、本物のお嬢様になることができるのでしょうか。

このドラマの原作は、宮城理子の人気漫画『メイちゃんの執事』です。集英社の「マーガレット」で2006年11号より2012年24号まで連載され、単行本は全20巻で発売されています。 その後スピンオフ作品として『ミカド☆ボーイ』が2013年9号から2014年15号に、『メイちゃんの執事DX』2014年19号より連載し、現在もマーガレットで連載が続いています。

主人公の東雲メイを演じるのは、榮倉奈々です。メイは元々は普通の高校生でしたが、ある日突然お嬢様になるために執事がつくように。メイはうどんのイメージが強く、得意料理はうどん。よって剣人から「メガネうどん」と呼ばれています。 榮倉奈々は中学3年生の時にスカウトを受け、『SEVENTEEN』の専属モデルとして芸能界デビュー。女優として活躍を続ける中、2016年8月に『Nのために』(2014年)で共演した賀来賢人と結婚。2児の母でもあります。

メイの専属執事の理人を演じるのは、水嶋ヒロです。公式執事の資格を持っており、容姿端麗で頭もよく優秀な執事です。メイに振り回されながらも、メイの執事として奮闘していきます。 水嶋ヒロは小学校卒業までスイスで暮らしていた帰国子女。高校サッカーで活躍し、高校卒業後は慶應義塾大学環境情報学部に入りました。2009年には歌手の絢香と結婚し、1児の父に。 『黒執事』(2014年)では本名の齋藤智裕としてプロデューサーも務めました。

メイの幼馴染で理人の弟、これから見習い執事として奮闘する剣人を演じるのは、佐藤健です。リカの見習い執事に抜擢されたのですが、ずっとメイに片思い中。メイへの気持ちを抱えたまま、執事として悪戦苦闘していきます。 佐藤は、今作がフジテレビドラマ初出演となりました。その後『天皇の料理番』(2015年)や『るろうに剣心』シリーズ(2012年～)など多数の作品に出演。 2020年にはYouTube公式チャンネルを開設し、多方面で活躍中です。

本郷詩織の専属執事を務めている忍を演じるのは、向井理です。忍は詩織の執事を務める条件として、「詩織の人生をもらう」と約束しています。催眠療法を扱えるため、忍に仕えられた者は精神を病んでしまう者も……。 向井理はバーテンダーとして働いていた時に、雑誌に掲載されスカウトを受けます。『傍聴マニア09〜裁判長!ここは懲役4年でどうすか』(2009年)でドラマ初主演を飾り、『ハングリー!』(2012年)で共演した国仲涼子と2014年12月に結婚。2児の父となりました。

多美の昔馴染みで。多美と一緒に幼少期に養護施設で育った神田を演じるのは、阿部進之介です。この神田は、原作では「神崎」という名前で登場しています。多美はメイに敵対心がむき出しでしたが、神田はメイに対して敵意はありません。 阿部進之介は2003年に、特撮ドラマ『仮面ライダー555』で俳優デビューを果たします。『超星神グランセイザー』(2003年)への出演で知名度が高まり、2023年に公開された映画『Winny』にも出演しています。

竜恩寺家に代々仕える家系に生まれ、竜恩寺泉に仕える木場を演じるのは、夕輝壽太です。花が大好きで少しドジな一面もある木場は、まだ執事の仕事に慣れておらず泉にカバーしてもらうことも。霊能一家の生まれのため、木場にもその能力が備わっています。 夕輝壽太はブラジル人の父と日本人の母の間に生まれたハーフ。スカウトによって芸能界入りし、『任侠ヘルパー』(2009年)ではヤクザの組長役を熱演するなど、俳優としての活躍を続けています。

華山リカの執事を務めている青山を演じるのは、真山明大です。聖ルチア女学園に併設されている附属執事学校に通い、最年少で卒業した優秀な執事。リカと同じく性格は強めで、リカに恋心を抱いています。 真山明大は2004年に、第17回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞。『レガッタ〜君といた永遠〜』(2006年)で俳優デビューを果たし活動していましたが、2020年9月に芸能界を引退。現在は不動産会社で勤務をしているようです。

夏目不二子に仕える執事・根津を演じるのは、姜暢雄です。根津は本当は、香港マフィア幹部から派遣された人物。不二子に恋心を持ちながら、得意の情報収集能力を活かして働いています。 姜暢雄は在日韓国人として生まれ、日本に帰化しています。1998年に第11回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で注目を集め、スカウトを受けて芸能界に入りました。 その後俳優として活躍を続けており、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE」(2022年)などに出演中です。

麻々原みるくに執事として仕えている大門を演じるのは、鈴木亮平です。大門は以前防衛省の隊員として働いており、「MI7」というコードネームで呼ばれているみるくのことを、初めて名前で呼んだ人物でもあります。みるくとは、兄妹のような良い関係性を築いています。 鈴木亮平は『レガッタ〜君といた永遠〜』(2006年)で俳優デビューを果たし、『西郷どん』(2018年)で主演を務めるなど多数の作品で主演クラスの活躍を続けています。

IQ1300の天才少女・麻々原みるくを演じるのは、吉田里琴です。吉田里琴は子役時代の芸名で、現在は「吉川愛」名義で女優として活動しています。吉川愛は吉田里琴名義で3歳から芸能活動を始めました。2016年に学業に専念するために、一度芸能界を引退しています。 しかし現在の事務所・研音にスカウトを受け、吉田里琴から吉川愛に名前を変更して再び芸能界入りを果たしました。その後は主演クラスの活躍を見せ、『ハニーレモンソーダ』(2021年)では第45回日本アカデミー賞新人賞を受賞しています。

ルチアの称号を持つ特等生・本郷詩織(ルチア)を演じるのは、山田優です。第42代ルチアであり、圧倒的な権力があります。メイとは遠縁の関係で、ライバルでもあります。 山田優は『CanCam』の専属モデルを9年間務めるなど、モデルとして活躍。その後女優として数々のドラマに出演し、『貧乏男子 ボンビーメン』(2008年)で共演した俳優の小栗旬と2012年に結婚。2022年までに4人の子供を出産しています。

メイに対して敵意をもっている山田多美を演じるのは、谷村美月です。原作の多美はメイと仲良しで、親友同士。しかしドラマでは設定が変わり、多美はメイと仲が悪くルチアに絶対的忠誠を誓っている役です。 谷村美月は小学2年から児童劇団に所属し、12歳で『まんてん』(2002年)で女優デビュー。2021年より呼吸器疾患のため芸能活動を休業していましたが、2022年10月に『最果てから、徒歩5分』で女優復帰を果たしました。

クラスのリーダー的存在・竜恩寺泉を演じるのは、岩佐真悠子です。執事よりも有能な一面を持つ泉は、メイに家のトラブルを解決してもらって以降、メイのことを理解し仲良くなりました。 岩佐真悠子は2004年に、『Deep Love〜アユの物語〜』で女優デビュー。グラビアとしても活躍し、バラエティ番組などにも強気キャラで出演していました。しかし2020年10月1日に、9月末をもって芸能界を引退したことを発表。現在は介護の道に進んでいるようです。

不二子や凛と一緒にいることが多い、華山リカを演じるのは大政絢です。とても美しくもてはやされることも多いが、ツンデレな一面も。そんなリカは、料理コンクールに優勝した過去があります。 大政絢は中学2年生の時にスカウトを受け、2007年から雑誌『Seventeen』の専属モデルに。その後は女優としても活躍し、『理想ノカレシ』(2022年)では主演を務めています。また2021年にはONE OK ROCKのToruと結婚しました。

実家は大寺院で、オカルト要素を持っている天羽凛を演じるのは、忽那汐里です。凛はドラマだけのオリジナルキャラで、凛には霊感はありません。普段はリカや不二子と一緒にいることが多い役でした。 忽那汐里は日本で女優活動をしていましたが、徐々に海外進出を考えるように。『アウトサイダー』(2018年)などの海外作品に出演し、2019年12月でオスカープロモーションを退社しました。海外と日本で活躍を続け、『サンクチュアリ -聖域-』(2023年)などに出演しています。

電化製品会社の社長の娘・竹ノ宮奈央を演じるのは、元AKB48の小嶋陽菜です。奈央もドラマオリジナルのキャラクターであり、AKB48としてアイドル活躍中にこの作品に女優として出演しました。 小嶋陽菜は2006年10月にAKB48としてデビューし、「こじはる」の愛称で大人気に。2017年4月にAKB48を卒業したあと、ファッションブランドやYoutubeなどで活躍。2020年には株式会社heart relationを創業し、現在は代表取締役CCOを務めています。

暴力団・夏目組の組長の娘・夏目不二子を演じるのは、中別府葵です。ある事情で皆よりも年上ということもあり、周りよりも色気があります。リカや凛と仲が良く、意外と庶民派な一面も。 中別府葵は2005年の第30回「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で準グランプリとなり、芸能界デビュー。雑誌「mina」の専属モデルとして活躍しながら、女優としても活動を始めました。2022年からは舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』にハーマイオニー役で出演し、女優として活躍を続けています。

クールで作戦立案を担当する切れ者・水沢聡美を演じるのは、ホラン千秋です。「太陽四人衆」の1人であり、こちらもドラマだけのオリジナルキャラです。 ホラン千秋はキッズモデルとして芸能界に入り、14歳より女優として活動。『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(2006年)などに出演し、その後アナウンサー試験に挑戦するも不採用となってしまいます。しかしバラエティ番組での活躍も増え、2017年からは報道番組「Nスタ」のキャスターに就任しています。

2009年に放送された『メイちゃんの執事』に出演していた、キャストの現在を調べてみました。俳優として活躍を続けているキャストも多く、残念ながら芸能界を引退し新しい道に進んでいる方もいましたね。 再び『メイちゃんの執事』を見返して、当時の懐かしさを感じてみてはいかがでしょうか。