『スキップとローファー』ナオちゃんの性別は？過去やミカとの関係性を解説しようかしら

恋愛や女の子同士の友情を爽やかに描いた『スキップとローファー』。主人公の頼りになる保護者として登場するのがナオちゃんです。ナオちゃんはどう見てもできる大人の女性ですが、その性別は……。 本記事では、そんな『スキップとローファー』に登場するナオちゃんについて徹底解説します！気になる性別や過去についても解説するので、ぜひチェックしてください。 ※この記事は『スキップとローファー』の重要なネタバレを含みます。

ナオちゃんは東京での美津未の保護者です。仕事がスタイリストだけあって、普段からオシャレな格好をしています。 性格は明るく自分らしさをもった芯のある性格です。面倒見も良く服のセンスがあまりない美津未のために、コーディネートしてあげることも。その面倒見の良さは美津未だけでなく、美津未の友達のミカにも発揮してアドバイスを送っていました。 ナオちゃんは思わず相談したくなるほど、頼りになる存在です。

ナオちゃんは普段から化粧をしており、髪型もミディアムボムぐらいのオシャレな人物。その見た目から一見性別は不明です。 しかし、ナオちゃんの性別は原作では1巻1話で「お父さんの弟のナオちゃん」と記載されており男性だと明かされていました。一方、アニメでは8話のお泊り会で、ナオちゃん自身が「あなたの叔母が生物学的には男だと伝えておいてね」と言い性別が明かされます。 美津未も当たり前のようにナオちゃんを叔母と呼び、性別は男性だけど心は女性というのを受け入れています。これは美津未の素直で優しい心がそのままのナオちゃんを受け止め、叔母と呼んでいるのでしょう。自分らしく毎日を生きるナオちゃん、素敵です......。

一見性別不詳のナオちゃんが男装姿を披露したのが美津未と志摩の動物園デートを尾行した時です。ナオちゃんは正体を隠して尾行するため、男装をします。 アニメ8話でこのナオちゃんの男装姿が披露され、Twitterでは「イケメンすぎる！」と話題になりました。筆者もアニメを見たときにあまりにイケメンで二度見したのを覚えています……。

ナオちゃんの詳細の過去は明らかになっていませんが、少しだけ原作5巻29話で明かされています。 東京でサラリーマンをしていたナオちゃんはストレスで体調を崩し、一時期実家に帰っていました。この時のナオちゃんは男性の姿をしています。 美津未の幼稚園の送迎を任されたナオちゃんは、帰る前に寄り道をし、美津未はそこで花の冠を作っていました。その姿を見てナオちゃんは「そういうのが似合う女の子になりたかった」と本音を漏らします。 その言葉を受け幼い美津未は、花の腕輪を作りナオちゃんにプレゼントしました。身に着けたナオちゃんは美津未に似合うと肯定され喜びます。おそらく美津未は初めてナオちゃんの在り方を肯定した相手なのでしょう。

みつみの友達の1人であるミカとは動物園デートの尾行で知り合いました。志摩のことを好きだけど素直に言えないうえ、自信が持てず傷つくのをおそれるミカをナオちゃんは気にかけています。 その理由は心の性別を偽っていた過去の自分と重なるから。ナオちゃんも昔は傷つくのが怖くてありのままの自分を堂々と明かせなかったのでしょう。 そのため、ミカが嘘をついてお泊り会から帰ろうとしたときには、「本当の友達になれるチャンスなんて早々ない」と、お泊り会に戻るようにアドバイスをしていました。

ナオちゃんにとって美津未は初めて自分の性別を受け入れてくれた大切な存在です。最初は子供が苦手だったナオちゃんですが、美津未がありのままの自分を受け入れてくれた時からずっとかわいがっています。 東京では一緒に暮らし、仲良くしている姿は叔父と姪っ子というより、年が離れた姉妹のような2人です。しかし、美津未をかわいがるあまり、ときには志摩との動物園デートを尾行する苛烈な一面を見せることも。行き過ぎた愛情も考え物ですね。

ナオちゃんを演じるのは声優の斎賀みつきです。代表作は『王ドロボウJING』のジン役や、『鋼の錬金術師』のマリア・ロス少尉役があります。 女性キャラを演じるのはもちろんのこと、女性にしては低い声質を活かし少年から青少年まで幅広い役を演じるのが特徴です。その声の低さは、声優をあまり知らないかたのなかには、斎賀みつきが男性だと思っているかたもいるほど。 ナオちゃんの声に対しても「男性声優がやるかと思ったけど斎賀みつきなら納得」「男装バージョンのナオちゃんが完全に男性すぎて声優さんすごい」といった声が上がっています。

保護者として美津未の面倒をみるだけでなく、ときにはコーディネートや友達関係のアドバイスもしてくれるナオちゃん。まさに頼りになる大人の女性ですよね！今後も美津未やミカの相談にのる姿や、もう一度イケメンオーラが漂う男装姿を見たいですね！