漫画『あやかしトライアングル』(あやとら)最新話まで各巻ネタバレあらすじ＆感想！エロかわ性転換ラブコメ

『あやかしトライアングル』はエロかわラブコメの名手・矢吹健太朗の最新作。妖を祓う忍者の主人公とその幼馴染、主人公を女の子に変えてしまった妖の王を軸とした、バトルありお色気ありのトライアングルラブコメです。 本記事ではアニメ化もした『あやかしトライアングル』の気になるあらすじをネタバレありで、最新話まで紹介していきます！

纏が祓忍組合の最高幹部・五行仙(ごぎょうせん)に謁見した結果、祭里たちの周辺で多発していた穢の原因は五行仙であったことが分かります。五行仙の前身は邪馬台国の時代に天下統一を企てた陰陽連でした。彼らは初代妖巫女に天下統一を阻まれて以降、代々の巫女を恨んできたとのこと。 さっそくすずが五行仙の手の者に狙われます。咄嗟に庇った祭里は何かを注入され、その結果、男の祭里と女の祭里に分離してしまうのでした。祭里は男に戻れたら付き合おうとすずに宣言していましたが、まさかの男女分離……。 すずを賭けて男祭里と女祭里が争う、決着が見えないトライアングルが生まれてしまいます。

風巻祭里(かざまきまつり)は代々妖怪を祓う祓忍(はらいにん)の跡取り息子です。幼馴染の花奏(かなで)すずは妖怪が見える女の子で、この日も近づいてきた猫の妖シロガネと仲良くしようとします。ところがシロガネは妖の王で、妖巫女(あやかしみこ)であるすずを食べようとしていたのです。 祭里が間一髪ですずを救いますが、シロガネの術で彼は女性の身体になってしまいます。祭里はすずの女友達となって彼女を守ることを決意。同時にシロガネを弱体化させて、飼い猫として監視下に置くことにします。 そんなある夜、様子のおかしいすずが突然、祭里にキスをしてきて――。

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キスをしてきたのはすずの分身体でした。どうやら巫女の力が増大しているとのこと。祭里とシロガネが協力してすずを助ける展開は王道ですが熱かったです。 風巻家と並ぶ祓忍一族の二ノ曲宗牙(にのくるそうが)は、1巻から妖巫女のすずを警戒していましたが、すずの優しさに触れてすっかり彼女に惚れてしまいます。同時に祭里(女)への恋愛フラグも立てていました。 2巻では絵筆の付喪神で人型の妖・歌川画楽(うたがわがらく)や、祓忍具の職人でツインテールな香炉木恋緒(こうろぎれお)が登場。歌川との戦いでは祭里が触手攻めにあいますが、本人というよりそれに大興奮しているすずが見どころです。

シロガネと互角の力を持つ人妖・日喰想介(ひのじきそうすけ)に最高の食材として見込まれたすずは誘拐されてしまいます。すず奪還に向かう祭里ですが、生命エネルギーである魄(ハク)を想介に食べ尽くされ、まさかの死亡！？ 祭里死亡で封印されていたシロガネが本来の力を取り戻し、想介と対峙しますが戦況は厳しい状態です。そこに祭里が男の姿で復活、想介を倒します。男の姿の間に祭里はすずへの好意を自覚しますが、エロハプニングが起きる寸前で再び女子の姿へ……。 またこの戦いで力を失ったシロガネの打診を受け、すずは妖の王となる決意をします。

すずたちは付喪神の王・塵塚怪王(ちりづかかいおう)に襲われます。歌川画楽は怪王の部下だったようですが、反旗を翻してすずを助けてくれました。ここで歌川の過去が明らかに。 なんと彼はすずの前世で先代の妖巫女・比良坂命依(ひらさかめい)に恋をしていたと言うのです。さらに歌川の話から、巫女は輪廻転生を繰り返していること、どの巫女も15歳までしか生きられなかったことが判明。 歌川を恋のライバル認定した祭里は内心焦りを募らせるのでした。一方のすずは祭里のパートナーを自称する恋緒が編入してきたことで気が気じゃありません。2人の周りはさらにややこしいことになっていきます。

編入してきた恋緒は二ノ曲宗牙と幼馴染だと判明するなか、今度はロシアから王の座を狙う少女の付喪神・ラチカとウーちゃんが登場します。一度は祭里たちと衝突するも、すずに説得された2人はひとまず歌川のところに居候することに。 そして今度は副担任としていぶき先生がやってきます。地味系爆乳教師の正体は、なんと祭里の母親・纏(まとい)でした。思春期の息子の身体を無遠慮にまさぐる、なかなか豪快な大人の女性です。 5巻ではシロガネが体調不良になると祭里の身体も変化して両性具有になったり、すずのへそが任務のために「くにぃ」といじられたり、矢吹先生の性への執念を感じられる展開が多めでした。

6巻では、すずと祭里で命依の封印から蘇った妖たちの祓忍務をこなしていきます。封印から蘇った最後の1体は、命依の心の闇から生まれたというオモカゲ・カゲメイです。 すずはカゲメイに身体を乗っ取られますが、祭里のキスでカゲメイを追い出すことに成功。すずは妖巫女の責任としてカゲメイを倒すことを誓うと同時に、画楽は命依の姿をしたカゲメイを追って祭里たちと対峙する決意を固めます。 画楽に弱体化させられるも、祭里は機転を利かせて王子様のようにすずを守ります。気持ちが盛り上がったすずは好きだと思いを伝え、女祭里に迫るのでした。

カゲメイはすずと祭里の絆を壊そうと、すずのいとことして転入してきます。競い合うように祭里にキスをするなど、すずとメイの祭里争奪戦はどんどんエロくエスカレート。とくにメイのキス練習回はかなりエロ度が高かったです。 10巻ではすずが過去に戻りました。祭里が「性醒流転の術」を食らう過去をあえて改変しなかったすずは、改めて女祭里も好きだという自覚を持つようになります。 11巻ラストでは花鳥風月でキャンプへ。ルーが怨霊に憑かれてしまったところで12巻へと続きます。

「To LOVEる」の印象が強い矢吹先生ですが、『あやかしトライアングル』はエロが気持ち控えめでストーリーがしっかりしています。魅力的なキャラをうまく動かして世界観を深めていく展開や、ラブコメとシリアスのバランスが見事！読者をどんどん作品のなかに引き込んでくれます。 もちろん矢吹作品なので女の子のかわいさは流石の一言！多種多様な女の子が用意されていますし、男性キャラも魅力的。和風なバトルものが好きな人におすすめしたい作品です。

風の術を操る祓忍一族の跡取り息子・風巻祭里。幼馴染のすずを守りたいという気持ちで祓忍となった正義感の強い男の子ですが、作中ではほとんどが女祭里の姿での登場です。 女の姿であることに戸惑いながらもすずを守るという気持ちは変わらず、つねに全力で奮闘する祭里は性別問わず次々と周りを魅了していきます。

ヒロインの花奏すずは幼い頃から妖を友だちとして生きてきた黒髪ボブの美少女です。甘味を中心に食欲旺盛なだけでなく、睡眠や性欲も旺盛。祭里に対しても積極的に体を使ってアピールしています。 妖巫女であるすずは、妖の王の座についてからはその能力を開花させていくことに。祭里に守られるだけでなく、ときに彼(彼女)を守る強さを身に着けていきます。

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矢吹健太朗の実力が遺憾なく発揮されている『あやかしトライアングル』を紹介しました。すずと祭里を中心に広がる恋のトライアングルはどんな結末を見せるのか。作品が気になった人はぜひ1巻から追いかけてみてください！