2020年10月19日更新

『五等分の花嫁』の最終回をネタバレ解説!風太郎と結ばれるのは一体誰……?【花嫁が分かる伏線も紹介】

五等分の花嫁
(C)春場ねぎ/講談社

五つ子をめぐるラブコメ『五等分の花嫁』の最終回を徹底解説!風太郎と結婚する未来の花嫁の正体や、最後に行われた五つ子ゲームファイナルの答えは?アニメ2期放送決定で盛り上がる『五等分の花嫁』の感動の最終回をネタバレありで紹介します。

目次

『五等分の花嫁』感動のフィナーレ!風太郎が選んだのは……【ネタバレ注意】

『五等分の花嫁』はそっくりな五つ子と、彼女たちの家庭教師を担当することになった主人公・風太郎(ふうたろう)とのラブコメを描く春場(はるば)ねぎの漫画です。本作は風太郎の結婚式当日から物語が始まり、彼がこれから妻となる女性との出会いを回想する形でスタート。 この時点で結婚相手の正体は明かされておらず、五つ子のうちの誰かということだけが分かっています。果たしてその正体は誰なのか、多くの読者が見守るなか本作は2020年に最終回を迎えました。 2021年1月にはアニメ2期も放送決定している『五等分の花嫁』の最終回では、5人が五つ子ゲームファイナルを風太郎に仕掛けます。そんなラストの内容を、ネタバレありで解説していきましょう。

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五つ子ゲームファイナル!五つ子それぞれに捧げる想いとは

高校卒業から5年後のこの日、風太郎と四葉はついに結婚式を迎えます。新婦の支度が終わるのを待っていた風太郎の前に現れたのは、花嫁衣装を着て同じメイクをしたそっくりな五つ子でした。そして彼女たちは五つ子を見分ける最後のゲームを彼に仕掛けます。 五つ子が見分けられるかどうかは本作の大きなキーワードであり、作品を一層面白くしている大きな見どころです。最終回では作品を象徴する五つ子ゲームとともに、風太郎がそれぞれへの胸の内を語りました。

長女:一花への想い

長女・一花(いちか)は女優になるという夢を持ち、誰よりも先に夢に向かって動き始めた人物です。風太郎は5年前彼女のことを「夢追い馬鹿」と評すると同時に、彼女の根気強さを高く評価していました。 5年後のメッセージでは「自堕落」で「怠惰」といったダメな部分を指摘しつつも、風太郎は彼女の持つ強さへの憧れを口にしています。高校在学中から女優として活動を始め、自分が五つ子という関係の外で輝く場所を持った一花の姿は、風太郎にとっても眩しかったのでしょう。 世間ではクールビューティーな女優として人気を得ている一花ですが、風太郎はその名声を得るまでの努力や、いまも頑張り続けている本当の彼女を知っているのです。風太郎の言葉からは、彼も彼女の強さに救われたことが伝わってきます。

次女:二乃への想い

しっかり者で姉妹が大好きな次女・二乃(にの)。家庭教師として5人の中に入ってくる風太郎のことを当初はよく思っておらず、とくに彼に厳しい態度を取っていたのが彼女です。 ゲームの答え合わせの際も、風太郎が四葉を当てるだけでなく全員を言い当てる姿に、四葉だけ当てればいいのにと毒舌を振りまいていました。一見すると気が強い二乃ですが、風太郎は彼女の強さと表裏一体となっている弱さにも気づいています。 しかし当時はそのことに気付けなかったと、風太郎は謝るのでした。二乃はその言葉を涙を零して受け止め「後悔してない」と伝えます。5年前誰よりも果敢に風太郎にアタックしていた二乃に対し、風太郎もその当時彼女のすべてを分かってあげられなかった罪悪感のようなものがあるのかもしれません。

三女:三玖への想い

早い段階から風太郎への恋心を自覚していた三女・三玖(みく)は、5人の中で1番自分に自信のない女の子でした。5年前は風太郎に「卑屈馬鹿」と評されていたほど。 そんな三玖に対し風太郎は多くは語りませんでした。それはきっと彼女の表情が、以前と比べ物にならないほど明るく生き生きとしていたからでしょう。姉妹の中でも口数の少ない三玖ですが、彼女は人一倍不安や自信のなさといったネガティブな感情を内に抱いていました。 しかし風太郎に恋をしたことで彼女は姉妹への劣等感を捨て、公平な立場で彼に好かれる自分になろうと努力をしてきたのです。三玖を前にして風太郎はもう彼女は大丈夫だと感じたのでしょう。彼は最後に「自分を信じろ」というメッセージを送ります。

五女:五月への想い

本編で最初に風太郎と接する五女・五月(いつき)と風太郎は、5年経っても痴話喧嘩を繰り広げていました。5年前から五月に対しては相性が悪いと零していた風太郎ですが、5年経ってもその印象は変わっていないようです。 答え合わせの際には五月に対して「諸悪の根源」とまで言い放っていました。五月のほうも「馬が合わない」と口にしており、ある意味息ピッタリの2人です。 幼い頃から母親への思い入れが強く、姉妹の母親代わりになろうと努めてきた五月にとって、本音をぶちまけて年相応の口喧嘩が出来るようになったということは、ひとつの成長なのでしょう。ありのままでやりとりできる2人の関係性こそが、2人にとって正解の形なのです。

選ばれたのは四女の四葉!「私に気づいて欲しい」想いが通じたリボンの少女

最後に答え合わせをしたのは妻となる四葉ですが、風太郎は「余ったお前が四葉な」とかなりあっさりした態度でした。卒業後は一緒に上京して暮らしていた風太郎と四葉。いまさら姉妹の前でのろけのような会話をする必要も感じなかったのかもしれません。 ようやく結ばれた2人の出会いは、2人が小学生の頃。風太郎が修学旅行で京都に出向いた際です。グループから離れて単独行動をしていた風太郎に、家族とはぐれてしまった四葉が声を掛けました。 当時自分の存在する意味について悩んでた風太郎と四葉。そんな2人が偶然出会い、互いに存在する意味を将来の夢という形で誓いあったのです。それから10年以上の時を経て、2人は夫婦として結ばれお互いに唯一無二のパートナーとなりました。 そっけなくシンプルに四葉を言い当てるシーンですが、2人の歩みを思い返すと感動的なシーンです。

2人の未来、見分けられなかった「あの日」の自分から「見つけてもらえた」今の自分へ

2人が京都で出会った際、お互いに惹かれ合った風太郎と四葉。しかし四葉不在時に、風太郎は一花と遊んでおり、それが四葉ではないという事実に気が付きませんでした。当時の五つ子は容姿もそっくりで区別するのが困難だったのですが、この出来事は四葉に大きなトラウマを植え付けることに。 これをきっかけに四葉は、見分けがつくようにとトレードマークであるリボンをつけるようになります。ほかにも姉妹と競って勝つことでアイデンティティを得ようとするのでした。しかし彼女たちの前に風太郎が現れます。 彼は姉妹5人それぞれ向き合い、時間を重ねる中で5人を見分けるようになっていきました。四葉は風太郎との結婚式の後、トレードマークのリボンを捨てます。目印がなくても自分を見つけて、ひとりの人間として向き合ってくれる人がいるという事実が、彼女の心を成長させたのです。

四葉が花嫁だと分かるフラグを解説!漫画を読み返してみよう

終盤まで未来の花嫁の正体がわからないまま進んでいく『五等分の花嫁』。読者をミスリードさせる描写も多く、最後までその正体が分からなかったという人も多いでしょう。 しかし花嫁が四葉だと分かって読み返してみると、意外と伏線がありました。ここではいくつかフラグとなっていたシーンを紹介します。

伏線①:1人だけ将来の夢が未定だった

姉妹の家庭教師を担当する風太郎は、ただ彼女たちの成績を上げるだけでなく、彼女たちの夢を見つけてあげたいと思っていました。風太郎との関わりの中でみんなの将来の夢も確固なものへとなっていきます。 そんな中で唯一将来の夢がはっきりしなかったのが四葉でした。彼女の夢は四葉の中で姉妹とのけじめをつけ気持ちに区切りをつけてから臨んだデートで判明しました。 このデートで風太郎は四葉に告白&プロポーズをします。それを受けて明かされた彼女の夢は「お嫁さん」でした。このシーンにつなげるため、長い間彼女の将来の夢は未定だったのですね。

伏線②:風太郎が過去に出会っていた少女

風太郎が小学生の頃出会っていた少女の正体が四葉ですが、この真相は最終回でもまだ風太郎に明かされませんでした。結婚式のシーンで風太郎と花嫁の出会いは高2だと明言されています。この言葉を考慮すると小学生のときにすでに風太郎に会っている四葉は、花嫁候補から外れるでしょう。 しかしこれもミスリードでした。結局結婚式まで四葉はこの事実を黙っていたため、風太郎の認識としては四葉との出会いは高2なのです。 四葉に頼まれて五月がこの少女・零奈(れいな)に扮して風太郎の前に現れていたため、花嫁予想が余計複雑になっていますが、改めてラストを知って読み返してみると違った見方ができるでしょう。

伏線③:林間学校の結びの伝説で左手の薬指を握ったのは四葉

林間学校のキャンプファイヤーには、フィナーレの瞬間に手を繋いでいた人と結ばれるという「結びの伝説」があります。結婚式に参列した友人の口ぶりから、この結びの伝説が未来の花嫁と関係あることが示唆されていました。 実際のキャンプファイヤーでは寝ている風太郎の指を、姉妹がそれぞれ1本ずつ握っています。全員が花嫁候補に見せているのですが、左の薬指を握っていたのが四葉でした。親指から一花・二乃と順に握っているので四女の四葉は自然と薬指になります。 結末を知ってから読み返すと、この薬指も結婚の伏線になっていたのです。

伏線回収が爽快!完結した『五等分の花嫁』を読み直してみよう

『五等分の花嫁』の最終回の内容を中心に紹介しました。本作には随所にこのラストシーンへつながる伏線が散りばめられていました。作者によると未来の花嫁が四葉だというのは最初から決まっていたそう。そのため実は序盤のほうから、花嫁フラグとも取れる表現が多数登場しています。 2021年1月からはアニメ2期『五等分の花嫁∬』もスタート。アニメでも未来の花嫁の正体に迫る胸キュンな展開がさらにヒートアップしていくことでしょう。アニメの予習も兼ねて、完結した『五等分の花嫁』を最初から読み直してみるのはどうでしょうか。 結末を分かってから読むことで、5人姉妹や風太郎の心情の移り変わりや成長を改めて楽しむことができるはずですよ。