漫画『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』結末までの全話ネタバレ！無料で読む方法についても解説

断罪される24時間前に、前世の記憶が蘇りなんとか詰み状況をひっくり返そうと東奔西走する悪役令嬢の姿を描いた『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』。 本記事では、『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』をお得に読む方法やあらすじを紹介していきます。見どころや読者の感想についても解説しますので、ぜひこの記事を参考に、コミックシーモアでお得に『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』を楽しんでくださいね！

悪役令嬢アレクサンドラはある日突然、前世の記憶を取り戻します。自分が地味なOLだったこと、そしてこの世界が大好きな乙女ゲームであることも。 そしてそのせいで、24時間後に断罪されるルートに入っていることにも気づいてしまいます。王太子の周りをうろちょろしていたルシアが乙女ゲームの正ヒロインであり、周りの攻略対象全員が取り込まれている逆ハーエンドを迎えようとしているのです。 しかも、このルートはルシアの慈悲により最後は和解、2人の間に友情が芽生えるというもの。アレクサンドラは自分のプライドにかけて、状況をひっくり返すために動き出します。 アレクサンドラはまず、自分の悪事を暴露するつもりだった執事のヘラルドに証拠を突きつけてクビに。引き続き、自分を見捨てる未来にあった侍女のセナイダを買収し味方につけます。 さらに一家の夕食の場で婚約者を自ら退くことを伝え、後釜を妹であるビビアナに譲りました。ビビアナもアレクサンドラを裏切る未来があるため、動きを封じることが狙いです。 その後公爵令嬢カロリーナのもとを尋ね婚約者辞退を伝えたアレクサンドラは、1枚の紙を渡し彼女を味方につけます。 そしてラストには、明日の交流会で起きることを伝える謎の手紙が、第三王子ジェラール、王妃マリアネアのもとに届いていたことが明らかに。 それぞれの思惑が動く中、交流会前日の夜が過ぎていきました。

アレクサンドラが交流会での破滅を防ぐため動いた効果が、少しずつ表れてきました。 翌日の朝、ドミンゴ商会子息のマリオがアレクサンドラに盗難疑惑をぶつけに訪ねてきます。盗まれたのは裏帳簿なのですが、それを認めることは商会の罪を認めることと同じです。 イシドロへの依頼を通して裏帳簿を手に入れていたアレクサンドラは、マリオを脅迫し交流会の欠席を確約させました。 その後、アレクサンドラの元にマリアネアが「朝食を共にしたい」と訪問。アルフォンソを除く王家との会食となり、その場で改めて婚約破棄を申し出ます。 陛下は怒ることはなく、今回の事態について頭を下げて謝罪。婚約破棄を受け入れました。 また、王妃はアルフォンソの妃として、ルシアを受け入れることに反対します。これはゲームの流れとは違うものでしたが、アレクサンドラはチャンスとして捉え王妃に賛同しました。 その上でビビアナを婚約者として推薦しますが、王妃は「その場合アルフォンソには王太子の座を返上してもらわないと納得できない」と返答。陛下も同調しており、これはアレクサンドラも予想外の展開です。 陛下は新たな王太子として、ジェラールを指名。承認したのはアルフォンソとの婚約破棄のみであったため、アレクサンドラとジェラールの婚約が決定しました。 交流会7時間前、アレクサンドラは商人のイシドロからアルフォンソとルシアの不貞行為の証拠を受け取ります。 さらに昨晩味方につけたカロリーナが、教師のテオドロに接触しルシアとの不純異性交遊を追求。テオドロの交流会欠席を条件に目を瞑ることとしました。 そして交流会まで5時間前、アレクサンドラは最後の一手のために動き出します。

ルシアの味方になる対象をほぼ遠ざけましたが、最後の1人はエンカウントすら難しい隠しキャラでした。 それは、王都で名を馳せる暗殺者のエリアス。彼はルシアと出会い恋に落ちたことで、人の心を取り戻していくキャラです。 そんな彼が行うのは、アレクサンドラの交流会での毒殺。これだけは絶対に避けなければいけませんでした。 アレクサンドラは暗殺者としての彼に連絡し、交流会でルシアの暗殺を依頼します。 当然エリアスは受け入れずアレクサンドラを襲いますが、これも計画のうち。アレクサンドは自らを囮にして、エリアスの身柄を確保したのです。

その後アレクサンドラをジェラールが訪ねてきて、アルフォンソが交流会で断罪しようとしていることを伝え交流会の欠席を懇願。 すでにゲームのシナリオ通りではなくなってきていることを感じつつ、アレクサンドラは交流会に出席する意思を示します。 ジェラールは「貴女を悪く言われたくない......！」伝えますが、アレクサンドラは逆にアルフォンソを破滅に追い込むつもりであると返しました。 自分が王族にたてつく行為をしようとしていることを理由に婚約も断るつもりだと伝えますが、ジェラールは意に返さず「私は貴女じゃなきゃ嫌だ！」と言い放ちます。 続けてアレクサンドラのことをずっと前から好きだったこと、国の身分など捨てても良いから共に生きたいという思いを伝えました。 アレクサンドラは「今の貴方は弟にしか見えない」「私を一目惚れさせるくらい素敵な王子様になったら考える」とあきらめさせるつもりで言います。 しかしジェラールは「すぐに迎えに来る」と真正面から受け止めました。 一方ルシアは、アレクサンドラが前世の記憶を取り戻したことに気づき激しい怒りを感じます。ルシアの幼馴染である少女は、表面上味方をしつつルシアの逆ハーレムエンドを崩壊させる動きをしていました。 それは彼女がルシアのことを愛しており、自分だけのものにしたいという想いからのものです。

さまざまな思惑が動く中、いよいよ交流会が始まります。 ゲームシナリオ通りに進み、アルフォンソはアレクサンドラを断罪し婚約破棄を宣言。アレクサンドラは最後のフラグを折るべく、反論を口にします。 事実と異なる部分は論破しつつ、自分が暴漢を雇いルシアを襲わせたことは大罪であるため「彼女に嫉妬した」と素直に開き直り認めました。 アルフォンソには「身勝手だ」と言われますが、そもそも自分が嫉妬したのは婚約者である自分を蔑ろにしたことに原因があると激しい怒りをぶつけます。 アルフォンソは王太子の権力でアレクサンドラを会場から追い出そうとしますが、そこで婚約解消の承諾を得ていること、次期王妃は変わらず自分であることを伝えました。 陛下・王妃に直訴したアルフォンソはルシアとの結婚は認められますが、来春の大戦で総大将として聖戦に出向くことを命じられます。 総大将となるのは名誉なことですが、これはゲームにおける死亡ルートでした。 また、ルシアは修道院に入ることとなり、アレクサンドラは自らの破滅フラグを折ることに成功するのです。 しかし、最後にアルフォンソから罵倒されたアレクサンドラは、愛した人に嫌われる辛さから涙を流すのでした。

交流会から数ヶ月後、修道院で涙を流すルシアのそばには幼馴染の少女がいました。 これまで明かされなかった彼女の名前も『ルシア』であることが判明。彼女はもう一つの人格であり、ルシアが眠っている間に、逆ハーレムエンドを潰すために動いていたのです。 そして人格は入れ替わり『ルシア』としての幸せを手にします。 舞台は入れ替わり交流会から3年後、アレクサンドラとジェラールの結婚式当日。 アレクサンドラはゲームでは語られない、まだ見ぬ王太子妃ルートに向けて進み始めました。

タイムリミットは24時間という時点で前世の記憶を取り戻した主人公・アレクサンドラ。彼女はずっと王太子の婚約者として生きてきただけあって、頭脳も明晰でプライドも一級品です。 そこに前世の乙女ゲームの記憶が加われば鬼に金棒！攻略対象が全員ヒロインの味方という圧倒的不利な状況を、様々な策略と手段で乗り越えていく様子はまさにフラグクラッシュ。 その状況打破っぷりは爽快感を感じられますし、アレクサンドラの前向きさ、勝ち気なところは応援したくなるのです。

アレクサンドラが記憶を取り戻し、あと24時間で全てのフラグをへし折らないといけないと気づいてからのスピード感は圧倒的です。モヤモヤする暇なく快進撃を味わえるため、ストレスなくストーリーを読み進めることができるのです。 残り時間を少しずつカウントダウンしてくれるため、あとこれだけの時間でどうやって状況をひっくり返すのだろう、とハラハラもさせられますし、その場でライブを見ているような感覚も味わえます。すっきり感を楽しめる作品です。

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