2023年7月26日更新

ドラマ『陸王』のあらすじネタバレを最終回まで!結末やこはぜ屋のモデル会社は?

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ドラマ『陸王』

2017年10月期に放送されたドラマ『陸王』。原作は池井戸潤の小説で、TBSの日曜劇場で池井戸の小説がドラマ化されるのは4作品目となります。 この記事では、『陸王』の全話あらすじネタバレ、結末やこはぜ屋のモデル会社まで詳しく解説していきます! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

埼玉県行田市にある、足袋製造会社「こはぜ屋」。社長の宮沢(役所広司)は会社経営の資金繰りに悩み、埼玉中央銀行の坂本(風間俊介)に新規事業を考えるよう提案されます。宮沢は娘の茜(上白石萌音)にランニングシューズの購入を頼まれており、宮沢はランニングシューズの開発を思いつきました。 こうしてこはぜ屋でランニングシューズの試作品作りが始まり、宮沢はアリムラスポーツの有村(光石研)に、試作品を有名選手に履いて貰うことを提案されます。宮沢はダイワ食品陸上部の茂木(竹内涼真)に試作品を勧めるも、監督に激怒されてしまい……。 宮沢は新規事業のランニングシューズを「陸王」と名付けますが、坂本の後任となった融資担当の大橋(馬場徹)は宮沢に社員のリストラを迫ったのです。

第2話のあらすじ・ネタバレ

宮沢は有村に、陸王に使いたい素材・シルクレイを見てもらいます。そして宮沢はシルクレイの特許を持つ飯山産業の飯山(寺尾聰)に交渉すると、飯山は特許使用料は毎年5000万円、設備投資は1億円と提示。この金額は、とてもこはぜ屋に支払える金額ではありません。 宮沢は他の素材を探すも、やはりシルクレイ以上の素材は見つかりませんでした。宮沢は再度飯山に会い、シルクレイを陸王に使いたいと頼み込みました。 すると飯山は、今は使っていないシルクレイの製造機を宮沢に見せます。飯山はシルクレイ製造機を格安の値段で貸すが、陸王の開発に自分も関わりたいと申し出ました。宮沢はもちろん了承します。 その頃茂木は、宮沢から贈られてきた試作品の陸王を履いてみることにして……。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

宮沢の息子・大地(山﨑賢人)は、こはぜ屋を手伝いながら就職活動を続けています。そんな大地は宮沢から、シルクレイの開発の仕事をやらないかと提案されました。こうして大地は就職するまで、飯山をサポートしながらシルクレイを開発することに。 一方宮沢は茂木と話す機会があり、陸王の感想を聞きます。すると茂木は、「ソールの耐久性が低く、マラソンレースでは履けない」と伝えました。宮沢は今ソールを開発しており、完成したら茂木とサポート契約をしたいと申し出ます。さらに「必ず完成させます!」と、宮沢は茂木に約束をし……。 その頃こはぜ屋では、飯山と大地がソールに適した硬さのシルクレイを完成させていたのでした。

第4話のあらすじ・ネタバレ

宮沢はダイワ食品陸上部の監督・城戸(音尾琢真)に、茂木の足型を取らせてほしいと交渉します。しかし茂木はまもなくアトランティス社とのサポート契約が再開される予定で、宮沢は城戸に追い返されてしまいました。 しかしアトランティスの小原(ピエール瀧)は、茂木にサポート契約を完全に打ち切ることを伝えます。ベテランシューフィッターの村野(市川右團次)は小原にこのことを抗議しますが、言い合いになり村野はアトランティス社から出て行ってしまい……。 宮沢は、アトランティスを辞めた村野をこはぜ屋に誘います。村野は陸王の開発のアドバイザーになることを決め、茂木の足型の設計図を宮沢たちに見せました。 そして茂木は部内のトライアルレースに、陸王を履いて出場します。茂木は陸王を気に入り、こはぜ屋との契約を決めたのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

宮沢は地下足袋のソールをシルクレイにした新商品を思いつき、「足軽大将」として発売しヒット商品となります。 大地は怪我をした飯山の代わりにシルクレイの製造を行おうとするも、シルクレイ製造機が突然故障。飯山から渡された設計図から大地は故障部分を見抜き、なんとか足軽大将を作り上げました。 しかし故障する直前に作った100足のソールに亀裂が見つかり……。大地は面接先からこはぜ屋に戻り、なんとか足軽大将を納品に間に合わせることに成功したのでした。 宮沢はタチバナラッセルの橘(木村祐一)と取引をし、新たな陸王を完成させます。茂木はニューイヤー駅伝でアトランティスのRIIを履くことになっていましたが、走る直前に陸王に履き替えたのでした。

第6話のあらすじ・ネタバレ

第62回ニューイヤー駅伝が始まり、茂木は区間賞を獲得する素晴らしい走りを見せます。茂木は宮沢と大地に、「今度は自分が陸王の力になります」と決意をあらわにしました。 翌月に陸王は商品化されますが、まだまだ知名度が低く全く売れません。さらに宮沢は大橋から、橘がアトランティス社と取引したという話を聞いてしまい……。アトランティス社は、こはぜ屋を潰しにかかってきました。 宮沢はすぐに橘に、タチバナラッセルとの取引継続を頼みました。しかし橘はこはぜ屋の会社の業績が良くないことを理由に、3月以降の取引中止を言い渡します。宮沢は苦境に立たされるも、「陸王をRIIに負けないような世界一のシューズを作りますから」と宣言したのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

こはぜ屋で火災が発生し、シルクレイ製造機のほとんどが燃えてしまいます。宮沢は製造機を作り直すため、銀行に1億の融資を依頼。しかし銀行の家長支店長(桂雀々)は、追加融資を断りました。 その頃坂本は宮沢に、企業に投資するベンチャー・東京キャピタル社に転職する予定であることを明かします。坂本は自分が転職して、こはぜ屋の助けになりたいと申し出ました。 飯山は大手アウトドア企業・フェリックス社からシルクレイの特許の独占契約の話を受けるも、それを断ります。その後坂本は転職し、東京キャピタルとしてこはぜ屋に融資はできないことを伝えました。 しかし坂本は、フェリックス社がこはぜ屋の買収を申し出ていることを告げ……。

第8話のあらすじ・ネタバレ

茂木はマラソン復帰のため、第64回豊橋国際マラソンに出場したいと城戸に申し出ます。城戸は1万メートルレースで上位に入れば、マラソン出場を認めると茂木に伝えました。 一方こはぜ屋メンバーたちも市民駅伝に出ることになり、練習を重ねます。駅伝当日、怪我をしたメンバーの代わりに坂本が出場し、チーム陸王は11位でゴールしました。 宮沢は坂本に礼を言い、フェリックス社の社長・御園(松岡修造)に会うことを決意。御園はアウトドア用のシューズを開発するため、シルクレイが必要であると宮沢に伝えます。さらに御園は買収しても宮沢は社長のままで、すぐに3億円を出資することができるとも伝え……。 その頃茂木は、城戸にマラソン出場は無理だと告げられます。そして小原から、RIIと契約すればダイワ食品陸上部縮小に対し、支援すると持ち出されてしまったのでした。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

宮沢のこはぜ屋の買収話を聞き、従業員たちは大騒ぎに。宮沢はフェリックス社の傘下に入れば陸王がまた開発できると説明しますが、理解できず立ち去ってしまう従業員たちもいました。 宮沢は再び御園に会い、「絶望した経験が強み」であると言われます。この言葉を聞き、宮沢は坂本に傘下に入ることを前向きに考えたいと伝えました。 しかし小原は御園に、買収後は陸王を製造せずアトランティス社にシルクレイを供給してほしいと提案していて……。 一方茂木は、RIIで東日本チャンピオンカップで優勝。大地はタテヤマ織物の檜山(斉木しげる)と契約を取り付け、1つ残っていたシルクレイのソールが発見されます。こうして陸王を作るための素材が揃い、陸王が完成しました。 そして、宮沢は御園の買収話を断ったのでした。

最終話のあらすじ・ネタバレ

御園は小原に会い、自分は本当にこはぜ屋を買収したかったこと、最初からアトランティス社と契約するつもりはなかったことを伝え立ち去ります。家長と大橋もこはぜ屋のやる気に心を動かされ、家長はシルクレイの業務提供をしてくれそうな会社を探し出していました。 御園は改めて宮沢に、3億円を出資し5年間で返済できなければフェリックス社の傘下に入るという契約を提案。一方村野は茂木に、最後の1足と陸王を手渡します。こうして茂木は陸王を履いて、第64回豊橋国際マラソンの舞台に立つことに。 マラソン当日。こはぜ屋の従業員たちは現地に応援に行き、御園や大橋たちも茂木を応援します。ゴールの直前で茂木は毛塚(佐野岳)を追い抜き、見事優勝を飾りました。 こはぜ屋は陸王の注文対応に追われ、大地はこはぜ屋で働きたいと宮沢に頭を下げます。しかし宮沢は内定をもらったメトロ電業で働き、その知識や経験を教えてほしいと伝えました。 こうして宮沢たちは、茂木の出場する第15回東日本国際マラソンをテレビで観戦し、声援を送っていたのでした。

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『陸王』のモデルになった会社は?

『陸王』を開発した「こはぜ屋」のモデルになったと言われる会社は、「きねや足袋株式会社」ではないかと言われています。 この「きねや足袋株式会社」も、こはぜ屋と同じ埼玉県行田市にあります。1929年創業の歴史ある会社で、「きねや無敵(MUTEKI)」というマラソン足袋を開発しています。この「きねや無敵(MUTEKI)」は2013年に発売され、状況も似ていますよね。 作者の池井戸潤は、実際にきねや足袋株式会社に取材に訪れています。しかし池井戸は「きねややオニツカタイガーなどの会社は、モデル企業ではない」と断言し、あくまでもフィクションであると語っています。

『陸王』原作とドラマの違いは?

ドラマの『陸王』は、原作と少し違いがあります。まず坂本が転勤になったとき、原作ではさっさと大橋に引継ぎを済ませてすぐに転勤していきました。しかしドラマでは、大橋が坂本を罵倒するなど2人の関係性も描かれていましたね。 また茂木のトライアルレースの時、原作では宮沢は競技場に行かず一度も茂木に会っていません。しかしドラマでは何度も茂木に会いに行くなど、茂木への宮沢の熱い気持ちが溢れていました。宮沢の夢を諦めない気持ちが、ドラマでは茂木に深く伝わっているように見えます。 原作小説よりドラマのほうが、熱く人間味に溢れた展開になっていたように感じます!

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『陸王』の登場人物

宮沢紘一役/役所広司

役所広司

こはぜ屋の4代目社長・宮沢紘一を演じるのは、役所広司です。従業員のことを思い、陸王の開発に力を注ぐ姿がとても印象的な、熱血社長を演じました。 陸王のヒットにより、こはぜ屋は急成長を遂げていくことになります。

宮沢大地役/山崎賢人

山﨑賢人(山崎賢人)

紘一の長男・宮沢大地を演じるのは、山﨑賢人です。大学の工学部を卒業したものの、就活に失敗し就活をしながらこはぜ屋を手伝うことに。飯山や父の背中を見て、陸王の開発に力を注ぎました。 しかしメトロ電業に内定をもらい、「戻るつもりはない」と気を引き締めてメトロ電業に入社することを決めます。

茂木裕人役/竹内涼真

竹内涼真
               

ダイワ食品陸上部の陸上選手・茂木裕人を演じるのは、竹内涼真です。宮沢、そして陸王に出会ったことで陸上選手として支えられ、結果的に「こはぜ屋」に優勝を捧げることができました。 その後も世界陸上で日本人トップの5位など活躍を続けていきます。

宮沢茜役/上白石萌音

上白石萌音
©山本あゆみ

紘一の長女で、高校3年生の宮沢茜を演じるのは、上白石萌音です。元々マラソン選手の毛塚を応援していましたが、父が茂木と出会ったことで茂木を応援するようになります。 筑波大学への進学や海外留学を考えながら、父と兄の奮闘を支えていました。

坂本太郎役/風間俊介

埼玉中央銀行の行田支店融資課に勤務していた坂本を演じるのは、風間俊介です。坂本は、こはぜ屋に新規事業の参入を提案した重要な人物。その後東京キャピタルに転職し、ずっと宮沢とこはぜ屋の支えとなっていきました。 紘一と御園の買収の席にも同席し、こはぜ屋のために奮闘していきます。

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『陸王』のあらすじ・ネタバレを全話紹介

2017年10月期にドラマ化された『陸王』は、宮沢の熱いセリフや感動するシーンが多く、涙なしには見ることのできない作品となっています。放送から数年経っても、感動ドラマとして語り継がれていますね。 まだ見ていない人は、ぜひこの感動を味わってほしいと思います!