漫画『光と影』最新巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！平民貴族のラブファンタジー物語

子爵邸宅の召使いとして杜撰な環境で生きてきたヒロインが、身代わりとして悪い噂しか聞かない平民出身の貴族と結婚するラブファンタジー漫画『光と影』。 そんな本作は、美しい世界観で描かれたラブロマンス物語が見どころな作品です。 ここからは本作の最終巻までのあらすじ・ネタバレや、感想を紹介していきます！

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ウィリアム子爵邸宅の召使いとして働いていたエドナは、ある日子爵の娘・アナの身代わりとして結婚に出されます。相手はここアースワールドを治めた、平民上がりの残忍な騎士・イーライ。アナではないことがバレた場合身の危険がありましたが、早速バレてしまいます。 ところが殺されることはなく、イーライの「夜の慰みもの」として生きることに。翌日2人が訪れたのは、食糧難で苦しむ村でした。村人を救いたいと真っ直ぐな目で見てくるエドナに対し、イーライは復旧作業を一任します。 あまりにも堂々とした姿のエドナに違和感を感じたイーライ。それもそのはず、エドナはかつてイーサンという名で男として育てられた前王家の王子なのです。

かつて国が侵略されたときに、エドナが王妃である母親から命じられたのは「外の世界へ逃げて女として生きること」でした。その日から、自分のために命を落とした人々と母親のためにすべてを背負って生きることを誓ったのです。 村人を屋敷へと招いたエドナは、物資の提供と安全の保障を約束します。しかしイーライは聡明すぎるエドナに更なる不信感を抱き、剣を首に突きつけます。そしてエドナから村人を救う理由を聞かされ、非礼を詫びるのでした。 そんな中、雨期の到来によって川の氾濫が起きます。さらにエドナが疲れからか熱を出して寝込んでしまい……。

村人たちとともに堤防の準備を進めていたイーライ。しかし氾濫の規模が予想以上に大きく、堤防が崩されていきます。そこへ寝込んでいたエドナが現れ、その場にいた全員を鼓舞激励して無事に災害を乗り切るのでした。 翌日、2人は街へ出かけて初めてデートのようなことをします。そこへイーライが戦場で生死をともにした仲間たちが帰還してきました。屋敷へ戻ったエドナはイーライととある契約を結びます。それは今後ウェストフィールドの民と命をともにする代わりに、長い髪を切るというもの。 一方イーライの仲間であるマクファデンとキアンが、エドナにイーサンの面影を感じて……。

イーライの行動1つ1つに痛いほど心揺さぶられるようになったエドナ。そして自分が恋をしていることに気が付くのでした。そんな中、キアンは髪を切ったエドナを見たことで、彼女がイーサン王子であると確信します。そして仲間のクリスにエドナの監視を任せるのでした。 村人から信頼され、聡明で立派な立ち振る舞いをしているエドナ。そんな彼女の姿を見たクリスは信頼し始め、イーライの大切な奥さんとして守ることを誓うのでした。 一方イーライやキアンらは、賤民の村を襲っていた輩の撃退に成功します。輩の正体はポーリット伯爵の次男・モンドで、なぜかイーライを恨んでおり……。

突然倒れてしまったエドナ。専門家を招集しようとするイーライですが、全員で払っていて診断はできないとのこと。エドナの状態を知ったクリスは仲間たちのもとへ向かい、状況を説明します。すると仲間の1人であるリトレルから、薬草学を学ぶ妹・リアのことを知らされるのでした。 すぐさま接触しますが、魔女狩りによってできた顔の傷が原因でふさぎ込んでしまっていたリア。一方体調が戻ったエドナは、好意を伝えてくれたイーライに申し訳なさを感じます。 頭を冷やすために外へ出ると、そこにはリアの姿が。彼女の過去を聞いたエドナは、優しく抱きしめて慰めます。その結果リアは心を開き、エドナの体調管理を担当することに。そしてエドナの懐妊が発覚し……。

マクファデンとともに王宮へやってきたイーライは、国王・ケイドンに謁見していました。2人きりになったタイミングでケイドンはイーライのことを「兄さん」と呼びます。 ケイドンは私生児の次男として生まれたことで、マクガレー家で蔑まれながら生きてきました。マクガレー家は代々ヘイドンの名を受け継いでおり、腹違いの兄であるイーライがヘイドンの名を与えられます。 しかしマクガレー家の呪縛と狂気に満ちた国王に我慢できなくなった2人は、狂った世界を変えることを誓ったのです。 街へ向かっていたエドナは、ポーリット伯爵の戦術によってピンチに陥ります。お腹に新たな命を抱えているエドナでしたが、ついに自らが戦うことを決意するのでした。

エドナは民に発破を掛け、ともに戦うことを決意します。そしてクリスが使うムチを持って、先頭に立って戦場に赴くのでした。 一方キアンは、エドナを守るために馬を走らせます。キアンはかつて、イーサンを生涯守ると誓った騎士だったのです。そしてイーサンと同じ目を持つイーライの期待を裏切らないためにも、急いでエドナ救出に向かいます。 しかしモンドに仕える騎士・キーファーに襲われ怪我を負ってしまいました。そこへ剣を持ったエドナが登場し、キーファーを圧倒します。その後エドナは無事に帰還し、遅れて帰ってきたイーライにお腹の子のことを伝えるのでした。

ポーリット伯爵の長男・ゴットと次男・モンドは戦いの最中に死んでいました。後継者がいなくなったポーリット伯爵は、イーライへの復讐を誓います。 一方体調が回復したエドナは、母親が大切に使っていたネックレスをイーライからプレゼントされていました。その後マクファデンと一緒にお茶をして、イーライとケイドンの関係を聞き出します。 かつて狂った国王は、11歳のケイドンを狂犬の獲物にして楽しんでいました。そこへイーサンが現れ、震えながらも国王にショーの中止を頼み込みます。その姿を見ていたマクファデンは感銘を受け、イーサンを信頼するようになったのです。 3年後、エドナとイーライの子・アレックスはめでたく3歳を迎えました。その後街へ向かったエドナでしたが、リトレルが何者かに襲撃され……。

『光と影』の続編である『光と影ゴールデンタイム』は、エドナとイーライの長男・アレックスが主人公のストーリーです。すでにアースワールドの王位継承権を得ており、内戦も終了した世界が舞台となっています。 巨大国家として平和を築き上げたアースワールドでしたが、とある問題に直面していました。それは協力関係だったネパルナが海上技術の提供を撤廃したこと。その結果、アレックスの国婚に選択を迫られることになります。 数日後、アースワールドに王太子妃の候補として、戦争特化の国・ノースイアンから第一王女・アネスがやってきます。さらに妹のイェシカも付き添い、独断でアレックスに会いに行くのでした。そしてこの2人の出会いが、国の命運を大きく分けることに……。

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