2023年7月31日更新

1巻完結漫画『ブラッドハーレーの馬車』ネタバレあらすじ&感想!トラウマになる伝説の胸糞漫画

このページにはプロモーションが含まれています

孤児院から引き取られた少女たちに過酷な運命が待ち受ける『ブラッドハーレーの馬車』。『無限の住人』の作者である沙村広明が描いた本作は、「トラウマになる」と言われるほど伝説の胸糞漫画として有名です。 本記事では、1冊で完結する『ブラッドハーレーの馬車』の結末をネタバレ込みであらすじを紹介します。胸糞漫画が好きな人もつらすぎて原作を読めない人も、本記事でストーリーをチェックしてください。

AD

『ブラッドハーレーの馬車』あらすじ

孤児院にいる少女たちはブラッドハーレー家に引き取られ、ブラッドハーレー聖公女歌劇団で活躍するのを夢に見ています。ブラッドハーレー家は毎年各孤児院から孤児を引き取るのですが、舞台に立つ少女と引き取られた少女の数が合いません。 実は、このブラッドハーレー家は、刑務所に服役している無期懲役の囚人に養女たちを当てがっていたのです。欲求を発散させて囚人たちの暴動を抑えようとしていました。 引き取られた一部の少女たちは「パスカの羊」と呼ばれ、死ぬまで囚人たちの性欲求や破壊欲求の矛先として、酷い仕打ちを一身に受けるしかないのです。

吹き出し アイコン

ブラッドハーレー家がクソすぎる!少女たちが幸福から一転、不幸のどん底まで落とされてかわいそう!

『ブラッドハーレーの馬車』をお得に読む方法は?

漫画『ブラッドハーレーの馬車』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70%オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。この機会に是非コミックシーモアで『ブラッドハーレーの馬車』を一気読みしてくださいね!

ネタバレ①ブラッドハーレー家に引き取られるダイアナ

今年、ブラッドハーレー家に引き取られる孤児にダイアナが選ばれました。友人のコーデリアは手紙を書くと約束して、ほかの孤児たちとともにダイアナを見送ります。 ダイアナはブラッドハーレー聖公女歌劇団で舞台に立つ夢を見ながら、馬車でブラッドハーレー家に向かっていました。しかし、到着したのは塀に囲まれた建物です。よく分からぬまま降ろされ命じられるままに着替えたダイアナはある部屋に連れて行かれました。 そこでは、無期懲役の囚人たちがダイアナを待ち受けていたのです。ダイアナは一斉に囚人たちに襲われ変わり果てた姿になります。 実は、ブラッドハーレー家は囚人たちの欲を発散させるため、1年に1回、少女たちを囚人に当てがう「1・14計画案」を発議して実行に移していたのです。

吹き出し アイコン

あまりに酷すぎて言葉が出ない。この話の最後にコーデリアがダイアナに手紙を書いてるシーンがつらかった。

AD

ネタバレ②次々と犠牲になる少女たち

ブラッドハーレー家が発議した「1・14計画案」は「パスカの祭り」と呼ばれるようになります。この計画が発足したのは、過去に刑務所で囚人たちが起こした「ヘンズレーの暴動」が原因です。 この暴動では死者37名、負傷者145名の犠牲者が出ました。このような暴動を起こさないためにも、囚人の欲を発散させるのを目的にブラッドハーレー家が提案したのです。 この祭りでは少女たちだけでなく、さまざまな人に過酷な運命が待ち受けます。自身の娘が祭りの犠牲者として連れてこられた囚人、少女を逃してあげようとする監視、自身の後に引き取られた友人の行方を追う歌劇団の一員。 あらゆる人がこの祭りの犠牲となり、過酷な運命に翻弄されてきました。しかし、戦争の始まりとともに祭りにも陰りが出ます。

吹き出し アイコン

祭りを楽しみにしていた父親の前に娘が連れてこられる展開がエグすぎ……。そりゃ父親だって発狂するわ。

ネタバレ③コーデリアと祭りの終わり

戦争が始まり、ブラッドハーレー家のブライスは家の終わりを悟っていました。そのため、今までの祭りの記録を一冊の手帳にまとめ、パスカの祭りを告発しようとします。 そんななか、刑務所へ向かう馬車に、ダイアナに手紙を書くと約束したコーデリアがブライスとともに乗っていました。コーデリアはダイアナが舞台に上がっていないことに気づき、引き取られた少女たちがどこへ行ったのか知ろうとしていたのです。 しかし、馬車の横に爆弾が落ちてきて吹き飛ばされます。コーデリアはブライスに庇われ無事でしたが、ブライスはもう後がないことを悟り、手帳をコーデリアに託しました。 ブライスの思いはコーデリアに託され、パスカの祭りは終わります。ブラッドハーレー家も戦闘機が墜落して、家にいたすべての人が死に絶え終わりを迎えました。

吹き出し アイコン

終わりを迎えたのは良かったけど、今までの少女たちを思うと悲しすぎる。もっといい方法があったんじゃないかな。

AD

『ブラッドハーレーの馬車』の見どころ

少女と周囲の人が織りなすドラマ

本作はただ少女が酷い目に遭うだけでなく、祭りに選ばれた少女と周囲の人が織りなすドラマが描かれています。少女だけでなく周囲の人に待ち受ける運命も見どころの一つです。 例えば、監視のアービングは自殺をしようとする少女に、つい「あと2日耐えられれば養父に会える」と嘘をついてしまいます。少女はその言葉を信じ自殺をやめて、2日間耐え抜きました。約束通り、アービングは少女を出してあげようとするのですが、彼にも過酷な運命が待ち受けています。 ほぼ全ての話が報われないのですが、それでも不思議とそのやるせなさに引き込まれてしまうストーリーです。

『ブラッドハーレーの馬車』あらすじをネタバレ解説しました!

あまりに救いがないストーリーなので読む人のトラウマになってしまう『ブラッドハーレーの馬車』。人を選ぶ作品ですが、胸糞漫画や鬱漫画が好きな人にはおすすめの作品です。「トラウマにならない!」と自信がある方は、1冊で完結するので読んでみてください。