ライトノベル『わたしはあなたの涙になりたい』ネタバレあらすじ&感想!ラノベ大賞を受賞したラブストーリー
第16回小学館ライトノベル大賞において応募総数1400件以上から大賞に選ばれた『わたしはあなたの涙になりたい』。難病や震災などが物語の軸として登場し読者からは「良い意味でラノベっぽくない」という声が多く寄せられています。 この記事では『わたしはあなたの涙になりたい』をネタバレありであらすじ紹介していきます!
1巻ネタバレ感想
世界でも症例の少ない難病・塩化病に侵され母を失った少年・三枝八雲。彼は学校の音楽室で天才ピアニスト少女・五十嵐揺月(ゆづき)と出会いました。お互い複雑な家庭で育った2人は仲良くなり家出を計画しますが八雲が怖気づき、この件で2人は疎遠になります。 ピアニストとして才能を開花させた揺月を高校生にしてプロとなりイタリアへ留学が決まりました。そして彼女の活躍に感化された八雲は父と同じ小説家を目指すことにしたのです。 再会を果たした八雲は揺月が母と同じ塩化病に侵されていることを知ります。塩になって砕けてもピアニストとして音を奏で続ける揺月。そして八雲とともに最期の時を過ごした揺月はビデオレターを残し……。
終盤にタイトルの意味が分かって涙が止まりませんでした。ラノベの枠を超えた恋愛小説です。
『わたしはあなたの涙になりたい』をお得に読む方法は?
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『わたしはあなたの涙になりたい』の見どころ
『物語化』を考えさせられるストーリー
作中で揺月は自身の人生が「物語化」されることを嫌っていました。お涙頂戴な内容として消化されすぐに忘れられてしまうことが嫌だったのです。タイトル『わたしはあなたの涙になりたい』も塩化病と繋がることで、感動モノにありがちなタイトルを付けたわけではないとわかります。 また「物語化」に関してはストーリーにも登場し、福島出身の作者からリアリティのある内容で語られている東日本大震災が物語化していることへの危機感とも捉えられます。
『わたしはあなたの涙になりたい』あらすじをネタバレ解説しました!
八雲と揺月の長い青春を追った『わたしはあなたの涙になりたい』。震災や難病、恋愛など様々なテーマが1冊に凝縮された濃密な青春ラノベです。 この機会に『わたしはあなたの涙になりたい』をコミックシーモアで読んでみてはいかがでしょうか。