『シカゴ・ファイア』のキャストをシーズン9まで!降板した俳優のその後や亡くなった人も紹介
シカゴの消防署を舞台に、消防士や救急救命士の命がけ仕事や人間模様を描く人気ドラマ『シカゴ・ファイア』。2012年から放送が開始された本作は、本国アメリカでは2021年にシーズン10が放送され、シーズン11の製作も決定しています。 今回はそんな人気作『シカゴ・ファイア』のキャストを紹介!降板したキャストや、残念ながらこの世を去ったキャストについても紹介します。
『シカゴ・ファイア』のあらすじ
シカゴ市消防局第51分署。そこに所属する消防士やレスキュー隊、救急隊員たちは日夜、人々が逃げ出す火事や事故現場に躊躇なく突入し、人命救助という危険な任務にあたっています。大きな責任のあるこの仕事は、ときに個人的な犠牲を強いることも。 それぞれの隊に所属する者たちは、そのプライドやエゴ、プレッシャーから対立することもありますが、ひとたび現場に出れば、お互いの命を守り、人々を救うために一丸となリます。 はしご隊小隊長のマシュー・ケイシーとレスキュー隊小隊長のケリー・セブライドは、しばしば衝突しながらも、力を合わせて人命救助に向かいます。
『シカゴ・ファイア』を観るならHulu!
『シカゴ・ファイア』は現在、Huluでシーズン1からシーズン8まで見放題配信中。8月8日からは、シーズン9の配信が開始されます。 また、本作のスピンオフである『シカゴ P.D.』(2014年〜)と『シカゴ・メッド』(2015年〜)、『シカゴ・ジャスティス』(2017年)も配信されているので、あわせて楽しめるのもうれしいですね!
マシュー・ケイシー役/ジェシー・スペンサー
マシュー・ケイシーは、シカゴ消防局第51分署はしご第81小隊の小隊長です。正義感が強く真面目な彼は、同僚と良好な関係を気づいていますが、レスキュー隊のケリーとはなにかと対立しがち。副業として工務店を営んでいます。 マシューを演じるのは、ドラマ『Dr.HOUSE』(2004年〜2012年)などへの出演で知られるジェシー・スペンサー。オーストラリア出身で自国の長寿ドラマ『ネーバーズ』で人気を獲得し、ハリウッドで活躍するようになりました。
ケリー・セブライド役/テイラー・キニー
カリスマ性あふれるクールなケリー・セブライドは、レスキュー第3小隊の小隊長です。父も消防隊員の家庭で育ちました。エリートとされるレスキュー隊に所属していることを鼻にかけ、マシューとたびたび対立。女性関係が派手です。 ケリーを演じるテイラー・キニーは、映画『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012年)などに出演。本作のスピンオフである『シカゴP.D.』(2014年〜)や『シカゴ・メッド』(2015年〜)などにも、ケリー役で準レギュラーとして出演しています。
ガブリエラ・ドーソン役/モニカ・レイモンド
ガブリエラ・ドーソンは、救急第61小隊の救急救命士で責任者です。シーズン3第4話からシーズン5第1話までは、消防士として第81はしご小隊で活躍していました。感情的になりやすくトラブルを起こしやすい彼女は、秘密を守るのも苦手。婚約者がいるケイシーに片思いしています。 ガブリエラを演じたのは、2009年から2011年にかけてドラマ『ライ・トゥ・ミー』にてメインキャラクター、マリア・"リア"・トーレスを演じていたモニカ・レイモンドです。
ウォレス・ボーデン役/イーモン・ウォーカー
シカゴ消防局第51分署の大隊長であるウォレス・ボーデン。熟練した消防士で、的確な判断能力を持つ彼は、部下からも厚い信頼を集めています。なにかと対立しがちなマシューとケリーをたしなめることも。 ボーデンを演じるのは、大ヒットドラマ『OZ/オズ』(1997年〜2003年)でメインキャストを務めたイーモン・ウォーカーです。映画では、『ロード・オブ・ウォー』(2005年)や『カンパニー・メン』(2010年)などに出演しています。
ピーター・ミルズ役/チャーリー・バーネット
ピーター・ミルズは、殉職した父の意志を継いでレスキュー隊になることを強く志願していました。はしご第81小隊の候補生として救命救急士を務めたあと、救急第61小隊に所属。消防士に昇格後は、レスキュー第3小隊に配属されました。探究心が強く、陽気な性格です。 ピーターを演じたチャーリー・バーネットは、Netflix制作のドラマ『ロシアン・ドール:謎のタイムループ』(2019年)に、メインキャストとして出演しています。
レズリー・シェイ役/ローレン・ジャーマン
レズリー・シェイは、救急第61小隊に所属する救急士です。同性愛者で、親友のケリーとルームシェアをしています。愛情深く、友情に厚い性格です。 レズリーを演じたのは、『HAWAIIFIVE-0』(2011年〜2012年)や『LUCIFER/ルシファー』(2016年〜2021年)などへの出演で知られるローレン・ジャーマンです。
クリストファー・ハーマン役/デヴィッド・エイゲンバーグ
クリストファー・ハーマンは、はしご第81小隊のベテラン上級消防士で、のちにポンプ第51小隊の小隊長に昇進します。4人(のちに5人)の子供がいる良き父親ですが、株で失敗し、家を失ってしまいます。のちに副業としてバーを経営することに。 ハーマンを演じるデヴィット・エイゲンバーグは、「セックス・アンド・ザ・シティ」シリーズでシンシア・ニクソン演じるミランダの夫スティーブン役で知られるようになりました。
降板したキャスト
マシュー・ケイシー役/ジェシー・スペンサー
マシュー・ケイシー役を務めていたジェシー・スペンサーは、シリーズ200話目となるシーズン10第5話をもって降板。第22話にはゲストとして登場し、シーズン11にもゲストとして顔を出すとのこと。 降板理由についてスペンサーは、長くテレビシリーズに出演してきたため、キャリアに変化を起こしたいと思ったと語っています。
ガブリエラ・ドーソン役/モニカ・レイモンド
ガブリエラ役のモニカ・レイモンドは、シーズン7第1話で降板。ゲストとしてシーズン8第9話に登場しました。 2018年に自身のTwitterで降板を発表。『シカゴ・ファイア』への出演は人生で最も意味のある経験だったとしつつ、「人生の次の章へ進む時だと決断しました」と語っています。 ガブリエラは劇中で死亡したわけではないので、今後もゲストとして登場するかもしれません。
レズリー・シェイ役/ローレン・ジャーマン
ローレン・ジャーマンは、レズリー・シェイ役で、シーズン1からシーズン3第1話までレギューラー出演しました。その後シーズン3第14話と第19話にゲス地出演しています。 降板当時、理由は明らかにされていませんでしたが、降板翌年の2016年からドラマ『LUCIFER/ルシファー』(2016年〜2021年)でメインキャラクターを演じていることから、こちらへの出演がシカゴ・ファイア降板の理由だったようです。
ピーター・ミルズ役/チャーリー・バーネット
ピーター役のチャーリー・バーネットが降板したのは、どうやら脚本上の理由だった様子。 のちにバーネットは英Digital Spyのインタビューで、降板は予想していなかったため、悲しかったし、長いことつらい思いをしたと振り返っています。しかし結果的に、その後出演作にも恵まれたので、「災い転じて福となしたことに感謝しています」と語りました。
ブライアン・“オーチス”・ズヴァナチェック役/ユーリ・サルダロフ
ブライアン・“オーチス”・ズヴァナチェックは、はしご第81小隊の消防士で、候補生から昇格したばかりです。その後、念願かなって消防車の運転を任されることに。のちにハーマンとともにバーの共同経営者となりました。 シーズン1からシーズン8第1話までオーチスを演じたのは、ユーリ・サルダロフです。彼がシーズン8で降板したのは、ストーリーの関係上とのこと。サルダロフは、2023年には『FBI:インターナショナル』(2021年〜)にも出演しています。
ハリー・トーマス役/テリー・リーヴス
ハリー・トーマスはレイクショア病院の研修医で、ケイシーの婚約者です。しかしお互いの職業や考え方の違いから関係がうまくいかず、悩んでいました。ケイシーとはくっついたり別れたりをくり返し、ケイシーに片想いするガブリエラをやきもきさせたりもしていました。 ハリーを演じたテリー・リーヴスは、シーズン1第22話をもって降板。その後、ドラマ『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』(2009年〜2016年)や『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』(2005年〜)などにゲスト出演しています。
“チリ” ジェシカ・チルトン役/ドーラ・マディソン
シーズン3第21話でゲストとして登場し、シーズン4からはレギュラーとなった「チリ」ことジェシカ・チルトン。救急第61小隊の救急救命士である彼女は、父のアイディアを実現するために全財産を投資したりと、夢のために暴走する傾向がありました。職務には真面目に取り組んでいましたが、妹のマリッサ・マーティンが亡くなってからは飲酒や問題行動をくり返すようになります。 チリを演じたドーラ・マディソンは、シーズン4第14話で降板。その後、2021年公開の映画『BLISS ブリス』で主演を務めました。
ジミー・ボレッリ役/スティーブン・R・マックイーン
シーズン4第1話からシーズン5第2話まで登場したジミー・ボレッリは、はしご第81小隊、救急第61小隊の隊員です。勤務初日に大失態をおかし、ボーデンに門前払いされてしまいましたが、謝罪し第51分署のメンバーになるチャンスを与えられます。 しかし同じく消防士の兄ダニーがシーズン4第22話でボーデンの指揮下で殉職し、ボーデンと対立するようになりました。 ジミーを演じたスティーブン・R・マックイーンは、シーズン5第2話で降板。本作のほかには、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』(2009年〜2017年)で、6シーズンにわたってジェレミー・ギルバート役を演じたことなどで知られています。
死亡したキャスト
トリート・ウィリアムズ
ケリーの父で元消防士のベニー・セブライド。シーズン1からシーズン7第7話まで出演しました。息子の上司であるボーデンとも旧知の仲でしたが、シーズン7第6話で、脳卒中で亡くなります。 演じたトリート・ウィリアムズは2023年6月12日、バイクで走行中に車に追突される事故に遭い、搬送先の病院で亡くなりました。享年71歳でした。
モリー・グリン
シーズン1に救急医役で出演していたモリー・グリンは、2014年9月5日、倒木の下敷きになって亡くなりました。 事故当日、シカゴ郊外の自然保護区で夫とサイクリングなどを楽しんでいたグリン。突風により倒れてきた木が彼女を直撃し、翌日、搬送先の病院で亡くなりました。享年46歳でした。
『シカゴ・ファイア』のキャストまとめ!降板理由やその後にも迫った
放送開始から10年を超え、長寿シリーズとなった『シカゴ・ファイア』。慣れ親しんだキャストが降板してしまうのは、寂しいですが、新たな物語に期待も膨らみますね! 降板後のゲスト出演も長年のファンにはうれしいもの。今後もシカゴ消防局第51分署の面々のドラマを見守っていきましょう。