『ぼくは麻理のなか』あらすじと最終回ネタバレ!ドラマの見どころは気持ち悪い吉沢亮?
『惡の華』『漂流ネットカフェ』などで知られる押見修造の話題作『ぼくは麻理のなか』は映像化もされた作品です。この記事では『ぼくは麻理のなか』のネタバレを原作とドラマの両方ご紹介していきます。見どころについても解説しますので、作品を見る前に要チェックです! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 各話ネタバレはこちら
『ぼくは麻理のなか』のあらすじ
小森功は引きこもりの大学生。ある日、ストーキングしていた女子高生・吉崎麻理の中に入ってしまいます。功が麻理の中にいるということは、麻理はどこに……? 麻理として生きなければならなくなった功は、麻理のクラスメート・柿口依の協力を得て麻理の抱える闇に迫っていきます。ダメダメだった功は、麻理を探す中で成長し変わっていく姿を見せるように。 果たして、麻理はどこへ行ったのか?功はどうなってしまうのでしょうか?
『ぼくは麻理のなか』の原作ネタバレ
1巻・2巻のネタバレ
引きこもりの大学生・小森功は、毎日21時に現れるコンビニの天使・吉崎麻理を眺めるのを日課にしています。ある日、麻理の後をつけた功は、朝目覚めると麻理の中に入っていました。精神が入れ替わってしまったのかと考える功ですが、小森功の中には小森功がいます。 「麻理はどこへ消えたのか……」 麻理のフリをしながら過ごす功ですが、同級生で麻理に憧れている柿口依には気づかれてしまいます。2人で協力して麻理を探すことになり調べていると、どうやら麻理も功のことを知っていたようです。 功は麻理が華やかな見た目とは違い孤独を抱えていると気づきました。依は功が知らないはずの出来事を麻理の中の功が知っていることに違和感を覚えます。麻理はまだ麻理の中にいるのでは……?
3巻・4巻のネタバレ
依は麻理が書いた落書きを見つけ功に見せます。落書きには自堕落に暮らす功への憧れが記されていました。麻理は以前から功のことを知っていたのです。 功は小森功に会いに行き事情を説明しますが、どうやら小森功は麻理に関する記憶がなくなっている様子。家では麻理が学校に行っていないことを知った両親がケンカをしています。 両親は麻理を心配するフリをしているだけで、本当の麻理を見てはいません。「くそくらえ!」と啖呵を切って部屋に戻りオナニーをしていた功に非通知で電話がかかってきます。 「あなた誰?私、麻理だけど」 自分なんか消えて麻理になってしまいたいと思った功に突然かかってきた電話。本当の麻理はどこへいったのかーー?麻理の中に入った功はどうなってしまうのでしょうか。
5巻・6巻のネタバレ
依に麻理の体でオナニーしたことを責められる功。功は依だって憧れているだけで話しかけず、妄想していたのだから同類だと告げます。 「またかける」と言った麻理からの電話を待っていて眠れなくなった功は、小森功の家に行きました。そして、オナニーする小森功を麻理の中の功は手伝い好意を持たれてしまうのでした。 依は功が知らないはずの話を知っていたことで、麻理の中には麻理がいると確信。依は喜び距離を詰めてくるように。すると、また麻理から電話がかかってきて「小森功を見てて」と言われます。 麻理からの電話は、麻理に会いたい小森功が声を加工してかけていたものでした。自分が誰なのかわからなくなってきた麻理の中の功。弟とアルバムを見ているとおばあさんから「ふみこ」と呼ばれていたことを思い出します。
7巻・8巻のネタバレ
行方をくらました依を探し出した功は、依のことが好きになっているのに気がつき思いを伝えます。そして、2人で「ふみこ」と呼ばれた記憶を辿って遊園地に行きました。 遊園地で思い出したのは、麻理はかつて「ふみこ」という名前だったということ。おばあさんがつけた「ふみこ」という名前が気に入らなかった麻理の母は、おばあさんの死後「麻理」に改名したのでした。 家に帰ると嘔吐し倒れてしまう麻理。麻理は何を話しかけても反応せず、麻理の中には麻理も功もいなくなってしまったように感じられます。 依は麻理を助けたくて麻理の母親に「ふみこ」のことを尋ねますが、麻理の母はまったく悪いと思っていない様子。母は出ていき、麻理の中の功は意識を取り戻しました。
【最終巻ネタバレ】9巻のネタバレ
本当の小森功は大学をやめ、実家に戻ることに。功は以前、夢に出てきた小森功の日記が気になり、日記を見せてもらいに実家を訪ねます。 麻理の中にいるのが功なら小森功の実家は知っているはずなのに、初めて見るものばかりでした。麻理は自分の中にいる功は自分が作り出したものであることに気がつきます。 麻理は自分もふみこの偽物だと不安がりますが、麻理の中の功は「ずっと見守っている」と言い麻理を現実世界に連れ戻すのでした。
『ぼくは麻理のなか』の最終回までのネタバレ
1話・2話のネタバレ
友人づくりに失敗し大学に行かず自慰とゲームに明け暮れる大学生・小森功(吉沢亮)は、ある朝目覚めると吉崎麻理(池田エライザ)になっていました。麻理は功がコンビニの天使と呼び崇めていた女子高生です。 麻理として過ごそうとする功ですが、柿口依(中村ゆりか)には中身が違うことがバレてしまい、消えてしまった麻理を共に探すことに。麻理の部屋には麻理が功を知っていた痕跡が残されていました。 翌日も麻理捜索をしようとする2人でしたが、麻理の女友達に誘われ遊びに出かけることに。功は遊ぶのが楽しくて調子に乗り依を怒らせてしまいます。さらに、友達のももかの恋人であるヒロキが麻理の家に押しかけてきてーー。
3話・4話のネタバレ
ヒロキから強引にキスをされてしまう功。焦った功は「麻理じゃない」と説明しますが、信じてもらえません。麻理の生活を乱したことに落ち込み、数日間学校を休んだ功。 ふと思い立ち、小森功のアパートに行くと依がいました。2人は小森功のアパートを訪ね事情を説明しますが、小森功は麻理のことなど知らないと言います。 家に帰ると父と母が麻理のことでケンカ。お互いに責任をなすりつけ合う様子を見ていて「誰も私を見ていない」と感じ、麻理の体でオナニーを始める功。すると「あなた誰?」と麻理だと名乗る人物から電話がかかってきます。 依に電話のことを報告した功は2人で麻理からの電話を待つことに。しかし、姉の存在を知られた依は功を拒絶。功は小森功のアパートを訪ね、小森功の自慰を手伝うのでした。
5話・6話のネタバレ
麻理しか知らないはずのことを功が知っていたことで、麻理の中には麻理がいるのではと感じた依は親し気な態度を取るように。小森功は「付き合ってほしい」と麻理の中にいる功に告白します。 再び麻理から電話がかかってきますが、功は何かを感じ取り小森功のところへ行き小森功を殴ります。麻理からの電話は小森功がかけていたものでした。依は小森功の自慰を手伝った功を汚いと罵りますが、功は依にキスをします。 家に帰った功は小さな頃に「ふみこ」と呼ばれていた記憶を思い出しました。実は麻理はもともと祖母から「ふみこ」と名付けられていたのですが、祖母の亡き後に母に「麻理」に改名されていたのです。 過去を思い出した功は気を失います。目を覚ました麻理からは魂が抜けてしまった様子で、功も麻理もいなくなってしまったようです。
【最終回】7話・8話のネタバレ
いつまでも空っぽの麻理を心配した依は、吉崎家を訪ね麻理の母に「ふみこ」について尋ねました。母は「改名したが麻理は喜んでいた」と主張します。 麻理は夢の中で功とふみこに会い、ふみこを連れて「日記を見てごめんね」と言い消えました。麻理は功が中にいる状態で目を覚まし、依と功は再会を喜びます。 功は実家に戻ってしまった小森功を訪ね、日記を見ることに。日記には小森功の冴えない日々が綴られていました。功の中に麻理の記憶が蘇ります。麻理の中の功は麻理自身が作り出したもの。麻理の中の功はふみこと共に消えて、麻理の中には麻理が戻ってきました。 「柿口さん、私と友達になってくれる?」麻理はそう依に言い、2人はかけがえのない友達になったのです。
【見どころ】気持ち悪い吉沢亮が見れる!?
『ぼくは麻理のなか』のドラマ版の見どころは、気持ち悪い吉沢亮です。吉沢亮演じる小森功は、オナニーとゲームに明け暮れる冴えない大学生。コンビニで見かけるJKを「コンビニの天使」と勝手に呼び観察するという気持ち悪さです。 国宝級イケメンと称されることもある吉沢亮の気持ち悪い役どころは、なかなか見られるものではありません。『ぼくは麻理のなか』は、吉沢亮の気持ち悪さを堪能できるドラマとなっています。
『ぼくは麻理のなか』のメインキャスト
吉崎麻理役/池田エライザ
コンビニの天使・吉崎麻理を演じるのは池田エライザです。吉崎麻理役に求められるのは、天使と呼ばれるに値するルックスと、複雑な麻理の内面を演じる表現力。 池田エライザはルックスと表現力のどちらも持っており、存在感のある麻理を演じきってくれています。入れ替わりものという難しい設定ですが、違和感なく見られますよ。
小森功役/吉沢亮
冴えない大学生の小森功を演じるのは吉沢亮です。「吉沢亮のようなイケメンがキモい大学生役!?」と驚いてしまった人も大丈夫! 『ぼくは麻理のなか』のドラマには吉沢亮だからこそできる、気持ち悪い小森功がちゃんといます。原作ファンを裏切らない小森功像を楽しんでみてください。
柿口依役/中村ゆりか
麻理に密かに憧れる柿口依を演じるのは中村ゆりかです。麻理の中に功がいるのに気がつき、麻理探しに強力する『ぼくは麻理のなか』になくてはならないキャラクター。 依自身も家族に問題を抱えつつ、功を殴り感情を見せることもある難しい役柄です。麻理への変わらない思いを中村ゆりかの眼差しが表現している点に注目してください。
『ぼくは麻理のなか』最終回までのあらすじネタバレ!見どころは気持ち悪い吉沢亮?
原作もドラマも話題の『ぼくは麻理のなか』は、最終回まで見逃せないストーリーです。気持ち悪い吉沢亮が見られる珍しいドラマである点も大注目。ネタバレを見た上でも楽しめますので、ぜひ漫画もドラマもチェックしてみてくださいね。