漫画『猫と竜』最新巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！猫と竜が織りなすファンタジー世界に心癒される

竜や猫、人間が共生する世界を描いた『猫と竜』。それぞれの関わりをオムニバス形式で描いている作品です。本作は、短編ながら「小説家になろう」で異例の日刊ランキング1位を記録したこと話題になりました。 本記事では、そんな『猫と竜』を最新巻までネタバレ込みであらすじを紹介します！竜と猫と人間が共生する心温まるファンタジー世界を、ぜひチェックしてください。

猫(ケットシー)に育てられた猫竜は、かつて人間が毛皮を刈るために猫たちを殺したことで、人間に猫を傷つけないよう忠告し、猫たちには人間が危険な生き物だと教えていました。 しかし、ある日、魔力が弱い王子を不憫に思った猫が王子の友達になり魔法を教えてくれます。秘密裏に魔法の練習をしていましたが、2人の関係は王にも猫竜にも知られてしまいました。猫は正式に魔法を教える許しを得て王子に魔法を教えます。そして、代々猫たちは王家に魔法を教えるようになりました。 以降も猫竜や猫、人間の関係は続いていきます。城下では一年に一度、お祭りが開かれていて、猫竜はこのお祭りに参加しなければなりません。このお祭りではかつて猫竜が城下を焼いた話を劇として披露していて、猫竜は自分が主役にされている劇を見るのが毎年気恥ずかしいのです。

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黒猫のクロバネは冒険者を目指す王子とともに旅に出ています。2人は冒険者の通過儀礼でもある薬草集めの講習を受けにいきました。この講習の途中、ワシの魔獣が襲ってきますが王子が瞬殺します。すごいことなのに王子は自分の実力に全く気づいていません。 一方、とある白猫は魔法の練習を嫌がる少女に振り回されていました。少女に魔法を教えようとしても、嫌がられてしまいます。そんななか、少女は焚き火を見ただけで炎の魔法を習得してしまいました。そんな様子を見て、白猫は少女の保護者である司祭に少女を魔法学校へ行かせるよう提案します。 猫竜を育てた母猫は召喚され、今は召喚者とともに魔法学校に身を寄せています。魔法学校でかつて自分が子育てをした森の存在を思い出した母猫は久々に森へ帰ることにしました。そして、久しぶりに猫竜と再会を果たすのです。

クロバネと冒険者への旅に出ていた王子のスタンは、魔法学校の試験の手伝いで白い猫のシロタエとともにいるガリーの試験に引率しました。この試験で才能に恵まれたガリーの戦いぶりに心を打たれたスタンは、ガリーを自分の相棒にしようとします。 スタンはガリーがいる街へ止まり、ガリーを冒険者の道へ誘う日々を送っていました。そんなある日、2人はアルキグサを取りに行く仕事を受けます。2人は無事に仕事を終わらせますが、この一件でガリーはスタンが王子であることを知ってしまいました。 魔法学校の卒業を目前にしたガリーは、公務員になるか冒険者になるか悩んでいます。スタンも変わらずガリーを相棒にしようとしていました。そんななか、シロタエはクロバネへガリーが公務員か冒険者か悩んでいるのを伝えてしまいます。ガリーの卒業後の進路とは……？

本作は猫と竜という2つの種族が家族となり人間と共生している作品です。竜と猫というありそうでなかった組み合わせですが、猫好きや竜好きの人にとってはたまらない作品でしょう。 特に本作ではさまざまな猫が登場しています。英雄として語られているかっこいい黒猫や、めんどくさがりな少女に振り回される不憫な猫、なかには悪魔なのに猫の姿をするものも。ありとあらゆる猫が各話で登場して、その魅力を存分に発揮してくれます。猫好きの人はそんな猫たちに癒されてしまうでしょう。

猫と竜と人間のほっこりする心温まる世界を描いた『猫と竜』。絵本のようなかわいらしい世界に癒されてしまう作品です。猫好きはもちろん、竜などが登場するファンタジーが好きな方にもおすすめなので、ぜひコミックシーモアで読んでみてください！