漫画『ダンス・ダンス・ダンスール』ネタバレあらすじ＆感想！男の子が主役のバレエ漫画

主人公がロシア最高峰のバレエ団で王子を踊る「ダンスール・ノーブル」を目指す姿を描いた『ダンス・ダンス・ダンスール』。文化庁メディア芸術祭第23回マンガ部門の審査委員会推薦作品に選ばれ、2022年4月にはテレビアニメが放送された作品です。 本記事では、そんな『ダンス・ダンス・ダンスール』を25巻までネタバレ込みであらすじを紹介します！あわせて無料で読める方法があるのか紹介しているので、参考にしてください。

村尾潤平は五代都と出会い、一度は諦めかけたバレエをもう一度始めます。都の母親が教える五代バレエ教室に通い、都の従兄弟の流鶯と切磋琢磨しながら、部活や他の習い事を辞め、バレエ漬けの毎日を送っていました。 しかし、発表会でバレエ会の重鎮である生川綾子に酷評されてしまいます。納得がいかない潤平は、流鶯とともに綾子の教室で開催されるサマースクールへ押しかけ、レッスンを受けることに。潤平はレッスンを通して、なぜ酷評されたのかを理解しました。 潤平は綾子から特別クラスのSSクラスへ推薦される「スカラシップ」へ潤平を考えていると言われます。しかし、条件として五代バレエ教室と縁を切ることを提示されました。潤平は悩んだ末に綾子の教室を選び、一度は交際した都との関係も断ち、スカラシップに選ばれます。

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潤平は芸術監督の銀矢の目にとまり、GEISYAの公演に出演させてらもうことに。しかし、東京公演は成長期が仇となり降板され、海外公演はケガをした友達のところへ行ったことで舞台を投げ出したと思われてしまいました。 潤平は生川子どもバレエのアンケートで、もう一度見たいという評価を120%獲得しないと奨学金を打ち切ると宣告されます。この宣言はクビに等しいものでしたが、潤平はバレエ団の仲間と協力しあい、この条件をクリアしました。 その後、潤平はYAGPという大会に出場します。潤平は流鶯が同じ大会に出ていると考えていましたが、流鶯はロシアで開催されるワガノワ･プリに出場し、1位に選ばれていました。潤平は大会で審査員ウケするような演技を見せますが、流鶯が現れ潤平の踊りに怒りを見せます。

もともと大会で披露する演技に疑問を抱いていた潤平ですが、流鶯の怒りでさらに迷いを見せます。潤平はあえて本番前に練習を重ねることで、音楽に没頭する自分らしい演技を見せました。そして、日本で行われた予選を突破し、NYで開かれる本選への出場を決めます。 潤平はNYの本選を前に、生川バレエ団で公演する「眠れる森の美女」のオーディションが行われ、王子様役に立候補しました。王子様役は潤平、理久、勇気、海咲の4人で争います。潤平は綾子の娘である夏姫とペアを組みますが、2人の演技が作品の解釈と合わず主役の座を逃してしまいました。 オーディションが終わり、潤平はYAGPの本選へ向けて特訓します。しかし、コンテンポラリーダンスをポジティブなダンスにするのか、ネガティブなダンスにするのかで迷いが生じました。潤平は魂を燃やしきるネガティブなダンスを選び、本選に挑みます。

潤平の前には、昨年YAGPで優勝したサシュコーが立ちはだかります。サシュコーのバレエは潤平が憧れるブランコにそっくりでした。潤平はYAGPにきていたブランコへサシュコーにバレエを教えているのかと詰め寄り、自分も結果を出すから教えてくれとお願いします。 ブランコの弟子の座をかけて潤平とサシュコーはぶつかり合いました。その結果、潤平がYAGPで1位を取り、グランプリまで獲得！潤平は生川バレエ学校に戻る約束を反故にして、NYへ移り住みブランコに師事します。 ブランコの弟子になったものの、ブランコはバレエを教えてくれません。また、潤平はお金がなくダンスを披露してお金を稼ぎます。ブランコはそんな潤平を見かねて、ゲイリーを紹介します。潤平はゲイリーに自分のバレエを見せ、パトロンを得ました。

映画のオーディションで流鶯の母親に会いつつ、潤平は通っているバレエ学校で公演するコッペリアのフランツ役をもらいます。潤平はベアトリスとペアを組みますが、うまくいきません。そこで2人はお互いを理解し合うためにもデートをし、潤平は舞台の上では愛し倒すと決めます。 そんななか、潤平は夏姫に会いにいきました。潤平は前回夏姫に会った時に告白していましたが、紆余曲折あったものの今回身も心も結ばれます。その後、流鶯がNYで公演を行うため、潤平は見にいきました。やはり流鶯の演技は圧巻で、潤平は思わず「ブラボー！」と叫びます。 そして、いよいよコッペリアの本番を迎えました。潤平はこの舞台の中で転倒してしまい、その結果、膝前十字靭帯断絶と診断されるのです。潤平はリハビリに精を出すなか、生川バレエ団のガラ公演を見に帰国し、旧友たちと再会します。

当初、潤平はバレエを本格的にやるつもりはなく、父が好きだったジークンドーや部活のサッカーと並行して教室に通っていました。そんな潤平に対し、バレエを教えていた千鶴は全てを捨てられたらバレエダンサーになれると言います。これだけでいかに厳しい世界かよく分かりますよね。 さらに、捨てるだけじゃ足りず、体の大きさ、見た目の良し悪し、足の形など持って生まれたものでも左右されます。バレエは素質・才能・努力の全てが必要な世界です。潤平がいかに全てを捨てていくのか、周囲の人との人間関係を含めて本作の見どころの一つと言えるでしょう。

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バレエの厳しい世界を描いた『ダンス・ダンス・ダンスール』。バレエの専門用語や演目は作中で説明が入るので、バレエを知らない初心者でも読みやすい作品です。ぜひ、アツいバレエ漫画をコミックシーモアで読んでみてください。