『能なし巫女は、鬼神さまに愛される』は全巻無料で読める？最新話までネタバレあらすじも紹介！

『能なし巫女は、鬼神さまに愛される』は、北見明子がコミックシーモアで独占連載している少女漫画で、2023年9月時点では11巻まで配信中です。2023年10月26日までは3巻無料で読むことができます。 この記事では、そんな『能なし巫女は、鬼神さまに愛される』をお得に読む方法や作品のネタバレ、見どころや口コミも紹介していきます。

主人公・小夜は、神職の家系である蘇芳家に生まれた女性です。 人を襲う魔物から持ち前の霊力で村を守っていた蘇芳家。その家の長女として生まれた小夜でしたが、巫女として持ち合わせているはずの霊力を持っていないことが判明します。 その一方で、妹の七星には巫女としての霊力が現れ、姉妹の立場は逆転。七星は村を守る巫女となり、小夜は下女として本家の下働きを行う身分に落とされてしまうのでした。 能なし巫女と周囲から蔑まれても、小夜は人生をあきらめません。しかし、そんな彼女は村を守る鬼神のもとへと嫁ぐことになり……。

生贄として鬼神のもとに嫁ぐことになった小夜は、道中、妹の七星によって命を狙われます。そんな小夜を救ったのは鬼神の暁でした。 小夜は、気を失った状態で、暁に霊山の頂まで運ばれます。女中にいじめられる悪夢にうなされていた彼女が目を覚ますと、そこは見知らぬ一室でした。 彼女の前に現れたのは暁に仕える3人の女中、すみれ、しおん、なずなの三つ子の姉妹。彼女たちは小夜が目覚めたことを知り、喜びの表情を見せます。 その後、暁に仕える菖蒲が現れ、小夜は彼から身支度を整えるよう伝えられます。いよいよ鬼神の生贄にされると覚悟した小夜は、予想外の暁の行動に驚かされるのでした。

生贄にされるどころか、暁たちに大切に扱われるようになった小夜は、村での生活が嘘のように平穏な日々を過ごせるようになりました。 周囲からは暁の妻として扱われますが、持ち前の労働意欲が掻き立てられ、張り切って雑巾がけなどの掃除を始めてしまいます。菖蒲からは優雅な生活を送って欲しいと言われるのですが……。 平穏すぎてやることのない日々に退屈していた小夜は、ある日、薬草を採りに森へ出かけます。すると、蘇芳家の女中が妖に襲われている場面に遭遇し……。

鬼神の生贄となって死んだと思っていた小夜が生きていたことを知り、七星は怒りの感情を表し、霊山へと攻め込むべきだと父親に伝えます。 父親は彼女の進言を無視しますが、七星のもとには暁たちを敵視する人物がやってきて、何かを手渡され……。 一方で、妖に襲われていたところを暁に救われた小夜は、彼に対して恋心を抱くようになり、まともに会話ができなくなってしまいます。 菖蒲に離れ屋敷へと連れ出された小夜は、偶然居合わせた暁と会話を弾ませることに。彼の過去を知って、小夜はますます敬意を抱くようになり……。

離れ屋敷での会話もあり、小夜と暁の距離が近づきます。小夜のことを、暁がかつて愛したミヲの生まれ変わりだと思うようになり……。 暁から愛され、霊山の住人たちからは丁重に扱われ、小夜はこれまでにないほど心健やかな日々を過ごしていました。 ある日、霊山に不穏な空気が。その原因は妖ではなく人間にあったようです。暁と菖蒲が現地に赴くと、人間たちは突然攻撃を仕掛けてきたとのこと。 人間の力では太刀打ちできないと知った七星は、別の手段で暁を虜にしようと企てます。

暁がかつて愛したミヲの姿をして現れた七星に、暁は目を奪われてしまいます。そんな彼をコントロールできると確信し笑みを浮かべた七星は、暁のもとに駆け付けてきた小夜を殺せと指示するのでした。 しかし、暁はコントロールされませんでした。ミヲのことを思い出していたのではなく、七星がここにいる理由が分からず、呆然としていただけだったのです。 暁に二度と関わるなとすごまれて腰砕けとなった七星でしたが、暁と小夜が抱き合っている姿を見て感情が爆発。自分が小夜をどれくらい憎んでいるかを語りだします。 そして、七星の父親や村人が集まってくるなか、引くに引けなくなった七星が暴挙に出てしまい……。

七星が村を守る結界を破壊したことで、暁は人間の姿から妖の姿へと変化してしまいます。恐ろしい鬼となった暁には誰の言葉も届きません。 七星はこうなることを知っていて結界を破壊しました。これで自分は自由になり、姉の小夜に復讐ができると考えていたのです。小夜に霊力がなかったため、巫女としての責任を背負わされたと逆恨みをしていました。 七星が小夜に手をかけようとした時、小夜の声が暁に届きます。小夜の声で正気を取り戻した暁は、小夜を救出し人間の身体に戻るのでした。 かつて能なし巫女と蔑んだ小夜によって、村は守られたのです。

七星たちによる反乱を防いだ小夜と暁。霊山には再び平穏な日々が戻ってきました。 暁の屋敷で、女神のような存在となった小夜は、妖からも慕われ、本当の家族に囲まれて生活しているような幸福感で満たされます。 相思相愛なことを確認した2人でしたが、夜はまだ別々の部屋で過ごしていました。暁の暴走した姿を見た妖たちが小夜を心配し、同じ部屋で寝ることを認めてくれません。仕方なく別々の部屋で寝る2人でした。 そんなある日、結界を抜けて小夜を嫁にしたいという人物が現れます。櫻庭晴一は、七星から霊力を奪った男で、小夜を救出しようとやってきたのでした。

小夜を救出するつもりで霊山にやってきた櫻庭でしたが、小夜の話を聞き一時撤退します。その際、暁に対して、小夜を奪うと言って去っていくのでした。 暁は、小夜が櫻庭から受け取った恋文が気になるようでしたが、その手紙の中身は恋文ではありません。小夜が内容を読むと、能なしとなった七星を探しに行こうと書いてあり……。 小夜から恋文について何も報告されないことにもやもやしていた暁でしたが、三つ子に促され小夜と村に出かけます。そこで父親が投獄されていることを聞かされるのでした。 暁に頼んで牢屋から父親を出してもらった結果、小夜と父親には和解の雰囲気が漂います。しかし、村からの帰路で、2人の間に不穏な空気が……。

心無い一言で小夜を傷つけてしまった暁は、彼女に合わせる顔が無いと嘆き、三日間屋敷に帰ってきません。 帰ってこない暁を心配する小夜を見かねて、三つ子の妖たちが暁の人となりについて語ってくれました。彼女たちが語る暁は、優しくて繊細な青年の姿。そんな話を聞き、小夜は暁への気持ちを募らせます。 一方、屋敷に帰る決心のつかない暁は菖蒲の説得を受けてようやく自宅へと足を向けます。それでも気まずさから玄関に入ろうとしません。 菖蒲が帰宅を告げると、小夜が喜び勇んで駆け寄ってきます。2人が仲直りをして良い雰囲気になるのですが、そんなときに櫻庭が現れて……。

突然現れた櫻庭の放った術によって、暁たち妖は小夜の目の前からいなくなってしまいました。 そんな小夜を櫻庭は、自宅の屋敷に連れ込みます。小夜は心を閉ざして、出される食事にも手を付けず……。 一方で、暁たちは妖世界へと送られていました。何とか人間界に帰ろうとしますが、その方法が見つかりません。 小夜は小夜で、暁が迎えに来ることを信じ、暁は暁で小夜を救うために人間界に戻る方法を探し続けます。2人とも歯がゆい気持ちを抱えながら……。

能なし巫女の小夜は跡継ぎになれず、小夜を待っているのは政略結婚の道具にされる未来だけでした。しかし、小夜の父は、小夜が鬼神と接触してしまったことで嫁に出すこともできなくなったと嘆きます。そこで妹の七星が提案したのは、小夜を鬼神様に嫁がせるということでした。 鬼神に嫁ぐというのは、すなわちいけにえになるということ。そこで小夜は妹が自分を殺したいほど憎んでいることに気づきます。嫌がる小夜を滝つぼに突き落とす七星。そこに鬼神が現れてーー。 脳なし巫女として虐げるだけでなく、いけにえにしようとするなんて、この家の人たちには人の心があるのだろうかと疑いたくなります。そんな環境でも強く生きようとする小夜に、励まされることでしょう。

滝つぼに落ちる寸前で鬼神に助けられた小夜は、ショックで意識を失います。次に目覚めた時には鬼神の屋敷にいました。丁寧に看病されていることに戸惑いながらも、いけにえになる決意を固める小夜。しかし鬼神は小夜に優しく触れ、「鬼は人間を食わない」と言います。 食わないのであれば、自分を迎えたのはどういう意図があるんだろうかと思い悩む小夜。どうやら鬼神は小夜を誰か別の女性と重ねているようでした。 鬼神の本音を知り、小夜の人生は一変します。そして、あきらめずに日々を懸命に生きてきたことが報われていき……。鬼神との波乱万丈なストーリーは見応えありますよ。

残念ながら、漫画『能なし巫女は、鬼神さまに愛される』を読むことができるアプリはありませんでした。 もし今後配信されることがあったとしても、1日に読める話数には制限があったりもするので、やはりコミックシーモアで70%オフクーポンを使うのが一番お得で早い方法だと分かります。