漫画『それでも歩は寄せてくる』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！アニメ化もした尊すぎる将棋ラブコメ

『からかい上手の高木さん』でお馴染みの山本崇一朗が描く将棋ラブコメ漫画『それでも歩は寄せてくる』。 この記事では本作の最新話までのあらすじをネタバレありで徹底解説！ファンから「尊すぎる！」と声があがるストーリーや個性的なキャラたちの関係性を紹介し、アニメ化もした本作の魅力をあますことなくお伝えしていきます。

将棋部に所属する高校2年生の八乙女うるしとその後輩にあたる田中歩。ここにはたった2人しか部員がおらず、今日もうるしたちは将棋盤をはさみ顔を突き合わせます。何度も勝負を重ねますがなかなかうるしに勝てない歩。実は彼はうるしに好意を抱いており、将棋に勝ったときに告白すると決意していました。 そのときが来るまでは、自分の恋心を知られてはならない……。ですが、うるしはそんな彼に「自分への恋心」を認めさせようとちょっかいをかけてきます。歩のポーカーフェイスを何とか崩そうとするうるしですが、そのたびに歩の無自覚なアプローチに返り討ちにされることに。 しかしそんな2人に転機が到来。うるしと歩は「ハンデ戦」をすることになり、歩はここで初勝利を収めます。歩はここで気持ちを告白する……かと思われましたが、彼の口から出たのは「ハンデなしで勝てるようになる」という新たな決意でした。恋の成就はまだまだ先になりそうです。

歩が高校に入学してから初めてのバレンタイン。うるしからのチョコを期待して緊張する歩ですが、なかなかチョコがもらえません。しかし部活動が終わったころ、ついにうるしからチョコレートが！実はうるし自身もチョコを渡すことを意識してしまい、渡すタイミングを見失っていたようなのです。 噛み合わないながらも着実に仲を深めていく2人。そして歩たちも進級し2年生となり、うるしはついに3年生へ。彼らがともに過ごせる高校時代も残りわずか。しかしそんななか新入生として登場した香川凛が大きな台風の目に！？ 凛は中学時代に歩が所属していた剣道部の後輩。彼女はふたたび歩と剣道をしたいと考えていましたが、将棋部に入っていると知り憤慨！凛は歩を剣道部に戻そうと画策するも失敗し、結局彼女が将棋部に入部することに。歩の恋路にほんのり波乱の予感が漂います……。

歩の幼馴染の角竜タケルと凛の加入でよりにぎやかになった将棋部。2人きりではなくなりましたが、将棋部の日々は楽しくかけがえのないものとして続いていきます。凛も将棋を楽しんでいるようで、なんだかんだと仲良くやっていけそうな予感……。 そんななかうるしは修学旅行へ行くことになり、歩と離れた時間を過ごすことになります。彼女は旅行中に歩からの連絡を待っている自分に気付き、少しずつ歩に抱いている気持ちを自覚。修学旅行から帰る頃には、すっかり歩を意識するようになっていました。 そして将棋部にも大きな転機が。部員が増えたことでついに団体戦への出場ができるようになり、さらに大会に向けた合宿も予定されることに！？うるしと歩の関係にも大きな動きがありそうです。

夏の合宿に向けて準備をしていくなかで、歩にアピールするための水着選びをするうるし。後輩の凛もそこで水着を選びますが、どうやら彼女も歩へのアピールを狙っている様子。 そしてついに始まる夏合宿！海辺の宿泊施設に将棋部の面々が集まり、これは様々なトラブルが起きそうな予感……。そんな色めきたつ合宿中に、凛は「自分の心に素直に動く」と宣言。歩・うるし・凛の三角関係はさらに激化していきます。 海に花火にお泊りに、夏のすべてを楽しみ切った合宿もいよいよ大詰め。２学期が始まってしまえば、うるしの卒業まで約半年となってしまいます。歩はそれまでに、彼女への想いを伝えることができるのでしょうか……。

歩へのアプローチが段々とストレートになっていくうるしと凛。歩の気持ちに変わりはありませんが、「将棋で勝ったら告白」という課題がネックとなり、なかなか次の段階に進展しないうるしとの仲。一方で凛は「自分を好きにさせてみせる」と意気込んで動き始めます。 奇しくもこの時期は文化祭に体育祭など恋愛イベントが目白押し！凛は様々なイベントを通して、歩へのアピールを続けていきます。 その反面、受験勉強などの影響もあり、部活動から少し遠ざかりつつあるうるし。もしかしたら歩との仲も変わってくる……？かと思いきや、歩はクリスマスにうるしを誘うなど気持ちに変化はない様子。物語もいよいよ大詰め、歩の恋にも決着が近付いてきます。

本作はメインキャラとなる歩やうるしはもちろんですが、その周囲にも非常に魅力的な人物が揃っています。うるしのライバルとなる凛をはじめ、歩の幼馴染となるタケルや桜子など、作中には思わず好きになってしまうキャラが盛り沢山！ さらにその登場人物たちを可愛らしく描くその画力、そして読者を引き付けて止まない話の構成力、そのどちらもが超ハイクオリティ！ラブコメの名手と言われる山本崇一朗の真髄が詰め込まれた作品。ラブコメ好きなら必ず読んで欲しい、オススメの作品です。