漫画『夕闇の頃、この町では必ず誰かが笑う』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！都市伝説を題材にした大注目のサイコスリラー

この記事では、都市伝説に巻き込まれてしまった主人公たちのスリリングな逃避行を描いたホラー漫画作品『夕闇の頃、この町では必ず誰かが笑う』最新話までのネタバレを紹介します！ ホラー描写はもちろん、手に汗握る展開やぞっとするような描写で大注目の本作を一番お得に読める方法も紹介していきますので、ぜひネタバレで紹介しきれなかったストーリーは本編で楽しんでくださいね。

電車で居眠りから起きた主人公・姫歌は「かわたれ町」に列車が着くというアナウンスで飛び起きますが、列車には朝乗ったはずなのに目の前に夕焼けが広がっていることに動揺してしまいます。 違和感を覚えつつも「気のせいだ」と思いながら登校した彼女は、目の前で起こる奇妙な出来事に耐え切れず母親が勤める水族館へ。そこにクラスメイトの愛実がやってきて「なんだか今日変じゃない？」と姫歌と同じような違和感を感じていると打ち明けます。 その後愛実と一緒に自宅へ戻り、2階の廊下と姉の部屋が血で汚れていることに気づく姫歌。母とも連絡が取れず、2人は水族館へ向かうことに。しかし、すでにその日の営業を終えた水族館で彼女たちは魚の頭を被せられた誰かが水槽に沈められているのを目撃してしまい……。

自分たちが見た凄惨な光景でショックを受けて水族館から逃げ出したものの、もう逃げる手段はないのかもしれないと落ち込む姫歌と愛実。その時「新しいオトモダチを笑顔で迎えてください」という奇妙な市内放送が流れ、2人は若干身を強張らせます。 しかしその放送が流れた後にやって来た人たちは普通そのもので、しかも水族館の水槽で殺されたはずの姉・優歌から声をかけられた姫歌は「私たちが見たのは多分夢だったんだよ」という愛実の言葉を信じることに。 自宅に戻ると母が飼い犬を撫でながら2人を出迎え、姫歌は当たり前の日常に心底ほっとします。しかし、自分が見た奇妙な夢や母と姉の奇行を目撃してしまった彼女は愛犬と一緒に公園へ逃げ込むのですが……。

土管の中に身を潜めていたところを同級生の一輝に発見された姫歌。「ショバ代として話を聞いてやらんこともない」という彼に、姫歌は自分たちが経験した奇妙なことについて洗いざらい打ち明けます。 てっきり彼女の話を馬鹿にすると思っていた一輝ですが、神妙な面持ちで話を聞いた後「俺も変な夢を見たんだ」と、自身がめった刺しにされる夢を見たと彼女に打ち明けるのでした。 とにかく姫歌が言うとおり本当に町から出る方法は無いのか確かめようと自転車を走らせた一輝は、道がすべて行き止まりであることを突き止めます。 その時再び市内放送が鳴り、「不審物を見つけ次第、直ちに清掃を開始してください！」という声を聞いた2人は異常な空気を察してタクシーに乗り込みますが……。

2人で乗り込んだタクシーの運転手から危害を加えられそうになり、とっさに運転手を死なせてしまった姫歌と一輝。特に一輝の動揺は激しく、自身が今現実にいるのかすら分からないほどの混乱状態に陥ってしまいます。 姫歌があまりに頼りなげな一輝を「もうちょっと頭動かしなさい！」と叱咤し、正気を取り戻した一輝はこれからどうするかを姫歌と考えることに。 現在周囲の異常さに気が付いているのは姫歌と一輝、そして愛実であることから姫歌は愛実に会いに行こうと考えていました。 一輝も愛実のことは知っていたようで、2人で彼女の家へ向かうことに。その頃、愛実は自分が見つけてしまった“あるもの”を呪いながらドアを叩く音に怯え……。

あの日からいつもと変わらない日常に戻り、優歌にも何ら変わったところがないため「もしかして、本当に姫歌と見たものは夢だったんじゃないか」と思い始めた愛実。いつも通りの部活終わりに倉庫へ行った彼女は、見知らぬ男性が倉庫荒らしをしている所を目撃してしまいます。 思わず「変態！」と叫んでしまった愛実の声に「アイツらとちゃうんか？」と言いながら涙ぐむ男性の正体は大学生の渉。彼はこの倉庫に保管してあるという人間の腕を探しに来たらしいのですが、彼の言葉を信じていない愛実ともみ合ううちにチームメイトたちが豹変してしまう事態に。 そのうちに音が止み、倉庫の外にいた姫歌、一輝と合流することができた愛実は渉から「この町から出たいなら協力してほしい」と言われ……。

本作はかなりホラー要素強めなので、とにかく刺激的な作品が読みたいときにぴったりです。ミステリー要素もあり、サイコサスペンス的な側面もあるので背筋がぞくぞくするようなホラーが読みたいときにもオススメですよ！ 展開もスピーディーにまとまっているため、次から次に現れるピンチにドキドキしながら一気に読んでしまうほど。主人公たちが迷い込んでしまった「かわたれ町」の正体や、夕方になると市民たちが豹変してしまう謎など気になる伏線もたっぷりなのでどのシーンも見逃せません。