『ハイキュー!!』4期の作画崩壊はなぜ?現在の作画は戻ったのか解説
新作アニメ映画公開で再び盛り上がっているアニメ『ハイキュー!!』。1期から躍動感ある演出と作画で楽しませてくれた『ハイキュー!!』ですが、4期がヤバいと一時期界隈が騒然としました。 ここではアニメ4期の作画崩壊騒動の概要や原因を、「大丈夫!1本切ってくべー!」のスガさんくらいの爽やかさと軽やかさで、ファン視点も交えつつ紹介していきます。
『ハイキュー!!』作画崩壊はなぜ?理由を解説
『ハイキュー!!』で作画崩壊がとくにひどいと言われているのは、アニメ4期「TO THE TOP」の15話です。円盤では多少修正されていますが、それでも1期や2期のクオリティには遠く及ばず……。アニメ序盤の躍動感を期待して観るとがっかりしてしまうかも。 4期ではいよいよ春高が開幕し、13話からは2回戦の烏野vs稲荷崎の試合へ。原作でも人気の高い名勝負がアニメ化!と期待していたファンも多かっただけに、作画崩壊で肩透かしを食う形となりました。
作画崩壊の理由とは
コロナ禍での制作ということもあり、4期ではどうもリソース不足が深刻だったのではないかと噂されています。クレジットは1期から変わらずのProduction I.Gですが、近年は外注に頼ることも多いので、15話はそんな外注回だったのでしょう。 明言されているわけではないものの、前後とのクオリティの差を見るに体制的に違いがあったことは間違いなさそうです。
エンドクレジット一時停止で眺めちゃったけど…あっ…(察し)制作のみなさんお疲れ様です
『ハイキュー!!』4期15話の作画崩壊を解説!
キャプテンの身体が捻れている!?
該当話 | 28巻 |
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全体的に作画が終わっているのですが、この15話は「そうはならんやろ」シーンが量産されました。被害者は烏野のキャプテン・澤村大地(さわむらだいち)です。強烈なサーブを拾いに行ってコートを滑る身体のうえには、頭があり得ない角度でついていました。
推しが地面這いずる謎クリーチャーになってしまった…
尾白アランの顔がネットにめり込んでる!?
該当話 | 28巻 |
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4期15話はどうにもこうにも遠近感がバグっています。遠近感がおかしいままネットを透かした結果、ネットに顔がめり込む尾白アランが誕生しました。
1回そう見えたら全部顔埋もれてるように見えてもうダメ
影山が敵側のコートに!?
該当話 | 28巻 |
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また1期19話では、味方がなぜか敵側のコートにいるという初歩的なミスもありました。 ネットと人間の位置関係がずれるという仕上げミスのため、影山が本来いるべきでない場所に置かれてしまったのです。影山の作画はなんとか無事だったのでよかったですが、地味に試合内容に集中できなくなりますよね。
影山どこ行ってんのー!?戻っておいでー!?
カオナシや目がいっちゃってる!?
該当話 | 28巻 |
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4期15話はとくに引きになった際のキャラの描き込みが雑です。たるんたるんな線の身体に、かろうじて髪色だけ合ってるキャラ達……。なかには絵描き歌で描くような楕円の中に点を描いただけの目のキャラもいて、一時停止をして目を合わせていると怖くなってくるほどです。 日向や影山もその餌食になっており、主人公ですら逃れられないのか……と思わず絶望。月島や西谷の雑さには「むしろツボ」という声まで上がっていました。
もはやだれ…応援席のモブより崩れることある?
私の推しが推しじゃない……
該当話 | 28巻 |
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そもそも顔が違うというのがこの4期作画崩壊のヤバいところです。 「飛影はそんなこと言わない」よろしく、「ツッキーはそんな顔で笑わない」や「田中はたしかにアホな顔するけどこんなに角ばってない」などなど。烏野&稲荷崎推しにとっては「これは推しじゃない!」と叫ばずにいられない作画です。
推しのいいシーン台無しになってるし15話はなんか演出もだれてるんだよな…
『ハイキュー!!』作画崩壊は戻った?現在の作画はいかに!
『ハイキュー!!』の作画崩壊は4期15話と19話でとくに話題となりましたが、それ以外は持ち直しています。稲荷崎との勝負の行方、そして劇場版につながるゴミ捨て場の決戦前夜の様子は、人気アニメらしい安定したクオリティとなっていました。 4期まで続けばそんなこともある!と割り切って、新作映画の方に期待するほうが精神衛生上、良さそうです。
1期のようなおおっ!っていう感動はないけど、最小限の崩れで終わらせてくれて感謝!
『ハイキュー!!』映画化!作画はどうなる?
アニメ4期の続きが『ハイキュー!! FINAL』として2部作で映画化決定しています。1作目はファン待望の「ゴミ捨て場の決戦」編!公開は2024年2月16日です。 制作会社はこれまでと同じく Production I.Gが担当。総作画監督はアニメ1期1話の作画監督を担当した千葉崇洋、監督・脚本は3期まで監督を担当した満仲勧。公開されている予告動画を観るに、最強の布陣で最高クオリティの戦いがスクリーンで拝めそうです!
これこれ!!!予告の神がかった作画で思わずフ~~~って声出た。全編この作画なら実質無料
作画崩壊したって『ハイキュー!!』の熱さは消えない!
アニメのおもしろさは作画だけでは決まりません!作画崩壊から『ハイキュー!!』が気になった人も、もともとのファンも、原作漫画や新作アニメ映画を通じて、完結してもなお勢い消えない『ハイキュー!!』の熱を次世代に“繋げて”いきましょう!