孤爪研磨は大人になって大金持ちに!?彼女の有無やいじめの真相に迫る【ハイキュー!!】
『週刊少年ジャンプ』で連載されていた大人気バレー漫画『ハイキュー!!』。本作はストーリーが面白いのはもちろん、個性豊かな登場人物が数多く登場することでも人気を集めています。 本記事ではそのうちのひとり・孤爪研磨について、そのプロフィールや魅力、活躍ぶりを紹介していきます!作品の復習や予習にぜひ役立ててみてくださいね。 ※本記事は『ハイキュー!!』の重大なネタバレを含みます。
【プロフィール】『ハイキュー!!』孤爪研磨とは
『ハイキュー!!』に登場するライバル校・音駒高校のセッターにして日向とは親友でもある孤爪研磨(こづめけんま)。 金髪のプリン頭と猫目が特徴の小柄な選手で、学年は日向翔陽の1つ年上で2年生です。いつも省エネなローテンションで、練習試合を「ちょっと楽しみ」と言っただけで周囲に驚かれるほど。 汗かくのもしんどいのも嫌いというだけあり、自主練にも基本参加しません。一度だけ日向に誘われて、数本付き合ったもののすぐに逃げました。
見た目も性格も猫っぽくてかわいい!好き!日向と全然似てないタイプなのに仲良しなのがふしぎ。
【大人】卒業後は大金持ちになって日向の○○に!?
高校卒業後研磨は、大学生ながらに会社を立ち上げます。そして、ブラジルでビーチバレーをする日向のスポンサーに。 研磨は「株式会社Bouncing Ballの代表取締役兼、株式トレーダー兼プロゲーマー兼YouTuber」と、すごい肩書きになり、古民家を借りて1人暮らし中です。 大きいスクリーンがあるゲーム部屋は、日向が「1人映画館」かと勘違いするほど立派でした。加えてゲームセンターにあるゲーム機やPCのモニターも3つあり、研磨の生活を想像させます。 ちなみに「KODZUKEN(コヅケン)」の名でYouTuberをしていますが、ブラジルで日向とルームシェアしていたペドロもファンらしく、日向にサインをねだっていました。
進路にはびっくりだったけど、研磨らしいといえば研磨らしいよね。
【彼女】孤爪研磨に公式の彼女が!?
『ハイキュー!!』の登場人物は「その後の描写」で結婚指輪をしていたり、子どもの話が出てきたりと、恋愛や家庭面での変化も描かれています。しかし研磨については、彼女や結婚を思わせる要素はありませんでした。 古民家でひとりマイペースな生活をエンジョイしているようなので、少なくとも決まったパートナーはいないようす。自分の生活が忙しくかつ充実していて、出会いや恋愛に割く時間がもったいないくらいかもしれないですね。
研磨は彼女の影は一切なかったね、めちゃくちゃモテそうだけど。
【かわいい】孤爪研磨が猫みたいでかわいい…!
小柄な体格と大きなつり目、そして何よりマイペースな性格から、「猫っぽい」と言われることが多い研磨。基本的に何事にも誰にも興味がなさそうなのに、気に入った相手にはけっこう懐くところもまたかわいらしいです。 ビジュアルとしては「かわいい」という言葉がしっくりとくる研磨ですが、中身はとてもクールで頭も優秀。それにくわえどこかミステリアスな雰囲気をまとっているのも、ギャップがあってキュンとさせられます。
気まぐれで寄ってきてくれるだけで嬉しい猫ちゃんみたいなキャラだよね。
【いじめ】孤爪研磨はいじめられていた?金髪なのはなぜ?
ダウナーで人見知りな性格のせいか、研磨について昔いじめられていたのではという話が出たこともありますが、彼にそのような過去はありません。 ただし高校1年生のとき、バレー部の上下関係に苦痛を感じていたというエピソードはあります。たしかに彼の性格では、堅苦しいルールを嫌うのも当然でしょう。その“体育会系の雰囲気になじめなかった”というイメージから、いじめというワードを連想した人もいるのかもしれません。
研磨が体育会系になじんでいるところはまったく想像できない……。
金髪になった理由とは
研磨は遠目から見ても目立ちそうなプリン頭が特徴ですが、これは彼自身のセンスで染めているわけではありません。 もともと長めの黒髪の持ち主だった彼は、同級生の山本猛虎にその姿を「貞子みたい」と言われ、それが嫌で金髪にすることを選んだといいます。 ふつうなら髪の毛を切ることを選びそうなものですが、研磨は“黒髪じゃなくすればいい”と判断。少しズレた結論に至るところがなんだか彼らしいです。しかも染め直すのが面倒なのかプリンになっているところにも、彼の性格がよくあらわれています。
あの独特な髪型にそんな裏話があったとは!性格がよく出てるね。
【強さ】音駒の頭脳派セッター!省エネも戦略?
研磨は音駒高校のセッターで、チームメイトから司令塔としての能力も高く評価されています。人見知りな性格ゆえに人の目が気になり、敵がどんな相手で何を考えているのかを見抜く洞察力を持っているのです。 そして相手の作戦や特徴を分析して、逆手にとるプレーを得意としており、烏野高校も彼の作戦には何度も痛い目にあっています。 頭の回転が速いプレイヤーなのでその力をより活かすために、チームメイトは研磨の頭上にボールが返るようにレシーブをして時間を稼いでいます。 また研磨はゲームが好きで、バレーもゲーム感覚でクリアしていくのです。日向&影山飛雄の「変人速攻」を初めて見た時は驚いていましたが、「最初はクリアできそうにないゲームでも繰り返すうちに慣れるんだよ」と例え、すぐに対処しました。
相手をよく見て弱点を突く戦法、いかにも頭脳派という感じでかっこいい。
【2024年映画】「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」とは
「ゴミ捨て場の決戦」とは、全国大会の3回戦で音駒と烏野が繰り広げた戦いのことを指します。それぞれの高校が「猫」と「カラス」という、“ゴミ捨て場でゴミを漁る動物”をモチーフとしていることから、この名称がつけられました。 こちらは原作屈指の人気エピソードであり、『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』として2024年2月16日に公開されます。 非常に白熱した内容の本エピソードでは、防御特化の音駒が烏野に全力でぶつかっていく姿が印象的です。その中で普段は省エネ主義の研磨でさえもハイになり、積極的に動きます。 激しい攻防戦の中、研磨は相手が次にどうくるのか常に思考を巡らせ、烏野にとって脅威であり続けました。汗をかくのが嫌いな研磨が心の底から楽しみ必死に戦う姿は、この試合が初めてです!
普段クールな研磨がアツくなる姿とか……ワクワクせずにはいられなかった!
【関係①】主将・黒尾鉄朗との関係は?
研磨と音駒の主将・黒尾鉄朗は、歳は1つ違いますが幼なじみです。研磨の家の隣に黒尾が引っ越してきて親に一緒に遊ぶように言われ、人見知り同士でしたが徐々に仲良くなりました。 やがて2人は地域のバレーボールクラブに通い始め、黒尾はバレーにのめり込み明るい性格になっていきました。その後、研磨は黒尾に観察眼の良さを見出してもらいセッターを薦められ、ずっと一緒にバレーをしてきたのです。幼い頃からずっと一緒だった2人は、お互いの事をとてもよく理解し合っています。
何よりの理解者がいつもそばにいてくれるって羨ましいな!いい関係。
【関係②】研磨と日向との運命的な出会い
のちにライバル的存在となる日向と研磨が出会ったのは、偶然。東京に遠征にきていた研磨が迷子になっていたところ、同じく道に迷った日向が声をかけたのです。 その後ふたりは練習試合で再会を果たしますが、研磨は感想を聞きにきた日向に「別に」と答えます。それに対し日向は「今度は俺たちが勝って、“別に”以外の悔しいとか楽しかったとか言わせてやる」と宣言するのでした。 「期待してる」と笑顔で応えた研磨と日向は、それからメールのやりとりをする関係になり仲良くなっていったのです。
全然似てないけどライバルで親友同士な二人の関係、尊い。
【名言】孤爪研磨の名セリフ集
強いのは俺じゃなくて皆だから
名言登場巻 | 4巻 |
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音駒と烏野が初めて練習試合した時のセリフです。「お前の学校強い?」と言った日向に、「最近は強いと思うよ」と答え、続けて「皆が強い」とつけ加えました。出会った頃の、謙虚で自信のない研磨らしい言葉ですね。
自分もそのチームのひとりなのに……謙虚すぎるところがなんともいじらしい。
苦しい しんどい 終わらないでほしい
名言登場巻 | 37巻 |
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全国大会の烏野戦終盤のセリフです。普段はボールを追いかけなくて監督に怒られる事も多い研磨が、「バカ!ボールまだ落ちてない!」と叫び本気でバレーを楽しんでいました。 日向を「常に新しい」と評価し、対戦するのを楽しみにしていた研磨は、ずっとこの楽しい“ゲーム”を続けていたかったのでしょう。
あのクールな研磨が……!と思わず感動してしまった一場面。
つまんなくなったらやめる
名言登場巻 | 43巻 |
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高校卒業後、日向が研磨の家に遊びにきます。 ブラジルに行きビーチバレーで修行をする日向のスポンサーになった研磨は、その理由を「なんとなく、お金あるから」と言っていました。ただし、「つまんなくなったら(スポンサーを)やめる」との条件付きです。 うっすら笑みを浮かべた表情をしながら話していたのでどこまで本気かわかりませんが、いつも自分をワクワクさせてくれる日向が異国の地でどんな風に変化するのかには興味があったのでしょう。
本気か冗談かわからないところがまた良い。まあでも日向がつまんなくなることなんてないだろうな。
【声優】アニメ『ハイキュー!!』孤爪研磨役:梶裕貴
孤爪研磨の声を担当するのは、人気声優の梶裕貴です。代表的な出演作は『進撃の巨人』のエレン・イェーガー、『七つの大罪』メリオダス、『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍などがあります。 中性的な子どもっぽい声から、クールなイケメンボイスまで幅広い演じ分けができる声優で、研磨役では彼の省エネっぷりを見事に表現していますね!
熱血なキャラもクールなキャラもできる梶さん、さすが。
『ハイキュー!!』に欠かせない存在・孤爪研磨に注目!
省エネセッターだった研磨は日向という急激に進化していく面白いライバルと出会い、大きく変貌を遂げました。そして日向とはお互い大人になっても、良好な関係を築いているのです。 幼い頃からずっと続けてきたバレーの楽しさにやっと目覚める「ゴミ捨て場の決戦」は、研磨の変化を如実に表しています。変わり続ける日向を面白いと思いながら、彼自身も変わっていたのです。 この機会に、2人の関係性に注目してもう一度『ハイキュー!!』を読み返してみてはいかがでしょうか。