「かげじつ」デルタが死亡！？愛すべき脳筋少女の過去や正体を深掘り【陰の実力者になりたくて】

「かげじつ」に登場する「シャドウガーデン」の七陰・第四席であり、破壊の限りを尽くす暴君として読者に愛されるデルタ。深く考えることが苦手すぎる性格からアホのレッテルを貼られがちな彼女ですが、その過去にはやはり残酷な物語がありました。 そこで本記事ではアホかわいいデルタの過去や強さ、声優について徹底解説していきます！ ※本記事には『陰の実力者になりたくて!』の重要なネタバレを含みます。

デルタは「シャドウガーデン」の七陰・第四席に位置する人物です。黒い長髪が特徴的な犬系の獣人で、他の七陰と同じくシドに救われた過去があります。 二つ名は「暴君」で、その名の通り深く考えるのが苦手。本能のままに暴れまわるため、隠密行動には向きません。「〜です」という語尾が、口癖です！

デルタの性格を一言でいうと、「アホ」です。 剣術を学んでも役立てられないほど脳筋で、考え方そのものが単純で直情的でした。その深く考えないまっすぐさに、心を射抜かれた読者も多いのではないでしょうか！ また彼女は強さこそがすべての場所で育ってきたので、自分以上の強者には服従します。そのためシドやアルファには逆らわず、シドに関してはボスと呼び慕っていました。強い人間に従うというわかりやすさも、デルタらしくていいですね！

アホであるデルタですが、実はその強さは作中でも屈指です。 獣人だからこその野生の勘とパワーは凄まじく、剣術などまったく必要ないほどの破壊力を誇ります。生まれ持ったパワーに任せて繰り出される剣や爪での一撃は強力で、建造物を破壊することも。作中最強の存在であるシドには幼少の頃から、頭に欠陥がなければ世界の覇権を握っていたとまで評されていました！ しかしその強すぎるパワーは彼女の雑さと合わされば欠点にもなり、バトルをするたびに周りの物を破壊してしまっています……。

実はデルタには、死亡説が流れていました。しかし結論からいうと、デルタは死亡していません。 ジョン・スミスに変装し、ミツゴシ商会と相対していたシド。そんな彼に差し向けられた刺客がデルタでした。デルタに気づきどうすれば拘束できるか考えるシドですが、彼女はジョン・スミスの正体がボスであると自慢の嗅覚で一瞬で看破します。 ターゲットの正体がボスであったと、アルファに報告しに行こうとするデルタ。それはまずいとシドは、デルタの尻尾を掴み引き止めます。そしてボスの任務が最優先だといって、デルタに新たな任務を授けました。 アルファに届けられたのは、シドが掴んだ際に抜けたデルタの尻尾の毛。こうしてアルファは、デルタが死亡したと勘違いしたのです。ちなみにその後、デルタは無事に生還しています！

デルタの本名はサラです。彼女は群れの長の娘でしたが、弱い者は無価値というのが村の掟。デルタと母は、貧しい暮らしをしていました。 デルタはある日、母と同じ匂いがする大豹を仕留めます。しかしその弱った豹をみて涙を流した彼女は、その正体を心の底で感じとったのです。 母は地位の低い愛人で、デルタは父から冷遇されます。やがて食べ物も与えられなくなった3歳の頃、痩せ細った彼女が初めて狩ったのがイノシシでした。そこでデルタは自分の身体能力の高さに気づき、次々と獲物を狩っていきます。 そしてデルタは美しくなっていき、群れ最強にまでなったのでした！

そんなデルタは、12歳の頃に悪魔憑きになってしまいます。悪魔憑きは迫害されてしまうのが、この世界の常。彼女は父から狩られそうになるなか、ギリギリで群れから逃げだしました。 最初にデルタを発見したのはアルファです。病に冒されているにもかかわらず、助けようとしたアルファに噛みつくほど凶暴なデルタ。そんな彼女は後に来たシドに大きな実力の差を感じ、おとなしく服従を誓ったのでした。 そして2人に救われ、シャドウガーデンの一員になったのです！

アニメ「かげじつ」でデルタを演じているのは、ラクーンドッグ所属の声優であるファイルーズあいです！ 第14回声優アワードでは新人女優賞を獲得し、メインキャラを数多く演じている人気声優の彼女。代表的な役には、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の空条徐倫役などが挙げられます。 若々しくも勇敢な声が特徴的で、デルタにもぴったりですね！

「かげじつ」に登場するデルタは、周りを困らせるアホ加減が魅力のかわいい獣人少女です。 その性格から、暗躍には向かない彼女。しかしシドを除いたシャドウガーデンに、純粋な攻撃力でデルタに敵う人物はいないでしょう。そんな彼女の、今後の活躍にも注目です！