2025年10月3日更新

「ワンピース」エッグヘッド編を結末までネタバレ解説!黒幕や空白の100年の謎が徐々に明かされる!?

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物語が最終章へ突入し、その勢いがますます加速している『ONE PIECE』。 この記事では105巻1060話から111巻1126話にあたる「エッグヘッド編」について徹底解説!ネタバレありで話の流れを紹介しながら、このエピソードで提示された情報・伏線などにもふれていきます。 ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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エッグヘッド編のあらすじをネタバレ解説!裏切り者は誰?

ジュエリー・ボニーと出会いエッグヘッドへ

カイドウとの激闘を終え、ワノ国を出航したルフィたち。彼らはその道中で溺れているボニーを発見します。彼女を助けようとするも船が転覆し、ルフィ・チョッパー・ジンベエ・ボニーはエッグヘッドへ漂着。船に残った他のメンバーたちも、紆余曲折を経て同じ島へ向かうことになります。 エッグヘッドについたボニーは「この島にいるベガパンクに会うことが目的」と告白。なんとベガパンクは彼女の父をサイボーグに改造し、自我を持たない「生物兵器」にしてしまったんだとか。しかも、その父は七武海として活躍していたバーソロミュー・くまだと言うのです。

ベガパンクと出会い協力することに

エッグヘッドを拠点として活動するベガパンク。彼は「猫(サテライト)」と呼ばれる自身の複製体を6体も作っている天才科学者で、サテライトにはそれぞれ「正(シャカ)」「悪(リリス)」「想(エジソン)」「知(ピタゴラス)」「暴(アトラス)」「欲(ヨーク)」という名前が付けられていました。 彼らはその頭脳を活かし世界に莫大な利益をもたらしましたが、その好奇心から政府が隠している機密事項「空白の100年」に踏み込み過ぎてしまいます。ベガパンクはこれが原因で政府に消されると確信。島で出会ったルフィに「脱出を手伝って欲しい」と持ち掛け、ルフィはこれを受け入れます。 そしてベガパンクの予想通り、島にベガパンク抹殺を目論むCP-0が登場。ルフィたちが応戦し、激戦の幕が上がります。

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ボニーとくま親子の過去が明らかに

ベガパンクへの復讐も考えていたボニーですが、研究所内に保管されていたくまの記憶」により真実を知ります。 なんと、くまはボニーが抱えていた難病を治すため、サターン聖が要求してきた「七武海就任」「サイボーグ化」「自我の喪失」という条件を自ら受け入れていたのです。ベガパンクはそれに反対の意思を示したものの、仕方なく彼の改造やボニーの治療を引き受けた様子。 この真相を知ったボニーはベガパンクと和解し、真の敵がサターン聖だと気付くのでした。

ヨークの裏切りで突破不可能な海軍包囲網に囲まれる

ボニーとくまの過去が明らかになる一方、ルフィたちはベガパンクやサテライトが管理しているはずの「セラフィム」と交戦。ベガパンクの「空白の100年」に関する調査が政府にバレていたことも考慮すると、内部に裏切り者がいることは明らかでした。 話が進むにつれ、その裏切り者はサテライトのヨークだったと発覚します。さらに、彼女が内通者として政府に協力したことで、エッグヘッド周辺は海軍に囲まれ脱出困難な状態に……。 敵艦のなかにはサターン聖、そして大将・黄猿の姿も見えました。敵の戦力は圧倒的で、エッグヘッド脱出はほぼ不可能と思える状況になってしまいます。

ベガパンクが世界に真実を発信する

一行はベガパンクの発案で、サニー号をロケット方式で噴射して包囲網を突破することにします。 それを逃すまいとサターン聖は黄猿にエッグヘッドのバスターコールを命令。娘を守ろうと自我をなくしながらも駆けつけたくま、巨兵海賊団の救援が加わった麦わらの一味と、五老星・世界政府の攻防戦が各所で繰り広げられることになります。 戦いの中、ベガパンクが絶命してしまいますが、その死をトリガーに彼が生前用意していた映像が世界に配信されるのでした。

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配信内容は空白の100年の謎について!?

ベガパンクが配信した内容は空白の100年に関するものでした。 彼曰く、この時代にはベガパンクさえ解明しきれない超高度文明を持つ国があり、そこが世界政府の前身となる「20の国の連合軍」と戦ったとのこと。この戦いで使用された兵器の影響で海面が200mも上昇し、かつての陸地は海底に沈んでしまったと語ります。 そして、その歴史が繰り返され、現在の世界もいずれは海に沈んでしまうと言うのです。

ついに五老星の能力が判明!圧倒される戦闘シーン

ONE PIECE FILM RED ワンピース フィルムレッド ルフィ
(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

ベガパンクの配信停止を主な目的に、サターン聖の呼びかけで五老星が集結!彼らは妖怪やUMAに変身する謎の能力を使い、ルフィたちに襲い掛かります。その圧倒的な戦闘力を前に、麦わらの一味は苦戦を強いられることに。 しかし、ここで思わぬ助っ人が登場します。なんとルフィたちの戦いを知ったドリーとブロギーが、巨兵海賊団を率いてやってきたのです。これにより戦況が大きく変わり、ベガパンクの配信をほとんど流し切ることに成功しました。

ジョイボーイの覇気がルフィたちを後押し

ベガパンクの配信も何とかなり、あとはルフィたちがエッグヘッドから脱出するだけ。それだけはさせまいと五老星たちが襲い掛かりますが、そこにエッグヘッドで眠っていた鉄の巨人(通称エメト)が登場。エメトはニカの姿になったルフィに反応し、彼を守るために戦い始めました。 五老星に苦しめられるエメトですが、ここでかつての仲間ジョイボーイに託された覇気を解放します。途轍もない威力を持つ覇王色の覇気が放たれ、五老星たちの変身が解除されることに。さらに、サターン聖以外のメンバーがマリージョアへ強制送還されてしまいます。

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エッグヘッドからの脱出が成功!一方サターン聖は⋯⋯

エメトの覇気開放で生まれた隙を突き、ルフィたちはエッグヘッドからの脱出に成功。彼らは勝利を喜びながら、ドリーたちと共にエルバフへ向かい始めます。 その一方、サターン聖は船に乗りマリージョアへ戻ろうとしていました。しかし、その道中に彼の体からいきなり黒いモヤが発生。そのまま干からびていき、最後は骨だけになり死んでしまいます。作中の描写を見るに、サターン聖を殺したのは「世界の王」と噂されるイム様で間違いなさそう。 おそらく、サターン聖は「ベガパンクの配信阻止」及び「ルフィの撃破」に失敗したため、その代償として殺されたものと思われます。

注目したい戦闘シーン!ルッチや黄猿との激闘の行方とは?

VSセラフィム

ベガパンクが開発した新型パシフィスタのセラフィム。S-ホークはミホーク、S-スネークはハンコック、S-シャークはジンベエ、S-ベアはくまをモデルに造られています。エッグヘッド編では主に麦わらの一味と交戦し、彼らを苦しめるほどの強さを披露していました。 彼らはルナーリア族の血で強化されているため高い耐久力を誇りますが、背中の炎が消えているあいだは防御力がダウン。その隙に攻撃すればダメージを通すことができます。

VSルッチ

「ウォーターセブン編」でルフィたちの前に立ちはだかったルッチ。もともとはCP-9に所属していましたが、のちにCP-0へ昇格。ベガパンクを抹殺する刺客として、「エッグヘッド編」で久々の登場を果たしました。 ゾオン系悪魔の実の覚醒者として途轍もない強さを見せつけるも、ニカの力に目覚めたルフィに勝てず捕縛されることに。その後のセラフィムとの戦いでは拘束を解かれ、一時的にルフィたちと共闘することになります。

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VS黄猿

海軍側の主力としてサターン聖と共に登場した黄猿。彼はベガパンクの命を奪おうと、まずは自身の弟子とも言うべき戦桃丸を撃破します。そしてルフィやサンジたちと交戦したのち、ベガパンクへ致命傷を与えることに成功しました。 しかし、黄猿はニカモードのルフィに手痛い反撃を受け、そのまま戦線離脱してしまいます。

黄猿の葛藤

黄猿・ベガパンク・戦桃丸は古くからの知り合いで、黄猿はベガパンクを「親友」と評し、戦桃丸を弟のように扱っていました。この戦いはそんな大切な人々を手にかけねばならないつらいもの。黄猿はあくまでも海軍の一員として任務に徹しましたが、メンタルへのダメージはかなり大きかった様子。 ベガパンクに致命傷を与えたあと、彼は「もう休ませてくれ」と苦しそうにこぼしていました。

VSサターン聖

ワンピースONE PIECE 五老星

サターン聖は蜘蛛のような化物「牛鬼(ぎゅうき)」への変身能力を所持。強力な毒を操るほか、どんな攻撃を食らっても回復する驚異の再生力を有しています。その耐久力は凄まじく、ニカモードのルフィですらまともなダメージを与えられないほど。 この回復性能は他の五老星たちも同様で、麦わらの一味は大苦戦を強いられました。エッグヘッドからの脱出には成功したものの、勝負は五老星に軍配が上がっていたと言えそうです。

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エッグヘッド編の謎!エルバフ編以降に関わるのか?

ここからはエッグヘッド編で残された謎や伏線について紹介。概要を説明しながら、その真相を考察していきます。

序盤のロビンの怪我は何故?

ワンピース ロビン

海賊島ハチノスで繰り広げられたガープと黒ひげ海賊団の戦い。「エッグヘッド編」の中盤でこの騒動が描かれたのち、場面がエッグヘッドに戻るとなぜかロビンが体に包帯を巻いていました。その理由は不明のまま。 ただ、作中の描写を考慮すると、麦わらの一味が戦っていたセラフィムがその怪我を負わせたと推測できます。

バルトロメオがシャンクスに宣戦布告!?

ワンピース バルトロメオ

扉絵連載で赤髪海賊団の旗に火をつけたバルトロメオ。エッグヘッド編に含まれる111巻1126話で、バルトロメオがシャンクスたちに捕まったことが発覚しました。彼はそこで制裁を受けてしまい、海賊船は海の藻屑に。 バルトロメたちの生死はそれ以降不明のままです。ただ、シャンクスたちに強い殺意がなかったため、生きている可能性が高いと思われます。場合によってはエルバフ編での再登場もあるかもしれません。

「ワンピース」最終章へ突入!今後の展開に注目!

「エッグヘッド編」で重要事実が次々に明かされ、クライマックスの様相を見せ始めた「ワンピース」。 続く「エルバフ編」でも新情報が数多く解禁されており、読者の注目度が急上昇しています。ルフィたちの戦いはいったいどんな結末を迎えるのか。彼らの動向に注目しながら、最新展開をチェックしていきましょう!