韓国ドラマ「ハピネス」最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末はハッピーエンド?
2021年に放送されたtvNドラマ『ハピネス -守りたいもの-』。パク・ヒョンシク(ZE:A)の除隊後復帰作として、大きな注目を集めたサバイバルスリラーです。この記事では、そんな「ハピネス」の全話あらすじと見どころを紹介します! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
1話のあらすじ・ネタバレ
怪我で野球の道を閉ざされた高校生チョン・イヒョン。無気力な日々に刺激をくれたユン・セボムのことが気になり、彼女に交際を申し込みました。 それから12年後、警察特攻隊員のセボムは新築アパートの警察特別優先枠に応募し、夢のマイホームを手にしようと計画していました。そんな中、凶悪犯罪課の刑事になったイヒョンの要請で現場に駆けつけると、感染症に冒された教育生に襲われてしまい……。 奇跡的に「陰性」だったセボムは休職を命じられ、アパートの入居申請をすることにします。入居条件の「新婚」をクリアすべく、イヒョンに偽装結婚を提案するのでした。
2話のあらすじ・ネタバレ
セボムたちの新生活が始まる一方で、感染症「襲人病(狂人病)」は急速に拡大していました。 引っ越しの翌日、軍の医務司令部中佐ハン・テソクが訪ねてきて、先日の事件で発覚した謎の薬「ネクスト」の調査をすることになったイヒョン。同じ頃、セボムは感染が疑われる同僚スンヨンに相談され、隔離施設まで付き添っていました。 実はスンヨンの狙いは施設の実態を暴くことであり、検査の途中で姿を見失ってしまいます。 セボムはテソクの部下イ・ジスに案内され、重症患者を収容した冷凍トラックを捜索。すると突然、ゾンビ化したスンヨンを含む大量のゾンビに襲撃されるのでした。
3話のあらすじ・ネタバレ
ジスには切り捨てられかけたものの、イヒョンに救い出されたセボムとスンヨン。セボムは襲人病の発症者に対する医務司令部の処遇に憤りを感じました。 とある夜、セボムが601号室に騒音の苦情を言いに行くと、「妻の体調不良が原因」と言われます。 翌日、601号室に押し入ったセボムが見たのは、ゾンビ化したオ・ジュヒョンの妻でした。遅れてやって来たイヒョンは、ゴルフクラブの血痕とゾンビ化薬「ネクスト」を発見。医務司令部の調査で、妻はジュヒョンに殺害された直後に発症していたと判明します。 バイヤーは他の住民にもネクストを販売しており、アパート全体の封鎖が決行されました。
4話のあらすじ・ネタバレ
封鎖は7日間に渡って行われ、住民以外の訪問客や業者もアパートに閉じ込められました。 502号室の夫婦はどちらも検査を受けることになり、まだ幼い娘ソユンだけが取り残されます。セボムは彼女を自宅に保護しつつ、感染者を特定するため聞き取り調査を行いました。 そんな矢先、ネクストが流出した大元は製薬会社の会長だったことが判明。会長本人とテソクの妻も感染者であり、その上、テソクの妻は妊娠していました。 襲人病の脅威は海外まで広まり、まだ感染者が少ないセボムたちの101号棟でも、302号室のチ・ソンシルに感染の疑いが出て……。
5話のあらすじ・ネタバレ
テレビやインターネットも遮断され、完全に孤立してしまった住民たち。ジュヒョンは「外の様子を確かめてきたら金を出す」と言い出します。 食料も底を尽き始め、セボムとイヒョン、何人かの住民がアパート内の店を目指しました。 襲人病は感染者の歯や爪で傷を負わされるか、ネクストの服用によって感染。激しい喉の乾きと人を襲う症状が出る病であり、治療薬の開発は絶望的な状況でした。一時的に正気に戻るため、ひと目見ただけでは感染者だと分かりません。 1202号室のオ・ヨンソクは水を見て豹変した感染者に怯え、なんと101号棟の入口を封鎖。セボムたちが戻れずにいるのを見て、ジュヒョンは録音していた妻の奇声を再生します。
6話のあらすじ・ネタバレ
今から6ヶ月前、テソクは例の製薬会社に勤め、新薬「ネクスト」の発表を控えていました。会長と自身の妻を交えた会食中、電話で離席した間に妻が襲われていて……。 無事に101号棟内へ戻り、薬に詳しいと思われるジムスタッフのスンボムを尋問するイヒョン。愛人から妻が薬を入手した経路を聞き、ジムへ向かうジュヒョンと入れ違いに。発症したスンボムを撃退したイヒョンは、正気に戻った彼から詳しい話を聞きました。 スンボムの処遇についても会議が行われ、住民が持ち回りで監視することになります。 スンボムが打ち明けたのは、「自分は2回薬を飲み、残りは駐車場の車にある」こと、「購入者に1501号室のキム・セフンがいた」ことでした。
7話のあらすじ・ネタバレ
セボムと親しい人物の名前を聞いて動揺するイヒョン。すぐに1501号室へ駆けつけますが、彼女は至って平和な様子で過ごしていました。 気が抜けたのも束の間、隣の棟の感染者が101号棟に侵入したことが発覚。兄が襲われる場面を目撃した401号室のナ・ヒョンギョンは、スンボムが怖くて仕方ありません。 スンボムは様子を見に来たセボムとイヒョンへ襲いかかり、テソクに銃で撃たれて死亡します。テソクの狙いはセボムが持つ抗体で、武器や食料と交換で血液を提供する取引を交わしました。 同じ頃、ジュヒョンはスンボムの車から薬を持ち出し、水のペットボトルに注入して……。
8話のあらすじ・ネタバレ
テソクの告知どおり電気の供給も途絶えたアパート内。ヒョンギョンは停電に乗じ、駐車場で自主隔離中だった兄スミンを連れ出しました。 セボムとイヒョンは空室で匿われるスミンの状態を確認し、一旦は見逃すことにします。 封鎖解除日の当日。101号棟の住民の前に出所不明の水が置かれ、警戒したイヒョンとセボム以外はそれを飲んでしまいました。封鎖の無期限延長も発表され、入居者代表の座を狙うヨンオクはセボムの傷跡をダシにして、イヒョンの相棒ジョングクの不安を煽ります。 一方、抗体の研究が進められる対策本部では、思うような成果は得られていません。テソクは会長による独占を防ぐため、セボムの抗体を秘匿にしているようでした。
9話のあらすじ・ネタバレ
ジュヒョンの罠でネクストを飲まされかけるも、機転を効かせて切り抜けたセボムたち。彼の部屋から出たところでジョングクに捕まり、自宅の501号室に監禁されました。 清掃員アンドリューの助言で、自分たちを追い出す計画があると知ったイヒョン。住民の前で果物ナイフを使い血を流すと、スーパーの店員イ・ボラムが目の色を変えます。その直後、ヨンオクの夫で牧師のソン・ウチャンも感染者だったと判明しました。 ウチャンも無事確保されますが、ジュヒョクが隙をみて彼を窓際へ誘い転落死させます。ついに食糧不足が深刻化する中、ウチャンに引っ掻かれたイヒョンの身体に異変が……。
10話のあらすじ・ネタバレ
テソクはイヒョンから無線で「セボムとソユンを外に出したい」と言われたことで、彼が感染したのではないかと疑いを持ち始めます。 書き置きを残して姿を消したセフンを捜して、11階の空き部屋を回っていたセボム。清掃員の遺体と1501号室にあったネクストを発見し、セフンが感染したのだと推理しました。しかし、ジスから「アンドリューこと、アン・グクジンが別所で死亡した」と連絡が入ります。 セフンの死体が見つかった直後、銃声を聞いたセボムとイヒョンは501号室へ。室内ではジョングクが血を流して倒れ、ソユンの目の前にアンドリューが座っていたのでした。
11話のあらすじ・ネタバレ
アンドリューの正体は連続殺人犯。ジュヒョンとヨンオクは彼と取引をして、殺人を見逃す代わりに殺した住民の食料や水を手に入れていました。 セボムとイヒョンはソユンを人質に取られ、地下の非常電源を入れに行くことに……。 イヒョンはこの状況を利用し、ジョングクとソユン、ソユンを助けた602号室のシン・ソユン、セボムを逃がそうとします。そこへアンドリューが現れ、セボムたちはイヒョンが食い止めている間に脱出し、待機していたテソクと合流するのでした。 セボムはテソクの事情を知り、血液と引き換えにアパートへ戻りたいと交渉。彼から渡されたスマホには、イヒョンが撮影したプロポーズ動画が保存されていました。
最終話のあらすじ・ネタバレ
セボムはテソクに託された“効果が見込める”最後の治療薬を、ソユンの母ウンジに使用。テソクとジスの協力で隔離施設を抜け出し、イヒョンがいるアパートへ向かいました。 住民にアンドリューの感染を警告しつつ、イヒョンを捜して501号室へ。ソファで襲人衝動と戦う彼に「ずっと一緒にいよう」と告げ、唇にキスをするのでした。その後、セフンを弔っている際にアンドリューに襲撃され、イヒョンが彼の頭を撃ち抜きました。 テソクは602号室のソユンからスミンが発症していないと聞き、彼こそ新たな抗体保持者だと突き止め、治療薬もできて事態は収束します。 それから1年が経ち、アパートではセボムとイヒョンが幸せそうに暮らしていたのでした。
韓国ドラマ「ハピネス」の見どころ
「ハピネス」の舞台は新型コロナウイルス収束後の近未来。長期の隔離生活によって、住民たちが疑心暗鬼に陥る様はまさにコロナ禍のようでした。 セボムが(韓国で高騰中の)不動産を欲しがっていたり、アパート内の下層階と上層階の格差だったりと、細部に社会情勢が散りばめられたドラマでもあります。最大の見どころは、極限下で正体を現す人間の恐ろしさはもちろん、そうした中で主人公が気付いていく「本当に大切なもの」でしょう。 実際のコロナ禍でも結婚式や披露宴は減ったものの、入籍を意識する人は増えたとの調査もあり、偽装から本当の夫婦になるセボム&イヒョンと重なりました。
韓国ドラマ「ハピネス」最終回ネタバレ・全話あらすじを解説
兵役を経たパク・ヒョンシクと、ハン・ヒョジュが初共演を果たした「ハピネス」。流行りのゾンビものですが、一時的に正気に戻るなど細かい設定が他とは一線を画しています。 初めて顔を合わせたとは思えない、2人の見事なケミにもぜひ注目してみてください!