映画『落下の解剖学』のあらすじを解説!ラストまで目が離せないゴールデングローブ受賞作
アカデミー賞有力候補といわれる『落下の解剖学』が2024年2月23日に日本公開されます! 本作は第76回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞し、第81回ゴールデングローブ賞でも、外国語映画賞と脚本賞を獲得。 そんな注目作『落下の解剖学』のあらすじやキャスト、海外の反応などを紹介します。
映画『落下の解剖学』あらすじ・作品概要
公開日 | 2024年2月23日 |
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上映時間 | 152分 |
監督 | ジュスティーヌ・トリエ |
キャスト | ザンドラ・ヒュラー , スワン・アルロー , ミロ・マシャド・グラネール |
受賞歴 | 第76回(2023年)カンヌ国際映画祭パルムドール 第81回(2024年)ゴールデングローブ賞外国語映画賞、脚本賞 |
ノミネート | 第96回(2024年)アカデミー賞作品賞・監督賞・主演女優賞・脚本賞・編集賞 |
人里離れたフランスの雪山で、一人の男が転落死しました。はじめは事故かと思われましたが、不審な点も多く、前日に夫婦ゲンカしていたことなどから、次第に妻でベストセラー作家のサンドラに疑惑の目が向けられ始めます。 証人は視覚障がいを持つ息子のダニエルのみ。サンドラは必死に無罪を主張しますが、事件の真相が明らかになるにつれ、仲むつまじいと思われていた夫婦の間に隠された秘密や嘘が暴露されていきます。
映画『落下の解剖学』の感想・評価
マルチジャンルの映画の成功例。サスペンスフルなスリラーで、観客に誰が、なにを、なぜやったのかフレームの中とそれを超えて問いかけてくる。
『落下の解剖学』の強みは、曖昧さをすすんで抱えるところと、観客には陰謀の結末が無いように見えるところにある。
映画『落下の解剖学』の俳優・キャスト一覧
サンドラ役/ザンドラ・ヒュラー
夫の殺害容疑をかけられるドイツ人ベストセラー作家のサンドラ。次々と夫婦の秘密が暴露されるなか、彼女は視覚障がいを持つ息子のダニエルを証人に迎え、必死に無実を証明しようとします。 演じるのは、東ドイツ出身のザンドラ・ヒュラー。彼女は本作での演技で、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされています。
ヴァンサン・レンツィ弁護士役/スワン・アルロー
サンドラを弁護することになるヴァンサン・レンツィ弁護士。彼女にとって不利な状況のなか、承認となったダニエルから有力な証言を引き出すことができるのでしょうか。 レンツィ弁護士を演じるのは、フランス出身のスワン・アルロー。『ブラッディ・ミルク』(2017年)や『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』(2018年)などへの出演で知られています。
ダニエル役/ミロ・マシャド・グラネール
サンドラの息子で視覚障がいを持つダニエル。母から説得され証人として法廷に立つことになった彼ですが、どんな証言をするのでしょうか。 演じるのは、フランスのテレビシリーズ『ヒューマニティ通り8番地』などに出演している若手俳優ミロ・マシャド・グラネール。本作での演技でも大きな注目を集めています。
検事役/アントワーヌ・レナルツ
必死に無罪を主張するサンドラを追い詰める検事。 検事を演じるのは、映画『BPM ビート・パー・ミニット』(2017年)などへの出演で知られるアントワーヌ・レナルツです。
監督はジュスティーヌ・トリエ
『落下の解剖学』のメガホンをとったのは、フランスの映画監督ジュスティーヌ・トリエです。 パリ国立高等美術学校を卒業後、仏大統領選挙の日々を記録した『Solférino(原題)』(2009年)など、数本のドキュメンタリー映画を製作し、フランス映画界で気鋭の女性監督として早くから注目を集めました。 劇映画とドキュメンタリーの手法をミックスした長編デビュー作『ソルフェリーノの戦い』(2013年)は高い評価を得た彼女。長編4作目となる本作で、アカデミー賞作品賞、監督賞を含む5部門にノミネートされています。
映画『落下の解剖学』のあらすじから目が離せない!
カンヌ国際映画祭パルムドールをはじめ、アカデミー賞で複数の部門にノミネートされるなど、高い評価を得ている『落下の解剖学』。緊張感から目が離せない法廷スリラー映画となっています。 『落下の解剖学』は2024年2月23日日本公開です!