2024年2月13日更新

映画『ミッドサマー』は本当にやってる?全てがまる見えな性の儀式の真相にせまる

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『ミッドサマー』
©2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.

奇才アリ・アスター監督が送る白昼のホラー映画、『ミッドサマー』。思わず目をつぶりたくなるようなシーンが多い中、ディレクターズ・カット版ではモザイクなしで写された性の儀式が脳裏に焼き付いてしまった人も多いのではないでしょうか。 今回は、そんな性の儀式の裏側や、本当にやっているのかについて解説していきます。

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映画『ミッドサマー』のあらすじとそのやばさ

『ミッドサマー』
© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
公開年 2020年
上映時間 147分
監督 アリ・アスター
キャスト フローレンス・ピュー , ジャック・レイナー , ヴィルヘルム・ブロングレン

『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督が送る2作目の長編映画、『ミッドサマー』。本作のポイントは、ホラーの定石である暗闇ではなく、白昼にすべてが進行していく点にあります。 スウェーデンのホルガ村へ訪れた大学生たちが、90年に1度の夏至祭(ミッドサマー)で村人の狂気に晒されていき、飛び降りの儀式をはじめ、生贄となった人々が衝撃的な姿で殺されていくR15指定の本作。なかでも村の娘・マヤと主人公のボーイフレンドであるクリスチャンがセックスに及ぶ性の儀式が衝撃的です。

本当にやってる?映画『ミッドサマー』の性の儀式の撮影秘話

ミッドサマー
© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.

全編を通して狂気に満ちた世界が繰り広げられた本作の中でも、物語後半に登場したマヤとクリスチャンによる性の儀式は特に強烈な印象を残したシーンといえます。 そのあまりのリアルさから「本当にやってるのでは?」と勘違いしてしまいそうになる性の儀式のシーン。なんと撮影には2週間もの時間がかかったらしく、クリスチャン役のジャック・レイナーも「本当にハードコアだった」と語っています。 また、クリスチャンが全裸だったのはレイナー本人の提案だったそう。彼は何十年もの間、女優が要求されてきた立場に自分を置くことを考え、映画界のバランスを取るために全裸になることを選んだとか。 さらに「性の儀式」を目撃してしまったダニー役のフローレンス・ピューは号泣シーンに合計2時間も要したことを明かしました。ダニーを囲んで泣く女性たちは恐ろしい印象を与えますが、ピューにとっては心強い存在だったとか。カットがかかる度、彼女らと抱き合って泣いていたそうです。

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『ミッドサマー』の本当にやってそうな性の儀式を深堀り

北欧 夏至祭(ミッドサマー)

90年に1度の夏至祭が行われるというホルガ村にやってきた、大学生のダニー、恋人のクリスチャン、友人のペレ。到着早々、村の老人2人が崖から飛び降り、ダニー達のほかに招かれていたサイモンとコニーもなぜか姿が見えなくなります。 何かおかしいと思いながらも、主人公のダニーは、村の娘たちに混ざってダンスの競争を行い、勝者であるメイクイーンに選ばれました。競争が終わり、何やら不思議な歌声のする方へと向かうと、そこには村の娘とセックスをする恋人、クリスチャンの姿を目にします。

性の儀式を行うクリスチャン

クリスチャンとセックスをしていた少女はマヤといって、クリスチャンに思いを寄せていました。それを知った村の長老が一方的に2人の性交を許可し、クリスチャンは不思議な水を飲んで酩酊してしまいます。 意識が朦朧としたままクリスチャンは、精力剤のような煙をかがされ、寺院のような場所に運ばれました。そこでは、全裸の女性に囲まれたマヤがおり、クリスチャンは彼女と性交を強いられるのでした。

さらにリアルなディレクターズ・カット版

モザイクがないディレクターズ・カット版では、この性の儀式がよりリアルに描かれています。クリスチャンの局部に血がついていていることがわかり、性交の相手であるマヤが処女だったことも判明しました。 モザイクがないからこそ、本当にやっていそうに思えるディレクターズカット版ですが、肝心の部分はカメラワークによって見えておらず、あくまでフィクションだといえるでしょう。

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映画『ミッドサマー』の気まずいシーンは何分から?

友人や家族などと本作を見る場合、最も気まずいシーンは1時間58分ごろからの性の儀式でしょう、モザイクなしのディレクターズ・カット版では、裸のマヤとクリスチャンがまる見えです。さらに、2人を取り囲むように12人の女性たちがこれまた裸で、マヤに合わせて喘いでいます。 性の儀式は、『ミッドサマー』の中でも特に衝撃的なシーンになっています。「モザイクなしで観るのはちょっと......。」という方は通常版を鑑賞してみてくださいね。

映画『ミッドサマー』を観るのは相当の覚悟が必要かも

この記事で紹介した以外にも、飛び降りの儀式や、生贄が生きたまま焼かれるシーンなど、トラウマ級のグロシーンが満載の『ミッドサマー』。 エロ、グロ耐性のない人にはきつい作品かもしれませんが、メッセージ性もしっかりとあり、見ごたえのある作品になっています。気になる人は、自己責任でぜひ鑑賞してみてくださいね。