全巻ネタバレ『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』最新巻まであらすじ＆感想！凶暴王子の気ままな最強英雄譚

漫画『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』は、「小説家になろう」発のライトノベルを原作とするファンタジーアクション作品。第七王子に転生した主人公が圧倒的なポテンシャルを駆使して最強になる、2024年4月にはアニメも放送される話題作です。 そこで本記事では作品のあらすじと感想を、最新巻までネタバレありで紹介していきます！

サルーム王国の貧乏魔術師は、上級魔術師との決闘に才能の差で呆気なく敗れてしまいます。そんな彼が次に目を覚ますと、王国の第七王子・ロイド=ディ=サルームに転生していました。 恵まれた血をゲットし金も魔術書も使いたい放題のロイドは、嬉々として王子としての生活を謳歌。国を滅ぼす寸前まで追い込んだと言われる魔人・グリモワールすらも使い魔にし、魔術の研究や魔剣の製作に大忙しです。 圧倒的な強さを持つことを周囲には隠すロイドは、ある日城への侵入者の存在を察知します。侵入した組織「暗殺者ギルド」の話を聞き、彼らのリーダーのもとに赴くロイド。しかしそのリーダーの体は、最強の魔族・ギザルムに乗っ取られていてーー。

魔界の王侯貴族であるギザルムにはグリモワールも敵わず、ロイドの魔術防壁を魔力のこよりで突き破る圧倒的な強さを有していました。苦戦しながらも、ロイドは空間系統魔術「虚空」でギザルムの消滅に成功します。 暗殺者ギルドの面々であるレンやバビロンを仲間に加え、平和な日常に戻った彼。次に魔人や魔族に効力を発揮する「神聖魔術」に興味を示し、教会に入信します。天界に住む天使・ジリエルにも勝利し従えたロイドは、彼を連れて地上に帰還。 神聖魔術を極めるロイドは、仲間を連れてグール退治に向かいます。順調にグールを退治する一行が出会ったのは、特殊な力を持つグール、シビル・ウォーでした。

シビル・ウォーすらも圧倒的な強さで排除したロイドは、教会に現れた怪しい人物・謎神父の存在を知ります。彼の腐敗臭を辿るなかで、教会の中庭に凄惨な実験研究所をみつけたロイドたち。神の誕生を祝う一大イベント「大聖誕祭」に、脅威が迫っていました。 国王や教皇も出席する「大聖誕祭」にて、合成獣の群れを放ち会場を地獄絵図にする謎神父。その謎神父の正体は、教皇であるギタンでした。各教会に散るロイドの仲間たちは、ギタンの部下である十二神官や合成獣と激闘を繰り広げます。 魔竜と激突するグリモワールに、月皇・アナスタシアとぶつかるシルファ。そしていよいよ、ギタンとロイドの決戦が幕を開けました。

上空でロイドとの激闘を開始したギタン。ロイドの魔術が強力すぎて、最終的には仲間たちがロイドの魔法を止めてくれとギタンに頼む始末です。そして歌の偉大な力もありギタンはロイドの仲間に、教皇との戦いは幕を閉じるのでした。 物語の序盤から登場している剣戟最強のメイド・シルファ。彼女は元々、冒険者として活動していました。11巻はそんな彼女の過去に迫り、ロイドとの出会い、メイドになった経緯について描いています。 第三王子であるゼロフと共にロイドが次に始めたのは、最強のゴーレム造りです。そして彼は、完成した機体を持って錬金大国「バートラム」で開催されるゴーレム武闘会に参加するのでした！

バートラムにて、突如仲間たちのもとから消えたロイド。彼は謎の少年・イドによって、結界の中に閉じ込められていました。イドはロイドを知っている様子ですが、ロイドはまったく覚えていない様子。 グリモワールの攻撃すら余裕で跳ね返すイドたちは、ゴーレム武闘会でタオを圧倒。実は彼は、幼少期にロイドが製造したロイドのクローンだったのです。 タオのラオカンフーを撃破し、勝利したイドとレオンハート。勝利したイドですが、その顔は曇っています。彼の後ろには、暗躍する謎の存在・タルタロスが。手を貸し凄惨な方法で勝利させたタルタロスをイドは攻めます。 しかしロイドに忘れられているイドを、タルタロスは「これで非を認めればお前には何もない」と追い詰めました。悩むイドですが、実はロイドが彼を忘れているのは、イドのある言葉が原因でーー。

本作の見どころは、なんといっても最強主人公の痛快な活躍ぶりでしょう。 作中には魔人や魔族、天使など、人智を超越した存在が数多く登場します。圧倒的な強さを発揮する彼らを、さらに圧倒的な魔術で叩き潰すロイドの戦いぶりがスカッとするのです。 また石沢庸介の、圧倒的に美しい作画も魅力。特に魔法アクションのシーンは迫力も凄まじく、綺麗で豪快な絵の漫画が好きな人にはぜひチェックしてほしい作品です！