『怪獣8号』打ち切りはなぜ？つまらない・どうしてこうなったと言われる理由を調査

話題沸騰の怪獣バトル漫画『怪獣8号』は、漫画アプリ『ジャンプ＋』の看板作品の1つです。2024年4月からはアニメもスタートした『怪獣8号』ですが、なにかと打ち切りの噂がついてまわります。 この記事では打ち切り疑惑の真相や作品が「つまらない」と言われてしまっている理由について検証していきます！ ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

『怪獣8号』は2024年4月現在、打ち切りになっていません。単行本は順調に12巻まで発行済み、さらには2024年4月からアニメ放送も控えています。 『ジャンプ＋』の看板作品の1つとしてアプリの人気を牽引してきた作品ということもあって、現状を考えると打ち切りとなる要素はほぼありません。 ではなぜ検索するとサジェストに出てくるほど「打ち切り」という言葉が本作についてまわるのか。次の見出しからその理由を考えていきます！

打ち切りが噂されてしまう最大の理由が、この休載が多いという点でしょう。もともと毎週更新だったのですが、描き溜めた原稿がなくなったという理由から隔週更新へとペースダウン。さらに新展開突入前には構想のための1ヶ月休載がありました。 いずれもちゃんと理由が説明されているのですが、毎週更新ではないせいで、アプリを開いたのに更新されていない！なんで？打ち切り？という誤解を読者に与えてしまっているのかもしれません。

作者の本誌初連載作となった『ねこわっぱ!』は全13話で連載終了。続く『ポチクロ』は『ジャンプ＋』黎明期を支える作品の1つに挙げられるほどの人気を得ましたが、コミックスは4巻で完結しています。 過去の作品が打ち切りになったとしても、それが現在の作品に影響を及ぼすわけではありません。ですが長期連載は初ということで、最後まで描ききってくれるのか、また打ち切りになってしまうのでは、という不安を抱く読者がいても不思議ではないですよね。

休載が多かったり過去作が打ち切りになっていたりといった背景以外には、「作品そのものがつまらない」という声も一部ではみられました。つまりストーリーが面白くないという理由で、近いうちに打ち切りにされるのではと考えられているということです。 以下では『怪獣8号』のどういった部分がつまらないと言われているのか、実際に読んだ人の口コミも交えて紹介していきます。

バトル漫画あるあるといえばそうなのですが、防衛隊vs怪獣という構図でのバトルが繰り返されるため、次第に飽きてくる読者がいるのも納得です。主人公の日比野カフカ＝怪獣8号というのも思ったより序盤で周りにバレるので、正体を隠すというスリリングさも薄まってきています。 怪獣は討伐しないと街が壊滅するので、基本的には討伐できてしまいます。怪獣と戦うヒーローの物語としては王道で正解だと思うのですが、ややマンネリ化しやすいのも事実でしょう。

『怪獣8号』は過去に「エヴァ」のパクリ疑惑が騒がれたこともあり、設定や展開に既視感があると指摘されています。 そもそも強大な敵が襲来し、その脅威から世界を守るため戦う組織の活躍が描かれるというのは、少年漫画や特撮によくある展開です。ただしそれは別の作品にも言えることで、『怪獣8号』が特に際立っているわけでもありません。

『怪獣8号』の世界で脅威となっている怪獣ですが、彼らの目的はいまだ不透明なままです。またカフカの身体に寄生した小型怪獣についても、なぜそんなことをしたかは明かされていません。 こういった敵の意図が何も分かっていない状況をストレスに感じる読者も少なくないようす。しかしこれについてはじわじわと明かされていくはずなので、今後の展開を待つしかありませんね。

『怪獣8号』の主人公であるカフカは、一言で表現すれば「冴えないおじさん」のようなキャラです。ビジュアルも強さもあまり主人公らしくなく、かっこよさとは程遠いところにいるので、あまり好きになれない人も少なからずいます。 主人公に感情移入できないと作品の魅力は半減してしまうので、カフカを好きになれるかなれないかが評価の分かれ目のひとつになるのかもしれません。

引き続きカフカが理由になりますが、彼が幼馴染の亜白ミナにいつまでも執着している姿に引くという意見もみられました。 しばらく会っていないうえ、既に上官となっている「ミナ」と呼び捨てする、タメ口を聞くといった馴れ馴れしい態度も、反感を買っている理由のひとつです。ミナ本人は気にしていませんが、見ている側としてはやはり気になりますよね。

結論からいうと、『怪獣8号』が打ち切りになる可能性はほぼないでしょう。 『ジャンプ＋』の人気を支える作品として、毎週更新ではなくてもランキングでは常に上位にランクインしています。発行部数も2023年3月時点で全世界の累計発行部数が1100万部を突破。この発行部数は2024年4月のアニメ放送を受けて、さらに伸びるはずです。 アニメ版も制作がProduction I.G×スタジオカラーということでかなり手堅いイメージ。ややキャラデザが気になるところですが、アニメ化で原作がいっそう盛り上がることは確かでしょう。 こうして『怪獣8号』の現状を考えてみると、やはり打ち切りという未来はこないように思います。

打ち切りが噂されるのは、ある意味ヒット作の宿命です。アニメ化も決まり、それだけ『怪獣8号』も注目を集めているということなのでしょう。打ち切りの噂はそこそこに聞き流して、ぜひ漫画やアニメで実際のストーリーを楽しんでみてください！