怪獣9号がしつこい?エリンギ頭の正体や目的について徹底解説【怪獣8号】
漫画アプリ『少年ジャンプ+』で連載されている『怪獣8号』は、人々の暮らしを脅かす「怪獣」と戦う「防衛隊」の面々の活躍を描くバトル漫画。大迫力のアクションシーンと見ごたえたっぷりの人間ドラマが魅力の作品です。 この記事ではそんな本作でラスボス的な立ち位置にあるキャラ・怪獣9号について詳しく紹介していきます! ※この記事は『怪獣8号』の重大なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『怪獣8号』 怪獣9号のプロフィール
怪獣9号は原作コミック1巻6話で初登場を果たした怪獣。怪獣の中でも特に強大な力を持つ「大怪獣」に分類されています。 基本的には2足歩行をするタイプで、頭部がエリンギを思わせる形状をしているのが特徴です。登場していきなり作中トップクラスの実力者・四ノ宮キコルを追い詰め、圧倒的な実力を見せました。 人間の言葉を話すなど非常に知能が高いだけでなく、死亡した怪獣の死体を操るといった特殊な能力も持っており、かなり厄介な個体です。また人の弱みに付け込む心理戦も得意としています。
【しつこい】怪獣9号の能力は底なしで戦闘が長すぎる?
怪獣9号はさまざまな能力を持っており、おまけにそれぞれが厄介なものばかりです。話の序盤から最新話に至るまで防衛隊を苦しめる存在で、「しつこい」と言われるのも納得。 以下では怪獣9号が保有している能力の種類と、作中でどう活用しているかをざっくりと紹介していきます。
人間に擬態
怪獣9号は身体を自由自在に大きくしたり縮めたりすることが可能で、これを利用して人間の姿に擬態できます。しかし擬態の際には人間を殺害して取り込まなければなりません。 この能力を活用することで怪獣9号は人間社会の中に潜みつつ暗躍しているようです。こちらの見出しでは、作中で怪獣9号がどんな人物に擬態したかを解説していきます。
穂高タカミチ
怪獣9号は当初、主人公の日比野カフカが働いていた怪獣清掃業の会社「モンスタースイーパー」の新入り・穂高タカミチに擬態していました。オールバックにした金髪と猫のような目が特徴の青年の姿です。 穂高本人がどんな人間だったか、そしてどんな最期を迎えたのかは不明ですが、擬態のために怪獣9号の手で殺されたのは間違いありません。
長嶺カンジ
その後、穂高に擬態していることがバレた怪獣9号は、“顔を変える”ために通りがかりのドライバーを殺害します。彼の名前は長嶺カンジで、道の真ん中を歩いていた怪獣9号(見た目は穂高)相手にクラクションを鳴らし怒鳴りつけるなど、少々短気な性格をしているようです。 34歳一人暮らしで、それを知った怪獣9号は「好都合ダな」とつぶやいていました。
言葉を話す
怪獣9号は言葉を話すことができ、普通の人間とほぼ変わらないレベルでコミュニケーションをとれます。言葉の一部にカタカナが混ざるときがありますが、それに対して周りが違和感を感じることも特にないようです。
傷の修復
これは怪獣9号に限らず大怪獣なら保有している能力ですが、核が破壊されない限りは身体の傷や欠損を瞬時に修復することが可能です。首を飛ばされても一瞬で生えてくるようすは、対峙する相手に恐怖を与えます。
変身能力
擬態の際にも使う変身能力は、身体の形状や大きさを自由自在に変化させるというもの。腕を増やすなどの変形もでき、ただでさえ強いにもかかわらずさらなるパワーアップをしてみせます。
分裂能力
怪獣9号は分裂能力も持っており、自身の分身を作り出せます。おまけにこの分身は怪獣9号と意識や感覚を共有しているうえ、テレパシーじみた能力で遠隔通信をすることも可能です。情報集めにはぴったりの能力といえるでしょう。作中では「γ、β、α」という個体に分裂していました。
指からの衝撃波
怪獣9号が好んで使用する攻撃手段は指先から放つ衝撃波です。防衛隊のスーツのシールドをいともたやすく破るほどの威力を誇ります。さらに厄介なことに、上で紹介した変身能力で腕を増やすことで、弾数や威力をアップさせることも可能です。
学習能力
怪獣9号は異様にすぐれた学習能力の持ち主で、通信技術を学んだことでその阻害能力を修得したり、銃の弾道をあっさり見破ったりしています。この能力のおかげで怪獣9号は日々成長を遂げ、ますます脅威的な存在になっていっているのです。
怪獣を生み出す
- 怪獣10号
- 怪獣11号
- 怪獣12号
- 怪獣13号
- 怪獣14号
- 怪獣15号
怪獣9号は自身の分身だけでなく新たな怪獣を生み出すことすらできます。作中では怪獣10号~15号を作り出していますが、これらはいずれも大怪獣に分類されるほど強い存在です。
怪獣の死体操作
怪獣9号は怪獣の死体をゾンビのように操る能力も持っています。さらに操られたゾンビは生前より強さが上昇するというやっかいなオマケ付きです。
結界をはる
結界を張ることで周囲から感知できない空間を生み出すというのも、怪獣9号の持つ能力のひとつです。閉じ込められた者は孤立させられ、増援を呼べない状況に追い込まれてしまいます。怪獣9号はこれを人間社会に潜むときにも活用していたようです。
【強さ】怪獣9号はどれくらい強い?
怪獣9号のフォルティテュード(強さ)は、「相模原掃討作戦」のときには8.5とされていました。しかしその後も恐ろしい速度を成長を遂げているので、そのうち10を超えるほどの存在になることは間違いありません。 フォルティテュード10を超えた怪獣はこれまでおらず、9.8の怪獣8号が「歴史に残る大怪獣」と言われています。そのため怪獣9号は今後作中で最強といえる存在になるのではないでしょうか。
【戦闘】怪獣9号のこれまでの主な動向まとめ!
防衛隊試験や相模原討伐作戦に乱入
怪獣9号はまずカフカたちが参加した防衛隊試験に乱入し、キコルと交戦して重傷を負わせます。このときは別の怪獣にその場を任せ、すぐに撤退していました。 その後、新入りたちのはじめての任務である「相模原討伐作戦」では、市川レノと古橋伊春と遭遇し、あっという間に半殺しの状態にします。 しかしそこに駆け付けたカフカ――怪獣8号と戦闘になり、その圧倒的なスピードとパワーに翻弄されることに。すんでのところで隙を突いて逃走し、この出来事がきっかけで防衛隊から「怪獣9号」の名を与えられます。
怪獣8号を殺害するため品川区に出現
その後しばらくは大人しくしていた怪獣9号ですが、「脱皮」によってパワーアップしたうえで、品川区で大規模な虐殺をおこないます。その目的は怪獣8号の殺害と、倒した怪獣をもとに作られた武器「ナンバーズ」の回収です。 怪獣9号はこのとき「γ、β、α」の3体に分裂し、それぞれの目的を達成するため暴れ回ります。最終的には防衛隊の長官でキコルの父親でもある四ノ宮功を殺害して彼と融合。そのまま「次に私が動く時 怪獣の時代が始まる」と宣言して姿をくらませます。
日本全国に大量の怪獣を送り込む
「嵐の前の静けさ」という言葉がぴったりの静かな期間を経て、怪獣9号は次々と怪獣を生み出し、「全国群発災害」を発生させます。 この際、特に被害が大きいエリアは「超大型キラー」たる亜白ミナの活躍によって難を逃れますが、それはまだまだ序の口。怪獣9号は防衛隊の戦力をバラバラにしたうえで本戦に備えようとしていただけでした。 怪獣9号は合計5体の識別クラス怪獣を送りだし、防衛隊を追い詰めていきます。しかしメンバーそれぞれが戦闘の中で成長していったことで、怪獣たちは続々と倒されていって……?
【目的】怪獣9号の目的は?
怪獣9号は原作5巻38話にて「人間の手に堕ちた怪獣の力を怪獣の元に取り戻スとしよう」と発言しています。 力を取り戻した後で怪獣9号が何を目指しているのかはまだ明らかにされていません。ただ「怪獣の時代が始まる」という言葉から考えれば、怪獣が支配する世界を作りたいといったところでしょうか。回が進むごとにどんどん強くなっていく姿を見ていると、それが実現する日も遠くないと思わされてしまいます。
怪獣9号は作中最強レベルの強さを誇るラスボス!
本記事では、『怪獣8号』のラスボス的存在である怪獣9号の能力や作中での動向などについて解説してきました。 あまりに強すぎて倒すイメージがあまりできない相手ですが、主人公のカフカたちはどう立ち向かっていくのでしょうか。今後の展開から目が離せそうにありません!