2024年4月16日更新

アニメ『怪獣8号』はひどい?放送開始後の感想と3つの炎上理由を調査

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怪獣8号

『怪獣8号』は、漫画アプリ「ジャンプ+」で連載中のバトル漫画で、人気作品として愛されています。2024年4月からはアニメ放送も開始し、それを機にちょっとした炎上があったことも話題になっているのです。 この記事ではなぜ『怪獣8号』が炎上してしまったのか、その理由について詳しく紹介していきます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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アニメ『怪獣8号』は本当にひどいのか?初回放送後の感想

アニメ『怪獣8号』は、事前に言われていたほどひどいアニメではありませんでした。たしかにキャラデザは漫画と少し違いましたが、ちょっと気になる程度です。 実際に放送が始まってみると、バトルもののアニメ化作品としての醍醐味をしっかりと生かしたアクションシーンは迫力満点。怪獣の生々しさや、防衛隊の兵器のかっこよさ、劇伴音楽などもおおむね評価が高いようです。 ではなぜ放送前から炎上騒ぎになってしまったのでしょうか。次の見出しからその理由を解説していきます。

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これは事前PRが失敗しただけでは?1話普通にクオリティ高くてテンション上がりました!

アニメ『怪獣8号』3つの炎上理由とは?

アニメ『怪獣8号』が炎上してしまった主な理由は、ずばりキャラデザです。 またそれ以外にも「休載頻度の高さ」と「パクリ疑惑」というふたつが挙げられますが、こちらはアニメというより原作漫画の問題といえるでしょう。以下ではそれぞれについて詳しく紹介していきます。

原作マンガとのキャラデザの違い

『怪獣8号』の原作漫画は、話の面白さはもちろん、作画の迫力やキャラデザの魅力も高く評価されています。だからこそなのか、アニメのキャラクタービジュアルが公開されたときには、「これじゃない感」「ひどい」といった声が上がっていました。 たしかに原作とアニメのビジュアルを比較してみると、怪獣のイカつさが減っていたり、主人公がモブキャラっぽくなっていたりと、なんだか物足りない印象が。原作ファンががっかりしてしまうのも無理はないように思えます。 とはいえ、原作になくてアニメにある魅力といえば「動き」なので、実際にキャラが動いているところを見れば多少は印象が変わってくるはず……?実際、PVの動きを評価する声も多く、バトルシーンには期待できそうです。

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キャラデザには正直ガッカリな気持ちもあるけど、バトルシーンは期待大!

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休載頻度の高さ

ここからはアニメとは直接は関係ないのですが、キャラデザの炎上から飛び火するような形で、原作に対する不満も爆発していました。その筆頭として出てきたのが、原作の休載頻度の高さです。 休載頻度が高い理由としては、作者自身が発表している通り、「書き溜めがない」というのが大きいでしょう。ストックさえあれば週1更新でも余裕があるのでしょうが、口で言うほど簡単な話ではないので、仕方がないといえば仕方がないですね。 そのほか、単行本作業やアニメ化にともなう業務などで忙しいことも多いのか、当初は毎週更新だったのが最終的に隔週更新になってしまいました。これに対し、続きを楽しみにしているからこそ不満を抱く読者も多いようです。

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正直毎週更新にしてほしい気持ちはあるけど、でも無理はしないでほしいもんなあ。

「エヴァ」のパクリ疑惑

問題の話数 10巻80話

作品の内容で(悪い意味で)話題になったのが、原作漫画の80話が「エヴァ」をパクっているのではないかという疑惑。登場人物のひとり・四ノ宮キコルの設定や来歴が「エヴァ」のアスカに似ていることから、コメント欄に「エヴァのパクリ?」というコメントが続出してしまったのです。 その後、公式がコメント欄で「エヴァ」「アスカ」などをNGワードに設定したと判明したせいで、余計に火に油を注ぐ結果となりました。 しかし『怪獣8号』のアニメ化にはエヴァの制作会社もかかわっているので、本当にパクったのであれば大変なことになるはず。この件はむしろオマージュとしてエヴァに寄せたといえるのではないでしょうか。

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パクリって言うほどのことでもないと思うな……。オマージュはよくあることだし。

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アニメ『怪獣8号』主要キャラのキャラデザを紹介

以下ではファンの間で「ひどい」と話題になっているキャラデザについて、主要キャラを取り上げつつ紹介していきます。

怪獣8号

主人公のカフカが変身する「怪獣8号」は、怪獣というワードにぴったりなおどろおどろしさ・ゴツさが印象的な見た目をしています。 しかしアニメのキャラクターデザインでは、原作と比べてすらりとした体型になってしまっており、ファンの間では「なんか違う」「コスプレみたい」と違和感を指摘する声も上がっていました。怪獣のビジュアルは特に期待を集める要素であるだけに、がっかり感もよりいっそう大きくなったようです。

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ちょっとゴツさが足りない感はたしかにある。動きが加わればまた違うかも。

日比野カフカ

主人公であるカフカのキャラクターデザインに関しても、「顔が違う」「別人」とのツッコミが入っています。目や口の配置がまるでちがうのがその原因という可能性が高そうです。 カフカは原作でも冴えない男ではあるのですが、アニメ版のキャラクターデザインではその面が悪い意味で強調されてしまっているような印象。あまり主人公としての風格が感じられず、モブキャラと言われても信じられる雰囲気を放っています。

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冴えない……けどカッコいいシーンとのギャップに期待したい!

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亜白ミナ

カフカの幼なじみであり本作のヒロインである亜白ミナは、強さやクールさの中にかわいらしさが感じられる素敵な女性です。もちろんファンも多く、アニメでの活躍も非常に期待されていました。 しかしキャラクターデザインが発表されるとまたもや批判が殺到。たしかに丸みや柔らかさが失われてゴツめに見えるミナは、原作と比べてかなりイメージがちがいます。「ヒロインのクオリティが低い」と認識されてしまったとなると、巻き返しはなかなか厳しいかもしれません。

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原作のイメージとはちょっとちがう。クールさが強調されてる感じ?

市川レノ

容姿端麗かつスタイル抜群で、ファンからの人気も高い市川レノ。発表されたキャラクターデザインの中でも、彼は特に「全然ちがう」「のっぺりしてる」と酷評されています。 原作の絵で表現される彼の姿が最高にかっこいいからこそ、それが忠実に再現されていないことにショックを受けたというファンも多いです。まるで別人と残念がる声もみられ、人気キャラだからこそ反動も大きかったのでしょう……。

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人気キャラだからこそ期待に対する反動も大きいんだろうな。

四ノ宮キコル

四ノ宮キコルはそのかわいらしい容姿とツンデレな言動が魅力で、原作者のお気に入りキャラとしても知られています。 そんなキコルのキャラクターデザインに関しても、顔立ちや体格はもちろん、チャームポイントでもあるツインテールの髪型まで、原作とまるでちがうという声が上がっていました。これまでのキャラに共通して言えることでもあるのですが、顔が縦長になっているのがかなり印象を変えてしまっているようです。

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PVの登場シーンは可愛かったから、動いてると印象変わりそう。

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保科宗四郎

亜白ミナの部下で副隊長を務める保科宗四郎は、糸目が印象的なキャラクター。彼に関しては、あくまでも他のキャラと比べてではありますが、批判の声が少なめです。 ただしわりと好意的な声を寄せているファンですら、「目を開けるとどうなるか不安」と心配していました。保科は本気になると開眼するのですが、それがまたかっこいい見せ場となるので、なんとかしてクオリティを上げてほしいところですね……。

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開眼シーン、気になる…!ギャップで魅せてほしい。

アニメ『怪獣8号』制作会社が豪華すぎる!

アニメ『怪獣8号』の制作会社は、『攻殻機動隊』や『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズなどで知られるProduction I.Gです。メカやアクションの描写に定評がある会社とあって、本作も期待通りのかっこいい仕上がりになっていました。 また怪獣のデザインとワークスを担当するのは、怪獣や恐竜のデザインを得意としているスタジオカラー。代表作の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」や『シン・ゴジラ』からもうかがえる高い技術力が、本作でもしっかり発揮されていました。 漫画では想像しにくい怪獣の動きが最高のクオリティになったのは、間違いなくこの豪華タッグのおかげでしょう!

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怪獣さすがでした。はやく識別怪獣兵器出てきてほしい!絶対間違いない!

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炎上を受けてキャラデザは変更された?

キャラクターデザインはとくに変更されていません。PVが公開された時点でアニメ制作はすでに進んでいるので、炎上したからといって途中から変更というのは難しいのでしょう。 本編では背景やアクション、音楽などその他の要素が加わったことで、PVほどキャラデザが気にならなかったという声も多く聞かれました。

『怪獣8号』はおもしろくない?つまらない?

怪獣8号

ここまで紹介してきた通り、『怪獣8号』のアニメや原作はさまざまな理由で炎上してしまいましたが、もちろん作品そのものがつまらないわけではありません。 個性的な登場人物にアツいバトルシーン、仲間たちとの切磋琢磨……など、「少年漫画の面白いところ全部盛り込んだ」と言われることもあり、バトルもの好きにはたまらない内容となっています。 そもそも炎上のきっかけも原作ファンの作品への思い入れゆえと言えるので、裏返せばそれだけ面白い作品だということでしょう。

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手に汗握るバトルに仲間たちのアツい絆……面白くないわけがない!

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キャラデザはちょっと大丈夫かな?と思う面もあるけど、動いたら良いはず!

『怪獣8号』のアニメがひどいと言われる理由をまとめました!

怪獣8号
@Naoya Matsumoto / SHUEISHA

キャラデザの違和感などで放送前に炎上してしまった『怪獣8号』。しかし作品自体は非常に面白く、アニメもバトル描写などは高く評価されています。原作漫画もついに始まったアニメも、ぜひ実際に観てその魅力を確かめてみてください!