『怪獣8号』はパクリすぎ?エヴァや進撃に似ていると言われる部分を徹底調査
漫画アプリ『少年ジャンプ+』で連載されている人気バトル漫画『怪獣8号』。独自の世界観と魅力的なキャラクターたちなどが話題を呼んでいる本作ですが、実は一部では「パクリ?」との声も上がっています。 そこでこの記事では、『怪獣8号』がパクリと言われてしまっている理由について解説していきます! ※この記事は『怪獣8号』の重大なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『怪獣8号』がパクリと言われる理由
『怪獣8号』がパクリと言われてしまう理由は、一部キャラの設定やストーリーが他作品と似ている部分があるからです。具体的な作品名を挙げると、「エヴァンゲリオン」と『進撃の巨人』がその元ネタとされています。 以下では『怪獣8号』とそれぞれの作品が似ている部分や背景を調査しつつ、本当に「パクリ」なのか検証していきます。
パクリって声をたまに聞くけど……本当なのかな?
『怪獣8号』はエヴァのパクリと言われる部分を大調査
作者がエヴァの大ファン
『怪獣8号』の原作者である松本直也は、雑誌のインタビューで「エヴァンゲリオン」のファンであることを公言しています。かなりの影響を受けたとも語っており、この作品が彼にとって非常に大きなものだとうかがえました。 このように「好きな作品」として明言している以上、堂々とパクるとも考えられず、むしろ敬意をこめた「オマージュ」をしたと考えるほうが自然なのではないでしょうか。
パクるんだったらわざわざファンって公言しないような気もするけど。
怪獣デザイン会社がエヴァやゴジラと同じ
アニメ『怪獣8号』で怪獣デザインを担当するスタジオカラーは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」や『シン・ゴジラ』を手がけた制作会社として有名です。 こうしてただでさえ両作品に共通点が生まれているというのに、わざわざパクリという炎上につながる手段に出るとはやはり考えられません。やはり、パクリというよりオマージュであるようにとらえられます。
そもそもパクってたら同じ制作会社が手がけることもないんじゃ?
四ノ宮キコルとアスカが似すぎ?
では具体的に何が「パクリ」と言われたのかというと、それは主要キャラである四ノ宮キコルのエピソードを描いた原作80話です。 彼女は「エヴァンゲリオン」のアスカと似ているとされており、実際比べてみると、エリートで勝ち気かつツンデレ、かつ幼い頃に母を亡くしたなどの設定が共通しています。 とはいえ、完全なパクリといえるほど酷似してはおらず、またすでに説明した背景を踏まえると、オマージュの域にとどまっているといえるのではないでしょうか。
たしかにこのふたりは共通点いっぱいあるけど、パクリかと言われると……どうかな。
『怪獣8号』は進撃の巨人のパクリと言われる部分を大調査
怪獣と巨人というテーマが似ている
また『怪獣8号』は『進撃の巨人』と似ているともたびたび言われています。それぞれ「怪獣」と「巨人」という未知の生物、それも人間ではとても敵わない存在が敵として設定されているのが第一の理由のようです。 しかしそうした設定は何もこの2作品に限らず、漫画や特撮作品などの定番でもあります。そのためこれだけでパクリとするのは少々乱暴です。
怪獣と巨人が似てるとか言い出したらもう終わりじゃない!?
話の展開と登場人物の設定
そのほか、主人公がそれぞれ怪獣と巨人に変身できることや、ヒロインが主人公の幼なじみかつ最強キャラであること、「日本防衛隊」と「調査兵団」という組織が出てくるなどの要素が似ていることも挙げられています。 これもまた「パクリをしている」という前提で無理やりこじつけているような印象が強く、根拠としてはやはり弱いです。
これでパクリと言われるのはちょっと気の毒だな……。
スーツや武器が似ている
またネット上では両作品のスーツや武器が似ているという意見もありました。しかしそれぞれの作品は舞台となっている国も違えば文明のレベルも異なり、使っている武器の形状もテクノロジーもまるで別物です。 やはりこの2作品に関して、パクリはもちろん、オマージュと言えるかどうかも微妙であるように思えます。
スーツや武器にかんしてはもう全然似てないよ!
『怪獣8号』のパクリ問題について調査しました
調査の結果、『怪獣8号』のパクリの件については、いずれもオマージュもしくは周りからの言いがかりとして結論付けられそうです。「あの作品に似ている」「パクリすぎ」と言われてしまうのは、話題作の宿命なのかもしれませんね……。 パクリでは出せない独自の魅力であふれた『怪獣8号』、ぜひ原作もアニメもチェックしてみてください!