【アニメ化】漫画『YAIBA』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！「コナン」作者が描くドタバタアクション

『YAIBA』は『名探偵コナン』で知られる青山剛昌が描いたアクション少年漫画です。天下一を目指す少年・刃と、彼に憎しみを抱く鬼丸との対決を軸に、刃の成長と戦いを描いていきます。 この記事ではアニメ化もされた『YAIBA』のネタバレありのあらすじを完結まで解説！さらに感想や見どころ、お得に読む方法も紹介していきます。

1993年に『剣勇伝説YAIBA』としてアニメ化されていた本作ですが、2025年4月より『真・侍伝 YAIBA』として新たにアニメ化されました。 主人公である刃の声を担当するのは、前回のアニメ版と同じく高山みなみ！その他のキャラクターも、石見舞菜香や諏訪部順一、細谷佳正といった豪華声優陣が演じることでも話題になっています。 全2クールでの放送となる場合、原作コミックス第7巻に収録されている「国会議事堂決戦編」までとなる可能性が高いです。

天下一の侍目指してジャングルで修行中の鉄刃(くろがねやいば)は、ひょんなことから日本に帰国。刃は居候先の娘・峰さやかについて中学に通い始めます。 そこで刃はライバルとなる剣道部の鬼丸猛(おにまるたけし)と出会うのでした。傲慢かつ生真面目な鬼丸は、奔放な刃に対し次第に憎悪をつのらせ、やがて風神剣に宿る魔力に呑まれ鬼となってしまいます。よきライバルかと思いきやまさかの鬼化……！ 打倒鬼丸を掲げる刃は風神剣の対となる雷神剣を手に入れ、宮本武蔵のもとで修行を積みます。必殺技「旋風剣」を習得した刃は、国会議事堂を鬼丸城として占拠した鬼丸のもとを目指すのでした。

鬼丸が差し向ける刺客を蹴散らし東京へ向かう刃一行ですが、なぜかたどり着いたのは武蔵の思い出の地・巌流島でした。鬼丸が生き返らせたゾンビな佐々木小次郎とのドタバタな決闘を終えて、一行はいざ東京へ。小次郎も仲間になってびっくりしました！ テレビ中継もされて異様に盛り上がるなか、刃は新たな必殺技「かみなり斬り」を携えて鬼丸城に攻撃を仕掛けます。鬼丸の罠にはまったり、鬼丸四天王が待ち受けていたりと、鬼丸への道は前途多難でした。 仲間の助けもあり四天王を突破した刃はついに鬼丸と対峙します。ところが刃は仲間を捕らえられてしまいます。

小次郎のせいで雷神剣にはまっていた「雷神の玉」が鬼丸の手に渡ってしまいます。一方で風神剣も戦闘で真っ二つに折れてしまい、この戦いは両者痛み分けという形で終わりました。 刃はさやかの家で偶然、「伝説の玉」の地図を発見。そこには雷神の玉を取り戻すために必要となる「龍神の玉」の手がかりも隠されていました。 ここから「龍神の玉編」がスタート。刃一行は地図を頼りに水神の玉・金の玉・赤龍の玉を手に入れます。一方で鬼丸も玉のことを聞きつけて、次々と刺客を送り込んでくるのでした。 9巻では巨大な大仏と刃が大激闘を繰り広げ、大仏の玉を手に入れます。

新たな刺客・柳生十兵衛光厳(やぎゅうじゅうべえみつよし)は鬼丸の命令を忘れて刃一行の仲間としてついてきました。彼は酒を飲むと狼男の別人格が出てくる困りものですが、なんだかんだ一行に馴染みます。 刃一行が7つの玉すべてを集めて、龍神の玉のありかである富士山の火口に向かう頃、全国制覇を成し遂げ風神剣を復活させた鬼丸も富士山へ向かっていました。 鬼丸の妨害を突破し、玉の試練もクリアした刃は、その正義の心が龍神に認められます。龍神の玉に選ばれた刃の剣は龍神剣にパワーアップ。7つの玉の力が使えるようになりました。いざ鬼丸と決戦！と思いきや新たな敵が現れます。

龍神の力を感じ取り、地球征服を企む月の女帝・かぐやが1000年の眠りから目覚めます。圧倒的強さのかぐやを前に、刃と鬼丸は休戦を余儀なくされました。 かぐやは24時間ごとに女性の精気＝エキスを吸わないと急激に老いてしまうという弱点があります。ところが、龍の巫女の末裔であるさやかのエキスを吸えば、かぐやは完全体に戻れることが判明。 さやかはトドメを刺されそうな刃を助けるため、自らかぐやのもとへ行ってしまうのでした。刃はかぐやの技で封印されていた鬼丸を復活させます。鬼丸は敵軍が持つ魔王剣を手に入れるため、刃の共闘の申し出を承諾するのでした。

刃の奮闘虚しく、さやかはエキスを吸われかぐやは完全体に。さやかは100歳老いてしまいました。 激闘のなかで、刃は龍神の力を解放し7つの玉の力をかぐやにぶつけますが、必死の一撃も彼女を倒すには至りません。それでも諦めない刃が放った渾身の一撃は地球が爆発するほどの威力を持っていました。 このとき地球と合体しはじめていたかぐやは、刃の攻撃から美しい地球を守ることに力を使い果たし、再び地球に封印されることとなります。さやかも無事にもとの姿に戻りました。よかったです！ 380年前にタイムスリップするという閑話休題を挟み、18巻からは「ピラミッド編」がスタートします。

突如現れた巨大ピラミッド攻略や、地底世界救出を成し遂げたことで、刃は強力な科学力を持つ地の民を味方につけました。 21巻からは「ヤマタノオロチ編」へ。鬼丸が「封印の書」を手に8つの「封印の岩」を砕いてまわり、ヤマタノオロチ復活を目論んでいることが発覚します。さらに刃がスサノオの血を引くこともわかりました。設定がかっこいいですね。 鬼丸の野望を止めるため、刃は最後の封印の地で鬼丸一行を迎え撃ちます。初代龍神の魂が刃の窮地を救い、彼の手にある雷神剣と風神剣が合体した剣こそ、かつてスサノオがヤマタノオロチを封印するために使った「覇王剣」だと伝えるのでした。

最後の封印が解けてヤマタノオロチが復活してしまいます。刃はかつて戦った地の民、かぐや、そしてさやかの協力のもと、鬼丸の角を斬ることに成功。鬼丸は人間に戻り、刃は二度と封印が解けぬよう、覇王剣を沈みゆくヤマタノオロチに突き立てました。 平和な日々に戻った刃の前に鉄諸羽(もろは)という少女が現れ、「織田信長御前試合」で父の名を騙る父の仇・剣十郎を斬ってほしいと依頼されます。決勝戦では父の代わりに、彼のもとで修行していた鬼丸が刃と戦うことに。 さやかの応援を力に刃は鬼丸を倒して優勝しました。最後に家族の誤解が解かれ、鉄一家は再び家族となれたのです。

破天荒な刃が個性豊かな仲間と繰り広げる冒険＆アクションにワクワクできる作品です。歴史上の人物が意外な形で蘇って登場したり、玉集めをしたり、修行したり。しっかりと王道をおさえつつも、奇想天外なSF要素も楽しめます。 「コナン」とはまた違った青山ワールドを楽しみたい人や、あまりダークではない少年漫画を探している人におすすめです！絵柄やネタは少し時代を感じますが、刃がかわいくてかっこいいでのあまり気になりません。

この記事では、新たにアニメ化されることで注目を集めている『YAIBA』についてネタバレ解説しましたが、いかがでしたでしょうか。 原作がどこまでアニメで再現されるのか、今後の動向からも目が離せません！