漫画『ちるらん 新撰組鎮魂歌』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！一時代を築いた新撰組の物語

道場破りを繰り返して金を稼いでいた若き日の土方歳三が、近藤勇との出会いを機に一時代を築いていくストーリーの漫画『ちるらん 新撰組鎮魂歌』。 そんな本作は読み始めたら止まらない、武士たちの熱すぎるストーリーが見どころの作品です。 ここからは作品の配信情報や無料で観られるか、15巻までのネタバレ・あらすじを紹介していきます。

1912年、記者の市川真琴は元新撰組隊士・永倉新八のもとを訪ねていました。新撰組の真実を解き明かそうとしますが、永倉はゆっくりと始まりの物語を語り始めます。 1859年の江戸、土方歳三は薬屋で働きながら道場破りで生計を立てていました。そんな彼の次なるターゲットは、天然理心流・試衛館。しかし大将の近藤勇に大敗を喫し、試衛館の門下生となった土方。我流で近藤に一矢報いた姿が格好良いです！ 土方が門下生になってから1年後、試衛館に佐々木只三郎という名の人物がやってきます。彼の目的は、旗本の息子を殺した斉藤一。しかし斉藤は土方たちの助けによって、死刑を免れて江戸を離れることになるのでした。

文京3年、関東の腕自慢が集まる場に参戦した試衛館。そこで土方は、後の新撰組筆頭局長である芹沢鴨と出会います。京に残った近藤・芹沢一行は、自分たちを売り込むために会津五流師範・佐川官兵衛のもとを訪れるのでした。 佐川から告げられたのは、会津藩と近藤・芹沢一行の五番勝負。沖田総司や永倉の活躍で勝利を収め、土方と佐川の対決も勝利で終えるのでした。戦闘シーンがどこも迫力満点！ 1863年、浪士組結成後に会津藩の隊士を狙った事件が発生します。犯人の一人である西洋の剣の使い手・琴と出会った土方は、彼女の生き様を知って事件の黒幕である長州藩を追い詰めるのでした。そんな中、斉藤が京へとやってきて……。

1863年、壬生浪士組の隊員はすでに100を超えており、屯所を芹沢派・近藤派の2つに分けていました。その結果いがみ合いは加速していき、芹沢派の佐伯又三郎や新見錦の策略によって抗争へと発展。 一方新見と組んで京を陥れようとしていた長州藩ですが、帝の命令によって追放されます。しかし抗争が収まることはなく、近藤派の隊員を殺した佐伯が永倉に敗北するのでした。たった1人の隊員のために命を張る永倉が格好良いです！ その後黒幕を粛正することを決めた近藤派は、斉藤の活躍で新見の殺害に成功します。一方で機をうかがっていた芹沢がついに動き出し……。

芹沢は最強の名を冠していました。生まれた時から猛獣のような力を振るい、13の時には水戸最強の夜盗を1人で壊滅。30の時には夜盗500余名を仲間と共に殲滅します。 そしていつからか、芹沢は自らの散り場所を探すようになるのでした。まさに最強の名に相応しい功績です！ 文京3年、芹沢暗殺を実行することにした近藤派は、静かな京の町で水戸天狗党七鬼衆と対峙。近藤が拠点で構える中、斉藤は下村眉山との対決で重傷を負います。一方永倉・山南・原田左之助・井上源三郎・藤堂平助・島田魁らは切り付けられながらも、刺客を倒していくのでした。 そして土方は、芹沢の側近である平山五郎との勝負に勝利。残るは沖田と芹沢の戦いのみとなり……。

芹沢と沖田の死闘は、芹沢が圧倒的な有利な状況で進んでいました。沖田は自分の中に眠る鬼子を目覚めさせながらも、芹沢にはまったく歯が立ちません。 しかし近藤と土方が到着したことで正気を取り戻し、芹沢を倒すのでした。文京3年9月18日、芹沢は八木源之丞邸にて37年の人生に幕を閉じます。散り方も最高に格好良かった！ 芹沢の死から半年、新撰組は近藤を頂点に組織が再編成されました。そんな中、高杉晋作・久坂玄瑞・桂小五郎ら長州藩による幕府転覆の情報を入手した新撰組。池田屋事件や禁門の変を経て、長州藩は大きく力を失います。 さらに久坂などの主要人物が亡くなりますが、高杉が本格的に動き始め……。

本作の見どころといえば、やはり武士と武士によるバトルシーンでしょう！新撰組の物語が描かれていく中で、土方たちは多くの敵と対峙します。完全な悪との戦いもありますが、多くは己の正義を貫き通すための死闘です。 まさに「武」に咲き「武」に散る武士たちの姿は、日本男児そのもの。命懸けで戦う漢たちに惚れること間違いなしです！歴史マニアだけではなく、知識0の状態でも胸がアツくなる作品となっています。