『SHOGUN 将軍』最終回ネタバレ・全話あらすじ!真田広之主演のドラマ
真田広之が主演・プロデュースを務めた時代劇スペクタクルドラマ『SHOGUN 将軍』。2024年2月からディズニープラスで独占配信がスタートし、世界的評価を得ています。この記事では、本作の各話あらすじをネタバレありで紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
ドラマ『SHOGUN 将軍』はどこで配信されている?
ドラマ『SHOGUN 将軍』は、*ディズニープラスで独占配信中です。すでに完結しているため、全10話をまとめて視聴できます。
【ネタバレなし】『SHOGUN 将軍』のあらすじ
真田広之をはじめ、浅野忠信や平岳大など海外で活躍する俳優たちが共演する『SHOGUN 将軍』。原作は1980年にアメリカで実写ドラマ化されているジェームズ・クラベルのベストセラー小説『SHOGUN』で、今作はハリウッド製作陣が手がける全10話のドラマシリーズです。 吉井虎永=徳川家康、鞠子=細川ガラシャなど、戦国に生きた実在の人物にインスパイアされた架空の登場人物たちが物語を紡ぎます。 天下分け目の戦いを控えていた虎永は、彼の領地に漂着した英国航海士ブラックソーンから乱世を制する秘策を講じることに。一方通訳を務める鞠子とブラックソーンの間には絆が生まれていました。
1話のあらすじ・ネタバレ
1600年の日本、ある漁村に漂着したイギリス人航海士のジョン・ブラックソーン。後に按針と呼ばれるようになるジョンは、領主の樫木に捕虜にされます。その頃、大阪城では五大老の1人である吉井虎永も糾弾を受け、窮地に陥っていました。 太閤亡き後、治世を行っている五大老ですが、虎永は「不当に領土を拡大している」や「世継ぎの母を人質にしている」といった因縁をつけられています。 一方ジョンの目的は、カトリックが独占している世界の航路をプロテスタントが切り開くこと。しかし日本にいるのはカトリックを布教するポルトガル人ばかりでした。
2話のあらすじ・ネタバレ
カトリック宣教師たちは、按針がイエズス会に脅威をもたらすことを危惧していました。按針の航海日誌を暴けば、海賊行為で死罪になると考えますが、自分たちの秘密も暴露されるとも案じています。窮地に立たされていた虎永は、大阪城で按針と面会していました。 虎永は按針の存在が会合の分裂を誘い、この窮地から脱する秘策となると直感します。というのも、五大老の中の2人はキリシタンでありカトリック教徒。 会の分裂を誘うにはプロテスタントの按針が最適でした。この策に、虎永の侍としての資質に感銘を受けた按針も呼応します。
3話のあらすじ・ネタバレ
按針と寝床を交換し、暗殺を未遂に防いだ虎永。樫木との同盟を確認し、彼に危険な任務を課した後、自身は大阪に残って按針を安全な伊豆へ向かわせることにします。しかし出発の直前になって、宿敵の石堂が部下を護衛につけるよう強いてきました。 そんな中、奥方たちの出立に紛れて秘かに虎永も大阪を脱出。味方をも欺いていた虎永は、この脱出作戦を無事に成功させます。それまでの道中で、地上での戦いや海上での戦いが繰り広げられ、虎永は按針の知恵と技術で切り抜けることができました。虎永と按針の間にさらなる信頼関係が結ばれていきます。
4話のあらすじ・ネタバレ
樫木藪重の領地・網代のもとに身を寄せることになった虎永たち。虎永は按針の働きぶりを見て、旗本に任じます。一方、虎永は大老を辞する書状を大阪に届けていました。 旗本となった按針に、家と正室の藤を用意させた虎永は、出迎えた樫木の軍勢に檄を飛ばした後すぐに急ぎの用で出立。按針は虎永の留守中に、樫木の軍勢に洋式の戦術を指南することになります。そこへ石堂の使者がやって来て藪重に大阪に来るよう命じますが、得意の二枚舌でその場を切り抜けました。 ところが翌日の大砲の演習見学で、虎永の息子・長門が石堂の使者たちを大砲で惨殺してしまいます。
5話のあらすじ・ネタバレ
軍勢を引きつれて戻った虎永。そこには鞠子の夫・戸田広勝の姿もありました。虎永は長門が石堂の使者を殺したことを咎め、大砲隊の指揮権をはく奪してしまいます。 広勝は按針の屋敷に逗留するよう申し付けられ、鞠子は按針と広勝の2人に仕えることに。虎永は使者の一件を藪重に問いただす一方で、藪重の甥・央海に大砲隊の采配を任すと言い出します。 この国のしきたりの厳しさと自分の言葉の重みを思い知らされた按針は、虎永に出国を懇願しますが、相手にされず。その時、大地震が起き、とっさに按針は虎永を助け出します。その頃、大阪に戻った国母・落葉の方は石堂に会っていました。
6話のあらすじ・ネタバレ
時は遡り、22年前の安土城。黒田信久の娘・瑠璃姫(のちの落葉の方)と家臣・明智仁斎の娘である鞠子は、本当の姉妹のように育ちました。鞠子が広勝に嫁いだ後、明智によって黒田が討たれ、瑠璃姫は太閤の側室となったのでした。 現在の大阪城では、落葉の方が「父の謀反を企てて殺害した黒幕は虎永だ」と石堂に語り、一刻も早く処罰するよう迫ります。 一方の虎永は、命を救ってくれた按針に大砲隊の指揮と遊郭での廓遊びを命じ、彼と鞠子の間の危うい仲を正させようとしました。そんな中、網代村へ逃げ延びた戸田広松から、「石堂が大老衆を人質に虎永の弾劾を推し進めている」と知らされます。 虎永は機が熟したことを悟り、大阪城へ一気に攻め込む「紅天」を宣言するのでした。
7話のあらすじ・ネタバレ
虎永は紅天計画のため、弟・佐伯信辰を網代村に呼び寄せます。虎永は佐伯のために宴会を開き、昔話で盛り上がりました。佐伯はこの時、伊豆の領主になりたいと主張。さらに佐伯軍は虎永たちを包囲し、宴会は中断されてしまいます。 石堂は佐伯を大老に任命。虎永は佐伯の裏切りを知り、網代村は事実上佐伯軍に監視されてしまいます。一方広勝は按針と鞠子の不適切な関係を疑い、自分が死ぬ前に按針を殺したいと虎永に申し出て……。 虎永は「紅天は間違いだった」と佐伯に説明。降伏して大阪に出頭すると答えます。しかし按針は虎永の決断に猛反対し、その場を立ち去ってしまいました。 その夜、茶屋で女の相手をしていた佐伯の元に、長門たちが襲撃にやってきます。長門は佐伯を殺そうとしますが、足を滑らせて頭を強打し……。
8話のあらすじ・ネタバレ
長門が亡くなったものの、虎永は体調が優れず長門の葬儀に参列しませんでした。そんな虎永はマルティン神父から、落葉の方が石堂を操り脅威的な存在であると告げます。落葉の方と同盟を結ぼうか迷う虎永。 その頃大阪では、石堂が虎永の降伏を報告。虎永は家臣たちに降伏の意思を示す誓約書への署名を求めます。ですが一部の家臣たちが反発し、広松は考えを改めなければ切腹すると言い出し……。それでも虎永は揺るがず、広松は文太郎に介錯を頼みました。 その後、広松は切腹。虎永は涙を流し、鞠子に広松の死が大阪に降伏の意志を信じさせるための戦略であったことを明かしました。 藪重は按針と協力することにし、鞠子は虎永の指示で大阪まで同行することに。このことに、藪重と按針は戸惑いを隠せずにいたのでした。
9話のあらすじ・ネタバレ
按針、藪重、鞠子の乗る船が大阪に到着。すると鞠子は大阪から江戸に戻ると宣言し、石堂は認めようとしません。藪重は鞠子の気持ちに困惑し、按針も大阪城を去れば殺されると鞠子に訴えます。しかし鞠子の気持ちは変わることはありませんでした。 翌日、鞠子は護衛たちが殺されてもなお、大阪城から立ち去ろうとします。按針はそんな鞠子に、誰のためでもなく自分自身のために生きてほしいと頼みました。ですが鞠子は、桐の方、静の方たちの前で切腹しようとしていて……。 鞠子が切腹しようとした瞬間、石堂が現れます。石堂は人質はいないことを説明し、鞠子は切腹を辞めました。その後鞠子は、按針と一夜を共にします。 その頃藪重は鞠子を殺すため、按針と鞠子の寝室を襲撃しようとします。鞠子は死を覚悟し、爆発に巻き込まれ……。
最終話のあらすじ・ネタバレ
爆発によって倉庫は爆破され、鞠子は亡くなります。虎永は石堂に鞠子の死を抗議。虎永は戦いの準備を始め、石堂はそんな虎永に責任を押し付けようとします。 爆発で怪我をした按針は無事回復し、虎永の元に戻ります。一方藪重は鞠子の死に対する自分の罪を認め、虎永は明日の日没までに切腹するよう命令しました。 虎永は「キリシタンのスパイ」の裏切り者を見つけるため、村人を殺すのを辞めてほしいと按針に懇願されます。自ら切腹しようとする按針の気持ちを汲み取り、裏切り者探しを辞めた虎永。 その後虎永は、按針の船を燃やしたことや按針を試そうと動いていたことを告白。こうして虎永は戦いに勝利し、今後江戸を中心とした新たな時代を作ると宣言します。そして藪重は切腹し、虎長が介錯しました。 虎永は、按針たちが沈没したエラスムス号を引き上げる様子を見つめていたのでした。
『SHOGUN 将軍』の登場人物・メインキャスト
吉井虎永(よしいとらなが)役:真田広之
徳川家康にインスパイアされたキャラクターで、本作の主人公である吉井虎永。関東を治める領主で五大老の1人ですが、他の大老たちに脅威とみなされて窮地に陥り、按針と出会って活路を見出します。 演じるのは、国際派俳優の真田広之。2003年の『ラスト サムライ』出演後から海外での活動を本格的に始め、『ウルヴァリン』(2013年)や『モータルコンバット』(2021年)など海外作品出演も多数。近年では『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023年)にも出演しています。
按針/ジョン・ブラックソーン役:コズモ・ジャーヴィス
ウィリアム・アダムス(三浦按針)にインスパイアされたキャラクター、イギリス人航海士ジョン・ブラックソーン。乗船したオランダ船が遭難し、伊豆に漂着した際に虎永に目をかけられて「按針」の名と旗本の身分を得ることになります。 演じるのは、イギリス人俳優のコズモ・ジャーヴィス。2016年に映画『レディ・マクベス』で注目され、2022年には映画『説得』でダコタ・ジョンソンと共演しています。
戸田鞠子(とだまりこ)役:アンナ・サワイ
明智光秀の娘・細川ガラシャにインスパイアされたキャラクター、戸田広勝の妻・鞠子。敬虔なキリシタンで、その語学力から按針の通詞に任命されますが、高圧的な広勝と外国人の按針の間で板挟みになっていきます。 演じるのは、ニュージーランド出まれ、東京育ちの俳優アンナ・サワイ。2009年に映画『ニンジャ・アサシン』でスクリーンデビューを果たし、その後も『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年)など海外作品に出演しています。
石堂和成(いしどうかずなり)役:平岳大
石田三成にインスパイアされたキャラクター、五大老の1人である石堂和成。大阪城での最大の権力者で、太閤亡き後に虎永を排除しようと様々な手段を使って追い詰めていきます。 演じるのは、海外を拠点に活動する俳優・平岳大。近年は主にNetflixドラマ『Giri/Haji』(2019年)や映画『グランツーリスモ』(2023年)などハリウッドを中心に活躍しています。
樫木藪重(かしぎやぶしげ)役:浅野忠信
伊豆を治める武将・樫木藪重は、関東領主の虎永の家臣。常にずる賢く立ち回る野心家で、按針が漂着したことを最大限に利用し、オランダ船に積まれた武器や大砲を使って戦乱の世をサバイブしていきます。 演じるのは、国内外で幅広く活躍する俳優・浅野忠信。国内では山田洋二や是枝裕和など名だたる監督の作品に多数出演し、2011年に『マイティ・ソー』でハリウッドデビューを飾りました。
樫木央海(かしぎおうみ)役:金井浩人
藪重の甥で、漁村の網代を治める若き領主・樫木央海。虎永の息子・長門とは年も近く、ときに本音で語り合う仲ですが、石堂の使者を殺す計画をそそのかすなど、おじ同様の知恵者でもあります。 演じるのは、俳優の金井浩人です。2014年に映画『隣の壁は青い』で初主演を務め、2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では浅井長政役を演じました。
落葉の方役:二階堂ふみ
豊臣秀吉の側室・淀殿にインスパイアされたキャラクター、太閤の側室・落葉の方。世継ぎである息子・八重千代が成人するまで後継者として安全な立場を維持するため、石堂に近づいて虎永を追い落とそうと画策します。 演じるのは、演技派俳優・二階堂ふみ。主演映画『ヒミズ』(2011年)や『リバーズ・エッジ』(2018年)は海外でも高く評価され、2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』でヒロインに抜擢。2023年はチェ・ジョンヒョプと共演するドラマ『Eye Love You』で主演を務めています。
高評価の声続出!ドラマの見どころは?
本作は『ラストサムライ』(2003年)や『PROMISE』(2005年)などに出演し、長らく海外で活躍してきた真田広之が自らプロデューサーも務めた念願の作品。 特にこれまで海外作品での日本描写に心を配ってきた背景もあり、今作にはそこにもかなり力が入っています。また、キャスティングも海外で知名度がありつつ実力ある豪華俳優陣が集結しています。 日本文化と侍魂を世界に発信する意欲作であり、当然真田広之の代名詞ともいえる豪快なアクションシーンも大きな見どころ!さらに按針と鞠子の関係性が恋愛に発展する要素もあり、時代劇×アクション×ラブストーリーと幅広いジャンルで魅せてくれます。
『SHOGUN 将軍』前回の実写ドラマとの違いは?
1980年にNBCで制作されたドラマ版は5日連続で放送され、吉井虎長(2024年版は虎永)役を三船敏郎が演じました。按針役はアメリカ人俳優のリチャード・チェンバレンが務めています。同年に日本でも映画版が公開され、翌年にはドラマ版も放送されました。
最新CG技術を活かした迫力のある映像
2024年版と1980年版の大きな違いは、まず今作が最新CG技術を使用したより迫力ある映像になっていること。特に活かされているのは、大規模な戦闘シーンや大地震の描写などでしょう。 1980年といえば、「スター・ウォーズ」シリーズも2作目「帝国の逆襲」が公開された頃。まだCG技術が発展する黎明期で、SF映画のようなファンタジー主流の作品にCGが使用され始めたくらいでした。時代劇にCGを使用するなど、当時は考えられなかったでしょう!
海外で知名度の高い国際派キャストを起用
2024年版は虎永役の真田広之を筆頭に、アンナ・サワイや浅野忠信、平岳大など海外でメジャーな作品にも出演している国際派キャストを多数起用していることが特徴です。 1980年版も「世界のミフネ」と呼ばれた海外知名度の高い三船敏郎が吉井虎長を演じていますが、劇中で流暢な英語を話す通詞・まり子役の島田陽子はこの作品で国際派の名を手にしました。他にもフランキー堺や目黒祐樹など、日本では著名な俳優も出演しています。
より深みのあるキャラクター造形と日本文化描写
原作小説も1980年版も日本文化の描写についてはまだ誤解や誇張があるためか、日本人としては首をかしげる内容もあるよう。しかし2024年版では前述のように真田広之がプロデュースも務めていることもあり、より正確な日本文化の描写に努めています。 キャラクター造形も各々の心理描写やバックグラウンドなど、より詳細な設定で深みを持たせているようです。例えば按針が日本文化に触れていくうちに、それを理解しようとするシーンもしっかり描いています。
ディズニープラス『SHOGUN 将軍』最終回ネタバレ・全話あらすじを解説
真田広之主演の時代劇ドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』。エミー賞で史上最多の18部門を受賞するなど、世界中から評価されている本作はチェック必須です! ぜひあなたもディズニープラスでチェックしてみてくださいね。