漫画『穏やか貴族の休暇のすすめ。』3巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！転移先で貴族が冒険者に

漫画『穏やか貴族の休暇のすすめ。』は、突然転移した貴族が冒険者としてゆったりと過ごす日々を描いた異世界ファンタジー作品です。どんな状況でも妙に落ち着いている主人公に、周りの人間が次々と惹かれていき……。 この記事では、本作各巻のネタバレ感想をたっぷり紹介していきます。また配信状況や見どころも詳しく解説するので、購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

貴族の恰好をした主人公・リゼルは、突然異世界に転生してしまったようです。何もわからない状況に、リゼルは身に着けた剣をお金に換え情報収集することに。 そんなリゼルに、Bランク冒険者のジルガ声をかけてきます。信用できる人物だと思ったリゼルは、巧みな話術でジルを口説き、報酬と引き換えに1ヶ月間共に行動することになりました。 そしてリゼルは、ジルに自分が転生者であり、前の世界では王に仕えてたと話します。「戻ることが目的なのか？」と問いかけるジルに対し、リゼルはこの状況を「休暇だと思って楽しみます」と答えたのでした。 それから2人は、リゼルの冒険者登録ためにギルドに向かいます。受付のスタッドと交流しながら、リゼルは無事に冒険者を済ませました。 魔力を打ち出す銃を武器に、リゼルとジルの冒険はここから始まります！

リゼルは、道具屋のジャッジに商業国・マルケイドに行く際の護衛を依頼されます。以前に貴族・レイから、マルケイドで使えるプレゼントを貰っていたこともあり、リゼルたちはジャッジの依頼を引き受けました。 ハイエナに襲われるなど色々ありましたが、リゼルたちは無事マルケイドに到着。街を見回っていると、リゼルが貴族に見えるという理由で突然商人に襲われます。 その喧嘩騒動の中で、リゼルはマルケイドの領主・シャドウを見つけ、レイからのプレゼントである手紙を渡しました。その結果リゼルとジルは、シャドウにディナーをご馳走になったのです。 マルケイドに滞在する4日間で、リゼルは本のショッピングやオークションをしたりと充実した日々を過ごします。そして購入した本を読んだリゼルは、水晶の遺跡の隠し部屋を発見。翌日リゼルは、ジルと2人で水晶の移籍へと向かうのでした。

転生先でゆったりと充実した日々を過ごすリゼルですが、前の世界では突然消えたことで騒動になっていました。王城に勤めていたリゼルが行方不明なり、国王自らが転生先からリゼルを取り返しに行くと宣言します。 一方リゼルは、マルケイドを出発する前にジャッジの祖父・インサイと食事をしていました。その後マルケイドを出発し、一行は帰路へ。途中にフォーキ団という盗賊に襲われるも、リゼルはジルと2人で返り討ちにします。 無事帰宅したリゼルたちは、冒険者ギルドでスタッドと再会。ジルを含めた3人で会話していると、ソロの獣人冒険者・イレヴンが、パーティーに入れてくれと志願してきます。 丁重にお断りしたリゼルは、冒険者ランクアップのお祝いに、ジャッジを含めた4人で飲みに行くことになりました。 楽しい宴は、スタッドが酔いつぶれたことでお開きに。帰宅途中に再び奇襲されるリゼルでしたが、スタッドが素早く対処して……。

本作の見どころは、なんといっても主人公・リゼルの人間性です。転移したにもかかわらず、リゼルは落ち着いた様子で状況を把握し、余裕しゃくしゃくで問題を解決していきます。 その人間性に惹かれた者が、自然にリゼルの周りに集結。仲間と過ごす日々が、スローライフ的な冒険として描かれています。 ドキドキワクワクというより、ほんわかとした今までにない冒険ファンタジー！新鮮かつ斬新な物語が、癖になってしまう人も多くいるでしょう。