2019年4月18日更新

映画『罪の声』で小栗旬×星野源強力タッグが実現!モチーフとなった未解決事件とは?

小栗旬と星野源という人気俳優2人が共演する『罪の声』。昭和最大の未解決事件をモチーフとした大人気原作小説の映画化ということで、キャスト以外の点でも注目が集まっています。一体どんな作品になるのか、モチーフとなった未解決事件も含め紹介します。

映画『罪の声』公開決定 小栗旬×星野源で大人気ミステリー小説を実写化

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昭和最大の未解決事件をモチーフとして、大きな話題を呼んだミステリー小説『罪の声』。本作の映画化が発表されました。 主演を務めるのは人気俳優・小栗旬。また、『逃げるは恥だが役に立つ』などで人急上昇の星野源が共演するということでさらに注目が集まっています。 ここでは、本作のあらすじやキャストのコメント、そしてモチーフとなった未解決事件について紹介します。

『罪の声』はどんなあらすじ、作品になる?

傑作ミステリー『罪の声』あらすじ

新聞記者の阿久津英士は、あるとき昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ、残された証拠をもとに取材を重ねる毎日を過ごしていました。真相を追い求めるなかで阿久津は、なぜ犯人グループが脅迫テープに男児の声を吹き込んだのかに引っかかりを覚えます。 一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は父の遺品の中にカセットテープを見つけます。なんとなく再生してみたところ、聞こえてきたのは幼い頃の自分の声。それは30年以上前に複数の企業を脅迫し、日本中を震撼させた未解決事件の犯人グループが使用していたものと全く同じもので……。 やがて運命に導かれるように阿久津と曽根は出会い、ある大きな決断へと向かっていきます。

監督は土井裕泰、脚本は野木亜紀子が担当

注目を集める本作の監督を務めるのは、『いま、会いにゆきます。』(2004)や『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(2012)などでその手腕を高く評価された土井裕泰。 また、脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)や『アンナチュラル』(2018)など近年ヒットを連発している野木亜紀子が担当。 キャストに負けず劣らず注目のスタッフ陣での映画化への期待が高まっています。

豪華キャスト集結 小栗旬&星野源が夢の共演

新聞記者・阿久津英士役:小栗旬

本作の主人公で、昭和最大の未解決事件を取材することになった新聞記者・阿久津英士を演じるのは映画「銀魂」シリーズなど、多くの作品で活躍する小栗旬。 小栗は、原作小説を読み終えたあと、開けてはいけないといわれている扉を開けてしまったような、興奮と不安を持ったことを覚えたと語っています。また、「この作品を映画化するのか、これは覚悟のいることだなと思いましたが、制作チームにお会いし、皆さんの揺るぎない覚悟をうかがって、その覚悟の一員にさせてもらうことを決意しました」とその意気込みを語っています。 本作について小栗は「時代が変わろうとしている今、それでも忘れ去ってはいけない小さな小さな声がある。ご期待下さい」とアピールしました。

京都でテーラーを営む曽根俊也役:星野源

京都でテーラーを営む曽根俊也。父の遺品から未解決事件とのつながりを思わせるカセットテープを見つけてしまうという難役に挑むのは、歌手、俳優として目覚ましい活躍を見せている星野源です。 「3年前、とある作品の撮影中にプロデューサーの那須田さんと雑談していた時。この作品のストーリーを聞き、その発想と恐ろしさに激しく鳥肌が立ったのを今でも覚えています」と語る星野。尊敬する監督の土井や「逃げ恥」から再度タッグを組むことになる野木、そして小栗とはじめてじっくり共演できることを幸せに思っているとか。 また、「悲劇でありながらも、人間がこの社会で生きる上でとても大切なメッセージが込められたこの作品の中で、曽根俊也の悲しみと共に生き、演じていきたいと思います」とコメントしています。

塩田武士の同名小説が原作

原作となっている塩田武士の『罪の声』は、2016年に刊行され、「第7回山田風太郎賞」を受賞するなど高い評価を得た作品です。 本作は昭和最大の未解決事件をモチーフに、フィクションでありながら綿密な取材と着想が織り交ぜられ、リアリティ溢れる事件の真相と犯人が話題に。18万部を超えるベストセラーとなり2016年の文芸春秋ミステリーベスト10で、国内部門1位を獲得しました。 原作者の塩田は今回の映画化について、映像化は容易ではないと考えている自分がいるのは確かだ、としながらも「阿久津英士役に小栗旬さん、曽根俊也役に星野源さんと伺ったとき、自分のイメージを超える配役だと膝を打った」と映画への期待を語っています。

モチーフになった昭和最大の未解決事件とは?

昭和最大の未解決事件「グリコ・森永事件」

作中で描かれる「ギン萬事件」のモチーフとなっているのは、1984年と1985年に実際に起こった「グリコ・森永事件」です。 1984年3月、食品会社・江崎グリコの社長が誘拐された事件を皮切りに、犯人は同社への脅迫や放火を起こします。その後「かい人21面相」と名乗る犯人は、その他複数の食品会社も標的にし、同様の犯罪をくり返しました。 なかでも日本中を恐怖に陥れたのは、1984年5月と9月、1985年2月に小売店に青酸入り菓子を置いた事件です。目撃者の証言から作成された似顔絵は「キツネ目の男」として有名に。 一連の事件は2000年にすべての時効が成立。完全犯罪として、警察庁広域重要事件としては初の未解決事件となりました。

映画『罪の声』は2020年公開

ベストセラー小説を原作に、小栗旬と星野源という人気俳優が初共演を果たす『罪の声』。モチーフとなった実際の事件も日本中で有名なため、大きな注目が集まっています。 原作小説は、事件の真相と犯人が「本当にそうだったのではないか」と思わせるようなリアリティにあふれ、ベストセラーとなりました。 主演の2人が語っているように、本作はただのミステリーではない、哀しくも切ない物語になっているようです。『罪の声』は2019年3月末にクランクインしており、6月にはクランクアップ予定。公開は2020年となっています。