2023年12月28日更新

『MIU404』最終回ネタバレ・全話あらすじ!衝撃的すぎる結末とは?

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MIU404
©TBSスパークル/TBS

2020年にTBS系列で放送されたドラマ『MIU404』。警視庁機動捜査隊を舞台に、対照的な主人公2人が様々な事件を解決へと導いていく刑事ドラマです。主人公を演じた綾野剛と星野源はまさに本物のバディのように息ぴったり。 この記事では『MIU404』を支えた華やかなキャスト・スタッフ陣と、各回のあらすじネタバレを紹介していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】『MIU404』のあらすじ

警視庁の働き方改革の一環で、刑事部・機動捜査隊(通称:機捜)の部隊が3部制から4部制に。 新設された“第4機捜”の隊員として招集された志摩一未(星野源)でしたが、人事トラブルからバディを組む相手が見つからず……。やむを得ず、候補段階で落としていた交番勤務の伊吹藍(綾野剛)が招集されることになります。 志摩は伊吹がどんな人物なのか情報を集めるものの、わかったのは「とにかく足が速い」ということや、短期間で次々と部署を移動していることだけ。かつての同僚刑事は「彼については話したくない」、「2度と顔を見たくない」と口をそろえます。 不安な中1日目に初めて顔を合わせた伊吹は、意外にも礼儀正しく、志摩は彼に好印象を抱きますが……。

『MIU404』タイトルの意味

本作のタイトル『MIU404』の“MIU(ミウ)”とは、Mobile Investigative Unit(機動捜査隊)の頭文字で、“404(ヨンマルヨン)”は主人公2人のコールサインです。 2人は普段は覆面パトカーで街中を巡回し、110番通報があれば現場に急行。迅速に初動捜査を行い、24時間でできうる限りの対処をします。タイムリミットまでに事件を解決できない場合は、専門部署に引き継ぎ、継続捜査は行わない、まさに初動捜査のプロフェッショナル。 志摩と伊吹の2人は、24時間以内の事件解決を目指します。

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メロンパン号の由来

2人の愛車であるメロンパン号は、第2話以降から2人のチームに割り当てられた車。もともとは覆面調査用に用意された移動販売車でしたが、1台目の車を廃車にしてしまった404に、当てがわれることになりました。 稀に本物の販売車と勘違いされお客さんが来てしまうメロンパン号ですが、街の風景とうまく溶け込み2人の捜査を助ける欠かせない存在となっていきます。

第1話のあらすじ・ネタバレ

刑事部・機動捜査隊、通称「機捜」では、世間の働き方改革の影響を受けて3部制から4部制へと変更されました。臨時で志摩(星野源)はこの機捜に配属されましたが、バディが見つからず……。仕方なく、奥多摩の交番で働く伊吹(綾野剛)が召集され、志摩とバディを組むことになったのです。 志摩は伊吹について、「足が速い」以外の情報がなく焦ります。第4機捜には志摩と伊吹以外、ベテランの陣馬(橋本じゅん)、そしてキャリアの九重(岡田健史)が配属。九重の父はなんと警察庁刑事局長の我孫子(生瀬勝久)。陣馬と九重がバディを組むことに。 志摩と伊吹がパトロールをしていると、伊吹はあおり運転をしようとする車を追跡。するとふみこ(平野文)という女性が倒れてしまいます。伊吹は運転手に詰め寄り、謎の男(渡邊圭祐)がこの一部始終を撮影していて……。しかもふみこは、なぜか姿を消してしまいました。 その後傷害事件が発生するも、伊吹は状況のメモも取りません。志摩と伊吹は事件の手がかりの車を探していると、先ほどのあおり運転の車を発見。そして伊吹は足の速さを生かして犯人を取り押さえ、犯人を無事確保しました。 いなくなっていたふみこも見つかりましたが、志摩と伊吹の車は廃車に。上司の桔梗(麻生久美子)に「次はない」と告げられますが、伊吹は「機捜って誰かが最悪になる前に捕まえられる。超いい仕事じゃん」と喜んでいたのでした。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

伊吹と志摩の車が廃車となり、「まるごとメロンパン」の車が2人の愛車になります。2人がパトロールしていると、無線で「容疑者は28歳男性。黄緑のジャンパーを着用」と連絡が。伊吹はたまたま隣の車の人物が黄緑のジャンパーを着ていたため、この車を追うことに。 逃走したのは、クリーニング会社の専務・加々見(松下洸平)。しかし陣馬と九重は、加々見が殺人犯ではないと考え始めます。 一方伊吹と志摩は、隣の車を運転する田辺(鶴見辰吾)、助手席の妻・早苗(池津祥子)が犯人に脅されていると推測。しかし事情を聞いても、田辺は加々見を「息子だ」と答えるだけでした。 その頃九重は、志摩が捜査一課で優秀だったが相棒を殺したことが原因で、機捜に飛ばされたことを耳にします。その後志摩は、田辺の車に盗聴器を仕込みました。会話の内容から、伊吹は加々見は犯人ではない、信じてあげたいと思うように……。 田辺夫婦は加々見を庇っており、亡くなった息子に加々見を照らし合わせていました。そんな加々見に伊吹が出頭を促すと、加々見は逃走。犯人候補であった岸という人物にはアリバイがあり、加々見は罪を認めます。田辺夫婦は「いつか3人でドライブしよう」と、加々見に声をかけたのでした。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

西武蔵野署管内では、いたずら通報が多発中。西武蔵野署の毛利(大倉孝二)と向島(吉田ウーロン太)によると、ここ1年帰宅女性をスタンガンで脅し、体をなでまわすという事件が多発していました。 実は女性が「助けて」と110番通報し、駆けつけた警官から逃げ切れると勝ちというゲームが行われていたのです。 伊吹と志摩も通報を受け、現場へ。伊吹は犯人を追いかけるも、逃げられました。伊吹によると、犯人は4人で角を曲がる度に入れ替わっていたとのこと。その後、バシリカ高校の陸上部の生徒が虚偽通報を行っていると推測。しかし校長は、「うちには陸上部はありません」と疑惑を否定しました。 機捜の4人が調べると、バリシカ高校には去年まで陸上部がありました。去年の12月に廃部となり、その理由は「ドーナツEP」という薬が蔓延していたため。次の通報を受けた伊吹と志摩は、「自首するなら今だぞ」と説得します。 しかし犯人たちはリレー方式で逃げ、九重と陣馬が1人を確保。しかし通報役の真木(山田杏奈)の前に、スタンガンを持った男(岡崎体育)が……。虚偽通報をし逃げていた3人は罪を認め、真木を助けてほしいと伊吹たちに頼みました。 しかし最後の1人、成川(鈴鹿央士)はまだ逃走中。そんな成川が暗闇に隠れていると、そこにドーナツEPを持った怪しげな男(菅田将暉)が近づいてきたのでした。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

志摩、伊吹、陣馬は、飲みの席で桔梗について語ります。桔梗は飲食店勤務の男性と結婚したものの、桔梗が妊娠中に死去。桔梗は子供の面倒を妹の麦(黒川智花)に任せ、警察官として働いていたのでした。 後日、銀座で透子(美村里江)という女性が銃で撃たれますが、透子は巨大なスーツケースを抱えて逃げます。透子は2年前の裏カジノ事件に関わっていた人物と判明。 2年前にこの事件を担当したのは、我孫子。当時逮捕されたオーナーは身代わりで、本当のオーナーは「エトリ」という人物。しかしエトリの情報は何もなく、当時ピアノバーで働いていた麦がエトリのことを我孫子に通報しました。 しかしエトリは逮捕されず、麦が追われる立場に……。桔梗は麦を匿うために、息子の面倒を見させていたのでした。その後、透子が羽田行きのバスチケットを買ったという情報から、伊吹と志摩はメロンパン号でバスの横に。 バスの運転手に連絡しバスを止め、伊吹は銃を向けます。しかしバスの中に銃を持った人物がおり、透子は倒れ脈もなし……。伊吹が「起きろよ!」と心臓マッサージをしますが、透子は亡くなってしまいました。 透子を撃ったのは暴力団の人物でしたが、エトリとは無関係だと判明。しかし透子は亡くなるまで、「私はずっと暴力団の下で働いていたのか。どこならきれいに生きられるだろう」と気持ちをSNSに呟いていたのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

コンビニ強盗事件が多発し、伊吹と志摩はコンビニ店員に扮して張り込みをします。無事に強盗犯を捕まえたものの、伊吹たちに仕事を教えたマイ(フォンチー)が働くコンビニにも、同時刻に強盗が入っていたのでした。 一斉に強盗をしていたのは、なんと19人全員が外国から来た元技能実習生たち。しかし1人だけ逃走し、警察はマイが共犯ではないかと疑い始めたのです。 伊吹はマイを気に入ったようで、マイのボディガードに立候補。その後伊吹はマイが通う日本語学校の事務・水森(渡辺大知)の元へ。マイは水森に話しかけますが、水森はなぜか冷たい態度を取ります。 そして伊吹は、恩師の蒲郡(小日向文世)に会いにいきます。伊吹は蒲郡に、ベトナム語で書かれたSNSを訳してもらいました。蒲郡は、「これを書いているのは日本人だ」と断言。 マイの待ち受けは、マイと水森のツーショットでした。そんな水森は、前に働いていた団体で違法なキックバックをもらっていたことが判明。志摩は水森に「マイが逮捕される」と伝え、水森がベトナム語でSNSに投稿していたことを突きつけます。その後水森は、再び強盗の合図をSNSに投稿しました。 しかし今回水森は、単独で強盗を決行。水森は「外国人はここに来るな!ここはあなたを人間扱いしない」と訴えます。マイは水森に近づこうとしますが、伊吹はマイを止めたのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

伊吹は噂で、「志摩は相棒殺し」と耳にします。伊吹は志摩にそれとなく聞いてみますが、無視されました。伊吹は九重に協力を求め、当時志摩の相棒だった香坂(村上虹郎)が亡くなったことが判明。 亡くなったその日、志摩と香坂が喧嘩をしていたことが分かり、そのため志摩が殺したのではないかと疑われていました。 伊吹は陣馬を酔わせ、当時の話を聞きます。陣馬は香坂の最後の手紙があったと言いますが、桔梗に「興味本位で調べるな」と釘を刺されました。香坂は遺書ではなく本当は退職願を用意していて、伊吹は桔梗からも話を聞いて真実へとたどり着きます。 伊吹は屋上から、志摩に電話をかけます。伊吹は、香坂が亡くなったのは事故だったのではないかと説明。伊吹が「生きてる香坂に最後になんて声をかけたの?」と志摩に問い、志摩は声を掛けなかったと言います。 当時屋上で待っていると連絡をもらっていた志摩でしたが、志摩は行かなかったことを今でも悔やんでいました。 志摩は香坂は事故ではないと思っていました。しかし伊吹は、屋上から見えるマンションに不審者が入るのを見た香坂が、110番したあと足を滑らせて階段から滑り落ちていたと説明。志摩は天国の香坂に「絶対忘れない」と伝え、伊吹は「俺の生命線は長いから」と志摩を安心させたのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

伊吹と志摩は、トランクルームで男性の遺体が発見されたため現場へ向かいます。遺体にはなぜか猫砂が大量にまかれており、遺体の男は違法にトランクルームで暮らしていました。管理人が第一発見者で、契約者は遺体とは別の人物とのこと。 伊吹と志摩は自殺ではないと考え、トランクルームを使っていた家出少女のスゥ(原菜乃華)とモア(長見玲亜)から「幽霊を見た」という言葉を聞きます。 そこには、コスプレイヤーのジュリ(りょう)の姿も……。隣のトランクルームには倉田(塚本晋也)が隠れていて、ジュリは自分が弁護士であると明かしたのです。 亡くなった男は健という名前で、猫を飼っていたとのこと。その猫の爪に血の痕があり、伊吹はなんと健が指名手配中の人物であると気づきます。 その頃息子の両家顔合わせに向かっていた陣馬は、途中で大熊という指名手配中の人物を発見。この大熊の相棒が、トランクルームで殺された健であることが分かりました。 志摩、伊吹も駆けつけ、無事大熊を確保。その後成川は、怪しげな男(菅田将暉)に「これからなんぼでも稼げる。人生安泰や」と言われ、薬の入ったメロンソーダを飲みます。一方桔梗は、自宅に盗聴器が仕掛けられていることに気づいたのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

山の中で、堀内という成人男性の変死体が発見されます。遺体は指が3本が切り落とされ、死後1カ月が経過。伊吹と志摩は捜査を手伝うことに。 実はこの事件、中国語の文字が書かれた20年前と15年前の事件と酷似していることが発覚。情報は表に出ていないため、同一犯が疑われました。 伊吹と志摩は、捜査一課の刈谷(酒向芳)とともにUDIラボへ。そこで伊吹は、最初の事件を担当したのが蒲郡であることを知りました。しかし蒲郡は当時のことをよく思い出せず、志摩は認知症を疑います。 一方成川は、行方不明の麦に対して賞金1千万がかけられていることを知ります。麦は盗聴器が仕掛けられていたため、別のマンションに避難中。 一方UDIラボの神倉(松重豊)によると、以前の事件と今回の事件は別犯人であるとのこと。その後伊吹は、蒲郡に「一緒に住もう」と提案。蒲郡は妻を交通事故で亡くし、蒲郡も頭部に損傷を負っていました。しかし志摩は、蒲郡は本当は記憶がなくなっていないのではと指摘したのです。 蒲郡は、真実を伊吹に打ち明けます。蒲郡は最初は記憶を失っていたものの、徐々に思い出し妻を殺した車を運転していた、堀内のことを殺害。蒲郡は、伊吹の目の前で逮捕されたのです。伊吹はショックから涙を流し、そんな伊吹に志摩は相棒として手を差し伸べたのでした。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

桔梗の家に盗聴器を仕掛けたのが、エトリと繋がっている辰井組の仕業であることが判明します。その辰井組の写真の中に、逃走中の成川の姿もありました。 そんな成川は、ナウチューバーのREC(渡邊圭祐)に麦の捜索を依頼。RECは一千万に目を輝かせ、すぐ麦の写真をSNSで拡散したのでした。 我孫子は麦の事件の再捜査を決断し、改めて麦に事情聴取を行います。麦は当時夜のバイトをしていて、エトリという人物が毎週ホステスを裏カジノでハメていました。 警察は相手にしてくれず、麦を信じてくれたのは桔梗だけ。一方九重と陣馬は、成川の母から成川が最近「久住」という人物と親しくしていることを聞き出します。 伊吹と志摩は、毛利と向島から久住が20代で関西弁の男、バリシカ高校でドーナツEPを拡散した男という情報を得ます。その頃成川は麦の居場所を見つけ、麦に連絡先を聞きます。成川はそれをエトリに報告し、麦はエトリの元に呼び出されたのです。 成川は悩める高校生を演じ、麦にしつこく連絡。しかし麦に既読スルーされ、成川は久住に「エトリさんの仕事ミスった」と相談しました。その後成川は麦を拉致し、エトリ(水橋研二)に差し出します。しかし麦と成川はエトリに井戸に沈められ……。 間一髪のところで伊吹と志摩がやってきて、成川と麦は無事救出。エトリも逮捕されますが、久住という男はその状況をドローンで撮影していたのでした。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

伊吹と志摩がずっと追っていたエトリは、ドローンが爆発したことで死亡。そのドローンを操作していたのは、久住(菅田将暉)でした。実はエトリは整形しており、本名は鴻上悟。 鴻上は以前殺人を犯して容疑者となっていましたが、自殺を図り死亡。しかし本当は死んでおらず、エトリと名前を変えて生きていたのでした。 九重と陣馬は、成川から久住の情報を聞き出します。しかし昨日から、誰も久住と連絡が取れなくなっていました。その頃ネットでは、麦の身内が警察官の桔梗であると拡散。桔梗はあっという間に有名人になり、対応に追われることに。 陣馬はこれまでの話から、ドーナツEPが国内の工場で作られていると推理。陣馬が工場を当たっていると、久住に「おまわりが来た」とタレコミが……。 その頃伊吹と志摩はRECを使って久住と連絡を取りますが、久住はRECのパソコンを乗っ取っていたため、「あんまり怒らすと爆弾落とすで」と脅します。そして久住はなんと、RECをテロの爆弾犯に仕立て上げようとしていたのでした。 世間では爆弾テロ予告が流れ、大騒ぎに。しかし実際に爆破は起こらず、全て久住のフェイクでした。そして伊吹と志摩のメロンパン号、MIU404がテロと関係していると、ネットで拡散されることになったのです。

最終回のあらすじ・ネタバレ

陣馬はドーナツEPの工場でトラックに引かれ、寝たきりになってしまいます。九重は息子を心配した父親の権力によって、捜査から外されることに。九重と伊吹は、そんな陣馬のお見舞いに行きました。そして伊吹は「刑事を捨てても俺は許さない……」と覚悟を決めます。 一方志摩はRECに協力を仰ぎ、久住を捕まえようとします。久住の似顔絵をネットで流し、伊吹は志摩の仕業だと勘づきました。 しかし志摩は知らないふりをし、RECに久住が持っている珍しいスマホケースの情報を集めさせることに。志摩はスマホケースを購入した履歴から、久住が東京湾マリーナにいると推測。しかしその会話を、伊吹が盗聴していました……。 志摩は、この先1人で対応するか悩みます。すると伊吹の仕掛けた盗聴器を見つけ、伊吹は志摩に「お互い自由にやろうぜ」と連絡、実は伊吹は既に東京湾マリーナに到着していました。 伊吹は久住と会い、「1対1で話がしたい」と提案。久住は「俺は何もしてない」と言い張り、伊吹を閉じ込めようとします。するとそこに、志摩がやってきたのです。 久住は志摩に、「俺と組まへん?」と言います。志摩が拳銃を向けると、銃声が……。気を失っていた伊吹が銃声で目を覚まし、志摩を探すと血を流す志摩の姿が。伊吹は久住に発砲し、志摩に「返事しろよ!」とかけよりました。 しかしこれは夢でした。本当は久住は指名手配され、伊吹と志摩は「生きて苦しめ」と久住を捕まえたのです。久住は逮捕されますが、黙秘を続け結局戸籍も名前も分からぬままだったのでした。

『MIU404』の登場人物・キャスト

ここからは、『MIU404』を彩ったキャストたちを紹介していきます。

志摩一未役/星野源

星野源が演じるのは常に先回り思考で道理を見極める志摩一未。観察眼と社交力には長けているものの、自分も他人も信用しない冷静で理性的な刑事です。 隙あらば暴走する伊吹とバディを組むよう命じられた志摩は、伊吹に振り回されているうちに、気付けば自らの過去の闇を克服するようになっていきます。 志摩を演じる星野は、「野木さんと打ち合わせした時『いい人じゃない星野源が見たい!』と言われ、自分もそう思っていたのですごく嬉しくて。今までにない自分を出せそうで、ワクワクしています」とコメントしていました。 また綾野との再共演をよろこびつつ「(本作は)人間ドラマであり、コミカルなドラマであり、サスペンス溢れる機捜エンターテインメント。ぜひ楽しんでください」と語りました。

伊吹藍役/綾野剛

綾野剛演じる伊吹藍は、機動力と運動神経はピカイチながら、刑事としての常識に欠ける人物。考える前に体が動いてしまう“野生のバカ”です。 しかしひらめきや勘に従って真っ直ぐ突っ走る姿や、被害者や社会の弱者と真摯に熱く向き合う姿は、冷たすぎる志摩の心を徐々にほぐしていきます。 本作について綾野は、「日本一のテレビドラマCrewが集結しました。(中略)源ちゃんと共にブレーキ無しのトップギアでお届けします。乞うご期待!やばいよ、攻めてますよ、ワクワクが止まらないぜ!」と意気込みを語っていました。

陣馬耕平役/橋本じゅん

勤続35年の経験豊富なベテランで、4機捜の大黒柱的存在を担っている陣馬耕平(画像手前)。新人である九重の面倒を見るために彼とバディを組んだ陣馬は、持ち前の人情深さで九重の心を開いていきます。 分駐所ではさまざま種類のうどんを振舞って、メンバーを体の中から癒すシーンも。 そんな陣馬役を演じたのは橋本じゅん。橋本じゅんはその強面な顔立ちが印象的な俳優。名バイプレイヤーとして様々な作品に出演し、その個性を発揮しています。 近年では『極主夫道』(2020年)や『共演NG』(2020年)などの話題ドラマに出演。作品の中で確かな存在感を示しています。強面でありながら癒し系の橋本じゅんの演技に要注目です。

九重世人役/岡田健史(現 水上恒司)

岡田健史

陣馬とバディを組んでいる新米刑事・九重世人。九重は今どきの若者らしく、思ったことを遠慮なく口に出してしまう性格。エリートコースを歩んできたためどこか上から目線でしたが、陣馬と過ごしていくうちに大きく成長していきます。 そんな偉そうだけど憎めないキャラクター・九重を演じたのは岡田健史。精悍な顔つき、特に凛とした眼差しが非常に魅力的な俳優です。 岡田健史は2018年に放送されたドラマ『中学聖日記』で俳優デビュー。デビュー作にして有村架純の相手役を見事に演じました。教師に恋する生徒という難しい役柄を演じきり、各方面から高い評価を受けています。

桔梗ゆづる役/麻生久美子

女性初の機動捜査隊長に就任したバリバリのキャリアウーマンである桔梗ゆづる。警察という男社会の中で生きて来た彼女は、根性論や性差別観を嫌うハッキリとした性格です。口は悪いですが懐は深く、優秀な司令官として機捜を引っ張っています。 そんな桔梗ゆづる役を演じたのは麻生久美子。自然体な演技と美しさで、作品を華やかに彩りました。

糸巻貴志役/金井勇太

第1機動捜査隊の隊員であり、分析や解析のスペシャリストである糸巻貴志。伊吹から“イトマキマキ”と呼ばれている彼はいつも激務に勤しんでおり、芝浦署の仮眠室を自宅代わりに使用するほどです。 糸巻役を演じた金井勇太はナチュラルな演技と雰囲気が目を引く俳優。映画『サイレント・トーキョー』(2020年)など、近年も数々の話題作に出演しています。

我孫子豆治役/生瀬勝久

我孫子豆治は警視庁刑事部の刑事部長で、刑事部の責任者。「組織を守ることが多くの正義を為す道」という信条のもと、人1倍真面目に職務に取り組んでいます。影でのニックネームは“マメジ”。 我孫子豆治役を演じたのは生瀬勝久です。コメディ作品からサスペンスまでなんでもこなす元祖カメレオン俳優である生瀬勝久は、近年もドラマ『あなたの番です』(2019年)などの人気作品に出演しました。

羽野麦(ハムちゃん)役/黒川智花

ハムちゃんという愛称で親しまれている羽野麦は、事件解決の重要な鍵を握っているキーマン。桔梗の家に匿われ、家事をしたり子供の面倒を見たりしています。 羽野麦を演じたのは、少女マンガ雑誌の読者モデルから女優デビューした黒川智花。ほんわかとした雰囲気が可愛らしい癒し系の女優として知られています。 スペシャルドラマ『磯野家の人々〜20年後のサザエさん〜』(2019年)ではカツオの同級生の美少女・かおり役を演じるなど、近年も活躍中です。

桔梗ゆたか役/番家天嵩

女隊長・桔梗ゆづるの息子である桔梗ゆたか。わんぱくで可愛らしく、見ているだけでとても癒される存在です。同居している麦からは“ゆたちゃん”という愛称で呼ばれています。 男性に対して人見知りをしてしまうゆたかですが、志摩にはすぐに懐き「父親になってほしい」と口にするほど。のちに伊吹にも心を開いていき、可愛らしい笑顔で大人たちを癒していきます。

成川岳役/鈴鹿央士

高校3年生で陸上に熱心な生徒だった成川岳。陸上部で高い実力を持っていた彼は、先輩の過ちによって大会に出場できなくなり、犯罪ゲームに手を染めることになっていきます。 そんな難しい役どころである成川を演じたのは、新人俳優の鈴鹿央士。2016年に映画のエキストラとして撮影に参加していたところを、広瀬すずに見初められ芸能界デビューしました。その可愛らしい雰囲気でこれからも多くのファンを獲得していくこと間違いなしです。

久住役/菅田将暉

菅田将暉

成川に近づいていく怪しげな男・久住。あちこちで名前を変え薬を売買する彼は、デジタル技術に精通している20代の青年です。志摩と伊吹は久住の正体を暴くことができるのでしょうか。 久住役を演じたのは大人気俳優の菅田将暉です。謎多き役が似合う彼は、近年見ない日がないほどの活躍ぶり。俳優としての実力はもちろん、アーティストとしても評価されており、その活躍の幅はまだまだ広がっていきそうです。 関西出身の菅田将暉ですが、作中では久住も関西弁を話しています。その方言にときめいた視聴者も多く、悪役でありながら久住は高い人気を誇りました。これからも様々な役を巧みに演じ分ける菅田将暉から目が離せません。

ナウチューバー・特派員REC役/渡邊圭祐

アンニュイな雰囲気でどこか中性的な魅力がある俳優・渡邊圭祐。2018年に『仮面ライダージオウ』でテレビドラマデビューしたばかりですが、『MIU404』でも堂々たる演技を披露しています。 渡邊圭祐が演じたのは、作中に出てくる動画サイト・NowTubeで“ナイトクローラーチャンネル”を運営するナウチューバー。彼は興味を持ったネタを自らの妄想を交えて紹介しているナウチューバーで、その活動を通して機捜に深く関わるようになっていきました。 渡邊圭祐が演じたナウチューバー・特派員RECは、終盤まで敵か味方かわからず、物語を緊迫させていきます。和服を着崩したような服装もよく似合っていて魅力的でした。

脚本は野木亜紀子オリジナル

“手がけた作品が必ずヒットする”と言っても過言ではない脚本家の野木亜紀子。話題作を立て続けに世に送り出している今もっとも注目の脚本家です。 2016年にTBS系列で放送され社会現象を巻き起こした『逃げるは恥だが役に立つ』も彼女が手がけた作品。「逃げ恥」という略称で親しまれたこの作品は、“ムズキュン”という新しいドラマのムーブメントを生み出しました。 野木亜紀子が手がける作品には、親しみやすさと新しさが共存しており、老若男女が楽しめる仕掛けがたくさん施されています。 2020年10月には映画『罪の声』が公開。サスペンス小説を原作とし、実際にあった事件に基づいて制作されたこの映画は、2020年度日本映画ベストテンで第7位を記録しました。野木亜紀子の快進撃はまだまだ続いていきそうです。

『MIU404』最終回ネタバレ・全話あらすじ!衝撃の結末にも注目

『MIU404』の最終回は、夢と現実が交差するとても衝撃的な内容でしたね。夢と現実の2つの世界が描かれていて、本当に志摩が死んでしまったのかと涙を流した方も多かったことでしょう。 結局久住の正体は今も明らかになっていませんので、続編の可能性も考えられます。続編に期待しながら、ぜひ『MIU404』の世界を堪能してみてくださいね。