2024年4月26日更新

『さっちゃん、僕は。』最終巻までネタバレ・あらすじ解説!木村慧人主演で実写ドラマ化

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『少年ジャンプ+』で2019年7月から翌年10月まで連載された朝賀庵の漫画『さっちゃん、僕は。』。上京したばかりの男子大学生を軸に、恋人と人妻との関係を描く背徳的ラブストーリーです。そんな本作の実写ドラマが2024年6月に放送されます! この記事では、『さっちゃん、僕は。』最終巻までのあらすじをネタバレ解説します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、未読の人は注意してください。

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『さっちゃん、僕は。』あらすじ【ネタバレなし】

高校生の片桐京介は、彼女の“さっちゃん”こと小山内早智と身体を重ねようとします。しかし、「怖い」と拒否されてしまい、優しく受け入れるしかありませんでした。 その後、京介は東京の大学へ進学し、地元に残る早智とは遠距離恋愛に……。スマホが使えない早智にお願いされ、「たまに手紙を送る」と約束して上京しました。アパートに着いた京介が荷解きをしていると、突然、ベランダにブラジャーが飛んできます。 それを持って隣室を訪ねた彼は、国木田紫乃と名乗る湯上がりの美女に出迎えられました。 翌日、紫乃は恋人がいながら京介がまだ童貞であることを見破り、「私がお相手するわよ」などと冗談めかして誘いをかけてきます。京介は紫乃に対して胸のざわつきを感じますが、彼女が人妻だったと知って、「あなたのことが分からない」と伝えました。 すると、「そこを越えてみたら、わかるかも」と煽られ、人妻と人生初のセックスをするのでした。

『さっちゃん、僕は。』1巻あらすじ・ネタバレ

恋人の小山内早智を北海道に残し、進学のため東京へやって来た大学生・片桐京介。交際4年目の彼女とは肉体関係がないものの、“このまま結婚するのだろう”と考えていました。 ある日、京介はひょんなことから隣の部屋に住む人妻・国木田紫乃と知り合います。紫乃に誘われるまま初めてのセックスを経験し、早智を裏切ってしまいました。流されるように関係を続けるうちに、京介は「紫乃と自分は似ている」と感じ始めて……。 クリスマス間近の日、上京した早智は迷子になり、紫乃に案内されてアパートにたどり着きます。その夜、早智は勇気を出して京介を誘惑しますが、応えてはもらえませんでした。京介は早智が寝た後、壁を隔てた隣室で紫乃と愛のないセックスをします。 京介は大学2年生に進級し、1年生の黒磯朝日、2年生の須川美鈴、若本と異学年合同授業のグループを組むことになりました。 朝日はいわゆる「ヤリチン」のクズ男で、紫乃との浮気現場を撮影した画像を京介に見せながら、「あんたもこっち側の人間だ」と言い放ちます。グループ発表の打ち上げ中、朝日の美鈴へのレイプ未遂に激怒した京介は、自分に「怒り」の感情があった事実に驚きました。

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『さっちゃん、僕は。』2巻あらすじ・ネタバレ

とある夜、紫乃が大量の酒とおつまみを買い込み、京介の部屋に押しかけてきました。 珍しく荒れている紫乃に、京介は大学の友人に浮気がバレたことや、彼女の夫・要に知られてしまった場合について話をします。紫乃は京介を押し倒すと、「面倒なことになる前に……やめたい?」と聞きながら謝罪し、彼の首元にキスマークを残したのでした。 京介は“朝日や紫乃と違い、罪悪感も嘘ろめたさも感じない自分はおかしい”と感じていました。 美鈴は道端で京介と会った際、彼の首元にあるキスマークを見つけ、遠距離恋愛中の恋人以外と関係を持っているのではないかと疑います。高校時代、彼女は一時期だけ同じ学校に通っていた京介にフラれており、その時の想いが再燃し始めていました。 それでも、「今も彼女に一途なら……」と思っていましたが、京介の部屋を訪ねた際に紫乃と一緒にいる姿を見て疑いは確信に変わります。 京介は「何してんの!?」と泣いた美鈴の想いを知って、早智との別れを決意しました。この時、高熱で意識が朦朧としていたため、アパートの階段を踏み外して転落。北海道から駆けつけてくれた恋人に、これ以上の嘘は吐けないと悟り、「さっちゃん僕と別れよう」と告げたのでした。

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『さっちゃん、僕は。』3巻あらすじ・ネタバレ

一途な恋人を演じていただけで、親の愛を知らない京介は「好き」という感情が分かりません。 早智に笑顔でいてほしくて、大事にしたいのに、同じ想いを返せない自分を許せない京介。身体で愛を埋めようとするあまりに、彼女とのセックスを焦っていました。 早智は京介が浮気をしていたと知っても、別れ話を受け入れることができません。病室を飛び出したまま北海道へ帰り、ボランティアサークルメンバーの伊勢崎に相談します。別れたくない一心で京介からの連絡も無視し、早智の心と体は少しずつすり減っていきました。 早智は北海道まで会いに来た京介に「他の人とセックスしてもいい。愛する気持ちを教えるから」と言い、交際5年目の夏、2人は初めて身体を重ねます。京介は「これで良かったのか」と自問自答し、すべてを受け入れようとした早智に、今度こそ向き合おうと決意しました。 東京へ戻った京介は紫乃の部屋を訪ね、「もう紫乃さんとはシない」と関係の清算を申し出ます。紫乃は意地悪を言いつつも、「よかったわね」と本心から京介を祝福しました。そんな京介とは裏腹に、早智は追い詰められたような表情を浮かべ、幸せだと思い込もうとしている様子でした。

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『さっちゃん、僕は。』4巻(最終巻)あらすじ・ネタバレ

国木田要は妻・紫乃のアパートに盗聴器を仕掛けており、京介との浮気にも気付いていました。 一度は見逃そうと考えたものの、「恋人と楽しそうにする光景を見て気が変わった」と言い、京介に慰謝料の200万円を要求します。 一方、国木田の本宅へ戻った紫乃は、簡単に浮気を許した夫の態度にショックを受けました。彼女は完璧な夫に愛されている自信がなく、気を引きたくて京介と関係を持ったのです。 要は会社では愛妻家で通っており、想像以上に重く、深く愛されていたことを知る紫乃。誤解が解け愛が深まった夫婦とは対照的に、京介はどん底に叩き落とされます。お泊りデートの日、どうしても浮気を許せない早智に「京くん、別れよっかぁ」と告げられました。 4年後、京介と国木田夫妻は良好な関係を築いており、借金も完済の日が近付いています。 さらに時は流れ、38歳になった京介は、心から愛した「初恋のさっちゃん」が忘れられません。そんな彼に猛アプローチ中なのが、一回り以上年下の弁当屋の看板娘・なっちゃんです。 渡された手紙で知った彼女の本名は、紫乃の娘と同じ“国木田”直緒。京介は「……なるようになるか」と呟き、開き直ったような明るい笑顔を見せました。

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『さっちゃん、僕は。』が実写ドラマ化!主演はFANTASTICSの木村慧人

衝撃の最終回で話題となった漫画『さっちゃん、僕は。』が、ついに実写ドラマ化されます。 TBS系列の深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」にて、2024年6月11日に初回放送がスタート。地上波放送に先駆け、1週前からNetflixでの先行配信も決定しました。 破滅的な三角関係を繰り広げる主人公に扮するのは、ダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」のメンバーで、俳優としても活動する木村慧人です。BLドラマ『飴色パラドックス』(2022年)では「M!LK」の山中柔太朗とW主演を務めており、本作がドラマ単独初主演となります。 その他の登場キャラクターや、出演キャスト・スタッフの情報は発表されていません。

ドラマ『さっちゃん、僕は。』最終回結末予想!

ドラマ『さっちゃん、僕は。』の最終回は、原作4巻(最終巻)と同じ流れだと予想します。 近年の実写ドラマとしては珍しく、すでに完結している漫画の映像化となる本作。作品イメージに影響するほど大幅な改変は、原作ファンの批判を招く可能性が高いです。 ちなみに、プロデューサーの箱森菜々花は「それぞれが悩み、もがき苦しんでいる姿に心揺さぶられる原作の物語に、ドラマオリジナルのエッセンスを盛り込み……」とコメントしています。 オリジナル要素として、本当の愛を知った京介が早智に浮気を許され、2人がゴールインするのも一種のハッピーエンドと言えるかもしれません。しかし、『さっちゃん、僕は。』の魅力は京介が彼女との別れによって愛に気付いたことであり、運命の“なっちゃんとの出会い”なのです。 大筋はそのままに、番外編「なっちゃん、僕は。」で触れられた国木田夫婦への交際の挨拶など、本編にないエピソードが追加されるかもしれませんね。

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『さっちゃん、僕は。』ネタバレ・あらすじ紹介!ドラマ化が待ちきれない

今回ドラマ化される『さっちゃん、僕は。』では、裏切りから始まる純愛と破滅の物語が描かれます。 本作は原作者・朝賀庵の連載デビュー作で、実写化は連載2作目『犬と屑』に続いて2回目!ドラマではどんな結末を迎えるのか、ぜひ最後まで見届けてくださいね。