2024年12月3日更新

映画「忍たま ドクタケ忍者隊最強の軍師」あらすじネタバレ解説!天鬼などの見どころを紹介

このページにはプロモーションが含まれています

AD

『忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』あらすじ概要

2023年2月に映画化が発表され、改めて注目を浴びている『小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』。 本作は2013年6月に朝日新聞出版より刊行。「忍たま」シリーズ初の小説版で、アニメ版やミュージカル版の脚本も手掛けている阪口和久が作者を務めています。そのクオリティの高さと市場流通の少なさから、映画制作にあわせて復刻されるまでプレミア化していました。 この物語は乱太郎たちの担任教師、土井半助が消息を絶ってしまうところからスタート。彼を見つけようと忍術学園の6年生たちが捜索に出るのですが、なんと彼らの前に土井先生そっくりなドクタケ忍者隊軍師・天鬼(てんき)が登場。そこから忍術学園とドクタケ忍者隊の激闘が繰り広げられます。

「ドクタケ忍者隊最強の軍師」ラストまでネタバレ解説

劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師
©尼子騒兵衛/劇場版忍たま乱太郎製作委員会

消えた土井先生

広大な野原で刃を交える、土井半助とタソガレドキ忍軍の諸泉尊奈門(もろいずみそんなもん)。勝負は土井先生が優勢に進めていきますが、なんとその最中にあやまって崖下へと落下。そのまま行方不明になってしまいます。 それを受けて、忍術学園の山田伝蔵とタソガレドキ忍者隊による大捜索が開始されることに。ただ、山田先生と土井先生、2人がいなくなると1年は組の面倒を見る教師が不在になってしまいます。そこで、尊奈門と彼の上司にあたる雑渡昆奈門(ざっとこんなもん)が臨時教師に就任。 ただ、生徒たちには「土井先生は出張に出ている」と説明し、その真相を伝えずにやり過ごすのでした。

AD

土井先生はどこへ?きり丸の涙

山田先生たちが必死の捜索を続けますが、土井先生の行方はわからないまま。任務から帰ってきた6年生たちが協力しても、まったく進展がありません。そんななか、きり丸は偶然にも「土井先生が行方不明で、死んでいる可能性もある」という話を聞いてしまいます。 きり丸は大きなショックを受けますが、それを心にとどめ明るく振る舞うことを選択。家に帰ってから、ひとり布団のなかで涙を流すのでした。両親を失っている彼にとって、自身の面倒を見てくれる土井先生は親同然の存在。きっと不安で仕方がなかったのでしょう。 その一方で、6年生たちが「土井先生がドクタケ忍者たちに捕まっている」という情報をゲット。ドクタケ忍者の根城に忍び込んだ彼らは、そこで土井先生にそっくりな「天鬼(てんき)」という謎の忍者と遭遇するのでした。

天鬼は何者?その正体とは

容赦ない天鬼の前から逃亡し、6年生たちはこのことを学園長に報告します。土井先生は記憶喪失になっており、ドクタケ忍者たちに騙され忍術学園を「敵」と認識している可能性が大。戦の知識に長けた土井先生がこのままドクタケ側に協力し続ければ、学園や周辺諸国の脅威になってしまいます。 一刻も早く、彼を連れ戻さなければいけません。忍術学園は山田先生と6年生たちをドクタケ城に向かわせ、土井先生の奪還作戦を決行します。すると、それとほぼ同時にきり丸・乱太郎・しんべヱがドクタケ忍者に捕まり城へ連行されることに。 彼らは天鬼の部屋へ連れていかれ、ついに天鬼と遭遇。物語はクライマックスへ向け、大きく動き始めるのでした。

AD

土井先生はどうなる!?その結末は

当初の読み通り、天鬼の正体は記憶を失くした土井先生だと判明。ドクタケ忍者の頭領・稗田八方斎は捕縛した土井先生に嘘の記憶をすり込み、その力を利用してやろうと考えていたのです。しかし、万が一彼の記憶が戻ってしまえば、ドクタケ城の全容を忍術学園に知られてしまいます。 そう考えた八方斎は、土井先生にきり丸たちを殺させ、学園に戻れなくなる重い罪を背負わせようと画策。命令を受けた天鬼は若干の躊躇いを見せますが、ついにその刀が振り下ろされてしまいます。しかし、彼が斬ったのはきり丸たちを縛っていた縄だけ。 なんと土井先生はギリギリのところで記憶を取り戻していたのです。一時はどうなるかと思われましたが、ドクタケ忍者との戦いも何とか終結。土井先生は無事に忍術学園へ戻ることになるのでした。

「ドクタケ忍者隊最強の軍師」見どころは天鬼!

本作における1番の見どころは、やはり忍術学園の前に立ちはだかる強敵・天鬼の活躍でしょう。軍師としての頭のキレはもちろん、忍者としての実力もハイレベル。作中でも圧倒的な戦闘力を見せており、映画版の予告映像でも迫力満点のアクションシーンを披露していました。 また、天鬼は冷酷とも言えるクールな性格をしており、ダークさのある独特なかっこよさを漂わせています。穏やかで優しい、普段の土井先生とのギャップも魅力のひとつです。 そんな天鬼の存在ゆえか、本作は「忍たま」シリーズらしからぬシリアスさを纏っています。映画版にも、普段見られない各登場人物の意外な一面が描かれるはず。映画を鑑賞する際は天鬼だけでなく、他キャラの活躍にも是非注目してください!

AD

「ドクタケ忍者隊最強の軍師」評価・感想

吹き出し アイコン

土井先生が大好きなので、いつも以上に作品を楽しむことができました。忍者としての強い一面はもちろん、きり丸たちとの絆も感じられる大満足のストーリー。これを読んだことで各キャラへの愛がさらに深まり、今まで以上に「忍たま」にハマってしまいました。もうみんなが愛おしすぎます!

(30代女性)

吹き出し アイコン

いつもとは違うシリアスな雰囲気が漂う物語で、普段の「忍たま」とはひと味違う面白さを味わえました。作中のアクション描写もかっこよく、ストーリーの山場では思わず涙してしまうシーンも。「忍たま」のヘビーなファンもライトなファンも楽しめる、シリーズのなかでも特にオススメな作品です。

(30代男性)

「ドクタケ忍者隊最強の軍師」登場キャラ解説

土井先生

忍たま乱太郎 土井半助

乱太郎たちが所属する、忍術学園1年は組の教科担当教師・土井半助。兵法などに詳しい有能な人物で、軍師としてはもちろん忍者としての腕前もトップクラス。ただ、面倒見がよすぎる性格ゆえか、生徒や学園長たちに振り回されがち。そのせいで常に胃を痛めている苦労人です。 普段は一歩下がって乱太郎たちを見守る土井先生ですが、「ドクタケ忍者隊最強の軍師」では主人公クラスの扱いを受けています。作中では彼を中心に様々な事件が起き、迫力ある戦闘シーンや感動エピソードも披露。映画版でも大活躍が予想される、要注目の人物です。

AD

きり丸・乱太郎・しんべヱ

忍たま乱太郎 きり丸 乱太郎 しんべヱ
©尼子騒兵衛/NHK・NEP

「忍たま」シリーズの主人公を務める乱太郎と、その親友であるきり丸しんべヱ。乱太郎は明るいお人好しで、きり丸はとにかくドケチ、しんべヱはお金持ちの食いしん坊と3人とも個性豊か。普段は彼らが中心となり、コミカルなストーリーが展開されます。 本作では土井先生と家族のような関係を構築している、きり丸にスポットが当てられることに。作中では土井先生の不在に涙したり、その一方で周囲に心配をかけまいと明るく振る舞うなど、健気な姿を見せてくれます。きり丸と土井先生の感動エピソードが、映画版でどう描かれるのか注目です。

六年生

乱太郎たちの先輩にあたる、忍術学園の最上級生たち。現状で名前が判明しているキャラは、潮江文次郎(しおえもんじろう)、立花仙蔵(たちばなせんぞう)、中在家長次(なかざいけちょうじ)、七松小平太(ななまつこへいた)、善法寺伊作(ぜんぽうじいさく)、食満留三郎(けまとめさぶろう)の計6名。 個性豊かなキャラクターたちが集まっており、原作ファンからも人気を集めています。本作では土井先生の捜索任務にあたっており、作中の随所で活躍。映画版でもそれぞれの得意技を活かした、魅力あふれるシーンが多数描かれると思われます。

AD

ドクタケ忍者隊

ドクタケ城を根城に領地拡大を狙う木野小次郎竹高(きのこじろうたけたか)の、お抱え忍者たちが集まるドクタケ忍者隊。頭領の稗田八方斎を中心にあくどい戦法で戦いますが、忍術学園の面々に何度もその策略を破られてしまいます。 シリーズにおける悪役ポジションを務めており、本作でも記憶喪失の土井先生を利用するなど姑息な戦い方を披露。さらに八方斎はいつも以上の冷酷さを発揮しており、普段のコミカルな雰囲気とは違った一面も見せています。 映画版では今までのイメージとひと味違う、シリアスなドクタケ忍者隊が描かれるのではないでしょうか。

劇場版「ドクタケ忍者隊最強の軍師」は2024年12月20日公開!

2024年12月20日から公開がスタートする『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』。「忍たま」シリーズの映画が公開されるのは、2011年の『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』以来、約13年ぶりとなります。 2023年2月に制作が発表された際は、SNS上に喜びの声が噴出。ファンなら誰もが知る「ドクタケ忍者隊最強の軍師」の映画化ということで、多くの人々が「絶対観に行く!」と期待の声をあげました。 また、本作の主題歌には大人気アイドルグループ・なにわ男子の『ありがとう心から』が採用され、お馴染みのテーマ曲『勇気100%』の歌唱も彼らが担当。こちらも大きな話題となり、映画公開を盛り上げる一助となりました。

AD

劇場版オリジナルキャラ桜木清右衛門・若王寺勘兵衛も登場

本作にはオリジナルキャラとして桜木清右衛門(さくらぎせいえもん)若王寺勘兵衛(なこうじかんべえ)という2人の忍者が登場。いずれもフリーで活動する忍者・山田利吉の仲間であり、6年生の1学年先輩にあたる忍術学園の卒業生です。 彼らの声優には、主題歌を担当するなにわ男子のメンバーたちが抜擢されています。桜木の声は大西流星、若王寺の声は藤原丈一郎が担当。作中でどんな演技を披露してくれるのか。「忍たま」となにわ男子、両ファンから期待の視線が集まっています。

「ドクタケ忍者隊最強の軍師」は超名作!映画版にも期待

「忍たま」ファンのあいだでも語り継がれる超名作「ドクタケ忍者隊最強の軍師」。 この作品が映画化されるということで、世間では期待の声がどんどん高まっています。これを機に原作小説をチェックし、映画公開前の予習をしてみてはいかがでしょうか!