【ネタバレ】映画『レッド・ワン』のあらすじや感想は?満足度最高レベルのクリスマス映画が熱い!DC×マーベル俳優
映画『レッド・ワン』の作品概要・あらすじ
タイトル | 『レッド・ワン』 |
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公開日 | 2024年11月8日 |
上映時間 | 123分 |
監督 | ジェイク・カスダン |
メインキャスト | ドウェイン・ジョンソン , クリス・エヴァンス , J・K・シモンズ , ルーシー・リュー |
ドウェイン・ジョンソンとクリス・エヴァンスが主演を務め、「ジュマンジ」シリーズのジェイク・カスダンがメガホンをとったクリスマス映画『レッド・ワン』。クリスマスの伝説を再構築し、時代に合った新たな世界観が魅力的なアクション・アドベンチャーです。 主演の2人のほか、サンタクロース役に「スパイダーマン」シリーズや『セッション』(2014年)などで知られるJ・K・シモンズ、クリスマスをはじめとするさまざまな伝説を守る機関のエージェント役にルーシー・リューと、キャストも豪華。 シリーズ化も期待されており、新たなクリスマス映画の定番となる可能性を持った作品です!
映画『レッド・ワン』のあらすじ【ネタバレなし】
クリスマスイブの前夜、コードネーム「レッド・ワン」ことサンタクロース(J・K・シモンズ)が何者かによって誘拐されてしまいます。サンタ護衛隊長のカラム(ドウェイン・ジョンソン)は、サンタ探しに奔走することに。しかしサンタを誘拐した犯人は、彼の力を利用して恐ろしい計画を立てていました。 サンタを救出するために彼らが協力を要請したのは、超一流の追跡者で賞金稼ぎのジャック・オリマー(クリス・エヴァンス)。彼は、常にサンタの「悪い子リスト」に載っていた人物でした。 カラムはジャックと手を組み、サンタ救出のため世界中を駆け回ります。
映画『レッド・ワン』の結末までのネタバレあらすじ
【起】サンタがまさかの誘拐?
クリスマスイブ前日。サンタ(J・K・シモンズ)はデパートでのイベントを終え、北極に戻ります。一方、彼の警護をしているカル(ドウェイン・ジョンソン)は、今年のクリスマスを最後に退職を決めていました。 そんななか、何者かによってサンタが誘拐されてしまいます。神話管理修復局(MORA)のゾーイ(ルーシー・リュー)は、北極の秘密のサンタの工房を見つけたジャック・オマリー(クリス・エヴァンス)という人物に目をつけました。 凄腕の追跡者として知られるジャックは、子どものころから手癖が悪く、サンタの「悪い子リスト」常連でした。今は離れて暮らす息子ディラン(ウェスリー・キンメル)との関係を諦めかけています。 ゾーイたちはジャックを捕え尋問しますが、彼は報酬をもらえれば相手が何者かは追求しない、首謀者は知らないと言います。そこでカルは、ジャックを連れてサンタ救出のミッションを開始することに。
【承】サンタ誘拐は魔女グリラの仕業だった!
依頼者を追って南国のリゾートに到着したカルとジャック。依頼人は、首謀者は魔女グリラ(キーナン・シプカ)だと言います。ジャックが彼女の名を口にすると、本人にカルたちの居場所がバレてしまいました。 グリラが派遣したスノーマンとの激闘を経て、カルたちはグリラの元恋人であるサンタの義弟・クランプス(レイナルド・ファバーレ)のもとへ行くことに。しかしクランプスは、今回の事件とは関わりがありませんでした。 グリラの目的は、サンタの不思議な力を使って「悪い子リスト」に載っている者すべてを魔法のスノードームに閉じ込めること。それによって、世界はより良くなると考えていました。
【転】クリスマスが中止の危機
グリラはスノードームを量産し、ジャックの息子ディランもその中に閉じ込められてしまいます。「悪い子」が次々とスノードームに閉じ込められるなか、ついにジャックもスノードームの中へ。 しかしゾーイはジャックにGPS装置をつけており、そのおかげで彼の居場所が判明。サンタは北極から出ておらず、グリラの隠れ家は北極の地下にありました。 ディランがスノードームに閉じ込められているのを見たジャックは、自分のこれまでの行いを反省し、いい父親になると誓います。するとスノードームが壊れ、彼らは脱出することができました。
【結末】サンタは無事プレゼントを届けることができたのか
カルとゾーイはジャックたちを救出しするなか、グリラは計画の準備を進めます。しかしそのためにはサンタのソリを飛ばす力が必要で、彼女は意識のないサンタをソリに乗せようとしていました。 カルとジャック、そして仲間たちがグリラを止めようと奮闘するなか、クランプスが援軍を連れて到着します。グリラは本来の化け物のような姿になって襲いかかりますが、サンタが意識を取り戻し、クランプスとともに彼女を撃破。対立していた義兄弟は仲直りしました。 そしていよいよサンタがプレゼントを配りに出発します。サンタはジャックとディランをソリに乗せ、一緒に世界中をめぐることに。こうしてクリスマスは救われ、人の心の良い部分を再び見ることができたカルは、引退を取り消すのでした。
映画『レッド・ワン』のキャスト・日本吹き替え声優を紹介!
カラム・ドリフト役/ドウェイン・ジョンソン
「カル」ことカラム・ドリフトは、サンタの工場の物流確保と警備の責任者で、主にサンタの護衛をしています。ある理由から辞表を出し、今年のクリスマスイブの仕事を最後に退職する予定でした。 演じるのは「ロック様」ことドウェイン・ジョンソン。監督のジェイク・カスダンとは、「ジュマンジ」シリーズでも一緒に仕事をしています。
吹き替え声優/楠大典
吹替を担当したのは、アニメや洋画の吹替などで幅広く活躍する楠大典です。 アニメ『TIGER & BUNNY』(2011年)のロックバイソン/アントニオ・ロペスなどで知られ、洋画ではドウェイン・ジョンソンをはじめ、ヴィン・ディーゼルやジョン・シナなどマッチョ系俳優の吹替を多く担当しています。
ジャック・オマリー役/クリス・エバンス
ジャック・オマリーは子どこの頃から手癖が悪く、今は凄腕の追跡者・賞金稼ぎとして暮らしています。離れて暮らす息子とどのようにコミュニケーションをとったらよいかわからず、彼を遠ざけていました。 ジャックを演じるのは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のキャプテン・アメリカ役などで知られるクリス・エヴァンス。本作ではキャプテン・アメリカとは正反対の役を演じています。
吹き替え声優/中村悠一
ジャックの吹替を担当した中村悠一は、アニメ『マクロスF』(2008年)の早乙女アルト役や「呪術廻戦」シリーズの五条悟役などで知られています。 クリス・エヴァンスの担当声優として多くの作品で吹替に参加しており、キャプテン・アメリカも演じています。
サンタクロース(ニック/レッド・ワン)/J.Kシモンズ
数百年前から、クリスマスイブの1晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配っているサンタクロース。聖ニコラウスとしても知られ、カルたちからは「ニック」と呼ばれています。コードネームは「レッド・ワン」です。 演じるJ・K・シモンズは「スパイダーマン」シリーズのJ・ジョナ・ジェイムソン役などで知られ、2014年の『セッション』では、アカデミー賞助演男優賞を獲得しました。
吹き替え声優/立川三貴
サンタの吹替を担当するのは、俳優・声優として幅広く活躍する立川三貴です。 洋画の吹替ではJ・K・シモンズのほか、クリストファー・ウォーケンやクリス・クーパーなどの担当声優として活躍しており、渋くクセのある役に定評があります。
ゾーイ・ハーロウ役/ルーシー・リュー
ゾーイ・ハーロウは、世界のあらゆる伝説を守る神話管理修復局(MORA)の局長です。サンタ誘拐犯を探すため、犯人に手を貸したと思われるジャックを捕まえ、彼に捜索の手伝いをさせます。 演じるのは「チャーリーズ・エンジェル」シリーズなどで知られるルーシー・リューです。
吹き替え声優/朴璐美
ゾーイの吹替を担当するのは、「鋼の錬金術師」シリーズのエドワード・エルリック役や『NANA』(2006年〜2007年)の大崎ナナ役などで知られる朴璐美。 洋画の吹替では、ルーシー・リューのほか、キャメロン・ディアスやゾーイ・サルダナ、ヘレナ・ボナム=カーターなどの担当声優として活躍しています。
映画『レッド・ワン』は高評価?感想や見どころを紹介!
映画『レッド・ワン』の感想・評価
クリスマスの雰囲気たっぷりで、斬新な世界観が良かった!新しいクリスマス映画の定番になる予感。「サンタが誘拐される」っていうシチュエーションは珍しくないけど、救出に向かうキャラや手がかりになるキャラなどがとにかく個性的で面白い。
(40代女性)
老若男女が楽しめる新しいクリスマス映画。ロック様が出てるから激しいアクションがあるんでしょ?と思ったけどそれだけじゃない!ストーリーがファンタジー寄りなので、疲れないちょうどいいアクション。ハイテクな要素も良い意味であっさり使われている。全体的に観やすい印象でした。
(30代男性)
映画『レッド・ワン』の見どころは?
サンタが誘拐!?クリスマス映画の常識が覆る!
『レッド・ワン』の見どころの1つは、現代的にアップデートされたサンタとその伝説にまつわるあれこれ。たとえば各国政府のトップはサンタの存在を知っていて、アメリカ空軍はサンタが街から北極へ帰る途中まで警備についてくれます。また、サンタが住む北極の街の美しさも魅力的。 クリスマス映画で「サンタが誘拐される」という設定はとくに珍しくはありませんが、犯人の目的、真相にたどり着くまでの展開が、これまでのクリスマス映画には類を見ない面白さです。 ハラハラする展開で登場人物が成長し、最後には心温まる結末を迎える本作。新たなクリスマス映画の定番になる予感がします!
個性豊かなキャラクターたち
また、本作はその個性的で幅広いキャラクターも魅力。ドウェイン・ジョンソンが演じる「ELF」隊長をはじめ、トロールやホッキョクグマ、スノーマン、サンタの義弟クランプス、魔女など、ファンタジーの世界ならではのさまざまなキャラクターが登場します。 とくに新しいのはサンタのキャラクター設定。彼は1晩で世界中の数億軒の家を回り、子どもたちにプレゼントを届けるため、日々トレーニングに励んでいます。私たちがイメージするようなお腹の出たおじいさんとは違い、マッチョでパワフルなサンタ像は、意外ながらも納得感のあるものになっています。
DCとマーベル俳優の最強コンビがかっこいい
『レッド・ワン』がなによりも注目を集める理由は、マーベル&DCヒーロー俳優の共演が実現したからでしょう。 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で、長年キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャーズを演じてきたクリス・エヴァンスは、本作では「悪い子リスト レベル4」常連で、今では金のためなら何でもする追跡者兼賞金稼ぎを演じています。 一方カルを演じるのはDCコミックの実写映画『ブラック・アダム』(2022年)でタイトルロールを務めたドウェイン・ジョンソン。こちらは復讐に燃えるダークヒーロー的キャラクターでしたが、本作ではサンタの右腕であり、クリスマスを守ろうとするキャラクター。 どちらもヒーローとしての役柄と正反対のキャラクターを演じています。
映画『レッド・ワン』に原作はあるの?
映画『レッド・ワン』に原作はありません。完全オリジナル脚本ですが、サンタクロース伝説をはじめ、そのほかの神話的要素が随所に散りばめられています。 魔女グリラはアイルランドの伝承をもとにしたキャラクターですし、クランプスはドイツなどの伝承によると、サンタクロースとは対象的に、クリスマスに悪い子に警告や罰を与えていく怪物として知られています。 またゾーイが局長を務める「神話管理修復局(MORA)」のシーンでは、首なし騎士が登場するなど、伝説・神話好きには興味深いシーンやキャラクターも多数登場します。
映画『レッド・ワン』のネタバレをおさらいしてクリスマスに鑑賞しよう!
数多くの名作・定番があり、毎年新作も製作されるクリスマス映画。そのなかでも2024年の注目作となったのが、『レッド・ワン』。 新たなサンタ像、新たなクリスマス映画として大人も子どもも楽しめる本作を、クリスマスに観てみてはいかがでしょうか。 『レッド・ワン』は12月12日から、Amazonプライムビデオで配信中です!