2025年1月16日更新

漫画『花は咲く、修羅の如く』最新話までネタバレあらすじ解説!小さな放送部が紡ぐ青春ストーリー

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2021年から『ウルトラジャンプ』で連載されている、放送部を舞台に繰り広げられる青春群像劇『花は咲く、修羅の如く』。魅力的な登場人物が多数登場する本作は、2025年1月よりアニメ化もされています。 この記事では、そんな本作のあらすじや見どころ、アニメ情報などをネタバレありで徹底解説するため、気になっている人は要チェックです!

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『花は咲く、修羅の如く』1巻ネタバレ感想

とある離島・十鳴島で暮らす朗読好きの女子・春山花奈(はなやまかな)は、ある日子ども相手に朗読会をおこなっていた際、自身が進学予定の高校の放送部部員・薄頼瑞希(うすらいみずき)に目撃されたことをきっかけに放送部に勧誘されることに。 島育ちであるが故に朗読も我流で、「Nコン」の存在についても知らなかった花奈。彼女はこれまで「好きだから」という理由で朗読を続けてきましたが、大会を目指す放送部の同級生たちの姿を見て、心が揺れ動きます。 いつも1人で朗読をしていた彼女は同じ方向を向く仲間がいる嬉しさを感じながらも、同時に自分がこれまでに持っていなかった「勝ち負け」という物差しを知ることに少し怖さを感じていました。 そんな彼女の背中を、彼女を勧誘した瑞希がそっと押します。

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放送部がしっかりと描かれる作品はあまりなかったため、新鮮さがあっていい!

『花は咲く、修羅の如く』2巻ネタバレ感想

花奈は、朗読の課題図書選びで悩んでいました。そんな彼女に瑞希と、彼女の同級生である夏江杏(なつえあん)が声をかけるものの、2人の課題図書選びの基準はまったく異なります。 「自分の声に合うものを選ぶべき」という杏、そして「好きなものを読まないと意味がない」という瑞希の両者の意見を聞いた結果、花奈は「好きなもので上手くなりたい」と結論づけるのでした。 その後花奈は、「勝つこと」に重きを置いている杏と意見が対立することに。杏から否定されても自分の気持ちに素直でいたいと考えた花奈は、朗読で杏に認めてもらえるように、これまで以上に猛練習に打ち込みます。 不器用ではありながらも、本音でぶつかり合うことで少しずつ近づく花奈と杏の距離に注目です。

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言葉と言い方がキツい杏ですが、自分の強い信念を持っているからこそですね……。

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『花は咲く、修羅の如く』3巻ネタバレ感想

花奈をはじめとする放送部のメンバーは、Nコンに向けてついに出場する部門を決定。花奈は元々好きだった朗読部門を選びますが、杏が選んだのはアナウンス部門。アナウンス部門は原稿が重要になる分かなりの準備を要しますが、朗読に比べると自由度が高いという一面があります。 どの部門にも参加を表明しなかった、花奈と同じく1年の冬賀萩大(とうがしゅうだい)が選んだのは、なんと作品制作の中の創作テレビドラマ部門。脚本を担当するのは、1年の成績トップであり常に冷静な秋山松雪(あきやままつゆき)です。 制作を通し、これまで何を考えているか分からなかった秋山の心情や家族関係が少しずつ明らかになり、少しずつ素が出てくるのでした。

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ついにNコンに向けて放送部のメンバーが動き出して、ワクワクする巻でした!

『花は咲く、修羅の如く』4巻ネタバレ感想

Nコンに向けた提出作品の締切を目前に控えたある日、出来上がった映像を見ながら、どうやら腑に落ちない様子の冬賀。誰が見ても完成された映像に見えたものの、彼は自作したBGMが気に入らない様子でした。 なんとか顧問の吉祥寺博美(きちじょうじひろみ)を説得し、彼は最終締切を次の日の午後まで伸ばしてもらうことに成功します。しかし一切いい案が浮かばない彼は、新たな発見をするために花奈たちとともに外出。出かけた先で彼の幼馴染と偶然出会い、彼が音にこだわる理由が明らかになるのでした。 作品提出から息をつく暇もなく、ついに始まった他校との合同練習会。そこでまたしても「演技に没頭するタイプ」と評された花奈は、自身の朗読に思い悩みます。

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冬賀の過去や音楽にこだわる理由が分かって、納得しました。好きを突き詰めるのは素晴らしい!

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『花は咲く、修羅の如く』5巻ネタバレ感想

合同練習会にて、他校の生徒たちとそれぞれ距離を縮めるすももが丘高校放送部のメンバーたち。特に杏は練習会で指導役を務める林もなかから妹の千晶を紹介され、お互いに置かれた境遇がマッチしたことより意気投合します。 練習会後、部員たちは全員でNコンへの願掛けのために山登りへ。花奈はずっとライラック女学院2年の柊谷満歌(ひいらぎみつか)から言われた言葉が引っかかっていましたが、整井良子(ととのいりょうこ)のアドバイスを受けてようやく納得できました。 無事に合同練習会も終わり、部内に平和が訪れたかと思いきや、一人暮らしをする瑞希が実家に軟禁されてしまいます。実はお嬢様であることが発覚した彼女の過去が明らかになり、部員たちは彼女を連れ戻すべく奮闘します。

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瑞希が実はお嬢様だったことにびっくりしました!それぞれの過去が少しずつ分かってきて面白い。

『花は咲く、修羅の如く』6巻ネタバレ感想

ついに始まったNコンの京都大会に向かうため、すももが丘のメンバーたちは会場となるライラック女子大学へ。花奈にとって初めてとなる大会の始まりに、彼女の胸は高鳴ります。 緊張感を持ちつつ楽しみな気持ちを胸に会場入りした花奈でしたが、なんと去年のNコン京都の朗読部門で一位を取った牡丹鉾ぽここ(ぼたんぼこぽここ)が、彼女の2つ前の発表順でした。 一方その頃良子と箱山のいるD教室では、発表が開始。緊張がピークに達した箱山は棄権するか悩んでいましたが、中学校時代の苦い思い出と良子との出会いを思い出していました。 中学時代、唯一の心の拠り所だったゲーム実況をクラスメイトから馬鹿にされたことですべてに絶望していた箱山。しかし、彼はクラスメイトだった良子から声をかけられたことをきっかけに放送部に入部し、卒業後もすももが丘で良子・瑞希と共に放送部を立ち上げます。

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箱山と良子の関係性が微笑ましい。彼にとって良子は心の支えになっていたんだなぁ。

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『花は咲く、修羅の如く』7巻ネタバレ感想

花奈や杏、秋山たちは無事に決勝へと駒を進めます。朗読部門の決勝課題として提示されたのは、梶井基次郎の『檸檬』。杏は「皆読んだことがあるだろうし、当たりの課題」と口にするものの、実は花奈は『檸檬』を読んだことがなく戸惑っていました。 刻一刻と迫る時間の中で焦る花奈でしたが、秋山と吉祥寺からアドバイスを受け、なんとか本番に間に合わせることに成功するのでした。 一方で杏は決勝に進めたものの、気づかないうちに緊張に飲み込まれており、優しく声をかけてくれる花奈と秋山にキツい態度をとってしまいます。実は彼女は忙しい母親のために1番を取ることにこだわっており、勝利をすることに囚われていました。

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Nコンの京都の決勝戦がアツい展開すぎる!頑張る花奈も杏も、思わず応援したくなります。

『花は咲く、修羅の如く』の見どころ

『花は咲く、修羅の如く』の1番の見どころは、やはりこれまでにありそうでなかった放送部・朗読という珍しいテーマなのではないでしょうか。ただ純粋に朗読が好きだった主人公が部活と部活での活動と周囲の人々との関わりを経て成長していく姿に、思わず心を動かされます。 さらにキャラクター同士の関係性も、本作の見どころの1つ。主人公とその周りの人間関係はもちろん、1人1人の過去や朗読を始めるきっかけなども丁寧に描写されており、感情移入できること間違いなしです。新鮮なテーマの作品が読みたい場合、本作はおすすめと言えるでしょう。

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『花は咲く、修羅の如く』2025年1月よりアニメ化!

『花は咲く、修羅の如く』は、2025年1月より日本テレビ系列でアニメが放送されています。本作の制作を務めるのは、『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』シリーズで注目を集めた比較的新しいスタジオバインド。朗読の世界がどのようにアニメで表現されるのか、期待が高まります。 さらに本作のキャラクターの声は、 藤寺美徳や島袋美由利、山下誠一郎といった豪華声優陣が担当。アニメならではの演出が光る朗読シーンは、圧巻です。漫画でも伝わってきた朗読の緊張感などに音声が合わさることで、より臨場感が溢れる仕上がりになっているでしょう。

『花は咲く、修羅の如く』アニメも原作もチェック!

この記事では、『花は咲く、修羅の如く』のあらすじをネタバレありで徹底解説しました!アニメ化されたことでますます注目を集める本作は、今後も気になる展開が目白押し。 一風変わった青春漫画が読みたい場合は、ぜひ本作を手に取ってみてくださいね。