『九龍ジェネリックロマンス』蛇沼みゆきを徹底解説!過去やグエンとの関係は?

過去の記憶を持たない主人公を巡り、ミステリアスな物語が展開していく『九龍ジェネリックロマンス』。アニメや実写映画など様々なメディアに展開している、今注目の人気漫画です。 この記事では、そんな本作の重要キャラ・蛇沼みゆきについて徹底解説!彼の過去やグエンとの関係性など、気になるポイントをしっかり紹介していきます。 ※この記事は『九龍ジェネリックロマンス』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『九龍ジェネリックロマンス』蛇沼みゆきのプロフィール

『九龍ジェネリックロマンス』の重要キャラとして登場する蛇沼みゆき。怪しく光るメガネと切れ長の瞳がトレードマークの、どこか妖艶な雰囲気が漂う人物です。巨大企業・蛇沼グループの代表取締役で、天才的な経営手腕により会社を大きく成長させてきました。 ちなみに、みゆきは男性に見えますが、実際は男性器と女性器を持つ「半陰陽」ということがわかっています。
みゆきの過去!刺青やスプリットタンの意味
気品すら漂う、スマートな見た目をしているみゆき。ですがその背中には蛇の刺青、さらに舌は先端が2つに分かれたスプリットタンと、実はかなり異様な出で立ちをしています。これには、彼の生い立ちが深く関わっている様子。 みゆきは蛇沼グループのトップと、その愛人のあいだに生まれました。紆余曲折在り蛇沼家に迎えられたようですが、そのタイミングで自身の忠誠心を見せるために蛇の刺青を彫ったようなのです。それを見た父らしき男は「キレイに入ってるじゃないか」と満足げな様子を見せていました。 さらに、みゆきは「これだけでは俺を信用するには不足でしょう」と語り、ナイフで舌を真っ二つに!刺青とスプリットタンは、蛇沼グループに対する忠誠の証だったのです。 ちなみに、作中にはみゆきが父から性的虐待を受けていたと匂わせる描写が存在。みゆきは父に対する複雑な感情を抱いていたようで、現在は決別したに等しい状態となっています。
蛇沼グループとは?お札や不正について説明

蛇沼グループは多種多様な医薬品を取り扱う「蛇沼製薬」のほか、美容・健康の複合施設「蛇沼総合メディカル中心」などを営む一大企業グループです。みゆきは父親からこの会社を引き継ぎ、事業拡大に大きく貢献。天才的経営手腕でグループをさらに成長させています。 その結果、蛇沼グループは政府の「ジェネリックテラ建設計画」のアドバイザーに任命されることに。みゆきはその実力で、国の中枢に食い込むほどの権力を手に入れたのです。 また、蛇沼グループは本作の謎に深く関わる「メビウス」という薬を作っていたことが判明しています。
お札には蛇沼グループが関係?
表向きは優良企業として名を馳せる蛇沼グループですが、実はその影で怪しい動きをしていました。そこに大きく関係してくるのが、街のそこかしこに貼ってある「お札」です。主人公の令子は様々な謎を追ううちにこのお札に辿り着きますが、そこには「もう探るな」という意味深なメッセージが。 実はこのお札、もともと蛇沼グループが開発した「メビウス」を得るためのルートが書かれていたもの。なぜメビウスは、こんな面倒な手順で手に入れなければいけなかったのでしょうか。
蛇沼グループの不正
メビウスはもともと風邪薬として発売されましたが、副作用により死人が出たため製造がストップしていました。しかし、その薬が持っていた「とある効果」で注目を集めることに。メビウスには中枢神経興奮作用、つまり「覚せい剤」と似たような効果が備わっていたのです。 メビウスは裏での流通が続き、こちらを麻薬代わりに使用する人が続出。蛇沼グループはその真実を隠蔽し、闇に葬り去っていたようです。
【グエンとの関係】別れを切り出した理由とは

黒髪の長髪と整った顔立ちが印象的なグエン。彼とみゆきは場末の安酒場で偶然出会い、それをきっかけに親密な交際に発展。グエンがみゆきにちょっかいをかけ、みゆきがそれをクールにあしらう。正反対な性格ながらも、ラブラブな関係を築いていました。 みゆきが信頼を置ける相手として、彼の手伝いなどもしていたグエン。しかし、あることをきっかけに、2人の関係性が大きく変わっていくことになります。
グエンに別れを切り出すみゆき
親しい関係を構築していたみゆきとグエンですが、なんとみゆきから別れを切り出してしまいます。彼はその直前、父親に呼び出され事業に関する対話を重ねていました。父はジェネリックテラやクローン生成に関する計画の遅延を責め、そのなかで「計画が頓挫すればグエンを手にかける」と匂わせたのです。 みゆきはグエンのもとへ戻り一晩共に過ごしますが、その翌朝「関係を解消したい」と提案。グエンは反対するも、みゆきの意思は固くそのまま別れることに。みゆきは最後までその理由を明かしませんでしたが、この行動の裏には「グエンを守りたい」という意思があったものと思われます。
みゆきが令子に興味を持つ理由

自身の過去を追う、本作の主人公・鯨井令子。みゆきは彼女に強い興味を抱いています。彼らが初めて出会ったのは、蛇沼総合メディカル中心で行われた無料健康診断会でした。 みゆきは初対面でいきなり令子の顔にふれ、「体温もある。素晴らしい」と何とも意味深な発言をします。さらに「あなたの失った記憶は初めから存在しないのかもしれませんね」と語り、彼女が普通の人間とは違うことを匂わせました。 この後の展開で、みゆきが実在の人間をモデルにしたクローン、通称ジルコニアンの研究に関わっていたと判明。さらに、みゆきは「令子はジルコニアンでもクローンでもない特殊な存在」と明言しました。彼は令子の特異性に気付き、強い興味を持ち始めたものと思われます。
【声優】蛇沼みゆきを演じるのは置鮎龍太郎!

アニメ版『九龍ジェネリックロマンス』でみゆきの声を担当するのは、ベテラン声優の置鮎龍太郎です。『SLAM DUNK』の三井寿や『名探偵コナン』の沖矢昴をはじめ、有名キャラを多数担当。昨今も『青のオーケストラ』や『鬼滅の刃』など、様々な話題作に出演しています。
【実写】蛇沼みゆき役キャストは竜星涼!

実写版『九龍ジェネリックロマンス』でみゆきを演じるのは竜星涼です。2010年にドラマ『素直になれなくて』で俳優デビューを果たし、2013年には『獣電戦隊キョウリュウジャー』の主役に抜擢。近年も映画『ラストマイル』やNHK大河ドラマ『光る君へ』など、数々の話題作に出演しています。
『九龍ジェネリックロマンス』みゆきは幸せになってほしい!結末に期待
本作の根幹に関わる重要キャラとして、随所で意味深な言葉を残す蛇沼みゆき。 作中における彼の同行はもちろんですが、最も気になるのはグエンとの恋の行方。2人はいったいどんな結末を迎えるのか。今後の展開に注目していきましょう!