2025年3月21日更新

【ネタバレ】『わたしの幸せな結婚』最新話までの全話あらすじ!自尊心ゼロの美世は幸せになれる?

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わたしの幸せな結婚

和風シンデレラ漫画として話題を集めている『わたしの幸せな結婚』は、原作・顎木(あぎとぎ)、作画・高坂りとによる作品。2023年には目黒蓮と今田美桜がW主演の実写映画も話題となりました。 本作は名家のお嬢様として生まれながらも虐げられて育ち、自尊心すらも失った幸薄の少女・斎森美世(さいもりみよ)が主人公の物語です。 ささいな幸せすら手に入らぬ彼女は見合いに出されたことをきっかけに、少しずつ人として当たり前の幸せを手に入れていきます。 この記事では、そんな『わたしの幸せな結婚』のあらすじをネタバレありで紹介します。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『わたしの幸せな結婚』作品概要&あらすじネタバレ解説

『わたしの幸せな結婚』
(C)顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会

『わたしの幸せな結婚』は顎木あくみ(あぎとぎあくみ)が手掛ける恋愛小説で、もともとは「小説家になろう」に投稿されていた作品です。2018年にコミカライズ版の連載がスタートし、その翌年には富士見L文庫より小説第1巻が刊行。 年々ファンが増えていき、2023年3月には実写映画が公開され、同年7月にはアニメ放送もスタートしました。さらに朗読劇や舞台など、様々なジャンルに展開しています。 そんな本作の舞台は大正時代をモチーフにした架空の世界。鬼をはじめとする異形、それらを退治する異能者が存在する和風ファンタジーです。異能の家系に生まれた斎森美世(さいもりみよ)と久堂清霞(くどうきよか)が絆を深めていく姿、そして「異能心教」をはじめとする謎多き敵との戦いが描かれています。

【原作小説】1巻ネタバレあらすじ

異能者の家系に生まれたにも関わらず、何の力も持っていない斎森美世。母を早くに亡くし、父は別の女性と再婚。異能を持つ異母妹・香耶(かや)が生まれ、彼女の居場所はどんどんなくなっていきました。 家族から虐げられ、美世は次第に笑顔を忘れてしまいます。そんななか、香耶が幼馴染の辰石幸次(たついしこうじ)と婚約。これをきっかけに、美世は久堂家当主・清霞の婚約者候補として、家から追い出されてしまいます。 出会ったばかりの清霞と美世には距離がありましたが、2人は次第に惹かれ合うことに。そんななか、美世は自身が異能を持たない落ちこぼれと告白。これで見放されるか……と思いきや、清霞は「正式に婚約したい」と驚きの返答をしてきたのです。 美世は「わたし、ここにいたいです」と返し、清霞の想いを受け入れました。そののち、婚約をよく思わない香耶の横槍も入りましたが、それにも屈せず美世は清霞への愛を貫きます。2人は困難を乗り越え、改めてその仲を深め始めるのでした。

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【原作小説】2巻ネタバレあらすじ

清霞を支えるため、淑女教育を受けようと決心する美世。彼女は清霞の姉・葉月を家庭教師に迎え、勉強の日々を送り始めました。その一方で、美世は悪夢に襲われるようになり、日に日に衰弱していきます。そんななか彼女は町中で倒れそうになり、鶴木新(つるきあらた)という青年に助けられることに。 彼との出会いをきっかけに、美世の隠された秘密が明かされていきます。彼女の母・澄美(すみ)は「薄刃家(うすばけ)」という異能者家系の生まれでした。この家は「人心に干渉する特殊な異能」を受け継いでおり、力の使い方次第では国の存亡さえ左右できる危険な一族。 その能力の悪用を防ぐため表向きは別名を名乗っているのですが、その別名こそが「鶴木」。つまり、美世を助けた新は彼女と同じ家系、美世のいとこにあたる人物だったのです。そして、美世には自身や他者の夢に入り込む異能、「夢見の力」が宿っていると判明します。 一時は鶴木家が彼女を保護することになりますが、そののち清霞が敵との戦いで意識不明の状態に。美世は夢見の力で清霞を助け、彼のもとへと戻るのでした。

【原作小説】3巻ネタバレあらすじ

清霞と美世は、清霞の父・正清(ただきよ)が住む別宅に招待されます。清霞はその周囲で起きた事件調査も兼ねて、美世と共に父の家へ向かいました。そこには正清の妻・芙由(ふゆ)もおり、彼女は美世に対し厳しい態度を取ります。 美世は何とか芙由と打ち解けようと奮闘しますが、なかなかうまくいきません。その一方、清霞は「異能心教」という、謎多き新興宗教の関係者と遭遇。彼の周囲に不穏な影がちらつき始めます。 そんななか、鬼が人々に危害を加える襲撃事件が発生。清霞は現場へ向かい、美世はそれをサポートしようと襲われた人々の看病を買って出ます。美世はここでの献身的な働きを評価され、のちのち芙由に認められることになりました。 一連の騒動も一旦落ち着きますが、事態は思わぬ方向へ展開します。この事件のなかで異能心教の開祖・甘水直(うすいなおし)が薄刃家の分家筋で、美世の母・澄美の元婚約者候補だったと判明したのです。

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【原作小説】4巻ネタバレあらすじ

美世たちが帝都に戻ると、そこに甘水が現れます。どうやら彼は自身の婚約者だった澄美の娘、美世に対する深い執着を持っている様子。美世の安全を確保するため、彼女は清霞が所属する対異特務小隊の屯所で護衛されながら過ごすことになります。 美世の護衛役には陣之内薫子(じんのうちかおるこ)という女性隊員があてられました。彼女はもともと清霞の婚約者候補で、美世への嫉妬をにじませます。しかし、本心でぶつかり合ったことで2人は和解。良き友人として信頼関係を構築していきます。 そんななか、清霞がいない隙を突いて甘水が登場。甘水は薫子を脅迫し、彼女に侵入を手伝わせたようです。美世がここで連れ去られそうになりますが、間一髪で清霞が現れ誘拐の阻止に成功します。 その一方、姿を消した甘水は新にコンタクトを取っていました。彼は「異能心教の仲間にならないか」と声をかけ、新を味方に引き込もうと画策します。

【原作小説】5巻ネタバレあらすじ

甘水との戦いは一旦落ち着いたものの、異能心教との戦いは激化していくことに。彼らが狙うのは美世、そして「天啓」と呼ばれる未来予知に似た異能を持つ、帝位継承の最有力候補・尭人(たかいひと)。2人を守るため清霞たちが奔走し始めます。 そのなかで、美世の護衛として新が合流。心強い味方のはずですが、美世は彼の様子にただならぬ胸騒ぎを感じていました。そして、その不安が的中するかのように、予想外の事件が巻き起こります。 なんと軍本部が異能心教の手に落ち、清霞が捕らえられてしまったのです。しかも、清霞の前に現れたのは、敵側に寝返った新でした。連行されていく清霞は、「愛している、ずっとあの家で待っていて欲しい」と美世へ伝えます。 騒動後、美世は久堂家の本宅に匿われていましたが、清霞へ会いに行くことを決心。家を出て、敵の巣窟へと向かってしまうのでした。

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【原作小説】6巻ネタバレあらすじ

新に連行された清霞は軍本部の地下牢獄へ幽閉されます。光が届かない暗闇のなか、彼は美世のことを思い何とか正気を保っていました。そして彼女を守るため、あらかじめ用意していたある術を発動させます。 その一方、美世は清霞を助けようと軍本部へ向かっていました。するとそこで、清霞に似た少年と出会います。その少年こそが清霞の発動した人型の術式。美世は彼のアドバイスを受け、薄刃家・久堂家・対異特務小隊から協力を得ることに成功します。 何とか清霞との再会を果たしますが、そこで甘水との最終決戦が幕を開けることに。平和的解決を望む美世は夢見の空間で甘水を説得しようと試みるも、それは失敗に終わります。そして甘水が力づくで夢から目覚めた瞬間、現実に戻った彼の額を銃弾が貫きました。 発砲したのは新。彼は寝返ったふりをして、甘水の寝首をかこうと計画していたのです。美世の望むかたちにはならなかったものの、長かった戦いについに終止符が打たれたのでした。

【原作小説】7巻ネタバレあらすじ

一連の騒動も落ち着き、清霞たちはついに祝言をあげることに。美世はこの日を心待ちにしていましたが、いつになっても清霞が現れません。彼は対異特務小隊に持ち込まれた、とある呪物への対応に追われていました。 その呪物は伝説の異形と呼ばれる「土蜘蛛」の脚。この異形は清霞が軍人になるきっかけとなった、因縁深い化け物でした。彼は夜を徹して呪物の封印作業に取り掛かっており、式への到着が遅れていたのです。 事情を知らない美世は「このまま来ないのでは」と不安に襲われますが、そこに息を切らせた清霞が現れます。ギリギリのタイミングで間に合い、無事に婚礼の儀が執り行われることに。盛大な式と祝宴を終え、2人はやっと落ち着いた時間を過ごし始めます。 清霞と美世はついに正式な夫婦となり、甘い結婚初夜を過ごしました。その後も2人は仲睦まじく暮らし、清霞は「落ち着いたら新婚旅行へ行かないか」と提案。美世はあたたかな幸せに包まれ、満面の笑みを浮かべるのでした。

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【原作小説】8巻ネタバレあらすじ

8巻はこれまでとは違い、ショートストーリーを集めた短編集になっています。そのなかでも特に注目して欲しいエピソードが、清霞の過去を描いた『霖雨がやむとき』です。こちらには7巻にも話が出ていた、土蜘蛛との戦いが描かれています。 清霞はこの戦いで父のように慕っていた五道壱斗(ごどういつと)を亡くし、軍人となることを誓ったのです。彼のルーツを知るうえで、非常に重要な物語となっていました。 これ以外にも美世と清霞が久堂家の面々と過ごす『愛の証』や、複数の短編を集めた『掌編の玉手箱 いち・に』を収録。美世たちはもちろん、他のキャラクターにスポットが当たった話もあり、本作のファンにはたまらない1冊となっています。 気軽に読めるエピソードも多いため、本編のヘビーな展開にちょっと疲れたとき、息抜きにこちらを手に取ってみるのもおすすめです。

【原作小説】9巻ネタバレあらすじ

7巻・8巻に続けて登場した、伝説の異形・土蜘蛛。清霞がその封印場所へ行ってみると、そこは完全なもぬけの殻。どうやら土蜘蛛が結界を抜け出してしまったようなのです。 清霞は歴史の古い旧都へ向かい、そこで土蜘蛛封印に関するヒントを得ようと考えました。また、その都にいる久堂家の本家へ立ち寄り、結婚報告も行うことに。彼は美世を連れ、旧都へと向かいました。 すると、そこで驚きの事件が発生します。なんと美世が他国の異能者ユージーンに、誘拐されそうになったのです。清霞が助けに入り何とか阻止できたものの、今度は美世の夢にユージーンと、彼の仲間と思しきディアナという人物が現れました。 話を聞いてみると、ディアナは夢見の力を利用し、「神の降臨」を計画している様子。美世は協力を断りますが、物語に新たな敵の影がちらつき始めるのでした。

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【漫画版】1巻ネタバレあらすじ

1話

わたしの幸せな結婚

第1話はヒロイン・斎森美世が久堂清霞(くどうきよか)に挨拶をするところから始まります。 彼女は由緒ある異能の一家に生まれるものの、幼い頃に母親を亡くし父はかつての恋人と再婚。異能を持たない美世は、才色兼備な異母妹や実父から疎まれ、使用人同然の扱いを受けてきました。 ある時姉妹に縁談の話が舞い込みます。美世を唯一気にかけてくれる幼馴染の辰石幸次(たついしこうじ)を婿養子に迎えるという内容でしたが、その相手は美世ではなく異母妹の香耶(かや)でした。 唯一心を許せる幸次さえ異母妹に取られた美世には、冷酷無慈悲と噂される久堂家への結婚が言い渡されます。帰る場所さえ失った彼女は命尽きることだけを望みながら久堂家へと足を踏み入れるのでした。

2話

2話は母の形見を捨てられ義母につらくあたられる美世の悪夢から始まります。彼女は夢の中でさえも苦しんでいました。 ここで彼女の嫁ぎ先の詳細が明らかに。久堂家は異能持ちの名家中の名家で、その当主・清霞は少佐を務めるエリートです。挨拶の後、彼は美世に厳しい言葉を浴びせますが、それが当たり前だった美世は言われるままに受け入れます。 翌朝、美世は他にやれることもないため朝食を作ります。そこに清霞の親代わりでもある使用人・ゆり江が現れ、彼女の優しい人柄に美世はホッとするのでした。 清霞に食事を出しますが、美世は主より先に箸をつけてはならないと思って食事を取りません。その様子を勘違いした清霞は、食事に毒が仕込んであると疑い怒って出ていってしまいます。

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3話

3話は清霞目線で始まります。名家の当主である彼のもとにはこれまでも複数の嫁候補が、それぞれの思惑を持ってやってきていました。 そのため清霞は美世のことも警戒していましたが、美世の名家の出らしからぬ身なりや態度に、彼女がこれまでの嫁候補とは何か違うと感じます。 一方、美世は清霞に朝食の件を謝罪すると、清霞からも謝罪の言葉が返ってきました。実家での生活から謝り癖のついていた彼女は清霞の質問もすべて謝罪で返してしまい、ついに「もう謝るな」と言われてしまいます。 冷たい清霞の表情を怖いと思いながらも、体調や食事を気遣ってくれる清霞は実は優しいのかもしれないと思い始める美世。同時に彼女はそんな彼の妻にふさわしいのは、自分ではないと思うのでした。

4話

能力持ちの両親の間に生まれながら「見鬼の才(けんきのさい)」を発現できなかった美世は家の中で居場所を失っていきました。唯一親身になってくれた使用人の花も解雇されてしまったことを悪夢の中で思い出します。 翌日、再び朝食を作った美世。清霞が味を褒めると、料理を初めて褒められたと美世は大粒の涙を流します。清霞は彼女がお嬢様らしい生活を送ってこなかったと思い至り、事情を調べ始めることに。 斎森の家では辰石の当主が美世の父を問い詰めていました。美世の実母は異能の中でも特殊な人心に干渉する薄刃(うすば)家の者でした。たとえ美世に力が顕現していなくても、辰石家はその血が欲しかったのです。 薄刃の血が欲しいうえに、これ以上久堂家に力を持たせたくない辰石家は、どうにかして久堂家から美世を奪おうと考え始めます。

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5話

使用人から譲り受けた着物をこっそりと繕う美世。自分はここにいる資格がないと思いながらも、清霞やゆり江に嫌われたくないという矛盾を抱え始めます。 ある日美世は清霞に街へのお出かけに誘われることに。迷惑をかけるからと断る美世でしたが、押し切られる形で出かけることになります。 その夜美世の夢に実母が現れ、美世にメッセージを残すのでした。それは「あなたがもう少し大きくなったら……」というものでしたが、そこで美世は目覚めます。 翌朝、嫁入り時に持たされた一張羅の着物を着た美世は、ゆり江に化粧をしてもらうことに。綺麗に着飾った美世はいよいよ初めてのデートに出かけます。

6話

まずは清霞の職場・対異特務小隊(たいいとくむしょうたい)へ出向く2人。そこでは清霞の側近の五道(ごどう)と出会います。その後街に向かうと2人は色々な店を見て回ることに。 数年ぶりの街に静かにはしゃぐ美世に、清霞は好きなだけ楽しんでいいと優しい言葉をかけます。そして彼は目的地として久堂家が贔屓(ひいき)にしている呉服屋に彼女を連れて行くのでした。 普段農民以下の古着を繕って着ている美世に、清霞は着物を買ってあげたいと考えていました。清霞は自分の中に特別な感情が芽生え始めているのに気が付きます。 しかし彼は彼女の着物を作りに来たことを当人には伝えませんでした。何も欲しがらず遠慮するであろう彼女のことを考え、清霞は静かに店を出ます。

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7話

デートをする中で清霞は美世に、何でも言い合える仲になりたいと伝えます。美世も自分がここには長くいられないと思いながらも、もう少し一緒にいたいと願い始めました。 その晩、清霞は美世に櫛を贈ります。遠慮しながらも受け取った彼女は初めて笑顔を見せ、清霞はそれを愛おしいと感じるのでした。 斎森家の調査報告が届き、清霞は美世の境遇や彼女に異能がないことを知ります。彼女が謎の多い薄刃の血を引くことも知り、彼は久堂家としての対応を考えあぐねるのでした。 その頃、清霞の周りに怪しい影がちらつくように。誰かが鳥型の式を飛ばして彼の後をつけていたのです。清霞が式をいともたやすく燃やしたところで第7話は終わります。

【漫画版】2巻ネタバレあらすじ

8話

櫛のお礼に清霞に贈り物をしたいと考えた美世は、ゆり江に相談し、組み紐を編むことにします。その材料を買いに出かける美世に、心配だからと清霞はお守りを渡しました。 その頃、辰石の家では幸次が香耶にデートに誘われています。幸次は本当は美世に好意を寄せていましたが、親と一緒に彼女を虐げていた香耶との結婚を余儀なくされることに。 幸次は彼女と結婚することで、人知れず美世を守りたいと決意を新たにします。 ゆり江と街に買い物にやってきた美世は、誰かのために何かをするという幸せを噛み締めていました。清霞のことを考えながら、彼女は以前とは比べものにならないほど表情豊かに微笑んでいます。 ゆり江の用事が終わるのを待つ間、ひとり不安な気持ちになる美世。そんな彼女の前に現れたのは意地が悪そうに微笑む香耶と幸次でした。

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9話

美世の身なりを見て久堂家に捨てられたと踏んだ香耶は、彼女を罵ります。久堂家での生活を経て人間らしい感情を取り戻しつつあった美世でしたが、香耶の言葉で心は再び深い闇へ。 戻ってきたゆり江が、美世は清霞の未来の妻だとはっきりと香耶に伝えます。しかし美世の中では、自分は婚約者にふさわしくないという気持ちが膨らんでしまいました。 その頃清霞は斎森家に来ていました。清霞は当主に美世との正式な婚約を申し入れると同時に、これまで一家が美世へしてきた仕打ちへの謝罪を求めます。謝罪が飲めないのであれば縁を切ると申し出る清霞。 能力持ちの家系としては久堂家より格下となる斎森家は、苦渋の決断を迫られました。当主は時間が欲しいと返事をし、清霞は立ち去ります。その姿を帰宅した香耶が見ており、彼の美しさに視線を奪われるのでした。

10話

香耶と遭遇した美世はふさぎ込み、それから1週間自室にこもってしまうことに。 どうしてあげればいいか分からない清霞でしたが、彼女を大事にしたいという想いは芽生えていきます。部下の五道を使い、清霞はなにか計画を立てている様子です。 一方、美世は自室で贈り物の髪紐を作りながら、自分には見鬼の才すらなく結婚相手にふさわしくないことを清霞に伝えなければ……と悩んでいました。 そこに現れたのは美世の子供時代、唯一彼女の味方をしてくれた女中の花です。美世の味方をしたせいで斎森家を追い出された花は、その後幸せに暮らしていることを報告します。 花に今幸せかどうか問われた美世は泣きじゃくりました。彼女は初めて自分の意思で「ここにいたい」と思いながらも、異能も持たない自分はここにいられないと、その胸の内を涙とともに吐き出します。

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11話

美世をなだめながら花は、清霞が会える手はずを整えてくれたことを明かします。そして美世は清霞が真実を知っていたこと。そのうえで自分を捨てずに待ってくれていることに気づきます。 花に背中を押されて美世は清霞の元へ。彼女は自身が無能であることや生い立ちをさらけ出した上で、プレゼントの髪紐を差し出しながら清霞の言葉を待ちます。 初めて会ったときと同じ言葉をかけながら、清霞は今度は優しく美世を抱き寄せます。彼は結婚を考えていることを彼女に伝え、美世も幸せを噛みしめるのでした。 その頃、辰石家では当主がイラついている様子。近頃清霞を尾行している式を飛ばしていたのは彼であり、薄刃の血が欲しい辰石家は美世が久堂家から追い出されるのを待っていたのです。

12話

髪紐の礼にと清霞は美世に着物を贈ります。それは最初のデートの際にこっそりと見立てていたものでした。美世は健康状態も良くなり見違えるほど美しくなっていきます。 この日は花の送迎を担当してくれた五道への感謝を伝えるための宴が、美世の提案で開かれました。いい雰囲気で宴は終わり、美世と清霞の間にも以前より柔らかな空気が流れるようになります。 その夜、清霞は家の中で異能の使われた気配を感じます。そこには悪夢でうなされる美世の姿が。不安を口にする彼女を清霞は優しく抱きしめ、彼女が自分にとって必要な存在だと伝えます。 美世とのやり取りから、改めて彼女が胸に抱える傷の深さを清霞は思い知ることに。同時に彼女が家に来てから毎日見ているという悪夢の原因が、薄刃家の者の異能であると清霞は確信します。

13話

辰石家当主に言われるまま式を飛ばした香耶。彼女が式を通じて見たものは、見違えるほど美しく着飾った美世と、彼女と仲睦まじい様子で会話をする清霞の姿でした。 美世より上でならなければならないと育った香耶は、彼女と自分の立場を入れ替えるべきだと主張し始めます。 香耶は実父と幸次に話を持ちかけますが断られることに。腹を立てた香耶は辰石の当主の元へ急ぐのでした。 香耶が式で見たのは、屯所へ差し入れを持ってきた美世の姿でした。手料理を受け取った清霞は、美世に以前渡したお守りを持っているか確認します。 ところが帰り道で改めて確認すると、お守りを忘れてきていました。何かあるといけないと美世とゆり江はまっすぐ帰宅しますが、道中で何者かに美世が拐われてしまいます。

14話

お守りには式から美世の姿を隠す効果がありました。ゆり江の報(しら)せで美世の現状を知った清霞の元に、幸次が美世を助けて欲しいとやってきます。 幸次は清霞の元に来る前に、香耶と父の計画を聞き、父の真意を知ったのです。長年父が美世の現状を見て見ぬ振りをしてきたのは、すべて薄刃の血を手に入れるためでした。 しかし自分の力では父達を止められなかったため、清霞に助けを求めたのです。 辰石の家へ向かう道中、あまりに冷静な清霞の様子に幸次は疑念を抱きます。もし彼が美世を見捨てるなら、幸次は美世と心中することで彼女を救おうと決意。 しかし清霞は冷静ではありませんでした。屋敷に着くと清霞は異能で門を焼き払います。その横顔に幸次は怒りを感じとりました。いざ清霞が救出に向かうということろで14話は終わります。

【漫画版】3巻ネタバレあらすじ

15話

蔵で目を覚ました美世の前に現れたのは継母と香耶でした。継母は何度も美世を蹴り上げ、香耶は清霞との婚約破棄を迫ります。 美世はすべてを諦めれば楽になると知っていましたが、彼女の脳裏に浮かぶのは久堂家での愛おしい日々。美世は清霞だけは諦められないと、自分が彼の婚約者だと断言します。 一方で斎森家に乗り込んだ清霞は、美世の父に彼女への愛情がないことを確認。行く手を阻む斎森と辰石の当主を振り払い、清霞は美世の元へと急ぎます。

16話

美世の口ごたえに激昂した継母は、ついに美世の首を締めます。薄れゆく意識の中、美世はもっと清霞のそばで生きていたかったと思うのでした。 美世が気を失う寸前、清霞と幸次が助けにやってきます。清霞は美世を抱き上げ、継母と香耶への怒りを顕にするのでした。 これまで香耶の言いなりになってきた幸次も、初めて声を荒げました。幸次の美世への想いの深さに触れた香耶は、ショックを隠しきれない表情を浮かべます。

17話

美世が目覚めると清霞の家でした。斎森家が全焼したことや、家族のその後の様子を美世は聞かされます。 美世は清霞に頼み、実家の跡地へ連れて行ってもらいます。亡き母の大切な桜の木の切株に触れると、美世は指先にピリッとした不思議な痛みを感じるのでした。 辛い思い出が詰まった家に別れを告げ、帰り道では幸次とも言葉を交わした美世。過去にひとつの区切りをつけた美世は、清霞との明るい未来を見据えます。

18話

騒動を経て、美世と清霞は正式に婚約を交わします。平穏で幸せな日常を送っていると、そこへ美しい貴婦人の来客が。 美世が不思議に思っていると、彼女は清霞の姉・久堂葉月だと名乗り、清霞に美世の先生を頼まれてやってきたと言います。 清霞に相応しい淑女になるための勉強をしたいと言っていた美世の願いを、清霞が叶えようと動いてくれていたのです。 一方で、ある屋敷では陛下と呼ばれる老人が恨み言を吐きながら横たわっていました。そこに美しい青年がやってきます。彼は「例の許可」が欲しいと、老人になにかの許可を請うていました。 老人はそれを許可すると、部下を呼びつけ「オクツキの霊」を使った何らかの作戦の実行を命じ「必ずやあの異能は潰すのだ」と唇を噛み締めます。

19話

2ヶ月後のパーティーへの参加を目標にレッスンをすることになった美世。美世はやる気満々ですが、清霞は彼女の顔色が優れないことが引っかかっていました。 夜中寝ている美世から放たれる異能の気配は、日増しに濃くなる一方。しかし清霞にもその正体ははっきりと分からず、うなされる彼女の手をそっと握ってやることしかできない自分を歯がゆく思います。 当の美世は毎晩の悪夢のせいで、寝不足が続きます。しかし淑女になるためにも頑張ろうと、美世は気持ちを入れ替えて葉月のレッスンに取り組むのでした。 葉月から「お義姉さん」と呼んで欲しいと言われたことで、美世は姉の嫌な記憶がフラッシュバックしてしまいます。そして仲睦まじい様子の清霞と葉月に対して感じたもやもやは、幸せな家族への羨望であることに気付くのでした。

20話

清霞は上司・大海渡征(おおかいとまさし)に呼び出され、「オクツキ」と呼ばれる異能者たちの墓が荒らされた事件の報告に危機感を募らせます。異能者は死後、成仏しきれず暴走する危険があるため、それをオクツキという禁域にて封じているのです。 後日、2人は辰石家の新当主となった辰石一志(たついしかずし)と合流、ある場所へ向かいます。 3人は帝の子の1人・尭人(たかいひと)に謁見。彼は帝の一族に受け継がれる異能・天啓を受け継いだ人物で、国に降りかかる厄災を知ることができる未来予知の力を持っています。 尭人はオクツキの封が破られた一件に触れ、誰かが命を落とす戦いになる可能性を示唆。誰が死ぬかは視えないものの、不穏な事件が起きようとしていることは確かなようです。

【漫画版】4巻ネタバレあらすじ

21話

日に日に顔色が悪くなる美世でしたが、本人が頑張ろうと意気込んでいるうえに相談もされないため、清霞はなすすべなく彼女を見守るしかありません。 具体的な解決策が見つからないまま、目標のパーティーが近いということで、美世は葉月・ゆり江とともに街で作法の実践をしようと出かけます。この頃には美世は悪夢に加え、嫌な幻覚を見るようになっていました。 街では葉月も美世も特訓の手応えを感じました。ところが真夏の炎天下を歩き回った美世は、連日の寝不足もあって目眩を起こして倒れかけてしまいます。 倒れる美世を受け止めたのは、栗色の若い紳士でした。スマートな対応は、どこかの御曹司のよう。しかし謎の青年は、美世と別れた後、意味深な鋭い視線を彼女に送っていたのです。

22話

清霞のもとに宮内省から派遣された鶴木新(つるきあらた)という男がやってきます。彼は街中で美世を助けたあの青年でした。 自らを交渉係と自称する鶴木は、貿易会社を営む一族の御曹司。オクツキ事件の霊回収の協力を求める指令を持ってきたのです。彼のうさんくさい笑顔に、清霞は違和感を感じます。 仕事が増えていく傍ら、清霞は美世の悪夢に対処するため母方の薄刃家について調査を進めていました。薄刃家については謎が多く、その異能も詳細は不明です。 調査書には、美世の実母・薄刃澄美と同じ名を持つ「鶴木澄美」という名前が載っていました。清霞は直感的に怪しいと感じ、鶴木家について調べることにします。

23話

美世は離婚歴のある葉月に、結婚生活について尋ねてみます。葉月は明るい調子で当時のことを話しますが、その内容は決して明るいものではありませんでした。 社交的で明るい葉月でもうまくいかなかった結婚生活を、自分なんかがうまく送れるのか。不安を感じる美世でしたが、それでも清霞の傍に居続けたいという思いは変わりませんでした。 ある晩、清霞は多忙を詫びたうえで、寂しいなら寂しいと正直に言ってほしいと美世に問います。気丈に「大丈夫です」と言う美世の腕を引き寄せると、清霞は「私は寂しいが、お前は?」と再度聞くのでした。 美世が寂しいと本音をこぼすと、清霞は優しくほほえみ「もっと本音を言え、全部受け止めてやる」と彼女を抱きしめます。

24話

鶴木が久堂家にやってきます。お茶を出す美世の不健康そうな顔色を見た鶴木は、美世の周りの者達を手厳しく非難し始めたのです。 体調不良を押して頑張っているのは美世自身の意思。それなのに周りの人達が悪者扱いされていることに美世は憤りを感じます。美世は思わず声を荒らげて、鶴木の言葉を遮るのでした。 なんの思惑があるのか、美世と久堂家との関係を乱すような言動をする鶴木。真意が読めない鶴木は、帰り際「俺ならあなただけの役割をあげられます」という意味深な言葉を残して去っていきました。 美世に接触した鶴木は、清霞にも「婚約者をあのようにはしない」と指摘。これまで美世の意思を尊重してあえて見守ってきた清霞は、痛いところをつかれてしまうのでした。

25話

多忙な清霞を見かねて、五道は彼を帰宅させます。帰宅した清霞が久々に見た美世は、この家に来た頃のようにすっかりやつれたものでした。 その姿にショックを受けた清霞は「こんなことになるならお前に勉強の機会を与えるのではなかった」と言い放ちます。清霞は彼女に頼ってもらいえない自分を苛立たしく感じていたのです。 しかしその言葉は、美世が悪夢で見たものであり、彼女の頑張りを否定するものでした。体調不良で倒れる美世を清霞が抱きとめますが、2人の心はお互いを思うゆえにじわじわとすれ違っていきます。 一方で、美世の母と鶴木家の間になんらかの繋がりがあったことが判明。清霞は鶴木が美世をなんらかの目的で狙っていると警戒を強めます。

26話

清霞にガッカリされてしまったと思い込み、気落ちする美世。そんな中、清霞は彼女を「とある場所」に連れて行くと言い出します。やがて到着したのは、なんと鶴木家のお屋敷でした。 その後、客間で待っていたふたりのもとに、鶴木家の当主である老人が現れます……。 老人は美世を目にした瞬間に、彼女の母である澄美とよく似ていると呟きます。そして、澄美が自身の娘であることを明かすのです。 つまり、鶴木家の当主は美世の祖父であり、鶴木家の正体は薄刃家だったという事実が判明しました。しかしなぜ、一族は「薄刃」を「鶴木」と偽って生活していたのでしょうか。まだまだ謎は深まるばかりです。

【漫画版】5巻ネタバレあらすじ

27話

薄刃家が隠れるように生活してきたのは、一族の中に「夢見の力」と呼ばれる強力な異能を持つ者が生まれるからでした。夢を通じて他者の精神を操作し、過去現在未来を見通すこともできるという力……。そしてまさにそれを持っているのが美世なのだといいます。 薄刃家の人間は美世を守るためと言って、彼女を渡すよう清霞に迫ってきますが……? 美世をめぐって新から戦いを申し込まれた清霞。彼はその強力な異能で新を圧倒しますが、新の「幻影を操る力」で精神的な揺さぶりをかけられ、敗れてしまいます。 その光景をすぐそばで見ていた美世は、「だんなさま」と口にしながら悲しみの涙を流しました。一方の清霞も、美世を失って悔しげな表情です。

28話

家に帰った清霞は、姉の葉月に怪我を治してもらいながら、彼女から容赦ない説教を食らっています。 戦いに負けたから美世を連れ帰る資格はない、それに薄刃家にいたほうが彼女のためでもある――そんな風にこぼす清霞に対し、葉月は「お馬鹿!」と繰り返し、美世のことを全然わかっていないと怒りを見せるのでした。 葉月のキツい言葉の数々のおかげで目が覚め、美世を取り戻すため薄刃家に乗り込むことを決意した清霞。しかしそんな中、部下の五道から「緊急事態」と言って仕事の連絡が入ります。 それを聞いた清霞は「隊長」の顔に戻り、任務をすべて終わらせてから愛する人のもとへ向かうと意思を固めます……。

29話

一方、美世は薄刃家で籠の鳥のような生活を送り始めていました。身に着けるものも、異能の訓練のためといって巫女の装束を用意され、清霞がくれた大事な着物を返してすらもらえません。 おまけに新は物腰こそ柔らかですが、美世が「旦那さまと話したい」というと暗い目で睨みつけてくるなど、底の知れない人物です。 薄刃の人間としてたくさんの掟に縛られた生き方をしてきたにもかかわらず、自身には「役割」がないと嘆く新。彼は自身の空っぽさを埋めるために美世を利用しようとしている節があります。 新は美世に対しプロポーズまがいの発言をしたうえ、「絶対に逃がさない」とまで言っています。清霞はあまり悠長なことを言っている場合ではなさそうです。

30話

清霞のことが気になって何も手につかず、食事すらまともにとる気になれない美世。そんな中、当主である祖父があらわれ、彼女をいかに家族として大切に想っているか語って聞かせます。祖父はずっと美世を助けたいと思いながらも、事情があってそうできなかったというのです。 その話を聞き、美世は「家族」というものについて改めて考え始めます。 薄刃家の人間と出会えたありがたみを感じつつも、美世の中にいつもあるのはやはり清霞の存在です。 美世は清霞と家族になりたいという想いを改めて噛み締め、そこでようやく決意を固めます。彼にふさわしい人間になれるよう、自分の意志で異能の使い方を学ぶことにするのでした。

31話

清霞は数日かけてなんとか任務を終え、早速美世のもとへ向かおうとしていました。しかしその時、封印しきれていなかった異形が隊員に襲いかかり、清霞は助けに入ります……! 一方の美世は祖父の指導のもと、異能の訓練を始めていました。清霞が自身を受け入れてくれるかはわからないと思いつつ、それでも前に進もうとする彼女の瞳には、強い意志が宿っています。 そんな中、美世は清霞が異形にやられて倒れたという話を聞いてしまいます。絶望しかけた彼女でしたが、拳を強く握りしめると「旦那さまの元に行きます」と宣言。周りの制止など振り払っていきそうな勢いです。 すると新は弱々しい表情になり、「ここにいて…」とすがるように懇願してきて……?

32話

新の懇願に心を痛めながらも、美世は決して譲ろうとしません。それを見た祖父は責任が自分が取ると言って彼女を送り出し、新も最終的には彼女の意志を尊重してくれます。 その後家に戻った美世が目にしたのは、床に臥してぴくりとも動かない清霞の姿でした。触れた手は冷え切っていましたが、呼吸は安定していたため、美世はひとまずほっと息をつきます。 新によれば、清霞は怨念にのまれてしまったとのこと。さらに怨念は人の心に巣くうものだからこそ、心そのものに干渉できれば治せるかもしれないといいます。 つまり美世が持つ「夢見の力」こそ、清霞を助けられる唯一の方法ということです。果たして美世は、訓練し始めたばかりの自身の異能を使いこなせるのでしょうか……?

『わたしの幸せな結婚』原作小説と漫画版の違いはある?

わたしの幸せな結婚、小説版、書影1~6巻

結論から言うと、原作小説と漫画版にはほとんど違いがありません。漫画化する際に削られたシーンなどが多少あるものの、ストーリーの本筋は小説に準拠。原作を忠実に再現しています。 ただ、原作小説の方が各キャラの心情を細かく描写しているため、より深く登場人物の気持ちや行動原理を理解できるでしょう。逆に漫画版はキャラの表情や動きなどがはっきりわかるため、視覚的な理解はこちらの方がはかどるはず。 原作小説と漫画版に大きな違いはありませんが、表現の違いにより印象が変わる場面などがあるでしょう。

『わたしの幸せな結婚』最終回はどうなる?

原作小説は2024年11月現在で8巻まで発売されています。そこから本作の結末を予想してみましょう。 人付き合いがうまくない美世と清霞は、時々すれ違ったりうまく想いを伝えられなかったりしながらも、ゆっくりお互いの気持ちを通わせ合っていきます。ところが異能心教という組織の魔の手が、美世に迫ることに。6巻では清霞が投獄されてしまい、今後は美世が彼を助けることになります。 タイトルでハッピーエンドは約束されている作品ですが、異能周りのことが収束しないと幸せな結婚生活は訪れないでしょう。異能に目覚めた美世が自分の力を信じて清霞を助け、2人で手を取り合って事態を解決。美世を狙う者たちが一掃された状態で、ようやくハッピーエンドを迎えるのではないでしょうか。

『わたしの幸せな結婚』異能一覧

久堂清霞 念動力 雷や火 , 氷を操る
斎森美世 夢見の力:あらゆる人間の夢に入り精神操作や洗脳などをできる 実力次第で「天啓」に及ぶ力を得られる可能性も?
斎森真一 風を操れる(実写版)
斎森香耶 見鬼の才:異形を目視できる 式:紙を使って視覚を共有したり自身の分身を作ったりする
薄刃澄美 精神感応
薄刃新 幻を操る
久堂葉月 傷や怪我を治すことができる
甘水直 五感操作:相手の五感を狂わせる
辰石幸次 念動力
辰石一志 解術:異形にかけられた術や縄などを解除できる
帝と堯人 天啓:国の厄災を事前に知る

本作にはさまざまな異能が登場しますが、中でも派手なのがやはり「当代最強」と恐れられる清霞の能力。雷に火、氷とまるで異なる属性の攻撃を、それもかなりの出力で放つことができます。美世が拉致・監禁された際には、その能力を存分に駆使して敵たちを圧倒していました。 また、美世の能力は今後の成長次第で国を揺り動かすレベルのもので、ふたりそろって実力者であることが明らかです。上に並べた異能をざっと見ても、ふたりに比べるとどうしても地味に思えてしまいますね……。

目黒蓮×今田美桜のW主演で映画化決定!アニメ化も

『わたしの幸せな結婚』の実写映画が2023年3月17日(金)より公開されます。 主演を務めるのは、目黒蓮と今田美桜。目黒蓮といえば、ドラマ『silent』での演技が記憶に新しいですね。今田美桜はどちらかというと強気がちだったり、ザ・明るい子のイメージが強いので、今回美世をどう演じるのかに注目です!

アニメ版は2023年7月より放送開始

映画だけでなく、2023年7月クールでのアニメ放送も決定している本作。 斎森美世役には上田麗奈、久堂清霞役には石川界人がそれぞれ抜擢されています。PVでは、美世の幸薄そうな雰囲気と清霞の凛とした空気感がよく伝わってきました。本編の放送が今から楽しみですね!

作者・顎木(あぎとぎ)あくみってどんな人?なろう垢がBANされた

『わたしの幸せな結婚』の原作小説を執筆したのは顎木あくみです。彼女はもともと「小説家になろう」に作品を掲載していましたが、2020年3月に自身のTwitter上で同サイトのアカウントが停止されたことを報告しました。 彼女の説明によると「小説家になろう」を8年間ほど利用しており、その間に何度かアカウントの消去や登録を繰り返していたとのこと。その理由はそのときの作品が気に入らず、アカウントごと消去していたからだそうです。 その過程で何かしら規約違反に該当する状態が生まれてしまったのではないかとのこと。彼女は故意ではなかったもののそういった状況になってしまったため、以降は別サイトへの掲載に移行しています

『わたしの幸せな結婚』今どこで連載中?

「小説家になろう」でのアカウント停止後『わたしの幸せな結婚』は「カクヨム」で番外編のみ掲載されています。 本編は現在「カクヨム」でも「小説家になろう」でも読むことができないので、KADOKAWAより刊行されている小説版を購入する必要があります。

漫画版はガンガンONLINEで連載中

漫画版『わたしの幸せな結婚』は「ガンガンONLINE」にて連載中です。1話を2回に分けての更新で、アプリでは先行公開されています。ウェブで公開終了した話数もアプリでは公開されているので、ストーリーを追うならアプリがおすすめです。

漫画&小説『わたしの幸せな結婚』をお得に読む方法は?

漫画&小説『わたしの幸せな結婚』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70%オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。 この機会に是非コミックシーモアで『わたしの幸せな結婚』を一気読みしてくださいね!

漫画『わたしの幸せな結婚』を今すぐ無料で読む方法の調査結果!

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※配信状況は10月16日時点のものです。
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調査の結果、2023年10月現在、漫画『わたしの幸せな結婚』を今すぐ全巻無料で読む方法はありませんでした。 電子書籍サービスでは、コミックシーモアのほか複数のサイトで配信されています。 コミックシーモアでは、新規会員登録時にどの作品にも使える70%オフクーポンが配布されており、このクーポンを利用することで『わたしの幸せな結婚』もお得に読むことができます。

『わたしの幸せな結婚』を違法サイトで読むのは絶対にやめよう!

違法NG

海賊版サイトで『わたしの幸せな結婚』のzip・rar・pdf・rawなどのファイルが違法アップロードされていたとしても、絶対に利用するのはやめましょう。

海賊版の漫画サイトは利用しただけで犯罪になる可能性があります。軽い気持ちで漫画を閲覧したとしても、最悪のケースだと刑事罰を科されることもあるのです。元々違法アップロードの規制対象は、音楽と映像のみでした。しかし、2021年1月の法改正により漫画、雑誌など全ての著作物に適用されるようになったのです。

さらに海賊版サイトにはデバイスのウイルス感染や、クレジットカード情報が不正に抜き取られるなど、犯罪に巻き込まれるリスクさえはらんでいます。安全に漫画を読むためにも、公式なサービスの利用を心がけましょう。

令和3年1月1日から、インターネット上に違法にアップロードされたものだと知りながら侵害コンテンツのダウンロードを行う行為が幅広く違法となります。刑事罰の対象となる場合もあります。

『わたしの幸せな結婚』ネタバレで話題沸騰の本編に追いつこう!

『わたしの幸せな結婚』のあらすじをネタバレありで紹介しました。美世の心の傷はわずかな年月では癒せないものでしょう。だからこそ清霞との出会いが彼女をどう幸せに導いてくれるのか、最後まで見守りたくなる作品です。 漫画版は高坂りとの作画が美しく、和風な雰囲気も水彩画調を得意とする彼女の絵柄とぴったり合っています。生気のない目をしていた美世の表情が少しずつ豊かになっていく様子に、思わず涙がこぼれる読者も多いでしょう。 今後ますます注目度が上がるであろう『わたしの幸せな結婚』。この機会に漫画や原作小説を手にとってみてはどうでしょうか。