映画『顔を捨てた男』あらすじ・キャスト解説!A24×セバスチャン・スタンで贈る風刺スリラーが公開に

A24×セバスチャン・スタンで贈る『顔を捨てた男』が、2025年7月11日に日本公開となります。 「顔を変えたら人生も変わる?」というルッキズムを扱った風刺的作品。その衝撃的な内容にアメリカでは4館から265館にまで上映館が増加、異例のヒット作となりました。 この記事では『顔を失った男』(2025)のあらすじやメインキャスト、見どころを紹介します!.
映画『顔を捨てた男』作品概要・あらすじ
タイトル | 『顔を捨てた男』 |
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公開日 | 2025年7月11日(日本) |
上映時間 | 112分 |
監督 | アーロン・シンバーグ |
キャスト | セバスチャン・スタン , レナーテ・レインスベ , アダム・ピアソン |
映画『顔を捨てた男』のあらすじ
顔に極度の変形を持つ俳優志望のエドワード(セバスチャン・スタン)は、隣人イングリッド(レナーテ・レインスヴェ)への秘めた恋心を抱えながら、それを抑えて生きてきました。 エドワードは人生を一変させるべく、新薬の治験を受け「新しい顔」と「成功」を手に入れます。しかし束の間の幸福は、突如現れたかつての自分の面影を宿す男・オズワルド(アダム・ピアソン)によって脆くも崩れ去りました。 「ルッキズム」という現代の病巣を、A24らしい鋭い視点とブラックユーモアで抉り出すスリラー作品です。
映画『顔を捨てた男』キャスト・登場人物解説

エドワード役/セバスチャン・スタン

本作の主人公で治療後のエドワードを演じたのは、セバスチャン・スタンです。本作ではA24が参入する前から、プロデューサーとして制作にも加わっており「大きな愛着がある」作品だと語りました。 2011年から「アベンジャーズ」シリーズのバッキー・バーンズ役を務めており、そのほかに『ブラック・スワン』(2010)や『オデッセイ』(2015)など話題作に数多く出演しています。
イングリッド役/レナーテ・レインスヴェ

エドワードが恋する劇作家のイングリッド役は、ノルウェー出身のレナーテ・レインスヴェが務めました。 監督がレナーテのために脚本を書いた「わたしは最悪。」(2023)でブレイク。同作でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した、演技力抜群の女優です。
映画『顔を捨てた男』監督・スタッフを解説

映画『顔を捨てた男』の監督・脚本を務めたのは、米国出身の劇作家アーロン・シンバーグ。自身も上唇が割れる「両唇口蓋裂」の手術を受けており、その経験から外見や個性に関する作品を手がけるようになりました。 2018年公開の監督2作目『Chained for Life(原題)』で注目を集め、同作で「神経線維腫症」の俳優アダム・ピアソンを起用。本作『顔を捨てた男』でも、メインキャストの1人として再びタッグを組んでいます。
映画『顔を捨てた男』見どころ解説

本作最大の肝は、主人公エドワードの前に突如現れる「オズワルド」の存在でしょう。人生を謳歌し始めたエドワードの前に現れた彼は、まるで過去の自分を鏡で見たかのように瓜二つなのです。 自信がなく、陰鬱な日々を送ってきた過去のエドワードとは対照的に、眩いばかりに生きるオズワルド。その強烈な存在は、エドワードの生活と心を崩していきます。 整形や加工が当たり前となった、外見至上主義な現代を風刺する本作。終盤のエドワードとオズワルドによる対話は、外見や他人からの評価に囚われた、現代人の行く末を示唆しています。
映画『映画『顔を捨てた男』の公開日は2025年7月11日!

映画『顔を捨てた男』は、2025年7月11日にいよいよ日本公開です! A24とセバスチャン・スタンという、現代の映画シーンのど真ん中にいるタッグが実現した本作。オズワルドに狂わされたエドワードはどこまで落ちてしまうのか、劇場で確かめてください。