「サカモトデイズ」作者の死亡説は本当?鈴木佑斗(すずきゆうと)先生の過去作・経歴から人気の理由を紐解く【SAKAMOTO DAYS】
アニメ版も好評を博し、その人気がどんどん加速している漫画『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』。実はそんな本作の作者・鈴木祐斗先生に関する死亡説が囁かれているって知っていましたか? この記事では死亡説の真相に迫るほか、鈴木先生の経歴や過去作などを紹介していきます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「サカモトデイズ」の作者のプロフィール・経歴をおさらい
名前 | 鈴木祐斗(すずきゆうと) |
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大学 | 東京藝術大学(日本画科) |
家族 | 妻(子供の有無は不明) |
趣味 | 不明(バスケ・映画・アートなどに興味あり?) |
『SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ)』の作者・鈴木祐斗(すずきゆうと)。高校時代から美術に興味を持ちはじめ、浪人生活を経て東京藝術大学日本画科へ入学。そこで絵に関する技術を学び、卒業後はアーティストスタジオに入社しました。 映像作品の絵コンテなどに携わったのち、一念発起し漫画家を目指そうと決意。漫画の腕を磨いていき、2019年に『骸区(がらく)』で念願の商業デビューを果たします。 私生活についてはほとんど明らかになっていませんが、過去のコメントから妻がいると判明済み。また、かつてバスケットボール部に所属していた点からバスケ好き、藝大にいた経歴や『SAKAMOTO DAYS』内の描写から映画やアートに興味があると推測できます。
「サカモトデイズ」作者の死亡説は本当?

結論から言うと、鈴木先生は死亡していません。死亡説が流れだした原因は主に2つあると考えられます。 1つ目が別の漫画家との混同です。実は2023年に「サカモトデイズ」と似たタイトルの漫画『坂本ですが?』の作者・佐野菜見先生が逝去されました。この情報が誤ったかたちで広まり、鈴木先生の死亡説に繋がったと推測できます。 2つ目が「サカモトデイズ」の休載です。2024年10月に本作が初めて休載となり、一部ファンのあいだで「重病説」が囁かれました。これが死亡説を後押しし、ネット上に誤情報が氾濫。検索候補にも「死亡」などのワードが出るようになり、この説が広まったと考えられます。
「サカモトデイズ」作者の過去作から作風をおさらい
2019年4月 | 『骸区(がらく)』(読切) |
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2019年9月 | 『ロッカールーム』(読切) |
2020年11月~ | 『SAKAMOTO DAYS』(連載中) |
鈴木先生は『SAKAMOTO DAYS』を含め3作品を発表しています。2019年4月に読切作品『骸区』でデビューし、2年と経たないうちに連載を開始。初掲載から長く苦しむ漫画家も多いなか、異例のスピードで連載枠を獲得しています。 ここからはそんな鈴木先生の過去作を紹介!各作品の概要や魅力を解説していきます。
鈴木祐斗先生のデビュー作『骸区(がらく)』
鈴木先生のデビュー作『骸区(がらく)』。こちらは「敵意」に反応して何でも斬ってしまう危険な老父と、彼を利用して邪魔者たちを殺そうとするチンピラを描いたアクション漫画です。 日本刀を使う老父の戦闘シーンは圧巻の出来映え。力強い筆致と緊迫感あふれる描写で、多くの漫画ファンを唸らせました。派手なアクションが魅力的な『SAKMOTO DAYS』の原型とも言える作品です。
読切の『ロッカールーム』はドラマにもなっている?
2作目の読切作品『ロッカールーム』。こちらは『骸区』から作風が大きく変わり、「欲しいものを何でも出してくれるロッカー」を扱った都市伝説的な物語になっています。このロッカーを使い続けた主人公が迎えた、予想外の結末に驚愕した人も多かったはず。 本作はその不可思議かつ恐怖感をあおるストーリーが評価され、2020年に『コインランドリー』というタイトルでドラマ化。『世にも奇妙な物語 '20秋の特別編』内で放送されました。
『SAKAMOTO DAYS』人気の理由は?
『SAKMOTO DAYS』が人気となっている1番の要因は「アクションシーンのかっこよさ」だと思われます。 本作には数多くの殺し屋たちが登場し、それぞれが常軌を逸した離れ業を披露。その動きを読者にわかりやすく、尚且つ派手さを損なわずに描き切る。鈴木先生の超ハイレベルな画力があるからこそ実現できる、唯一無二の戦闘シーンを楽しむことができます。 また、シリアスさとコミカルさを併せ持つストーリーも魅力的。肩ひじ張らずに作品を楽しめる、「読みやすさ」も人気を支える要素のひとつになっています。
「サカモトデイズ」作者の鈴木佑斗先生はコメディとシリアスのバランスが上手い
『SAKAMOTO DAYS』はもちろん、その他の読切作品も全てハイクオリティな鈴木佑斗先生。 高い画力と物語作りの巧みさを兼ね備えており、全作品にそれぞれ違った面白さが詰まっています。これを機に、鈴木先生の過去作を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか!