『宇宙兄弟』ネタバレあらすじを完結まで解説!ムッタとせりかは結婚したのか最終回432話の結末がわかる
『宇宙兄弟』は2026年6月に全46巻432話で完結しました。18年半にわたって描かれた南波六太と日々人の物語が、ついに結末を迎えています。 この記事では、1巻の宇宙飛行士選抜試験から最終回432話までを巻ごとにネタバレ解説します。ムッタとせりかは結ばれるのか、宇宙に投げ出されたムッタは助かるのか、ALSを患ったシャロンとの約束は果たされたのか。この3つの答えを記事の前半に置いています。 冒頭の表から読みたい巻に飛べるので、原作を読んだところの続きから追えます。アニメは原作19巻までが映像化済みで、その続きがどこからなのかもまとめました。
| 【原作漫画】読みたいネタバレ巻数をクリック | ||
|---|---|---|
| 1~3巻 | 4~6巻 | 7~9巻 |
| 10~12巻 | 13~15巻 | 16~18巻 |
| 19~21巻 | 22~24巻 | 25~27巻 |
| 28~30巻 | 31~33巻 | 34~36巻 |
| 37~39巻 | 40~42巻 | 43~45巻 |
| 46巻 | ||
タップできる目次
- 『宇宙兄弟』あらすじ【ネタバレなし】
- ムッタとせりかは結婚する?2人の恋の結末をネタバレ解説
- 『宇宙兄弟』宇宙飛行士選抜試験編:1-9巻ネタバレ解説
- 『宇宙兄弟』兄弟の再起編:10-21巻ネタバレ解説
- 『宇宙兄弟』月面ミッション編:22-33巻ネタバレ解説
- 『宇宙兄弟』地球帰還編:34-46巻ネタバレ解説【最終巻】
- 『宇宙兄弟』最終回(432話)をネタバレ&感想!ついに堂々完結!
- 『宇宙兄弟』の宇宙開発はどこまで本当?大人に刺さる見どころ
- アニメ『宇宙兄弟』は原作19巻まで!続きは20巻188話から読める
- 実写映画『宇宙兄弟』のキャストは小栗旬と岡田将生!結末は原作と違う
- 『宇宙兄弟』は全46巻432話で完結!18年半の物語が辿り着いた結末
『宇宙兄弟』あらすじ【ネタバレなし】

| 作者 | 小山宙哉 |
|---|---|
| 巻数 | 全46巻 |
主人公の南波六太(なんばむった)とその弟・日々人(ひびと)は、幼い頃に将来一緒に宇宙飛行士になろうと約束します。大人になり、約束通り夢を叶えた日々人に対し、兄の六太はうだつの上がらない日々。 会社もクビになってしまった六太は、弟から届いたメールをきっかけに、再び宇宙を目指すことに。一度は夢を諦めた六太は、果たして宇宙飛行士になれるのか。兄弟を中心に宇宙飛行士や宇宙を目指す者たちのドラマが描かれていきます。
ムッタとせりかは結婚する?2人の恋の結末をネタバレ解説
先に結論を書きます。最終回でムッタとせりかが結ばれる展開は描かれません。結婚も、交際が始まったという明示もないまま物語は幕を閉じます。 ムッタは宇宙飛行士候補生の同期である医師の伊東せりかに好意を寄せており、作中で度々アプローチを試みてきました。せりかは恋愛にかなり鈍い人物ですが、ムッタを意識する描写は繰り返し描かれています。ISSの廃棄を巡る署名運動では、自分の人生をISSに賭けていることを一番わかってくれている相手としてムッタを受け止めました。 427話のサブタイトルは「なんの告白」。多くの読者が、最終回で二人が恋人か夫婦になるのではないかと期待していました。 最終回にその答えはありません。ただし地球へ帰還したムッタが病室で思い描く未来のなかに、せりかと宮古そばを食べに行き、次のデートを約束する場面が出てきます。ムッタが想像した光景であって、そうなったと確定して描かれたわけではありません。
『宇宙兄弟』宇宙飛行士選抜試験編:1-9巻ネタバレ解説
ムッタ再起をかけた宇宙飛行士選抜試験(1巻~3巻)
2025年、ヒビトは日本人初の月面滞在クルーに選抜されます。対するムッタはそんな弟がコンプレックスとなっており、自己肯定感の低い大人になっていました。上司とのトラブルから無職になったムッタのもとに届いたのは、ヒビトが勝手に出していたJAXAの宇宙飛行士選抜の書類審査通過の知らせ。 恩師であるシャロンの後押しもあり、再び宇宙を目指すことを決めたムッタ。伊東せりかや真壁ケンジといった志を同じにする仲間でありライバルと出会いながら、ムッタはなんとか2次試験を通過。 3次試験は2週間、5人組で閉鎖環境ボックスで生活するというもの。A班はムッタの他、福田、新田、古谷、せりかというメンバーが集まりました。
ムッタ最終面接でヒューストンへ(4巻~6巻)
3つの班は閉鎖空間で様々な課題に取り組みます。閉鎖空間では課題のほかに、受験者のストレス耐性もチェックされていました。 グリーンカードと呼ばれる極秘司令によって起きたトラブルによって班の空気が悪くなることもありましたが、最終日にはA班はムッタを中心にいい雰囲気に。5人のうち2人を選ぶ方法は、ムッタの提案でじゃんけんとなりました。 その結果、選ばれたのは新田とせりか。ムッタとケンジはJAXA選抜枠で合格を果たし、ヒューストンで最終試験の面接を受けます。 一方ヒビトの打ち上げの日も近づきます。ムッタは弟に思い出のDVDを渡し、いつか自分で取りに行くから月に置いてきてほしいと伝えます。
ムッタ宇宙飛行士候補生になる(7巻~9巻)
ついにヒビトを乗せたロケットが離陸。ムッタは泣き笑いながらヒビトの月面着陸の瞬間を見つめます。当のヒビトは「イェ~~~!」と日本人初の偉業のプレッシャーを感じさせない明るさで月面に降り立ち、ムーンジャンプを披露。その一言は大ブームとなりました。 ムッタも無事合格。ケンジやせりかと共に宇宙飛行士候補生となりました。 ところがその頃、月面ではトラブルが発生。任務中にヒビトが月面の谷に落ちて、音信不通となってしまったのです。ヒビトの酸素残量は残り80分。 ムッタはヒビトの性格から行動パターンを推理し助言。それを受けて先輩飛行士の吾妻がNASAに口添えをしてくれたおかげで、無事ヒビトは生還することができました。
『宇宙兄弟』兄弟の再起編:10-21巻ネタバレ解説
ムッタNASAでの合同基礎訓練がスタート(10巻~12巻)
NASAでの合同基礎訓練がスタート。訓練教官のビンセント・ボールドのもと、砂漠でのサバイバル訓練をはじめとした過酷な訓練をこなしていくムッタたち。この訓練期間で毎回脱落者が出るとあって、かなりハードな内容ですが、なんとかムッタたちは乗り越えます。 続く訓練はキャンサットの打ち上げ大会に参加すること。ムッタはこの訓練を通して、優秀な技術者であるピコ・ノートンからも評価を得ます。 一方、兄弟の恩師である天文学者のシャロンに異変が。難病のALSであることが発覚したのです。それを知ったムッタは、シャロンの夢である月面望遠鏡を建設させるためにも、自分が少しでも早く月に降り立つことを決意するのでした。
ヒビトパニック障害リハビリ編(13巻~15巻)
ヒビトは地球に帰還。ムッタも基礎訓練をやりとげ、正式に宇宙飛行士となります。ISS(国際宇宙ステーション)のバックアップクルーにも選ばれたムッタですが、これを辞退。シャロンのプロジェクトのためにも、月面滞在クルーを目指すことを改めて決意します。その座はせりかに譲りました。 ムッタはバギー改良に携わり、功績を挙げます。その結果、地球上でもっとも月面環境を再現しているとされるNEEMO訓練への参加が決定。 その裏で人知れず苦悩を抱えていたのはヒビトでした。彼は事故のせいでパニック障害になっていたのです。ロシアでリハビリをするも完治せず、NASAでは名誉職へと追いやられてしまいます。
ムッタ月への一歩!バックアップクルー選出(16巻~18巻)
NEEMO訓練に参加したムッタとケンジ。ムッタは高い評価を経て、「次に月に行く日本人は君だ」とCES-62バックアップクルーに選ばれます。 ムッタのクルーは曲者揃い。リーダーとなるエディは、ヒビトを月へと推薦してくれた亡きブライアンの兄で大ベテランの宇宙飛行士です。エディは参加を渋っていましたが、ヒビトが月面で見つけたブライアンの置き土産の話を聞いて、ようやくムッタたちの前に現れます。 パニック障害と向き合ってきたヒビトも再起をかけた試験に挑むことに。その過程でムッタにもようやくパニック障害のことを打ち明けることができました。仲間のエールもあって、ヒビトは久々に宇宙服を着て笑顔を見せます。
ヒビトはNASAを去りロシアへ(19巻~21巻)
ムッタが順調な一方、ヒビトはまだ暗闇の中にいました。パニック障害を克服しても、NASAにはこれ以上ヒビトを起用する意思はありませんでした。 ヒビトはムッタに「月面で会おう」とメールを送ると姿を消します。ヒビトはロシアで改めて月を目指すことにしたのでした。 半年後、CES-62は無事打ち上げられます。シャロンの月面望遠鏡計画が正式にNASAに採用されたと知り、ますますムッタは次のCES-66へのアサインを熱望。しかしNASAマネージャーのゲイツは、エディ率いるジョーカーズにチャンスをやる代わりにと無理難題をふっかけます。 1億円経費削減案の提出とISS廃止の署名を集めることを求められたジョーカーズでしたが……。
『宇宙兄弟』月面ミッション編:22-33巻ネタバレ解説
ムッタ擁するジョーカーズがついにアサイン(22巻~24巻)
ムッタはISS存続の署名を集めていました。そこでは突き返されてしまいますが、ムッタの情熱はゲイツの心を動かすことに。 その後、ゲイツの元同僚との偶然の再会も手伝って、ゲイツは蓋をしていた宇宙への情熱を思い出し、ジョーカーズ起用にGOサイン。ムッタの夢が大きく前身します。 ムッタの仲間たちも次々と夢を叶えます。せいかはISS搭乗、ケンジと新田は有人小惑星探査ミッションに選抜、やっさんこと古谷は福田の会社の民間宇宙飛行士に。 月まで50日を切って、ジョーカーズの1人、カルロが黙って姿を消してしまいます。苦楽をともにした仲間と月を目指したいムッタたちでしたが、控えのモッシュのクルー入りという決定がくだされるのでした。
ムッタついに月面に立つ(25巻~27巻)
直前でモッシュに怪我があり、カルロが復活。25巻ではついにムッタたちジョーカーズを乗せたCES-66が打ち上げられます。着陸時にトラブルが起きるものの、ムッタの活躍で事なきを得ました。 そしてついにムッタ月面へ!「イェ~~~」なヒビトの次とあって、日本中のメディアがその第一歩に注目する中、なんと転んでしまうムッタ。最初の一歩ではなく、最初の一手を刻みました。 ときを同じくして、シャロンの容態が急変。ムッタのテイクオフをBGMに人工呼吸器装着のための手術を受けます。 27巻はせりか回。悪意あるデマによって炎上してしまい、ALS治療薬開発の実験を中止に追い込まれてしまいます。
シャロン月面天文台建設が始動(28巻~30巻)
誹謗中傷にも負けず、せりかはついに実験を成功させ、多くの人に希望を与えます。ジョーカーズはシャロン月面天文台建設準備を進めることに。 ムッタたちは人類未踏の月の裏側に足を踏み入れます。宇宙開拓のワクワクが味わえる展開が続きます。 地球からは天文台用のスーパーコンピュータSHARONが到着。ところが太陽フレアによる磁気嵐がまもなくやってくるというタイミング。ムッタはSHARON回収に向かいます。 トラブルに見舞われるも、以前ヒビトが残したバギーのバッテリーと、ヒビトのトラブルから生まれた新アイテムに助けらえることに。 当のヒビトもロシアでの訓練を経て、月へ向かうイヴァンのバックアップクルーに選ばれます。
ムッタとフィリップたった2人きりの月面作業(31巻~33巻)
磁気嵐は地球にも影響を及ぼすほどの大規模なもので、月面基地も停電してしまいます。ジョーカーズは船外活動ができない間にアームロボを完成させており、事態が落ち着くと作業を再開するのでした。 5日後に地球帰還が決まり準備を進めるも、そのなかでクルーの1人ベティが大怪我を負い、肺に穴が開くという大トラブルが発生。カルロが地上の医師の指示を仰ぎながらどうにか手術を成功させますが、依然危険な状態です。そこでジョーカーズは緊急帰還チームと天文台建設チームに分かれることに。 残るのはムッタとフィリップに決まります。ムッタは帰還するエディからコマンダーの証である時計を渡されるのでした。
『宇宙兄弟』地球帰還編:34-46巻ネタバレ解説【最終巻】
ヒビトがムッタ救出ミッションメンバーに(34巻~36巻)
帰還するAチームは月面を離脱するも帰還船とドッキングできず、ムッタたちBチーム用の船にドッキングします。ベティの容態も悪化し、急きょISSにに立ち寄り緊急手術を行うことに。無事手術は成功し、2週間ISSに滞在することが決まります。 帰還船がなくなったBチームですが、ついにシャロン天文台を完成させました。点灯式の様子は神秘的でもあり、実に感動的です。 地上では2人を地球に戻すための緊急プロジェクトが立ち上がっていました。それはNASAがロシアからソユーズを譲り受け、福田のいる民間企業スイングバイが打ち上げるというもの。その救出ミッションにヒビトとアズマが選ばれます。ついに兄弟の月面での対面が叶いそう!?
ムッタのピンチに仲間が集結(37巻~39巻)
Aチームは無事地球に帰還。Bチームは食糧を乗せたルナランダーが80キロ離れた地点に着陸してしまうというトラブルに見舞われます。2人がそれを回収するためのシミュレーションチームが地上で発足。ビンセントや新田、ケンジたちが集結します。 仲間のおかげで無事ルナランダーに到着。そこには寄せ書きも入れられており、宇宙に2人きりとなったムッタたちにエールを贈ります。このシーンは本当に感動的でした。シャロン天文台の初観測も無事に成功し、ムッタたちも安堵の表情を浮かべます。 そしていよいよヒビトたち救出クルーの出発が近づいてきます。ヒビトはNASAに立ち寄り、かつての仲間たちとの再会も果たし、残すは月に行くだけです。
ムッタとヒビトがついに月面で対面(40巻~42巻)
幼い兄弟がずっと待っていた瞬間が40巻で訪れます。着陸の直前、ロシアの宇宙局と音信不通になってしまうトラブルが発生。 ヒビトが無事到着したのか、気になってムッタがクレーターに登ると、向こうからヒビトたちの姿が……。ついに月面で再会を果たしたムッタとヒビト。いまの心境を問われたムッタは「We are “Space brothers”(私たちは宇宙兄弟です)」と答えます。 合流した6人は帰還前に月面の水質源調査を実施。月で水を見つけるという世紀の大発見をしたり、兄弟でシャロン天文台のアンテナの交換をしたり。天文台では2人での写真も撮れました。 あとは帰還するだけと思いきや、帰還船のハッチの向こう側は煙に包まれていて!?
ムッタ&ヒビト2人だけの最難関ミッション(43巻~45巻)
火災は無事消化するも、6人分の酸素が足りない状況に。ヒビトとムッタがソユーズに乗り移り帰還することになります。最後の最後に2人は無重力環境での船外活動という最難関ミッションに挑むのでした。 先に乗り移ろうとジャンプするヒビトをつないでいた命綱が切れて、ヒビトが宇宙に放り出されそうになります。その瞬間、ヒビトを助けてムッタが宇宙空間を漂う羽目に。ムッタは宇宙を漂いながら死を覚悟します。 対する各組織やヒビトは諦めていません。ヒビトはたった1度きりの接近できるチャンスで、救助ネットを投げます。酸素残量も減り意識も朦朧とするなか、ムッタは弟の声を頼りにネットをなんとか掴むのでした。
兄弟が辿り着いた場所(46巻・最終巻)
ヒビトの奮闘により、何とか救出されたムッタ。その後もトラブルに見舞われますが、2人は無事に地球へ戻ります。 帰還船から引き上げられたムッタは海を見て、「帰ってきた……!」と生還の喜びを噛み締めました。その後、ムッタたちは療養のため病院へ滞在。そこでシャロンや仲間たちと再会を果たします。 騒ぎがある程度落ち着いた後、ムッタは「地球を感じたい」という理由でヒビトと病院を脱走。自転車に乗り、ビーチへ向かいました。楽しい時間を過ごした2人は、自転車にまたがって帰路へ。笑顔を浮かべながら、再び走り始めるのでした。
『宇宙兄弟』最終回(432話)をネタバレ&感想!ついに堂々完結!
422話から426話のネタバレ:宇宙に投げ出されたムッタの救出
月からの帰還船がトラブルに見舞われ、ムッタとヒビトは別の船へ移ることになります。その途中、二人をつないでいたラッシングベルトが切れ、422話でムッタは宇宙空間へ投げ出されました。遭難は6時間以上に及び、ムッタは何度も絶望に襲われます。 ヒビトは関係各所と連携しながら、宇宙船ソユーズをムッタの軌道に合わせる高難度のミッションに挑みました。助けられるチャンスは一瞬。ヒビトはその瞬間をものにし、ムッタは投げられた救助ネットを掴みます。 救出されたムッタの体力と精神は限界に近づいていましたが、兄弟はソユーズで地球へ帰還を果たしました。426話では二人がヒーローインタビューを受け、世界中が奇跡の生還を祝います。 幼い頃に交わした「一緒に宇宙飛行士になろう」という約束が、弟が兄を宇宙で救うという形で結実した場面でした。
427話から431話のネタバレ:地球帰還とシャロンとの再会
地球に戻ったムッタとヒビトは、宮古島の病院でリハビリ生活を送ります。427話「なんの告白」では、せりかとの関係に動きがありました。 ここで大きく描かれるのがシャロンとの再会です。ムッタが月面天測望遠鏡を完成させたことを知ったシャロンは、パソコンを通じて「必ず帰ってきてください」「ついでにハグもしてくれたら最高です」とメッセージを送っていました。二人はここで「地球で再会する」という新しい約束を交わしています。 429話でムッタたちはようやく帰ってきた実感を得ます。そして430話、ムッタの入院先をシャロンが訪れました。ALSでピアノを弾く力も声も脚力も失っていたシャロンが、約束どおり地球で待っていたのです。 431話でついに再会が果たされます。シャロンは二人にまた会えたことが人生でいちばん幸福な瞬間だと伝え、ムッタは涙ぐみながらシャロンを抱きしめました。地球での再会とハグ、その両方の約束が果たされた場面です。
【最終回432話ネタバレ①】これからの未来
病院を抜け出し、自転車で街に出たムッタとヒビト。ムッタは滞在している宮古島の自然、もっと言えば「地球を感じたい」と願い、この脱走計画を実行しました。2人は久々の自由を満喫し、突然の大雨でさえ楽しんでしまいます。 そんななか、ムッタはこれからの未来に想いを馳せていました。せりかと宮古そばを食べに行き、次のデートも約束する。ケンジと新田が小惑星探査へ向かい、シャロンは新薬の効果で少しずつ回復。自分はヒビトと一緒に、カルロム洞窟居住区建設ミッションを任される……。 全て叶うとは思わないが、全てが叶わないわけでもない。ムッタの心には沢山の希望があふれていました。
【最終回432話ネタバレ②】宇宙飛行士になれた理由
ビーチに辿り着いたムッタとヒビトは、海を眺めながら他愛ない会話を交わします。そのさなか、ムッタは地球に帰還する途中で見せた、自分の人差し指同士を合わせるポーズをしていました。ヒビトがそのポーズの理由を尋ねると、ムッタは「セルフE.T.だよ」と返答。 彼は地球へ突入する際、意識が朦朧としてしまい、そこでとある夢を見たとのこと。そのなかで、かつてシャロンに言われた、「あなたが宇宙飛行士になれたのは、あなたが“あなた”だったからよ」という言葉が浮かんできたと語りました。 セルフE.T.のポーズには、「俺が“俺”と出会った」という意味が込められていたようです。気が付けば日は暮れており、2人は自転車で帰り道へ。笑い声をあげながら、彼らは再び走り始めるのでした。
ケンジや新田たち仲間のその後はどうなった?
ムッタの入院中、仲間たちもそれぞれの道を進んでいました。真壁ケンジと新田零次は、小惑星「314225AN41」の探査ミッションに選ばれています。ケンジの次女「安」の名前は、この小惑星の名にちなんだものです。 伊東せりかは北村絵名とともにISSへのアサインを受けました。ヒビトはロシアで月面探査バックアップクルー「トルストイ4」に選ばれており、そこで積み上げた技術がムッタの救出につながっています。 ただし最終回の時点で、ケンジたちはまだ小惑星へ発っていません。ムッタが病室で思い描く未来のなかに、二人が探査へ向かう光景が出てくるだけです。 仲間たちの到達点をきっちり描き切るのではなく、これから続いていく道として置いたところが、この作品の締めくくり方でした。
最終回感想
『宇宙兄弟』の締めくくりにふさわしい、何とも明るく爽やかな最終回。 物語開始当初、ムッタは弟へのコンプレックスを抱えており、自信が持てていませんでした。しかし、最終回では「自分だからこそ宇宙飛行士になれた」と思えるほどに成長。ムッタの大きな変化を感じさせる、感動的なエピソードに仕上がっていました。 そして何より印象的だったのは、ムッタとヒビトが自転車に乗るラストシーン。まるで、「これからもムッタたちは前に進み続ける」と、示唆するような場面。最後まで読者の背中をそっと押してくれる、本作らしい結末に感動してしまいました。
『宇宙兄弟』の宇宙開発はどこまで本当?大人に刺さる見どころ
『宇宙兄弟』が長く読まれてきた理由は、宇宙開発の描写が実際の取材に支えられているところにあります。3巻の26話「3次元アリ」で語られる宇宙アリの寓話は、宇宙飛行士の野口聡一が作者の小山宙哉に実際に話した内容です。アニメ版では野口本人が声を担当しました。 描かれるのは打ち上げの華やかさだけではありません。選抜試験の閉鎖環境試験、NASAでの基礎訓練、月面基地のコスト削減交渉といった地味な工程が丁寧に積み上げられていきます。 ヒビトのパニック障害やシャロンのALSのように、宇宙飛行士が抱える弱さや理不尽も避けずに描かれました。夢を諦めかけた31歳の会社員が主人公だという設定も、大人の読者に刺さり続けた理由です。
アニメ『宇宙兄弟』は原作19巻まで!続きは20巻188話から読める
テレビアニメ『宇宙兄弟』は2012年4月1日から2014年3月22日まで、全99話が放送されました。描かれたのは原作19巻までです。 アニメ第98話「最強の宇宙飛行士」が原作185話にあたり、最終話の「人生可変、約束不変」は原作にサブタイトルが存在しないアニメオリジナルの締めくくりになっています。 アニメの続きから読むなら、原作20巻の188話「RICK」からです。ビンスとピコが新型月面着陸船に亡き親友の名を付ける場面から始まり、ムッタが月を目指す流れが本格的に動き出します。全46巻のうちアニメ化されたのは19巻までなので、残り27巻ぶんは原作でしか読めません。 2026年8月時点で、アニメ続編の制作は発表されていません。公式サイトのアニメ紹介も第1期のみの記載です。なお劇場版『宇宙兄弟#0』は2014年8月9日に公開されており、脚本を原作者の小山宙哉が手がけた、原作にない前日譚が描かれます。
実写映画『宇宙兄弟』のキャストは小栗旬と岡田将生!結末は原作と違う
実写映画『宇宙兄弟』は2012年5月5日に公開されました。監督は森義隆、脚本は大森美香。ムッタを小栗旬、ヒビトを岡田将生が演じ、せりか役に麻生久美子、真壁ケンジ役に井上芳雄が起用されています。興行収入は15.7億円でした。 JAXAの全面協力のもと筑波宇宙センターで、さらにNASAケネディ宇宙センターでもロケが行われ、野口聡一とバズ・オルドリンが本人役で特別出演しています。 原作とは構成が違います。ムッタのJAXA宇宙飛行士選抜試験と、ヒビトの日本人初となる月面着陸が、同じ時期に並行して起きる出来事として描かれます。ラストは南波兄弟が同じロケットで月へ打ち上げられる場面で、原作の結末とは別物です。吾妻滝生は未登場で「死ぬ覚悟はあるか」は星加が問う。ダミアンの生死も実写では不明です。 主題歌はコールドプレイの「ウォーターフォール〜一粒の涙は滝のごとく」。日本映画への楽曲提供は、これが初めてでした。
『宇宙兄弟』は全46巻432話で完結!18年半の物語が辿り着いた結末

『宇宙兄弟』は2026年6月、全46巻432話で完結しました。宇宙に投げ出されたムッタはヒビトに救われ、シャロンとの再会の約束を果たし、自分が自分だったから宇宙飛行士になれたのだと気づきます。 せりかとの関係に明確な答えは出ませんでしたが、ムッタが思い描く未来にはその続きがありました。仲間たちの道も、まだ途中のまま前へ伸びています。 アニメで描かれたのは19巻まで。続きが気になったら、20巻からの27巻ぶんが待っています。

















![モーニング 2026年27号 [2026年6月4日発売]](https://imps.link-ag.net/imp_product_link/27c5f0/24e91216?banner_url=https://cmoa.akamaized.net/data/image/title/title_0000100757/VOLUME/100001007570522.jpg)
![モーニング 2026年28号 [2026年6月11日発売]](https://imps.link-ag.net/imp_product_link/27c5f0/24e91216?banner_url=https://cmoa.akamaized.net/data/image/title/title_0000100757/VOLUME/100001007570523.jpg)


