【相関図あり】「緊急取調室」のキャストを一覧で紹介!大杉連の代役はだれ?

天海祐希主演の人気シリーズ「緊急取調室」。田中哲司や小日向文世といった名優が脇を固め、毎話登場する豪華なゲスト被疑者との緊迫した対決が見どころです。 2025年10月には第5シーズン、12月26日からはシリーズ完結作となる映画『緊急取調室 THE FINAL』の公開を控え、再び注目を集める本作。 この記事では「緊急取調室」キャストを相関図付きで一挙に紹介します! ※この記事は「緊急取調室」各シリーズのネタバレを含みます。
ドラマ「緊急取調室」のメインキャスト一覧【相関図付き】

真壁有希子役/天海祐希

天海祐希演じる真壁有希子(まかべゆきこ)は、警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の取調官。元々はSIT(特殊犯捜査係)で交渉役を担ったエリートでしたが、ある事件での失敗を機にキントリへ異動となりました。 取調室では、強い口調や共感、時には仲間すら騙すほどの巧みな演技で相手を揺さぶり、事件の真相を暴きだします。その一方で、殉職した夫の死の真相を追う中で見せた弱さや、2人の子供を育てる母親としての顔も併せ持つ、人間味溢れるキャラクターとして視聴者を魅了しています。
梶山勝利役/田中哲司
田中哲司演じる梶山勝利(かじやまかつとし)は、キントリを指揮する管理官。中間管理職として組織のしがらみに苦しみながらも、冷徹な判断力と決断力でチームを率いています。キントリ解散後は、捜査一課の管理官として活躍、シーズン5から再び指揮を執ります。 有希子をキントリに抜てきした張本人であり、彼女とは同期の間柄。取調前の「皆さん、出番です」はシリーズを代表する名台詞となりました。
小石川春夫役/小日向文世
小日向文世演じる小石川春夫(こいしかわはるお)は、公安部出身でキントリきっての頭脳派刑事、愛称は「春さん」です。常に笑顔を絶やさない飄々とした人物ですが、その本心を窺い知る者はいません。 被疑者には物腰柔らかく接する「飴」役を得意としながら、鋭い洞察力で相手の嘘を見破り、じわじわと追い詰めていきます。キントリ解散後は警察学校・教官として後進を育てていました。
中田善次郎役/大杉漣
大杉漣演じる中田善次郎(なかたぜんじろう)は、「ホトケの善さん」の愛称で親しまれるキントリの人情派刑事。少年課出身で、どんな凶悪犯も更生できると固く信じています。シーズン3で警察官を退職したため、キントリからも離れています。 取り調べでは誠実に被疑者と向き合い「情」をもって心を開かせるスタイル。シーズン4では、中田の息子である警乗警察官・山上善春が登場しました。
玉垣松夫役/塚地武雅
塚地武雅演じる玉垣松夫(たまがきまつお)は、サイバー犯罪対策室所属の画像解析エキスパート。愛称は「タマちゃん」です。退職した中田善次郎の後任としてキントリに参加しました。 その卓越した解析スキルで、時には画像から被疑者の心理を読み解くことも。シーズン4ではサイバー犯罪対策室に異動しますが、2020年のドラマスペシャルでは、再びキントリに戻っています。
菱本進役/でんでん
でんでん演じる菱本進(ひしもとすすむ)は、マル暴一筋の経歴を持つ、見た目も言動も強面な刑事。チームでの愛称は「菱さん」です。 取り調べでは、荒っぽい手法で被疑者を追い詰める「鞭」の役を担います。当初は有希子を「おばはん」と呼び邪険に扱っていましたが、次第にその実力を認め、口は悪いながらも名コンビに。キントリ解散後は、運転免許試験場で免許課主任として充実した日々を送っていました。
監物大二郎役/鈴木浩介
鈴木浩介演じる監物大二郎(けんもつだいじろう)は、捜査一課の刑事で、渡辺と「もつなべコンビ」を組む係長。 手柄を横取りしていくキントリを敵視し、「俺たちはパシリじゃねぇ!」と息巻くのがお決まりのパターンです。プライドが高い反面、凄惨な現場に弱いなど度量の小さい一面も。文句は言うものの、熱い正義感から結局は捜査に協力してしまう、どこか憎めない存在の男です。
渡辺鉄次役/速水もこみち
速水もこみち演じる渡辺鉄次(わたなべてつじ)は、捜査一課の警部補で、上司の監物と「もつなべコンビ」を組んでいます。恐怖を知らない怪力が自慢で、敬愛する監物の命令には絶対服従する一面も。 猪突猛進なタイプですが、キントリとの協力を厭わない合理的な一面もあり、監物を支える優秀な部下です。シーズン4では、山上の教育係も担っています。
「緊急取調室」シーズン1の重要なキャスト
シーズン1で登場した真壁匡(眞島秀和)は、元刑事で有希子の夫。ドラマ開始時点で、すでに故人となっていました。匡が追っていた「警備部情報漏洩事件」と、殉職の真相がシーズン1全体の主軸です。また、夫の存在が有希子を突き動かす大きな原動力となっていました。 そして、事件の黒幕の1人が、警視庁刑事部長・郷原政春(草刈正雄)。郷原はキントリの設立者であり、有希子の能力を買い、本庁勤務に推薦した恩人でした。しかし、その裏では有希子の亡き夫・匡の死に関わっており、シーズン1におけるラスボスとしてキントリの前に立ちはだかります。 そのほか、有希子の子どもとして真壁奈央(杉咲花)、真壁則行(秋間将汰)も登場。2025年公開の映画『緊急取調室 THE FINAL』では、シーズン1で高校生だった奈央が、救急救命士として活躍します。
「緊急取調室」シーズン2の重要なキャスト
シーズン2では、郷原に代わって警視庁刑事部長になった磐城和久(大倉孝二)が登場します。 梶山をライバル視しており、キントリのやり方を快く思っていませんでした。第8話と最終話の前後編で描かれた「拳銃強奪事件」では、犯人のターゲットとなりますが、有希子が身を挺して守ったことで、難を逃れます。 この「拳銃強奪事件」は5年前の「文京区女子高生ストーカー殺人放火事件」と繋がりがありました。捜査一課長・沢渡巌(三上市朗)の強引な取調べによって、無実の少年が拘置所内で自殺。 少年の父親で有希子の夫に瓜二つな峰岸允彦(眞島秀和)と、女子高生の父親・久保寺圭(鶴見辰吾)が共謀し、真犯人を追い詰めるため銃を強奪したのです。磐城が狙われたのは「開かれた警察」と公言しながら、允彦の声を無視したためでした。
「緊急取調室」シーズン3の重要なキャスト
第3シーズン1話の冒頭では、3人の同級生を毒殺した被疑者・北山未亜(吉川愛)が登場します。キントリが自供を引き出せないほどの強敵で、第9話・最終話で再び登場しました。なんと有希子に土下座まで強要しますが、有希子は断固として拒否します。 最終話では、ついにキントリが反撃。毒殺事件とは別の「同級生刺殺事件」の被疑者・藤井卓生(坂東龍汰)と未亜のつながり、そして事件の裏にいる元校長・染谷巌(吉田鋼太郎)の存在を見つけ出したのです。 未亜の殺害も明らかとなり、ラストでは有希子が「取調べが終わっても、あなた方の人生は続いている」と語りかけます。しかし未亜は、最後までふてくされた態度でした。
「緊急取調室」シーズン4の重要なキャスト
第4シーズンで強烈なインパクトを残したのは、大國塔子(桃井かおり)です。第1・2話、そして8話以降の物語に絡む重要人物。1話では、大國が飛行機ハイジャックの被疑者となりますが、爆弾は持っていませんでした。その一方で、伝説の演説を残した活動家であった過去が明らかになります。 2話では、過去の栄光にすがる孤独な人物であると判明。活動を支援していた唯一の人物・小暮しのぶが結婚を契機に支援を辞めることにカッとなり、殺してしまったと自白します。 そして、8話ではその大國が獄中死する急展開に。その裏には、国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の出世欲、そして宮越を貶めようとする弁護士・羽屋田空見子(大塚寧々)、2人の思惑が関係していました。
大杉連は退職 後任を塚地武雅が務める
シーズン1から主要キャストの1人・中田善次郎として活躍した大杉漣。しかし、2018年に急性心不全で亡くなったため、「緊急取調室」シリーズでの「善さん」は、警察官を退職する形でその役目を終えました。 その後任として登場したのは、お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅演じる玉垣松夫です。映画の舞台挨拶では「常に写真が部屋に飾られているので、いつも善さんも漣さんもいる感じ」と答えていました。
ドラマ「緊急取調室」のキャストを相関図とともにまとめました

ドラマ「緊急取調室」のキャストを相関図とともにまとめました! 天海祐希をはじめとした「キントリ」キャストはもちろん、被疑者を演じる桃井かおりや吉田鋼太郎といった超豪華なゲストも本作の魅力です。 2025年10月からの第5シーズン、12月公開の映画『緊急取調室 The Final』に合わせて、過去シーズンを振り返ってみてはいかがでしょうか。